東 恭弥 2017-07-12 00:49:21 |
![]() |
通報 |
…あぁ、
(振り返れば間髪入れずに唇が重なり、あまりのタイミングの良さに一瞬アクシデントなのではないかと驚いて。気付けばシャツは相手の手に渡っており、その平然とした態度から故意のことであると漸く理解し。何だか昨夜からキスばかりしている気がする。そんな事をぼんやりと考えていた時相手の声に意識を引き戻されると、指し示されたジーンズを頷きつつ手に取り相手の方へ歩み寄って。しかし相手の目の前でふと足を止めると、徐に手を伸ばしてシャツの裾を摘みひらりとそれを除け。引き締まった腹筋やら素肌が露になると、暫し無言で無遠慮に食い入るように見詰め)
…──ん、?
(体を繋げなかった代わりと言っては何だが、起床してからキス攻めを食らわせていることについて言及されなかったことに安堵。ありがたく拝借しようと手を伸ばすが相手の動きが止まれば何事かとこちらも一切の動きを止め、不意に裾を捲られると腹部に熱く注がれる視線を不思議に思うも制止せず、むしろ自分から見せつけるように相手に向かって前進し相手の気持ちに変化が訪れるようにとおまじないをかけて)
俺に抱かれる気になぁーれー。
(真剣に見入るあまり無意識に僅かに眉間に皺を寄せながらも頭では“良い身体してんな此奴”等と呑気な事を考えていて。しかし不意に互いの距離が縮まったのに気づくと咄嗟にその分だけ後退り、顔を上げて意図を問うように相手を見た時告げられた独り言にも似た言葉に勢いよくシャツの前を閉じ。そのまま黙々と釦を上まできっちり閉め切れば「早く着替えろ。」手に持っていたジーンズを相手に押し付けながら短く告げ)
トピック検索 |