黒猫 悠華 2017-05-22 16:43:58 |
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お、男の子って何回もいけるんかな…。BL本だとよく何発もやってらっしゃるんだけど、僕の好きな著者さんは一回、多くて二回だし…。なんなら受けの方が前戯でいって、本番でいくことが多いから、攻めよりも一回多く言ってる描写が多いんだけど、果たして実際はどうなのだろうか、、、
「私にはこはねしかいないんだから!」
そう言って杏はこはねに突進しに行った。こはねは少し困ったようで、でも満足気な笑みを浮かべて杏を受け止める。それをはたからみているオレと冬弥。
ここはセカイ。歌の練習をしに、いつものようにここに来た訳だが、今回はレンやリンも一緒に練習する予定だ。声出しは終わり、次は四人で新曲を合わせようかという時に、発作のようにじゃれあいはじめた二人を見て、オレはため息をこぼす。いつものことだ。いつものことなんだが、最近何かが心に引っかかる。いつでも仲の良さそうな二人を見ていると、オレの中の何かが違和感を覚える。
「……彰人?」
いつの間にか怪訝そうな顔をしていたのか、冬弥がオレへと手を伸ばし話しかけてくれる。俺は直ぐにスイッチを切りかえ、歌の練習をと切り出した。じゃれていた二人がオレたちに合流したところで、リンとレンが小走りでやってきたのが見えた。
「ごっめーん!遅くなっちゃった!」
「本当にごめん!今から歌うの?」
少し息のあがった様子でオレたちの前に立ち止まる。そんなに急がなくても良かったのに、と杏とこはねがリンとレンに声をかけている中、俺は言う。
「あぁ。でも少し打ち合わせをしてから合わせたいから、リンとレンが先に歌っといてくれないか」
「え、いいの?! やったぁ!」
レンがよろこび、マイクを意気揚々と手を取る中、リンは杏を見ながら言った。
「いいなぁ、私も
「いいなぁ、私も杏たちと歌いたーい!」
「えぇえ?! り、リン?! 俺は?!」
いきなり発したリンの言葉に慌てふためくレン。その構図に面白さを覚えながらもオレはレンへ、杏はリンへと声をかけようとした時、先にリンがレンの方を振り向き口を開いた。
「そーんな心配しなくても大丈夫だってばー! リンにはレンしかいないんだから!」
……なぜだろうか、胸が痛んだ。それは病的なものではないことはオレにも分かる。きっと恋とか、そういった類に似たようなものだ。でもオレの隣には冬弥がいるし、冬弥がオレの嫉妬するようなことをしている訳でもない。胸の痛みは消え、次はもやもやとした思いが残る。オレにはコレの正体が分からない。
「お、驚かすなよー! 早く歌いたいのに!」
「じゃあ私たちは聞いてるから、思いっきり歌ってね!」
「はーい!」
リンとレンが歌う中、オレたちは新曲に向けての打ち合わせをする。それでも集中が出来なくて、どうしても気が散ってしまう。打ち合わせも終わり、四人で合わせて、ダメ出しをし合ってイメージを合わせて……といったところで、オレの異変に気付いたのか杏が言った。
「……んー、今日金曜日だし、明日明後日に向けて今日は早めに解散しよっか!」
かいらくはにのつぎなんだよな、いっしょにいてくれるだけでいいのに、しあわせなにちじょうがあればわたしはそれでしあわせになれるの
そこにわたしののぞむだれかがいてくれるだけで、ってこれがぜいたくなんだけどさ。
わがまま、ごめんなさい、わがままいうこはいけないこなんだよ、だからわたしはいけないこなんだ、いけないこはいやだから、いいこにならなきゃだれもこっちみてくれないから、がまんするのにしてたのにしてるのに、どうしてこっちみてくれないのねぇなんで、わたしがちがうの、わたしがわるいこなの、なんでなにもいわないの
なんでわたしつらいやくまわりしてんだよ、あそびたくねーよいやだよくるしいよつらいよ、でも、ふつうでいなきゃ、なるべくふつうじゃなきゃあなたがいなくなっちゃうから、それはいやだから、ふつうで、いなきゃ
何だこの無駄な40分間
ほんとに、つらいな、
なんだかなぁ、
運命じゃないの知ってるよ知ってる
もう私いらないし
もう一生何もしてやんない
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