い ば ら の み ち 。

今日一日聴いていたBGM
スネオヘアー / 共犯者

"月の果てまで逃げ切ってやる
君の細い手を導いて
この空もやがて雨になる
全部流してよ"

インタビュー記事によると駆け落ちの歌らしい。


柔らかでありながら直向きな力強さを感じる歌声。
その声音を聴くと確固たる意志で逃避行しているように感じる。しかし歌詞に注目すると、主人公そして"君"が惑ったり途方に暮れたりしている様子が垣間見える。
何かしらの葛藤を抱いてるロックが好きなもんで、改めて歌詞を読んでからずぶずぶと考察の沼にはまってしまった。


駆け落ちとはあまり関係無いが、この曲を聴いてハチクロ6巻を思い出した。
"真山"に片想いし思い悩む"あゆ"の姿を放っておけず、"野宮"は彼女を車で連れ去ってしまう。
野宮→あゆ→真山→リカさん(未亡人)っつー報われない図。登場人物みんな片想いがキャッチコピーだから仕方ない。

遠くまで連れ去ったのは良いものの、真夜中の観覧車を見てあゆは真山に想いを馳せる。ぽつりぽつりとその気持ちを語る彼女の声、そしてただ静かに耳を傾ける野宮。そんなこんなで夜が更けていくシーン。


「共犯者」の歌詞では
君の細い手を導いて→引きずって→導いて
になってるから、徐々に決意が固まっていったんだろうか。…無限ループも有り得るな。