ぬ 2017-06-09 00:35:34 |
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《ユダ皇国》
龍が守護すると伝わる国。龍の子孫である帝が国を治める。
・地理
国の中心にある皇都には、大きな河が流れており、皇宮を境に、北側が龍頭、南側が龍尾とそれぞれ呼ばれている。
龍頭、龍尾から東西に向かって水路が伸びており、一定区画ごとにセキを設けてある。これは水不足の際に、段階的に水を塞き止める為である。
内陸国で、主な周辺国は、東の夭国、南西のトルタナ王国、北のバラス帝国。バラス帝国との国境付近には霧の森と呼ばれる深い森が広がる。
・文化
服装は昔の朝鮮や中国のような衣装。髪の毛は男性女性問わず結ってあるが、中心部から遠ざかるにつれ服装、髪型共にラフなものへ変化し、その法則性は失われる。服の材質は、皇族や貴族が絹、一般市民は綿、外側地域では麻の他に簑、毛皮などが用いられる事が多い。
豊富な水を活かし稲作が盛んに行われる為、主食は米。香りのよい食べ物が好まれる傾向にある。肉は猪や鹿、雉や鴨等が多く、魚は川魚がポピュラー。少し値は張るが、夭国から仕入れられた海産物も一般で食べられる。甘いものや口当たりのよいものは総じて高価。
青は高貴な色とされ好かれる。その為、最も価値の高い鉱石は瑠璃。瑠璃は龍と並び、皇族の象徴とされ市民の憧れとなっている。
・軍隊
皇国直属の三部隊が中心。第一部隊は皇族の警護、第二部隊は国内の治安維持、第三部隊は国境警備が主業務。それぞれに歩兵と騎馬兵が存在し、目的に応じ、刀槍弓等を使用。また、裏では第四部隊と呼ばれる暗殺部隊が存在するという噂がある。
《夭国》
建国から日の浅い小国。ユダ皇国の人間が農耕技術や読み書きを教えに出入りしており、文化や言語はほぼ皇国の物と一致する。国土の東と南が海に面しており、海産資源が豊富。色鮮やかな物が好まれる傾向にあり、染め物の技術が発達している。装飾品によく使用されるのは、真珠や赤珊瑚、琥珀。
《トルタナ王国》
皇国と親交の深い国のひとつ。
広大な国土を持つが、その大半は西側の砂漠地帯。年中西から吹く砂混じりの風に悩まされている。東側の国境に連峰がある為、皇国はこの風の影響を受けない。
金や銀、様々な宝石の原石、象牙やなめし革などが採れる。肌が褐色で懐が深く、おおらかで豪快、派手好きな傾向にある。装飾品はジャラジャラつけるのがお洒落。独特の曲がった形の剣を使う他、象や駱駝も戦に使用する。
《バラス帝国》
一年中厚い雲が空を覆い、冬以外の季節が訪れることはない。その厳しい寒さから採れる穣は僅かで、他国を侵略し食料を奪うという性質を産むこととなった。
国民は老若男女問わず全て兵士で、闘う事が悦びであり、生き甲斐。白い肌に灰の髪、獣の皮を身に纏い冷酷無比な性格をしているという。強さこそが権力の象徴。
《霧の森》
入口付近は普通の森と変わらず、幾つか集落や村も存在するが、奥へ進むに連れて道は無くなり、生い茂る木々により日は殆ど差さなくなっていく。中心部にあたるユダ皇国とバラス帝国との国境付近には常に深い霧が立ち込めており、森に住む人々や国宝級の賢者、占い師でも太刀打ちできない。
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