Trippers, 非募集

パイが嫌いじゃないなら、他にも作って来るわね。今は桃が出揃ってきているしフルーツタルトも良いかも。
あら失礼、ここでストップ。参考程度に聞いておいて、これ以上は私の中で瓶に入れて蓋をしておくわ。

>>オーウェン

壊れない、いつか死を迎えるまでは二度と離れたりしない。
(変わらないものなんて存在しないのだけれど、運命の悪戯に一人間が出来るのは愛する人を愛し続ける事のみ。コーヒーに溶けるミルクのように夫の言葉を混ぜてまろやかな心を取り戻し頷いてみせ。「貴方が私を忘れないように、その唇で記憶して。」寸止めの台詞、それから最後かもしれない生きた証を接吻でより確かなものに。ハンドバッグを漁り出てきたのが一本の靴紐、何故所持していたかはともかくとして掲げ「強度はそこそこ。帽子は飛ばされそうだから手に持つわ。それから昨日の傷は大丈夫？」変な方面まで気にする緊張感の仕業、旅立ちの準備を着々と進め。)

君が作ってくれる物なら何でも好き。なんて表現したら困るか。
その瓶を間違って海に流したりするなよ？

>>ペギー

二人で一緒に居れば何も恐くない
(二人を離れさせるのは死か時空か、そのどちらかが訪れるまで終る事のない愛を誓い繋ぐ妻の手に口付けを。目を瞑り唇への柔らかな感触を味わい脳に刻み込み「忘れられるものか」赤い口紅の似合う頬を優しく撫で。一本出てきた紐を繋ぐ手の上から結び「良さそうな紐だ。多分な、もう大丈夫だと思う」腕を上下に動かし痛くない事をアピール、今も肩に止まる蝶に別れの言葉を告げ腕を伸ばして飛び立つ事を促し)

確かに困りはするけれど逆に言えば嬉しい言葉ね。
流さないわよ、女には皆秘密があるの。私の胸の内を垂れ流しなんて嫌に決まっているじゃない。そうそう、本編へ顔出しできていない私が言うのはどうかと思った、でも…色々あったみたいね？今私が戻っても駄目かしら。

>>オーウェン

良かった＿オーウェンの呼吸を感じるだけで強い私で居られる。
(恐れは誓いで安心に、まだ春の気配を残した森の中木漏れ日と共に染み渡る愛あらばこそな眼差し。誰かの為に生き続けよう、思える事はなんと幸いなのだろう。「私も貴方を永遠に忘れない、暫くこうさせて。」あったかな手も忘れない、胸部に手を乗せ再びの口移しで愛情を刻み。繋がれた手と手を血が溜まる程に強く握り「次の場所で必ずもっと良い手当をするわ。服も手に入れて着せ替えてあげる。…さようならお友達。」幸福の蝶が飛び立ち栗鼠も地面へと、小さく手を振り微笑み。)

なら次はフルーツタルトを一緒に作ってみたい。
新しい仲間も増えたし、君の好きなタイミングで戻ってくれて良い。

>>ペギー

俺だって君が居てくれるから強くいられる
(彼女の元恋人の事を詳しく知らないが悲しい思い出がある事は察しがつく、己との間には涙は不要としたい。「…あぁ、ペギーの身体に俺を刻み込んでくれ」唇から伝わる愛を受け取り返し、背中に回した手をゆっくりと下へ移動させ逞しくも細く美しい腰を撫で。ハチドリが此方へ飛んで来るのを手で制し遠くへ飛ぶよう口笛吹き「次は君の袖を千切らないと約束しよう。さあ行くぞ」緊張の緩和にちょっぴりユーモアを挟んだらいよいよ突入、渦巻く中へ足を踏み入れ)

グッドアイディア！それなら材料を揃えなきゃ、ええっと家に何かなかったか確認しないとね。
その事で相談なのだけど…私そのものが戻るとやっぱり貴方にベタベタしてしまいそうなの、大好きだから。とはいえ以前ソーがとは言ったけど彼は保留だし。また別の人にした方が良いか意見を聞かせて。

>>オーウェン

オーウェン…明日また会いましょう。明後日も、一週間後も。
(必要とされている、必要とする。他の誰にも聴こえないささやかな約束、頬をすり寄せ笑顔を取り戻し。柔らかくて湿った繊細な部分を触れ合わせる度にもっとそうしたいと思ってしまう、身体が動いてしまう。普段見上げる位置にいる人がこんなに近くに「貴方への愛に気が付いた時からずっと、貴方は私の中に居ていつも光を与えてくれているのよ。」片袖失くしたブラウスに苦笑「出来ればスカートじゃない服の方が本当は良いのにね。」冗談放つ夫は放たない、意を決し中へ＿入れば地面がグラつきバランスを崩し。しかしそれは地面ではなく板敷きの床、大勢の声と船体が軋む音に目を開き。)

お菓子作りなんて初めてだから手取り足取り教えてくれ。
俺も君に対して普通に接する事は厳しいから、その提案は物凄く有り難い。結局もう一つは動いてないし、ソーでも俺は大歓迎。
赤毛の彼女にお詫びを伝えてくれ。待たせてすまないが、さっき背後がやらかして8割程書けた文章が飛んでもう少し時間が掛かりそうだ。

>>ペギー

…ペギー、いるか？
(愛する人と己を繋ぐ紐は手に結ばったまま、隣を見れば妻も一緒に移動できた様で一安心。ただ着地に失敗したのか頭を強打し強い痛みに表情を歪め、揺れる板の上で頭部を抱え踞り。周囲の人間からすれば雲行きの怪しい空から突如二人の男女が現れたのだから大騒ぎ、キャプテンらしき人間が此方の動きを伺う視線には気付いたが動けず「怪しい者じゃない」なんてとても信用できない言葉を発するのがやっと事で)

教えるのは大歓迎よ、お菓子って意外と繊細だから本当はクッキーの方が簡単なのだけど…良いわ最初からチャレンジ精神で行きましょう。
了解、ソーと全くMARVELに関係のない作品から冴えないタイプの人を候補として挙げておくわ。
彼女から返信よ、ロルが長くなり過ぎてごめんなさいって。打つのが大変よね…貴方の背後様の書きやすい長さに調整してもらって本当に構わないと伝えてあげて。

>>オーウェン

居るけど大丈夫？凄い音がした……なによ睨まないで
(夫の声がする、手も離れずに縛られたまま。次第にクリアになっていく視界で先ず夫の安否を、頭を打ったとなれば動かないよう手で指示し脳震盪の恐れを持つが薄汚れた船員達に囲まれ眉を寄せ。不気味な軋みは巨大な帆船、否海賊船が正体と気付いた頃には目を見開き。咄嗟の出来事に強いのは女の方、夫を庇うようにして「彼は善良な市民よ。傷一つ付けようものなら私が貴方達全員を逮捕します。」男勝りは結局治らず。)

俺に作れる自信はないが君が教えてくれるなら挑戦してみたい。宜しく頼むよ。
後者も気になるな。何にせよ君が選ぶのがどんな人物なのか楽しみだ。
読むのは凄く好きなんだが分けて返信しようと思うから時々悲劇が起きて。気遣い有り難う。
海賊船が舞台だったから、勝手に今話題の映画とコラボさせて貰った。

>>ペギー

大丈夫、心配ない
(訳の分からない状況で妻に庇って貰う夫とは情けないにも程がある。戦闘態勢になれば不利になる紐を解き二人の手を自由に、ゆっくりと身体を起こしライフルを背中から下ろし「武器を捨てる。キャプテンと話がしたい」先ずは今置かれた状況の把握をすべし、如何にもまともでない人相の中から「俺はジャク・スパロウ。この船のキャプテンだ」自ら名乗り出た此れまた不可思議な髪型をした男の案内で、ふらつく身体を引き摺り船内の個室へと移動し)

二人一緒なら大丈夫、お菓子作りだって息ピッタリ。
確か1990年代の恋愛映画だからかなり平凡な人物なの、貴方やトレジャーハンターの彼のように特別な所は何も無いタイプ。背後が好きな曲が使われているからってだけの理由で最近鑑賞したらしいわ。
そうなのよね、私の背後もある程度打ったら必ずコピーしておくって嘆いているわよ。背後様ありがとう、貴女のロルも大好きよ。
それ私も思っていたの！ジョニデもこのシリーズも大好きだからイメージがまさにそれだった、嬉しくて背後が笑いながら泣いて煩いのをどうにか出来ない？

>>オーウェン

でも、そこの貴方怪我人にも情けを持てないの？退がって、私の夫よ。
(夫には心配の顔を、にじり寄るならず者達には厳しい口調を。お転婆故に負けじと睨み合い解いた靴紐を投げ顔にぶち当て。無抵抗非暴力主義を選んだ夫に倣いハンドバッグを手離し、しかしピストルは隠し持ったまま相手の出方をじいと待ち。ドレッドヘアにターバンを巻いたかの如き髪型、飄々とした口振りが記憶に残りやすいキャプテンスパロウとやらに視線移し「彼の姿を見れば分かる通り、頭を打ってふらついているの。生憎私は元気、キャプテンだろうがスパロウだろうが何かしたら承知しないから。」未だ女特有の警戒心は解けずに後は夫を支える事に専念。)

いつかは一人で作れるようになって君にご馳走できる様に…なんて言うのは遠い未来の目標。
へぇ、特別な所が何もないか。好きな曲と言うのも気になるし、それはそれで返って興味が湧くな。
コピーした物を貼り付け忘れたから救いようが無かった。有り難う。その言葉は凄く嬉しいよ。
それは良かった。俺の背後も好きでな、海賊船と聞いたら彼しか浮かばなかったらしい。という訳で、残念ながら煩いのはこっちも同じだ。

>>ペギー

…油断させる為にライフルは放棄したが銃は持ってるな？自分の身を守る事に集中するんだ
(別室へ移動する道中で己を支える為に距離の近付いた妻へ耳打ち、一時的な痛みは引いて来たが足取りはふらついたまま油断させる演技へ突入。促されるままに席に着いてもテーブルに肘をつき項垂れる己と警戒心を緩めない妻、そんな二人に対し「俺は悪者じゃあない。それより先にその服を何とかすべきだと思わないか？」片袖を無くしたブラウスに向けてぶつくさ、突然立ち上がったと思えば部屋を出たキャプテンを前に呆然とするばかり。瞬きを数回しても状況は理解できず隣に座る妻へと目配せし)

まあ、素敵なプラン。遠くてもずっと楽しみにさせて、貴方の気持ちがあれば私はもうそれだけで幸せ。
私の背後がヘタレ好きなのは既知の通り、じゃあこっちの彼を向かわせるわね。その曲も動画サイトで聴ける筈。
あらそれは痛い…私の背後も何回もやらかしたともらい泣きしているわよ。人物の特徴をよく捉えて絶妙に表現を変えているところが特に尊敬していますって。
本当に貴方の背後様は最高、勿論オーウェンより素敵な海賊なんて見る機会もないけれど。

>>オーウェン

分かった。でも貴方が賢いのは知っていても無茶はしないで。
(野次と嫌な笑い声に送られて進む船内は磯臭くてたまらない、気丈な夫の囁きに小声と下がった眉尻で応え。今にも何処かに穴が空きそうな音がかえって不安を煽る「海賊に善人が居る筈ないでしょう。なっ…代わりに何を要求する気！？」一般的なサイズを超えた胸囲がテーブルに当たり痛い、どうせ賊はクラーケンの餌にするか汚い仕事をさせるかのどちらかだろうと踏み。隣の夫に口をポカンと開けたまま視線を合わせ、やや言いにくそうに「着替えをとは確かに言ったわよね…あの人誰かが着て洗ってもいない服を渡すつもりじゃ。」芳ばしい体臭を想像しただけでも青ざめ。)

もしかしたら次はパティスリーの家に飛ぶかもしれない。なんてな。
それは楽しみだ。待機しておかないとな。
あーこら、背後がニヤニヤ煩くなるからそんなに誉めたらダメだ。素直に嬉しいのは確かだが。今日はあっちは返せそうにないかも…すまない。
君の背後様こそ最高だ。映画を見たのが随分と昔だから似てないかも知れないが、そこは多目に見てやってくれ。

>>ペギー

あぁ、分かってる。君に心配はかけたくない
(項垂れたおかけで怪しまれる事なく部屋の観察に成功、椅子とテーブルの他には棚がある位で今の所は此方に危害を与える様子はない。「君に嫌がらせをしたら俺がぶん殴る」テーブルの下、他から見えない位置で妻の手を握り。暫く待たせたキャプテンは淡い桃色のドレスを片手に再登場した物だから最早開いた口を塞ぐ手立てはなし「…あったあった。ほら此れを着たら話し合いスタート。着替えは隣の無人部屋を使え」追い討ちを掛ける発言、此処は素直に従うべきと妻へアイコンタクト)

それもファンシーで楽しそう！次はそうしましょう、私だけのパティシエオーウェン…うっとりしちゃう。
気にしないで、彼女は今彼の服装ですっかり他を忘れているらしいから。それじゃ後ほどプロフィールを載せに行くから少しだけ時間を頂戴。
褒めるには喜ばれる方が良いものよ、ねえ背後様？オーウェン、もっと背後様を大切にしてあげなきゃ。それとキャプテンスパロウが目に浮かぶのは止められないの、と背後がさっきから浮き足立ったまま。

>>オーウェン

あまり常識や良識で話し合おうとは考えない方が良いかもしれないわね…それに私はイギリス人、敵に見られるかも。
(元軍人で恐竜も手なづける夫が頼もしいのは確か、気圧計が狂ったように針を上下させているのには気が付かず。これは女の胸を貫くに相応しい台詞、こんな状況下でキュンと来ました等と言うのは可笑しいか「貴方に護られるなら少しはか弱いフリをしても…って変ね。」独身海賊の中で浮く夫婦、無論元軍人妻も負けない。何故むさ苦しい男がドレスを所有しているのかが非常に気になりはするが受け取り椅子から立ち上がり「着替えの間に彼に手を出さないで。絶対よキャプテンスパロウさん？」隣の部屋の扉閉め早速衣替え。)

色んな所を旅して色んな身分や職業になるんだ。楽しそうだろ？
疲れた頭に彼らの甘い甘い恋は毒になるらしく、いちゃいちゃする二人に背後が嫉妬しだした。有り難う、急がなくて良い。
止めとけ、画面の向こうでニヤニヤしてる。スパロウらしく振る舞えてるなら良かった。文中に他の人物を出すのは此れが初めてだから難しいが、君の背後様を喜ばせたいから努力するよ。

>>ペギー

イギリス訛りの英語か…厳しいな
(見た目には分からずとも訛りは厄介な物で、痛い所を突かないでくれる事を願うばかり。ピンと張った緊張の糸を緩められただろうか「たまには格好付けさせて貰わないと困る」そのままの状態で上から指を絡ませ体温を伝え、テーブルの上では相変わらずの眉間に皺の険しい表情。敵を欺く為に女装をすると聞いた事があるような「ならこうしよう。ドアの前にアンタの旦那を立たせておく」飄々とした口調のまま扉の前へ夫を立たせたキャプテンは椅子に腰掛け方位磁石を眺め)

ワクワクするわね、今の私にはあの彼の冒険心がよく理解出来るわ。私達はトリッパー！
私とオーウェンは熟年夫婦に近しい空気だからそんなに嫉妬されないのかしらね？あの二人はコミック発のキャラクターだからなるべく大目に見て上げて欲しいところだけれどって私もだった。時間がある内に書き上げたから見てあげて。
幾らでもニヤニヤして大丈夫。凄く嬉しいと何回も繰り返してはいるわ、次は背後からもサービスさせて欲しいの。何か共通して知っているキャラクターを探してみる。

>>オーウェン

訛りは＿なるべくアメリカ英語を使うように意識してみる。大丈夫、アメリカに居た私よ出来る。
(ベケット卿率いる大英帝国の海軍も血眼でブラックパール号を捜しているとは知らなくても時代背景の端くれは判る。海賊だろうが山賊だろうが構うものか、夫が居れば怖いものなしと笑み浮かべ。大好きな手は慈しみを、険しい顔は癖なようで「熊から護ってくれた人を頼らない訳がないのに。」絡む指をにぎにぎ。口調がなんとも小賢しい船長め、淡い色のドレスを着ても逞しさは残念ながら消えない「待たせたわね。オーウェン大丈夫？それはコンパス…？」夫に寄り添い視線の先にあるアイテムへ興味を惹かれ。)

他に何処へ行きたいか考えておいてくれ。恐らく俺達が思い浮かべた場所へ飛ぶ仕組みなはず、なんてな。
あっちの二人の付き合いたての雰囲気に比べて落ち着き払ってるからな。本家への登場ありがとう。きちんと挨拶させて貰う。
こっちがあまり映画を観てないのが申し訳ないが、何か共通で知ってる映画があればいいな。

>>ペギー

あぁ、君ならできる。互いのベストを尽くそう
(ただ守ると言って一方的に押し付けるには勿体ない勇敢な女性、海賊を前にしても怯まない姿が更に魅力的だなんて場違いな発想が浮かぶのは許して欲しい。彼女が着替える間、腕はどうしたとか彼女とは何処で出会ったとか口を閉ざす兆しのない船長には正直お手上げ「俺は大丈夫。駄目な事があるとすればペギーが美しすぎる事だな」ドレス姿に見惚れる己の頬を叩き喝を入れ、半身を妻の前へ海賊と対峙して「船乗りの必需品。お分かり？」方位磁石を此方へ差し出す船長をどう扱うべきか、戸惑い乍も向けられたアイテムを受け取り)

ラピュタのように空中の浮島も良いし、それこそお互いのストーリーの世界に飛ぶのも楽しそう。色々想像してしまうわね。
そもそも性質が全く違うからああはならないのよね。受け入れてくれてありがとう、例の曲に関しては本人から紹介させて欲しいそうよ。
そうね…私の背後は研究を重ねないと動かせない人だから限られてしまうわね。となるとGotGしかないかも。

>>オーウェン

幸運を、ここで私達の旅は終わらせない。
(通過地点としては大変魅力的なのは確か。男達の船路を女である己が邪魔しては申し訳ない、どんな世界にいても男性という生き物は冒険心あってこそだと夫に改めて惚れ直し。扉を閉めても聴こえてくる会話が気になって仕方なし、時折耳をそばたてハラハラヒヤヒヤ。お惚気タイムが始まりそうな発言に頬を染めかけるも胡散臭い船長の前では二人の世界に入り難い「貴方も服を貸して貰って…船乗りの姿をしても絶対素敵。」針が何を指そうとしているのか読めないコンパス、視線をスパロウへ向け「見て判った、でもこの船は何処へ向かっているの？」男のロマンを分かってやりたいが現実主義が邪魔をしてしまう残念さ。)

そろそろ言わないといけないかと思って、貴方と背後様に伝えるのを許してね。
薄々お気付きかもしれないけれど、オーウェンに瓜二つの人＿ポーカーが得意な彼は実は私の背後が動かしているの。私が独立した後に長髪の彼が言っていた事が少し気になって、私だと分かる形で戻りにくくなってしまって…貴方の背後様がこの俳優さんが大好きだと知っていたから映画を観たら向かわせようと思っていたのをこんな形にしてしまってごめんなさい。
それと、勝手だけど気に入って貰えたのが本当に嬉しかった。言わないのが大人だとずっと思っていた、だけど貴方と貴方の背後様には長い間お付き合いさせて貰っているから隠し続けるのはやめようって。

驚かせたとしたら申し訳ないわ、彼の事もどうかよろしくね。

知識が少なくて大口は叩けないが、色んな映画の世界に飛び込んでみるのも良いよな。
はは、俺達にあれは無理だ。気を遣わせてすまなかった。あぁ、分かった。
今は大物スターが登場してくれた訳だしゆっくり探そう。

>>ペギー

元の世界に…いや、俺は此処が終着点でも構わない
(言い掛けた言葉は元の世界に戻ろうという、互いに離れる危険の多い意味合いを含む発言。妻の考えを否定したくはないが離れる位なら船の上で一生を終えても悔いはないなんて惚れた弱み、忙しなく拳を握ったり開いたり珍しく落ち気のない様子で。ドレスの隣に時代に合った服装で並びたいのは事実だが服を貸してくれと頭を下げるのは抵抗がある訳で、そんな此方の発言を見透かした「男には貸さない、優しくしない主義。この船の行き先は常にお宝だ」キャプテンの発言にお手上げ、無言のまま椅子に座り直し)

二人の想像だけで作り上げるのも素敵よ、まさにロビンソン。
愛の形は人それぞれ、貴方と私には二人の形がある。良い感じに纏まったでしょう？背後様への愛だと思ってくれれば良いの、結局私自身は戻れなかったしね。
そうね、これからの作品に期待しましょう！海賊船に酔わないようにしなきゃ。

>>オーウェン

貴方と離れたくないのは変わらない、ただ愛する夫の最期が荒れ狂う海の上になるのは嫌。
(荒れ狂う海云々もなにも死なれては悲痛しかないが、元の退屈でスリルに溢れたアメリカに戻ったとしたら夫の方が不便してしまいそう。とはいえ未来の南米に居るのは不自然なのも事実、ほうと息吐き何とも言えない表情に。勝気な妻は夫を想うが故に船長へにじり寄り「ちょっとスパロウさん？貴方紳士の心得はご存知？女だからって甘く見ていれば良いと思わない事ね。」下から顎を上げ睨みっこ。お宝と聞いてにわかには信じ難く薄い目で眺め「…あらそう。何のお宝なのか是非聞かせて。」無言の夫の背中に手を回しもう勝手に服を借りてやろうと心に決め。)