一期一振 2017-05-28 12:27:41 |
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蛍丸殿…?ああ、例の連隊戦ですか。それはお疲れだったでしょう、私も後で礼を言いにいかなければいけませんな。( この蛍を短時間でどうやって集めていたのかと謎に思っていたが彼の言葉を聞けば納得した様子で。彼の提案に快く頷いてくれたのだろうと思えば後で礼を言いにいかなければと思いそう告げてはしばらくその光景を眺めていて)
なに、後で返しに行く時に改めて礼はするさ。…さーて、今度は鑑賞だけじゃなくて捕獲タイムだ!一番多く採ってこれた奴にはお菓子をやるぞーってな。( 真面目で恩義に厚い相手らしい返答にはは、と笑いながらその肩叩いて。そして蛍の光の余韻を楽しんでいる短刀達に向けて少し声を張り上げては懐から以前審神者から貰った苺味の飴玉をちらつかせて見せて、彼と長く行動を共にしてきたからか自分もすっかり恋人に似てきたな、と一人自覚し密かに内心苦笑しながら、 )
はははっ、ほらお前達頑張って蛍を沢山採るんだよ。ただし傷付けないように、彼らだって生き物だからね。( それからしばらく幻想的な風景を眺めていたが、突然彼が次は蛍を採ろうと言い出し懐から飴玉を出せばそれを弟達の目の前でちらつかせて。その光景はまるで自身を見ているように思えて笑いを零し。お菓子に目のない弟達はその言葉に我先にと部屋の中を飛び回る蛍達を採り始めて。一生懸命なのはいいがそれ故に蛍を傷付けてはいけないだろうと注意を促して )
ははっ、そら、あっちにもいるぞ!採った蛍はこの籠の中に入れてくれよー?( 己と違って細心の注意まで気の行き届く相手はやはり格別だとひっそりとその横顔盗み見て微笑んでは、楽しそうに夢中になって部屋の中あちらこちらと蛍採集に勤しむ皆へと自らも眺めながら楽しそうな声で誘導したりして。拝借した時の状態に戻せるようにと元々蛍の入っていた籠を掲げてはまだまだ頑張れとにこやかに応援しつつ見守って、 )
おや、鶴丸殿?少々失礼、( 賑やかに蛍採りをしている弟達を微笑ましく眺めながらそれに時々参加する彼を見ていると髪に蛍が止まっているのに気付いて。声を掛けると一度断りを入れてから彼のそばに寄ると髪にとまっていた蛍をそっと優しく採り籠へと入れて )
お?…ははっ、鶴に蛍がとまるとは。こりゃ驚きだな。( 少しずつ減っていく光にあっちにもいるぞこっちにも来たぞと声を投げていれば不意に近付いた距離に無意識的に僅か胸が高まるも、その手が髪に触れたかと思えば一匹の蛍が捕えられていて。籠へと戻されていく様を見て愉快そうに吹き出せば相手と顔見合わせてにっと笑いかけ、 )
ははっ、そう滅多に見られるような光景ではありませんな。( 彼の髪にとまっていた蛍を取ってやれば彼らしい返答が帰ってきて思わず笑いを零して。そのふたりの光景を見ていた乱がニヤニヤといいものを見てしまったと言わんばかりの表情で『あーあ、この部屋が一気に熱くなっちゃったような気がするなー、』とわざとらしく手を扇ぎながらそう言っているのを見れば『み、乱…!鶴丸殿、申し訳ない。後で叱っておきますので…、』と気まずそうに続け )
…。こりゃ参った、きみは相変わらずませてるなぁ。…皆には内緒だぜ?( 顔を合わせて笑っていれば不意に聞こえた第三者の揶揄するような台詞に思わず少しばかり参った様子で笑いながら項垂れ項の辺りをがしがしと掻いてから、普段は可愛らしいのにやたらこういう時だけ鋭い目を持つ目の前のにやけ顔に苦笑混じりにそう言っては、しかし何時までも年下相手に調子を狂わされる自分ではなく最後には綺麗に口角持ち上げた唇に人差し指当てて大人の余裕見せるよう釘刺して、 )
そういうものばかりに何故か鋭いので困りますな
( 弟達の中でも特に乱は人の関係に気付きやすく。その洞察力は是非ほかの場所で活かしてもらいたいと苦笑浮かべ。しかし彼も礼儀などは弁えている、それ以上は何も言わずOKサインを作れば離れていき。隣の彼のその綺麗な笑みに思わずドキリとしては口許片手で隠し僅かに目を逸らして )
ははっ、いや参ったなぁ。俺達もそう油断してられないな…って、どうしたんだ?( やはり何処か大人びたませた笑みで了承し離れていく彼を見守りつつ今度は苦笑浮かべる隣の相手へと同調し話し掛ければ、何やら口許押さえ向こうを向いているその様子に疑問符浮かべ無遠慮にその顔ずいっと覗き込み、 )
いえ、鶴丸殿の笑みが美しかったもので…( 自身の行動に疑問符を浮かべた彼がこちらの気持ちなど知らず至近距離まで顔を近付けてきては思わず背を逸らし。しかし目を逸らしつつもボソボソと告げ )
……!な、何言ってるんだきみは…。( 何を言われるのかと興味深そうに見詰めていれば、飛び出してきたのは思いもよらぬ答えで。思わず目をぱちくりとさせては、数秒経ってからかぁっと赤くなり訊ねておきながら此方も被害被ってしまえば誤魔化すように笑いながら自分も彼とは反対側へと顔を背けて、 )
しかし事実ですので。…おや、お前達もう終わったのかい?流石は粟田口の短刀だ。( 自身の発した言葉で一気に顔を赤らめた姿を見れば、矢張り愛らしい方だと微笑み。そうこうしているうちに弟達は蛍を全て捕まえていたようで視線を感じれば膝を付き視線を合わせながら微笑みかけつつ頭を撫でてやり )
お、仕事が早いな。どれどれ、一番多く捕まえて来たのは…っと。お!包丁か。流石、きみはお菓子となると本領を発揮するよなぁ。( 先程乱から茶々を入れられたにも関わらずまたも二人の世界を作りかけてしまっていたところで漸く全ての蛍を捕まえて来たらしい彼らへと意識を戻せば、各々の数を素早く数えていき、やはりと言ったところか自慢げな顔を見せる彼に「ほい、約束の飴玉だ。」と報酬を手渡してやればぽん、と一つその小さな頭を撫でてやり、 )
( 努力の末、蛍を誰よりも多く捕らえたのはお菓子に目のない包丁だったようで。約束通り彼から飴玉を貰えば一等嬉しそうに目を輝かせ、その姿を微笑ましく眺めては『ほら、お礼は?』とこういう時には礼を述べるのが礼儀だと教えてやれば他の弟達にも視線を送り『皆もよく出来ました』と笑み浮かべ )
ははっ。お菓子はやれても、俺はきみの大好きな人妻とやらではないがな。( 集めた蛍が逃げないよう全て籠へと収めると直ぐに蓋をして閉じていれば、兄に促され手元の飴玉からそのキラキラとした瞳を此方に向けたかと思えば嬉しそうに礼を述べられその姿に思わず笑い声上げて、冗談めいてそんなことを言って。相手に倣って自分も皆の方へと目線向けては「あぁ、皆もよく手伝ってくれたな。礼を言うぜ。」とにっ、と笑って見せ、 )
…さて、それでは広間に戻りますか。夕餉の時間が始まってしまいます
( しばらく弟達に微笑みかけながら話を交わしていたものの弟達の1人が腹が減ったと訴えてきて。出陣から帰ってきて部屋で蛍を捕ったのだから腹が減るのも仕方なく、パンッとひとつ手を打てば上記を述べ。次々と部屋を出ていく弟達を見ては『鶴丸殿、弟達の遊び相手になってくれて助かりました。私からも礼を言います』と彼のほうへ視線をやり微笑んで )
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