はんなり豆腐　　

そしたら、…ん゛ｰ。…まあ寂しいけど身体とリアルを優先して欲しいし、俺は此処でのんびり独り言呟いてンよ。ゆっくり休めると良いなァ、頑張って来ただろうし

小金さん、( 扉そっと開け / ちらり ) …あのさ、食欲ないときは経口栄養剤とかいいと思う。
ジュースになってるのとウィダーみたいにゼリーのがあって、ドラッグストアとかに売ってる。俺は固形物全く受け付けない時にジュースのほう飲んでたけど、手軽にカロリーとれる。
だいぶ細かったし、道で倒れて変なとこ打ったら痛いだろ。食べられるものでいいから、ちょっとでも腹に入れたほうがいいよ。

…それだけ！( 脱兎 )

　

あ、透くｰん。…って、今日は特に施工を凝らしてないのな？偶にはそれもアリかも（　　ふは　　）

ありゃ、心配してくれてンの…？経口栄養剤、買って来るわ。なんか最近全然食欲ねｰんだよね、それありゃ何とか乗り越えられるかも。あんがとォ（　　ぱあ　　）

ッて、うえぇ！？帰っちまうの…！？

吃驚したァ！狂くん帰って来たのかと思った…（　　しゅん　　）此処で寂しいとかは言わねｰ、重たいじゃん。んね。

やっぱりそう思わせちゃうと思った｡ (　ひょこり　) でもさぁ､俺的には彼処に帰ってきて欲しいな-って気持ち書かないと伝わらねぇと思うんだよね｡ (　うんうん　) ﾘｱﾙがしんどいとか､そんなのよりも､小金からのそういうﾒｯｾ-ｼﾞがあったらきっと疲れも吹っ飛ぶだろうよ｡ (　に､　)

人恋しい、人肌寂しい（　　ぽそ　　）

…柳くんのばｰか、期待した（　　むす　　）そんなに俺って狂くんの中の割合占められてンのかなァ？急かす様な事したら、面倒くせｰッて嫌われちまうかもしんねェし（　　はふり　　）

ごめんって､期待させて- (　頭わしゃわしゃ　) 占めてんよ､お前ももうちょっと自分の存在価値ってもんを分かれば-か｡ (　でこぴん　) お前が分かってないだけで､狂はｽｹﾞｪお前のこと大好きだぞ｡ (　撫で　) 嫌わねぇよ､お前はそんな事で嫌いになるような奴を好きになったのか? (　ふふ　)

んｰ、許すけどォ（　　不服顔　　）
あたッ…、だってさぁ。俺そんなに必要とされた事ねｰし分からないンだよ。そういうの（　　はあ　　）んん、分かんねｰ…（　　眉寄せ　/　うむむ　　）

んな顔すんなよぉ｡ (　苦笑　／　頭くしゃり　) 分からないのは俺だって同じ｡狂だってきっと同じ｡わからねぇと思うぞ｡だから嫉妬もする｡違うか?今はわかんなくたっていい､後々きっと分かるぞ｡ (　撫で　)

だって、狂くんにすんげェ逢いたくてさｰ…。嗚呼、ンな事言うの駄目だと思うからここだけの話な？（　　眉下げ　　）んｰ、早く理解出来る様に頑張る（　　ふう　　）

ば-か｡ﾀﾞﾒだと思うなって､全然ﾀﾞﾒじゃねぇからそんなの｡一番大切な人と話してぇって思うのなんて､誰でもそうだと思うぞ?つか､狂もそうだと思うし｡ (　ふはり　) ん､頑張るのも程々にな｡(　頭ぽんぽん　)

狂くんにも社会人としての生活が有って、現実世界が有って。分かってるから我儘は言わねェ事にしてる。小金くん謙虚な好い子だかンねｰぇ（　　へら　　）…狂くんもそうだったら、それだけで何にも変え難いくらい嬉しい（　　たはは　　）はｰい（　　緩り挙手　　）

ん゛ｰ、目がぼやぼやする。すげえねむ、でももう少し待つ

お前は確かに謙虚でいい子だけど､じっと待つ､ってのを狂が望んでるかって言われたら､違うと俺は思うんだけどなぁ｡ (　頬ぽりぽり　) もっと我儘言ってもらいてぇと思うぞ､彼奴は｡ (　ふはり　) ん､きっとそうだよ｡彼奴の事だからな｡(　ふふ　)

放課後のバーガーショップ。お決まりの席を取り俺達は向かい合って腰を下ろした。２人きりの際常々考えさせられる事と言えば、コイツの惚気をどう塞き止めるか、だ。現状も止まる事を知らずに愛しの彼女の話題を延々饒舌に語り尽くしている。耳にタコが出来る程度に聞かされた惚気は、本日は「　彼女の好きな仕草　」と言うフェチイズム満載なものであった。俺はコイツの彼女と言葉すら交わした事の無い、只の顔見知り故に一切共感は出来ないが───共感した所で「　俺の彼女はやらねェよ？　」等と見当違いなご意見を頂戴すると思われる───嬉々と語るコイツの様子は見ていて飽きが回る事を知らない。端的に述べて仕舞えば、俺は眼前に座り惚気を延々と吐くコイツに叶わぬ想いを向けている。所謂片想いと云う奴だ。何方かが女性であれば好機のひとつやふたつ存在したかも知れない。然れどお生憎様、俺達は男性。平々凡々で放課後に寄り道し乍ら駄弁る仲の男子高校生だ。故にこの想いは告げる事無く、俺の心中で枯れていくだろう。それはもう、呆気なく安易に。

「　───おｰい、聴いてる？　」
「　…悪い、ちょい考え事してた　」
「　ンだよ。こんな事話せンのお前しかいねｰんだから、聴いてくれよなｰ？　」

ずくん。複雑な感情が頭を擡げると同時に、心臓が不可解な音を立てた。不服げに眉を顰めるコイツに、適当な理由を付けて簡素な謝罪する。そんな事で満足したのか、再び惚気話が堰を切ったように溢れ出した。

分かってる。脈何て無い。

只ひとつ願望を述べる事が許されるならば


（　　君に愛されたかった　　）

その愛を向けて欲しい何て言う想いは
きっと君には届かないのだろうと

安定の140字オｰバｰ

動物になるなら、ライオンが良い。鬣もふもふ

今日中に999行けると思ったンだけどなァ、中々進まないもンですね…！（　　なは　　）眠いんだけど、眠れない。多分寝るタイミング逃したンだろｰなッて