名無しさん 2017-04-18 15:09:57 |
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【アリス自宅】
ムウ「はは、仲間や同僚からよく言われます」
苦笑いを浮かべる
アリス「そう言えば、こちらの世界に関してどの程度ご存知なんですか?わからない事は聞いて下さいね」
ムウ「そうですね、この世界が幻想郷と呼ばれる世界だと言う事、妖怪や妖精、鬼や神など外の世界で幻想と化した者達が住んでいる事、基本的に命を奪い合う様な戦乱がない平和な世界だと言う事‥私が知るのは以上ですかね」
自身の知る情報を教えるとアリスは、捕捉として異変や弾幕ごっこ、スペルカードや能力に関して教えた
アリス「‥‥と言う感じですね」
ムウ「なるほどわかりました、わざわざありがとうございます」
アリスの説明に感謝しつつも、その表情は納得してはいなかった
【アリス自宅】
ムウの表情を察し
アリス「何か分からなかったみたいですね?わかる範囲でお答えしますから遠慮なく聞いて下さい♪」
ムウ「では遠慮なく、まずは弾幕ごっことスペルカードですかね、口頭で説明を聞きましたが実際はどんなものかと言うのがさっぱりでして‥」
聞き直すがアリスは渋い顔をする
アリス「あぁ‥確かにそうですよね、実際にどんなものか体験するか見てみるのが一番なんですけど‥私1人じゃ無理だし」
どう巧く説明するか思考しているアリスに
ムウ「アリスさん、弾幕ごっこの相手がいれば問題解決なんですよね?」
アリス「えぇそうですけど‥まさか(汗)」
言い回しにふと嫌な予感がした
ムウ「でしたら私がお相手になりますよ、そうすれば弾幕ごっこがどんなものか体験出来ますし、スペルカードも使用して頂ければ一石三鳥ですよ♪」
アリス「はぁ、霊夢から外の世界から来た方々が興味本位でそう言う事があるって聞いてたけど‥なるほど確かに面倒臭いわね(汗)」
そう、外の世界から来たばかりの相手に弾幕ごっこをする場合は注意点が幾つかある、弾幕ごっこは基本空中戦なのだが
1、外の世界から来た者達で空を飛べる者が殆ど皆無な為に一方的な展開になり
2、弾幕に関しても数多の弾幕が降り注ぐ様な戦闘等は外の世界では稀少な為に回避もろくに出来ず
3、スペルカード等の必殺攻撃事態が外の世界じゃ架空の物なので対処不能
以上の三点を踏まえた上で、相手が弾幕ごっこで幻想郷自体に恐怖心を抱かない様に考慮しながら行わなければならないのだ
【アリス自宅】
ため息を吐くアリスに
ムウ「私のアイデア、ダメでしたかね?」
アリス「いやダメじゃないですね、ダメじゃないんですけど‥はぁどうしてもやりますか弾幕ごっこ?」
再度確認すると
ムウ「えぇ、可能ならば是非お願いします」
アリス「わかりました、じゃあ外へ行きましょうか上海!蓬莱!」
人形を連れ扉を開け外へ出る
見た目や話し方から明らかに戦闘向きな人じゃないのよね、例えるなら後方支援タイプかしら?そんな人が大丈夫かな?
等と思考しながら歩いてるとムウが丸腰のまま着いてきてるのに気付き
アリス「アレ?ムウさん鎧はどうしたんですか?」
ムウ「?あぁ不要でしょう、ごっこ遊びをするのに鎧を纏うなんて可笑しいじゃないですか」
答えるムウに対し
あぁこの人完全に弾幕ごっこを舐めてるわ
と思った
【魔法の森】
二人はアリス自宅から離れ暫く歩くと
アリス「この辺りなら家に流れ弾が飛ぶ心配はないし、ムウさん此処で始めたいんですけど大丈夫ですか?」
ムウ「えぇお任せしますよ」
笑みを浮かべ答えるムウを見て
しかし、相手が弾幕を撃てないムウさんじゃ一方的な展開になるのが目に見えてるのよね
と考えていると
ムウ「アリスさん、今回の弾幕ごっこですが普段より幻想郷で行われているルールに周囲の物を弾幕として使う事を追加してお願いします」
アリス「周囲の物を弾幕に‥なるほどそう言う事ですかわかりました」
魔法の森に生えている木々を弾幕として使うと言う事だと理解し了承すると、空中へと飛翔する
アリス「さて‥始めましょうか!」
ムウ「よろしくお願いします!」
双方の合図と共に、空中と地表での変則弾幕ごっこが始まった
【魔法の森】
遂に始まった変則弾幕ごっこ、初手の弾幕を放とうとして
アレ?ムウさん周囲の木々を弾幕って‥どうやってやるんだろ?
今さらになって気付くが
アリス「まぁ何とかしてくれるでしょ」
と言いながら上海→蓬莱→アリスの順で弾幕を放つが、周囲の木々を盾にし初手をやり過ごしたムウを見て
アリス「へぇ‥周囲の環境を利用したか、にしても随分と冷静な対処が出来るわね」
と関心しながら木々の盾になれそうな箇所を潰す様に上海&蓬莱を左右に展開し
アリス「木々による安全地帯(セーフティーポイント)は潰した、コレで終幕!」
言い放ち弾幕を繰り出したが‥
現実はアリスの予想を覆していた
アリス「へ?」
弾幕従来の安全地帯に立ち
ムウ「なるほど、美しさ華麗さも弾幕の力と言ってましたが、確かにこれならば納得ですね」
初めて見る弾幕に感心していた
【魔法の森】
アリス「‥‥‥‥」
想定外の展開に最初は動揺したが、頭を切り替えムウの動きを冷静に分析する
最初の動きは木々を盾にし初手を防いだ、だから私は木々の死角を潰し仕掛けたが、難なく回避されたまるで最初から安全地帯がわかってた様な動きだった、初手の動きが安全地帯を見極める為だったなら、同パターンの二撃目が回避されて当然だわ
つまり‥ムウさんは木々を盾に自身の安全をキープしながら弾幕の安全地帯を見極めた
アリス「いやぁムウさん、なかなかヤりますね♪ビックリしましたよ」
ムウ「いえいえ、慌てて飛び込んだ場所が偶然安全地帯だったので助かっただけですよ」
分析を終え話し掛けたが返ってきた言葉に
何が偶然よ、言ってくれるわね。確か外の世界じゃこう言う人を『昼行灯』って言うのよね
【魔法の森】
ムウと対峙しながら心中で毒づきながら
アリス「さてと‥流石に外の世界から来たばかりの方に弾幕ごっこで負ける訳にもいかないんで、そろそろ本気でやっちゃいますよ!」
ムウ「臨むところです!」
宣言すると同時に上海・蓬莱の二体が弾幕を放ち、アリスもタイミングをずらして弾幕を撃ち放つ!が時間差弾幕すら難なく安全地帯で回避されてしまう
アリス「ちょっ‥!」
思わずあげそうになった声を呑み込み、続けざまに弾幕を繰り出す
今回の上海・蓬莱・アリスが放った弾幕は、ムウにとって初見の弾幕であり、尚且つ各個別パターンの物だった
アリス「それでも回避されたって事は、当初の分析が間違っていた」
冷静に思考しながら、上海&蓬莱と連携を取りながら様々なパターンの弾幕を撃ち放つ
アリス「つまりは、初手の弾幕すら木々を盾にせずとも回避出来ていた‥油断を誘う為ってやつかしら」
数多の弾幕を繰り出すもムウに掠りもしない
アリス「弾幕を放った時点で安全地帯がわかっている‥いやこれまでの動きから見てそれはないわね」
弾幕を回避されながらもムウの動きを見て、対処法を思考する
【博麗神社】
紅白の巫女装束を纏った少女が境内を竹箒で掃除していた
魔理沙「なぁ霊夢~、友達が遊びに来てんのにガン無視で境内の掃除はどうかと思うぜ」
巫女装束の少女に文句を言うと
霊夢「私はアンタみたいに暇人じゃないのよ、そんなに暇なら最近覚えたって言う遠視魔法で面白そう事でも見付けたら?」
魔理沙「ちっ!友達がいのないやつだぜ」
文句を言いながら遠視魔法を自身に施し周囲を見回す
霊夢「相変わらず単純ね」
遠視魔法で見える景色に歓声をあげてる魔理沙を見て呟く
【博麗神社】
遠視で見える景色にテンションが上がるが‥
魔理沙「ん?弾幕ごっこか?相手は誰かな‥ありゃあアリスか?珍しいなぁ」
魔法の森の方角で動きを止め、遠視で見えた様子を呟く
霊夢「アリスが弾幕ごっこ?」
魔理沙の呟きに竹箒の動きを止めた
魔法の森に住む魔法使い『七色の人形遣い』と呼ばれる『アリス・マーガトロイド』は基本的に率先して弾幕ごっこをするようなタイプではない
そんな彼女が弾幕ごっこ‥確かに珍しいがそれだけだ
霊夢「あらアリスが弾幕ごっこなんて珍しいわね、で相手は誰なの?」
再び竹箒で掃除を再開しながら魔理沙に聞くが
魔理沙「わからないのぜ」
霊夢「はぁ?」
遠視で見てる癖に相手がわからないなんて言われ、思わず裏返った声をあげてしまう
【博麗神社】
霊夢「いやいやアンタ遠視で見てんでしょ?何で相手がわかんないのよ?」
魔理沙「そう言われてもなぁ、アリスのやつ地上に向けて弾幕撃ってるからなぁ」
問い詰めを気にも止めず答える
霊夢「地上に弾幕?って事はアリスの家に悪戯でもした野良妖怪が相手なんじゃないの?」
魔理沙「もしそうなら、アリス自ら出ないな上海&蓬莱で片付けるのぜ」
確かに魔理沙の言うとおりだ、だとしたら相手は誰なの?
霊夢「じゃあ魔理沙、相手の弾幕はどんな感じなの?これは流石にわかるでしょ」
魔理沙「えっと‥‥霊夢わりいわかんないのぜ、理由としては地上から空中へ弾幕が一切飛んでないのぜ」
弾幕が飛んでない?弾幕ごっこなのにアリスの弾幕しか確認出来ない、相手は地上で姿が見えない‥
【博麗神社】
魔理沙からの情報で何となく状況を理解し
霊夢「なるほど‥そういう事ね」
1人で納得して掃除を再開する
魔理沙「霊夢なに1人で納得してんだよ、情報の開示を求めるのぜ」
霊夢「ハイハイわかったわよ、アリスの相手は外の世界から来た人間よ。理由はわかるでしょ」
何故か霊夢の方を見向きもせずに
魔理沙「地上からの弾幕が見えない=弾幕そのものが撃てない、アリスの弾幕対象が地上のみ=相手は空は飛べない、って判断した訳か‥確かに霊夢の分析が正しいと私も思うけどな‥」
言いながらも視線を魔法の森から離せなかった
【魔法の森】
『博麗神社』の魔理沙が見えた様子は‥
アリス「上海!蓬莱!」
指示をとばすと同時にムウの居る地点を覆い包む様な弾幕の網を放つ
上海「シャンハーイッ!!」
蓬莱「ホーラーイッ!!」
二体が両翼に展開し回避行動を阻害する様に弾幕を放つ
ムウ「ハァッ!」
二体の弾幕を掻い潜り、アリスの弾幕を突破するが‥
アリス「これならッ!」
まるで回避される事を予測してたかの様に、全く別パターン弾幕陣形を既に組み終え、弾幕を放っていた
ムウ「全く‥アリスさんの弾幕パターンは無限なんですかね」
言いながら上空から降り注ぐ新たな弾幕を見据える
ムウが無限と言うのも無理はない。途中からアリスは毎回初見の弾幕を繰り出す様に変えてきたのだ、今現在に至るまで同パターンの弾幕は一度もない
【博麗神社】
魔理沙「‥‥‥‥‥」
先程から黙って魔法の森を見続ける
霊夢「さっきから黙ってどうしたのよ?アリスの相手は外の世界から来た人間だった‥それ以外の予測出来ないわよ」
魔理沙「なぁ霊夢、外の世界から来た人間相手にアリスが弾幕ごっこで苦戦してる姿って想像出来るか?」
頭に?マークが浮かび
霊夢「なにアンタは馬鹿な事言ってんのよ、そんな事ある訳‥‥ってまさかッ!」
魔理沙「そのまさかなのぜ、アリスは絶賛苦戦中だぜ」
アリスが苦戦する人間?全く想像出来ないが‥掃除してる場合じゃないらしい
霊夢「現状はどうなってんの?」
魔理沙「私や霊夢が知らない弾幕で上海&蓬莱と連携して攻めてるが‥見た感じ全く命中してないな」
知らない弾幕と聞き思わず笑みが浮かんだ
霊夢「知らない弾幕ね‥アリスらしいわね」
魔理沙「だぜ」
二人は弾幕の使い手としてのアリスを知っている、霊夢は万能型(オールラウンダー)、魔理沙は力(パワー)、咲夜は速度(スピード)とするならアリスは技巧(テクニック)として分類されるだろう
パワーも無くスピードも無い、だがそれを補う多彩な技がアリスの持ち味なのだ
そして、弾幕ごっこを行う際にしても多彩な技を用いる事はなく限られた技のみを使用し、多彩な技の殆どを温存する
それが 七色の人形遣い アリス・マーガトロイド
と言う魔法使いなのだ
【博麗神社】
霊夢「アリスが温存してた弾幕も躊躇わず使う相手か‥面倒臭そうね」
魔理沙「少しはやる気出せよ霊夢」
と声をかけた瞬間
魔理沙「あっ!」
霊夢「どうしたのよ」
声をあげた魔理沙に何事か問うと
魔理沙「アリスのやつ‥スペルカードを出したのぜ」
霊夢「弾幕ごっこの切り札を出したか‥相手は相当厄介らしいわね」
魔理沙「げっ!よく見たらアリスのやつ‥2枚のスペルカードを重ねて1枚に見せてやがる(汗)」
霊夢「確実に決めにいったわね、アリスらしいわ」
こう言う小技もアリスの特徴だ、以前 霊夢もこの手に引っ掛かり危うかった事があった
魔理沙「あっ!」
再び声をあげた魔理沙に問うと
魔理沙「遠視魔法の効果切れたのぜ」
振り向き苦笑いする
霊夢「だぁー!もう使えないわねッ!もう一度遠視魔法使いなさいよ!」
魔理沙「わかったのぜ」
慌てて再詠唱に入る、今度は霊夢にも遠視魔法を施し改めて魔法の森を見たが
【魔法の森】
霊夢と魔理沙の目に映ったのは‥
アリス「くッ!」
地上からの弾幕を回避し反撃の弾幕を放つが、お返しとばかりにアリスの弾幕と同じ弾幕がアリス自身に襲いかかる
アリス「危なッ!」
間一髪で回避するが
アリス「只でさえ弾幕が当たらずジリ貧だったのに、今度は弾幕どころかスペルカードも封じられるとはね(汗)」
先程の光景を思い返しながら地上のムウを見る、アリスが発動した1枚のスペルカードより放たれる弾幕がムウを包み込もうとした直後、スペルカードから放たれた弾幕全てがアリス自身を襲ってきたのだ。想定外の展開に慌ててもう1枚を発動して難を逃れたが‥以降アリスの弾幕は全て不可視の壁に反射され自身を襲うと言う展開になっていた。
アリス「不可視の壁を何とかしなきゃ残り1枚を使えない」
自身の胸に挟んだスペルカードを見て呟く
【博麗神社】
現地のアリスが一人相撲をやってる事などわからない二人には、地上と空中での弾幕ごっこにしか見えなかった
霊夢「ねぇ魔理沙?」
魔理沙「何なのぜ?」
霊夢「地上から弾幕が飛んでないって言ってた気がするのだけど‥聞き間違いだったかしら?」
魔理沙「えっと‥いや確かに地上から弾幕は飛んでなかったのぜ」
霊夢「じゃあ私の目に見えている、地上と空中の弾幕ごっこは錯覚かしら?」
魔理沙「えっと‥それは‥」
聞いていた話と違いすぎる事実に問い詰めるが魔理沙は言葉に詰まる
霊夢「まぁいいわ、どっちが勝ったかだけ後で教えてね」
それだけ言うとまた掃除に戻ってしまった
魔理沙「おいッ!霊夢ッ‥‥どうして?確かに目を離す前までは地上からの弾幕はなかったのぜ?私が見てなかった間に何が‥」
どうしても気になり魔法の森を見続けた
【魔法の森】
自身の弾幕を反射する不可視の壁(クリスタルウォール)への打開策が見付からず
アリス「切り札のスペルカードは反射され、様々な弾幕も試したけど全て反射された‥」
自身の正面に立ちこちらを見上げてるムウの顔を見て
アリス「ムウさんってやっぱり『昼行灯』よね」
言いながら右側面から仕掛けようとムウの右側へ移動すると‥
アリス「ん?」
気付くとムウは自身の正面に立っている
右からの弾幕は嫌って事かしら?
等と考え今度は左側面から仕掛けようと移動するが‥
アリス「えっ‥‥」
ムウは再びアリスの正面に立っていた
確かに側面から弾幕を撃たれりゃ誰だって嫌がるだろうが‥何故だか違和感を感じた
アリス「‥‥‥」
無言のまま後方へ回り込もうとするが、やはりムウは自身の正面に立っている
違和感は確信へと近付きつつあった
アリス「試す価値あり‥かな」
呟くと自身の出せる最速のスピードで揺さぶりをかけると同時に上海&蓬莱がアリス以上のスピードで揺さぶりをかける
【魔法の森】
アリスの動きを見て
ムウ「流石はアリスさん気付くのが早いですね」
クリスタルウォールの弱点に気付かれた事を悟り、アリス・上海・蓬莱からの弾幕を全て正面で受けようと動くも‥
流石に対応しきれず、遂に蓬莱の弾幕が左側面から降り注ぐ
ムウ「くッ!」
辛くも回避する、その姿を見て
アリス「ビンゴッ!」
思わず声をあげた、自身の感じた違和感からの推測が確信に変わったのだ
つまり不可視の壁(クリスタルウォール)はムウの正面にしか展開されておらず、正面以外からの弾幕は有効だと証明出来たのだ
ムウ「弱点(ウィークポイント)を見抜いた以上、勝負を仕掛けてくるでしょうね、ごっこ遊びとはいえ負けたくはありませんし‥此方も仕掛けてみましょうか」
言うと正面へ移動し自身を見下ろしているアリスを見る
【博麗神社】
魔理沙「スペルカードが2枚ともない?使っても勝負がついていないって事は‥相手のスペルカードど相討ち?」
遠視魔法をかけ直してる間に状況が進んでしまい推測してみるが‥
魔理沙「いや待てよ、アリスがそんなにポンポンとスペルカードを使うか?状況が全くわからんのぜ?」
暫く黙って見てると
魔理沙「お!蓬莱の弾幕が通った‥ってあの感じ外れだな、ん?待てよ今までアリスが弾幕放った後は間髪入れずに反撃がきたのに、何で今は反撃が来ないのぜ?」
思い返すと地上からの弾幕は全てアリスが弾幕を放った直後だった
魔理沙「やっぱり地上の相手は弾幕を撃てないんじゃ?でも地上から弾幕はあったし‥‥だぁーッ!ワケわかんないのぜッ!」
霊夢「魔理沙ッ!うるさいッ!」
魔法の森での弾幕ごっこの謎がわからぬまま悶える魔理沙を怒鳴り付ける
そして、アリスvsムウの変則弾幕ごっこは佳境に入る‥
【魔法の森】
地上のムウと視線を合わせ、蓬莱の取り出した懐中時計を見て
アリス「10分か‥フフッ長丁場になったわね♪けど、これで終演」
言うとスカートの内側から5体の人形が飛び出した
ムウ「なッ!?まさかスカートの中に仕込んでいたとは、合計7体とアリスさんですか厄介極まりないですね‥」
アリス「アリス幻想楽団!開演よッ!!」
号令と同時に上海&蓬莱を含めた7体に人形達が散開し、高速で多方向からオールレンジ弾幕を放つ
ムウ「速いうえに展開が読みづらい」
紙一重で弾幕を回避し移動しようとするも
ムウ「おっと」
移動先に弾幕を降り注ぎ、再び元居た場所へ戻される
ムウ「動きを封じられましたか‥!!」
多方向からの弾幕により動きそのものを封じられ、アリスの弾幕が位置を確認しようとするも姿が見当たらない
ムウ「参りましたね‥この状況でアリスさんを見失ったのは痛いですね」
アリスの気配を探ろうとするも
ムウ「‥‥‥くッ!」
多方向から降り注ぐ弾幕の妨害により集中できない
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