結季 2017-06-02 23:06:17 |
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外へ出たとき、
その音や声が均一に混ざるように、自分がその中へ溶け込むように意識を集中させる。
そうすると、ひとつひとつが意志を持っている声や音のはずなのに、なだらかで、意味の無い、平坦なものになって聞こえる。
それを続けていると、人酔いが一気に加速して気分が悪くなるんだけど、その不思議な感覚が癖になって時々遊んでしまう。
傘をささなくてもさして問題のない雨降り
ぽた ぽたぽた
濡れるのには違いないのに、それが小さければ構わないというの。
ぽたぽた ぽたぽた
ほら、そんなことを言うから
ざあ ざあ ざあ
いつの間にか、強くなった雨にも気づかない。
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