共依存な白石と忍足

俺は俺でやってくから

お前はお前で好きな道を選んだらええよ。

やっぱり俺とお前は結ばれへん運命やったんかな。

それでも幸せやった俺がおるから、嫌いになったわけではあらへん。

せやけど俺は、お前を恨むかもしれへん。

このまま別れても

幸せになってな、とは思いません。

ああ

吐きそうや

俺が今までお前に掛けた言葉

お前に向けた感情

お前のせいで流した涙

全部無駄や

このまま続けるんも無駄な気ぃしてくんねんな

俺と別れてもお前は帰る場所があるんやもんな

安心して行ったらええよ

出会わへんかったら良かったのにって思うんは

幸せやったからやろな

とんだ茶番劇に巻き込まれた感覚や。


結局アイツとお前の安いメロドラマに

タダで出された感じやわ。

せやけどお前からの誕生日プレゼント、少しのギャラと記念やと思て、有り難く頂くわ。



泣いてまうんは未練があるからやろなぁ。

返事がまだ来ぉへん。返事が来た。何て返そう。めっちゃ楽しい。一緒に笑いたい。ずっと居りたい。けど恥ずかしい。


…ああ、これが恋なんやな。


手繋いだ。抱き締めた。キスした。一つになった。こいつとなら不幸になってもええって思えた。


…ああ、これが愛なんやな。



俺みたいなガキは、お前を幸せにすることも
お前を満たしてやることも出来んかったけど

ただ、止まり木になれたんやったら良かったわ。
羽休めて、俺の知らん遠くに行ってまうんやな。

ごっつ寂しいわ、まだまだ甘えたかったわ。


…なんてな、もう言わへんよ。


俺の大好きな謙也、真似っ子して追い掛けて、俺の憧れ。

兄貴みたいで、カッコよくて、優しくて、

せやけどかわいくて、俺の自慢の恋人で、大事な嫁さん。


ほんまは離したくないんやで、

そばにおって、

これで満足なら

それでええなら

ずっとこのまま

転がされます

信じるんが愛やんな

偽りなんかないやんな

少しこわい

せやけど待つことは

慣れとるから


ほんの少し、ミジンコ以下で、彼奴に同情した


違う人でも。


こない愛しとるなら、って


彼奴の気持ちに手放しそうになった


やっぱり優男。



憎まれとる相手にまで優しくしてまうんやから、

「明日の朝には届くはずです」

なんやそれ。

ほんまに届くんやろな。

まぁ、次と

次の行動で

考えましょか。

全部綺麗に嵌め込まれたパズルが完成した感じや

俺はどうしたらええんやろか？

惚気や愚痴聞くほど優男やないで

自分よりめんどいヤツには折れてまうねんな、昔から

ほなどうぞー、て。

どっかで幸せになって

俺もいずれ幸せになる…はずや

まだまだお前に溺れたまんまやけど

ジタバタせんと、浮力に任せるわ

七夕は出会う日ちゃうんかい

織姫と彦星は、一年に一回しか会えへん腹癒せに

幸せな恋人を別れさすんかいな

全部俺のせい、かな

お前は多分

きっと、また誰かに依存するんやろう

ただ、身体は大事にしてな

酒も煙草も控えてな

……心配や。


自他共に認める優男くんです、すんませんね。

ここ、まだ見よんかな

見とったら恥ずかしいな


恥ずかしい、やって

こんなに優しい気持ちになれるのに


俺は馬鹿やなぁ…

なんで優しくしてやれんのやろう。

なぁ好きやで

都合がええことはわかっとるけどな


俺が手を伸ばしたら、また握ってくれますか？


ずっと伸ばしとる、まだ遠くないはず


せやけど、あかんねんな

些細なことで傷付いてまう

あの日記の、文字の色

それだけで、全てを暗喩しとるみたいで

見んかったらええのになぁ

知らんかったら、いつまでも馬鹿正直にお前を愛せたのに

まだこんなこと言うてる。

あかんな、気ぃしっかり持たんと。

あかん、あかん。

ちゃんとしぃ、俺。


絆されたらあかんねんで。

絆される、なんかってもんやない。

まだちゃんと愛しとるから。

もっかいお前との幸せ願うんは、あきませんか。

そういや俺は遊び人やったなぁ…知らん間にお前だけに傾倒してって。

遊びながら、楽しみながら生きます。


幸せは貴方への＿



まぁ、消えん限りブツブツ独り言いいに来よか。

一昨日のこととは思えんほど昔に感じる

まあ、過去の事やしと無駄にポジティブな俺も居れば、うじうじ思い出す俺も居る

まだ完全には立ち直ってへんけど、まあ何とか立っとるで。生まれたての子鹿程度に。


せや、全く恋愛する気にはなれんけど、今はただバカやって笑いたい気分やから、そういうヤツ見つけた

それはもう光の速さで見つけた、お前も引くレベルや。なんでもええ、依存せんと生きていけんのやろか？俺は。

まあでも、友達やとしても、やっぱりお前と比べてまう。お前と過ごしとったとき感じとった幸せは感じへんし、この万年発情期の俺がムラムラもせんし、触りたいとも思わん(異常事態とも言える)


ただ、バカやれたらええ、そう思うだけ。

バカやって忘れられるんなら、苦労はせんのやけどなぁ。

あぁ、ほらやっぱりな。

俺の言うた通りや。

やっぱり別れて正解やったわ。

ちょっとは期待しとったけど、この通りや。


あぁ良かった、ほんまに良かった。
人を馬鹿にするんも大概にせぇよ。

今更何の弁解も要らんけどな。


どうせまた繰り返すだけや、お前らに巻き込まれる可哀想な奴が増えんことを願うわ。


次は仲ようやれよ。他の奴の気持ちを踏み躙るなよ。

あぁ、馬鹿馬鹿し。

これで綺麗さっぱり忘れられた。


大嘘吐きのお前、腐った根性の彼奴。

お似合いや。


此処に書くんはもう最後、お前なんか大嫌いや。