遠山 和葉 2017-04-19 23:47:24 |
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はっ、何言うとんねん。俺は普段から素直やろが。
( 普段素直に謝ることなど滅多に無いが、元から素直だろうと怪訝そうに告げて。
「ちょ待て、そう急かすなや。全部食うたるからゆっくり食わせろて」嬉しがる彼女に自然と笑みが零れるも、急かされているように感じ落ち着けと少々呆れ気味に制止を。折角の花見で然も彼女の手作り弁当なのだから、もう少しゆっくりと味わいながら食べたい。卵だけじゃ無く、その他のおかずやおにぎりにも手を伸ばし )
(/ 文化祭良いですね!こちらの希望としては、夏祭りやってみたいなぁと。あとは、何方かが異性から呼び出しを受けて告白受けてる所をみてしまい〜みたいな展開などもどうかなと!)
よう言うわ。いっつもアタシが折れたるやん。
( 自分も素直ではないのだが彼も相当だと、ふっと鼻で笑うと強気に述べて。「___おおきにっ。めっちゃ嬉しいわ〜。また作るなぁ。」彼からの″全部食うたるから″が嬉しくてふわりと柔らかく笑みを浮かべ。やっぱり好きやなぁ、なんて大好きな幼馴染みを愛おしそうに見つめ。)
( / はっ、夏祭りすごくしたいです!(笑)是非しましょう!!どちらかが告白されるのも面白そうですね!!楽しみすぎます〜〜! )
そやったか?なんやよう覚えてへんわ。どちらか言うたら、えらい強気のくせして何かあるとびーびー泣いとる画しか浮かばんけどな。
( 惚けては負けじとからかい口調で、顎に手を当て思い返す素振りを見せニヤニヤとしながら上記を。こんな冗談を言えるのも気の知れた相手だからこそ。泣いたと言っても今思えば心配掛けてしまった自分に非があるのだが。
「頼むわ、こないな弁当やったらいくらでも食えんで。__あ?人の顔見て何ニタニタしとんねん、気色悪い。落ち着いて食われへんやんけ」また作ってくれるとの言葉に本心から喜び、ニカっと少年のような明るい笑みを浮かべ。弁当を食していると感じる視線、落ち着かないと怪訝そうに相手を見遣り )
(/ 告白の場合、平次だともれなく例の橋の上の二の舞になるかもです(笑)
どのシチュからやりたいなどご希望ございますか? )
うっさいわ。アタシかて泣きたくて泣いとんのとちゃう。
誰かさんが心配掛けるからやろ〜?
( 自分が泣いた事を思い返せば大体が彼関連であって。冗談混じりに此方も言い返すとじろりと睨み。
「ほんま?良かったわぁ。___に、ニタニタなんかしてへんわ、あほっ。」彼の少年のようなキラキラした笑みに思わず頬が緩んでしまい。確かににやにやして見つめていだろう事を指摘されると、図星で恥ずかしくてつい悪態をつき。 )
( / 間違いないですね(笑)そうですね、では夏祭りから如何でしょう?? )
せやから言うてるやろ、心配せんでも平気やて。
( 心配掛けてしまったいるのは申し訳ないと思いつつも認める性分では無くて。嬉しい反面変な心配をして欲しく無く、その都度平気だからと言っている訳で。
「なんやねん_ご馳走さん。…おお、どないした?」表情がコロコロ変わる相手に忙しいなと感じつつ、弁当を完食すると丁度着信音が鳴り電話に出て )
(/ 了解しました!場面切り替えれる様に、ちょっとした展開を盛り込みました )
___ちょっと気合い入れすぎてもたかな。
( 今日は毎年恒例の彼との夏祭り。くるりと振り返って鏡で確認してみてはぽつり一言。今年買ったばかりの浴衣と綺麗にアレンジをしたヘアスタイルで、迎えにきてくれる筈の彼を家で待ち。浴衣はいつも着ていたようなものではなく、薄い紫色の大人っぽいデザインにチャレンジしてみて。「…もうちょっとや。…何でこない緊張してんのやろ、アタシ。」約束の時間はまだだが落ち着かず、そわそわと部屋の中を歩き回り。)
( / ありがとうございます。ぽーんと飛ばしてしまいましたが大丈夫でしょうか?? 上手く場面展開できず申し訳ないです…! )
こりゃ確実に遅刻やな、連絡しとかんと_。
( 成る可く事件に遭遇しない様にと気を配っていたのだが案の定事件に巻き込まれ。事件は無事解決したものの、場所が遠く今からでは約束の時間に間に合いそうも無く。スマホを取り出すと約束している彼女に電話をかけ )
(/ いえいえ、大丈夫ですよー!毎度の事ながら事件に遭遇してます( 笑 )
___もしもし、平次? え!事件やったん!
…ええよ、待っとくわ。
( もうすぐ約束の時間になるというのに彼が来る気配はなく。その時、彼から事件に巻き込まれたので遅れるという電話が入り。事件を放っておけない彼だから仕方ないと思いつつも、いつも悪いタイミングで起こる事件に何だか腹が立って。怒りを抑えながら上記を述べ。 )
( / ありがとうございます。さすが平次くん!事件を呼び寄せてますね(笑))
ああ、すまんな。
( 申し訳ないと感じつつも、怒っている様子は感じ取れずに少しばかりホッとして。それでも急いで行かなければと、電話を切り愛用のバイクに跨がれば彼女の自宅へと向かい。
「_こんばんは、和葉居てます?」暫くして彼女の自宅前に着くとエンジンを切り、邪魔にならない様端にバイクを停めて。遠山家のチャイムを鳴らせば、彼女の母親が出迎えてくれ用件を伝え )
あっ、平次。思っとったより早かったやん〜。
事件大丈夫やったん?
( チャイムが鳴り母親が出るのを見ると、駆け足で追いかけて後ろから覗いて声を掛けて。さっきまであんなに腹が立っていたのに彼の顔を見ると怒りが薄れてきたから不思議なもので。「8時から花火あるねんよ。はよ行くでっ」と彼の背中を押して早く行こうと促し。 )
大丈夫や。お、押すなや。
( 顔を出した彼女に笑顔を向け応えると、急かす相手に少々戸惑いながら背中を押されるがまま外に出て。
「人多いねんから、離r…!」そのまま歩き出し、祭りなのだから人の多いのは容易に予想出来。注意を促そうと隣を見ようとした瞬間、いつもと違う彼女の装いにドキリとして言葉を詰まらせ )
うわぁ、人めっちゃ多いやん。
( 外に出るともう既に沢山の人が浴衣を着て行き来きしていて。人混みに流されないように懸命についていくも、慣れない下駄のため早く中々早く歩けず。何故か彼が言葉に詰まれば「___へ? 平次、どないしたん?」なんて、きょとんとした顔で彼の顔を覗き込み。 )
_な、何でもないわ。ただ、迷子にならん様に気ィ付けやって言いたかっただけや。
( 名前を呼ばれた事でふと我に帰るも、覗き込む相手を直視出来ず顔を逸らし背を向けて。
「ほな、行くで」彼女の雰囲気に眩暈にも似た感覚を覚え、まさか見惚れていたなんて口が裂けても言える筈が無く。クラっとする甘い彼女の雰囲気に飲み込まれない様にと再び歩き出し )
え?何もないことないやん。
平次こそはぐれたらアカンで〜。
( 覗き込んだ顔を逸らされ背を向けられると益々不思議に思い彼の正面に回り込み。長年の付き合いから様子が違う事はすぐに分かったようで、くすりと笑いながら上記を述べて。彼の心中を知るはずもなく、背中を追い掛けるように小走りで駆け寄り。「ちょ、待ってや。___ あっ、すいません。」出店の近くはかなり混んでおり人をかき分けるのに精一杯で思わずぶつかりそうになり。 )
うっさいわ、ガキやないんやから迷ったりせえへんわっ。
( 高校生にもなって迷う訳がないと、悪態をつきながら少々不機嫌に先を進み。人混みから抜け少し開けた場所に出て振り返ると後を付いてきている筈の彼女の姿が見えず、まさか逸れてしまったのだろうかと周りを見渡し。
「注意して早々コレかいな_ったく」自分の注意さも足りてなかったと困った様に頭を掻きながら、未だに人でごった返す出店通りに溜息をひとつ。矢鱈に動いてすれ違いでもしたらそれこそ、探すのは困難だろう。それでも心配の気持ちが大きく、人混みの中へ再び入っていき )
あれ? 平次ー?!
アカン、完全に見失ってもうた。
( 彼の背中について行っていたつもりが、目を離した際に見失ってしまい。彼の名前を呼びながら歩くも、あまりの人の多さでとても探せる状態ではなく。更に慣れない下駄のせいか靴擦れもしてしまっていて。バーンと音が聞こえ空を見上げると、時間になったらしく花火が上がり。「___平次と見たかったんやけどなぁ。何で上手く行かへんのやろ。」ただ彼と見たかっただけなのに空回りばかりしてしまっていて。花火を見ながら涙を堪えぎゅっと口を結び。)
_見つからんな。
( 人混みを掻き分けながら辺りを見渡し探すも彼女の姿は見つからず。盛大な音と共に夜空へ打ち上げられた花火。それにつられる様に移動し始めたお陰で、少し空いていきて。
「_何しけたツラしとんねん。」空いて来たこともあり探しやすくなり、彼女の姿を視界に捉え近付けば声掛けて )
___あっ、平次…!
もー、どこ行っとったん〜。花火始まってもたやん。
( しゅんと肩を落として花火を眺めていると後ろから彼の声が聞こえ、目尻に浮かんだ涙をバレないようにぬぐい、ぱっと振り返り。もうこの人混みでは会えないだろうと諦めていたのか、相手の顔を見ると安堵したようで「今日は…もう会えへんかと思った。」ぎゅっと彼の服の裾を掴むと、俯いてぽつり呟き。 )
そら、こっちの台詞や。逸れて居らへん様になった、どっかのアホをずっと探してたんやからな。
( やれやれと溜息を一つ吐けば、いつもの様に悪態をつきながら呆れた口調で。
何処か様子の違う相手に、これだけの人混みで不安でもあったのだろうか。呟きが聞こえたようで、それでも聞こえなかったふりをし「_まあええわ。折角の祭りなんやし、花火見んと損すんで?」ぶっきら棒にそれでも普段らしく、少しばかり柔らかい声色で続け )
もぉ、うっさいわ。
平次がどんどん歩いて行ってまうからやろ。
( 見つけて貰えて嬉しかった筈なのに素直になれず、こちらも言い返すように同じく悪態をつき。「___うん、ほんまやな。…うわぁ、凄い!めっちゃ綺麗や!」彼の言葉にこくりと頷くと空を見上げ、次々と上がる綺麗な花火に思わず感嘆の声を漏らし。 )
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