唐突だがこの世には、三つの種が居る。
まずは通常種。
これは普通の人間で、特に説明はいらない種。
次に【フォーク】。
一定の年齢、大体成人する辺りから突然に何を食べても味覚を無くす。そして、唯一ケーキ性の人間の皮膚、血液や涙、香り等からのみ上質な甘い味覚を感じ取ることが出来るようになる。
味覚が無くなるまでは検査でも引っかからないため、成人する辺りの年齢になるまでは見付けにくい。攻撃性のある本能を持つ者も居るが、温厚な者も居る。一貫して言えるのは味の好みはあれど、どのケーキ性の香りをも嫌う者はいない。
【ケーキ】。
通常種と大差は無いが、味覚を無くしたフォーク性の人間にのみ上質なケーキのような甘い香りや味を感知される。一人一人細かく味が異なるらしく、ショートケーキやチョコケーキ、紅茶のケーキに抹茶ケーキと違ってくる模様。また、さらにはフォーク性の人間にも好みがあるらしく、必ずフォーク性の人間に襲われるとは限らないらしい。が、フォーク性の人間には飽きという感覚は無いため、気に入ったケーキ種は離しては貰えない。
これは、六人兄弟の半分がケーキ、半分がフォークのおはなしである。
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