熊兎 2017-05-23 17:20:09 |
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ある女の子は言いました
体を震わせながら
寒い寒い寒い寒いと。
だけど、
いくらマッチを擦っても
体を擦り合わせても
何をしても寒かった
その時、気付きました
体が寒いのではなく
心が寒いのだと。
寂しいのだと。
叶わぬ願いをずっと祈り続けた
祈って祈って祈り続けて
叶わないんだと思っても
いずれ、淡い期待を持ってしまって
やっと無意味な事に気付いた
あーもう、終わったんだ
終わっていたんだ
やめよう、なにもかも
思い出の場所に来るのも見るのも
君を思い出すのも想うのも
なにもかも。
だって、虚しくなるだけだから
自分が可哀想だから
なによりも苦しかった
君のいない日々が
話せない日々が
声を聞けないのが
もう会えないっていう現実が
それから暫くが経った、
僕は君を忘れていた
飽きた(
おまじないは
1回限りの消費期限
ありがとうありがとう
心の中で何回呟いた?
1日してみて君が来て
僕は土足で踏み込んだ
数日君は来て
僕はしつこく話しかけて
あれ、来ないな
明日は来るかな
来ない来ない
あれ、おかしい。
やっちゃった?
もう君は来ない
忘れた頃に来るかもしれない
それとももう来ないかも
ぐるぐる考えても
答えなんか出なくって
君の考えることなんか
勿論、
さっぱり分からなくて
やっぱり、君が好きだったんだと
今の僕に言い聞かせてみる
愛の重さは
天秤で測る
僕の思いが重くなれば
僕のお皿はがっくんと下がる
君の僕への思いが重ければ
君の方のお皿はがっくん
そんなこと有り得ないけど
君が僕の前から居なくなるのは
大抵、僕の重りが重くなった時
僕の思いは増え続け
壊れる前に君はいなくなる
そうなるなら、
現れないでって思うけど
それ以上に
やっぱり、
嬉しいんだ
君に
会えたのが
また、
話せるのが
いい子なんだけど、
一方通行の君からの想いはどうしても逃げたくなってしまうんだ
僕は束縛されるのが苦手
でも、
好きな子を束縛するのは好きなんだ。
雨の音、
それは神様の涙
誰かの悲しみを
代わりに受けて
誰かの涙を
代わりに流してる
それは、
君を慰める為の
不器用なワルツ
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