フラミンゴ 2017-03-30 08:35:20 |
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(どの質問を投げかけたとしても堂々巡りの後に戻るのは惚気とも取れる彼の幸せそうな言葉なのだろうと察すればからかいの感情こそ生まれても嫌な気にはならず、寧ろこの場にいないフラミンゴに妬いてしまいそうな程には羨んだ気持ちに至り。野菜スープが出来上がり良い匂いが漂い始める頃、すんと鼻で息を吸い込んで「そりゃえぇ案ですわ。嫁さんと一緒の所やったら少ぅし位おいちゃんのこと構ってくれはるわァ」暗に普段余り相手にされていない事を示した言葉を送りつつ、謝礼の言葉に対してもアッハッハと高らかと笑い声を上げてから頭を左右に揺らし「ほい、完成。――っと、このまま遊園地の面々が集まるん待ってたかったんやけど、おいちゃんモー戻らなあきませんわ。」チクタクと時間を刻む手首の時計を覗いては思いの他時間が過ぎている事に気が付いて、”こりゃいけない!”とばかりに大袈裟な反応で言葉を続け。「また今度、フラミンゴの反応を教えたって下さいよ」本来ならば自身の目で見たかったものだが、と肩を竦ませ残念がるような雰囲気でそれを伝え。いそいそ、と此処に入ってきた時の状態に服装を整えるとニンマリと笑みを浮かべ「それに、ラブラブな二人を邪魔して馬に蹴られたんや堪りませんわ」ちゃんと意地悪なからかいを忘れずに、しっかりと残して「ほんでしたら、今日は楽しい時間潰しできましたァ。嫁さんに感謝感謝!今度は公園で待ってますけぇ、また会いましょ」ひらひらと手を揺らすと"片付け出来ひんで悪いな"と詫びる言葉を簡易的に添えて扉を開き、開いた扉のその先にフラミンゴが立っていると一瞬は驚いた雰囲気で細い眼を開き。「グッモーニンハローグンナイ!久しいネぇ、フラミンゴ!水臭い!可愛い嫁さん貰いはったならチャントおいちゃんに教えれっちゅうの」勢いに押されたままポカンとするフラミンゴへツラツラと言葉を投げかけてバシバシとその背を叩き、彼が怒り出すその前にと外へ出れば最後まで賑やかにその姿を空へと消して)
フラミンゴ:―――!(外へ出ていたその姿を見慣れたサーカス小屋へ戻すと扉を開くため伸ばしたその腕は扉に触れる事も無く、宛ら魔法のドアの様に開き。魔法の訳も無く、扉の先に珍しい客人の姿が有るとそのキナ臭さが余り得意じゃ無い男が故に露骨に表情を顰め。此方の事なんて一切お構いなしと言葉を雨の様に振り翳す彼に、いっそのこと茫然と付いていけないとすら感じ始め。あっと言う間に背中に強い刺激だけを置いて空へ飛んで行ってしまえば頭が痛くなるとばかり眉間に指先を軽く宛がい頭を抱え「たでぇま」と今日一番疲れたとでも言う様にため息を共に挨拶を、後ろ手に扉を締めればふわりと香るのは食事の匂いで。外から戻って来たからか普段と比べて空腹を感じているようで、先ずはと恋人の姿を目で探し)
なん、ドラちゃんとふーちゃんはあんま仲良うないんかァ?(ぐつぐつと鍋の中で煮込まれる野菜スープが仕上がった頃、呟かれた彼の言葉に興味深げに瞬きを繰り返し。確かに2人とも笑顔で話している姿は想像出来ないが、構う構わない云々の次元で関わりがないのか、と思えば何やら不思議な心地で。だがよくよく考えてみれば、彼のエネルギッシュさにフラミンゴが付いていけるほど快活でない事を思い出しては妙に納得してしまい、”あぁ、まァ、ねェ?”と曖昧に濁す。小籠包の方もそろそろ蒸し上がる頃、相手にも味見して貰おうと視線を向けた先、矢継ぎ早に告げられる暇の言葉。ペラペラ動く口に珍しく押されては言葉を挟む間もなく、気付けば彼の姿は最早玄関の前。「ドラちゃん、あんがとさん!また遊びに行くなァ!」これだけは、と相手に聞こえるよう大きな声でお礼と遊びにいく約束を念押し。片付けに関しては気にするなと首を左右に振り、朗らかな笑み浮かべて片手振り見送りを。扉を開けた先、どうやら待ち望んでいたフラミンゴのお帰りのよう。想像した通り一方的に喋りかけ、姿を消していく様子に思わず腹を抱えてケラケラ笑って)
>フラミンゴ
(終始圧倒されっ放しだった彼の様子に笑いの余波を引き摺りつつ、告げられた挨拶に片手をひらりと振り「お帰り、ふーちゃん。何やお疲れさん。お帰りのチューでもしたろか?」眉間に皺を刻んだ表情さえ愛しく感じては、未だ扉前にいる彼の元へ歩み寄り、キスに対する返答を貰わぬうちに、軽いリップ音を立ててその頬に口付けを。人差し指でトントンと彼の眉間に出来た皺を伸ばし、スルリと片方の腕に腕を絡めては食卓の方に促すよう腕を引き。「お腹空いとる?今ちょうど晩御飯出来た所やさかい、グッドタイミングやわァ」ウキウキと弾んだ口調でそれとなく己が作った事を言葉のニュアンスに含ませては、ニンマリと得意げに笑ってみせる。気持ちは既に彼にご飯を食べてもらいたい、との思いで一色。逸る気持ちのままに、一旦洗面所とリビングへ繋がる廊下の分かれ道がくれば、組んでいた腕を解き、その背を洗面所の方へ押しやって。「準備しとくさかい、ふーちゃんは手洗ってきてェな」テキパキとした口調で告げては己はダイニングの方へ戻り、彼の為に料理を皿に盛り付け準備を行いつつ、フラミンゴが戻ってくるのを待ち)
(突然の出来事に対応できるほど器用じゃ無ければ己からすると驚く間を与えないほどスムーズな出迎えと、親しみを感じさせる口付けに顔を赤らめる事は無いがゴクリと生唾を飲む辺りは正直で。そのまま流される様に腕を組み洗面所へ誘導されてしまえば口を挟む隙を見つけられずに押されるがまま頭を縦に揺らして。得意げな笑みを見せ、夕食を用意されていたと聞けば洗面所で一人になった所で嬉しさがジワジワと込上げて来て、片手を口元に宛がうと今更ながらに込上げた嬉しさや羞恥に顔を赤らめ。こんな風に自身の帰りを待っていてくれる、暖かい料理を作って笑顔で世話を焼いてくれる、これが愛しい人からなのだから愛しさが止まらずににやけてしまい。柄にもなく外出も悪い物じゃないと思ってしまえば手を洗ってから冷たい水で自身の顔も冷やすように洗い、フーと小さく息を付いてから濡れた顔をタオルで拭い少々遅くなってしまったが姿を現して。料理の乗った皿が並ぶテーブルを見ると"凄ぇ、"と思わず、といった様子で反射的に素直な感想を落としてから「綿菓子、__腹、減ってるから。沢山食うヨ」ポリと頬のあたりを指先で軽く掻けば見るからにも手が凝っていると分かる料理に、加えては先ほど感じた止まらない愛しさの後押しも有って気遣う訳じゃない素直な申し出を行って。「美味そォだからな」頬に触れさせていた手を降ろし不器用ながらに口角を少し持ち上げて)
(洗面所との分かれ道で彼を見送った後、ダイニングにて料理を皿に盛り付け椅子に座って彼を待ち。はやく彼に食べて欲しい、と気持ちが急いているためか、僅かな時間も待てないとばかりに手持ち無沙汰に組んだ足の先をプラプラと揺らし、桃色に染まった髪先をクルクル弄る。その色を視界に入れるだけで満たされたような気持ちになるから不思議だ、と”ふっ”と息を吐くように小さく笑い。数分経った頃だろうか、カタリと音を立てリビングに現れた彼に視線向け。思わずといった風に溢れた彼の言葉に、嬉しさが込み上げては、両口角をニィと持ち上げる。身軽に立ち上がり、自分が座っていた席の前の椅子を引いては彼に座るように促し。「そら良かったわァ。ふーちゃんの為に作ったんよ?ようけ食べてくれると嬉しいわァ」両手を腰に当て胸を張って自慢げにそう伝えては、彼が着席した後、自身もいそいそと彼の前の席へと座り。きっとジャバウォックのように、彼もこの料理の事を知らないに違いない。両方の組んだ腕を机の上に置き、少しばかり身を乗り出すようにしては「これな、小籠包っていう料理やねんでェ。このもちっとした皮ん中に肉とか野菜が入ってるねんでェ」と簡単に料理を説明をし。その流れで一つ人差し指を立てては忠告するように小声で付け足しを。「食べる時やけど小さいからて一口でいったら火傷すんでェ?出来立てやからなァ、そん中に熱い出汁が入ってるねん」小さな頃、よく失敗して舌をひぃひぃいわせていた事を思い出しては、「それで何度も痛い目見たわァ」とカラカラと笑いながら語り)
――(気配り上手と言うのは彼の為に有る言葉なのでは無いだろうか、当たり前のように椅子を引いて座るまでの準備までしてくれる気立ての良さに今まで感じていた愛しさは更に募るばかり。それに加えて可愛い言葉を聞けばその思いは尚更で、目の前に置かれた料理を見つめ初めて見たその姿に頭を傾けて"これは何か"と問いかけるべく正面に座る彼を見た所で先にそれを紹介されれば未だ見ぬ味に興味を持ち「綿菓子の所の料理かァ――……お前の事知れるみてぇ」もし、これが見知った料理だとしても自分の為に恋人が作ってくれたと言うなら喜んで食べていた。だが、恋人の郷土料理で幼少期の思い出話まで聞かされれば食べたいと言う思いは募り「頂きます」と手を合わせた後に教えられた注意に従って一口分嚙り付き、もち。とした生地に歯を立てたと思えば熱々の出汁が飛び出してきてその衝撃に瞳を少し大きく開いて注意を受けていたことが幸いとし火傷を負う事無くもくもくと一つをペロリと食べきり「お前、料理上手なンだな。すげぇ美味い、」感心する様子で感想を述べ、誰に言われるでもなく自分から率先ともう一つ皿に取り分けて「これ、ソヨンとソジュン。あと、ドードーにも、凄ぇ美味いから残してやんなきゃなァ」皿に移した小籠包を見ては共に住む彼らにもと考えが浮かび、食べ過ぎてしまわないようにと手を止め)
(正面に座する彼の顔をニコニコと眺めながら、一口齧る様子を瞳細めて見守り。きっと熱々の出汁に驚いたのだろう、僅かに開かれた瞳、彼の一挙手一投足が愛らしく何時迄も見ていられる。あっという間に一つを完食してくれたのが、なお嬉しい。「そんな喜んで貰えたんやったら、作った甲斐があったわァ。俺ん得意料理の一つやからねェ」得意げな、まるで自慢話を鼻高々にする子供のような表情をその顔に浮かべては、珍しくも自身から皿にもう一つ取り分けるフラミンゴの姿にその表情は深くなるばかり。本日の夕食を作る際に張り切りすぎるほど張り切ったからだろうか、将又ジャバウォックが手伝いに来てくれたお陰か、小籠包はこれでもか、というほどこさえている。元々ソジュン、ソヨンの食べる量は凡そ計算して作っている。「なんや張り切って仰山作ったさかい、いっぱい食べてェや。まァ、ドドッチが吃驚するくらい大食いなんやったら話は別やけどなァ」手を止めた彼が気兼ねしないように軽口を交えながらも言葉を伝え。何だかんだで周りに気を配り遠慮してしまう相手が可愛らしい、と思ってしまうあたり、ドードー鳥と共にフラミンゴを甘やかしてしまっている節があり、またドードー鳥の気持ちも分かってしまうからそこから抜け出せなくなっている事を自覚せねばならない。一緒に暮らし出した双子からも昨晩その事を指摘されたばかり。頬をポリポリと人差し指で掻きつつ、思い出した双子の言葉に苦笑滲ませるも、好きなものは好きだから仕方ない、と割り切って。食事を進める彼の為、席を立ってはコップにお茶を入れてくると、そっと差し出し)
喉つまらせんように気ィつけてなァ。そういや、今日は何して来たん?
(途絶えることの無いニコニコとした愛らしい表情を見るだけで彼を例える綿菓子を頬張ったときと似た甘くて幸せな気持ちを抱く、ほっと胸を落ち着かせる幸せな甘さは今までにこうも感じたことが無い。沢山作っていることを教えられれば続く冗談めかした話にも"く。"と小さく笑い声を上げて「そりゃ良かった。あいつらの分も全部食っちまって双子に嫌われるのは勘弁だからナ」ドードーは置いといたとして、恋人の家族には好かれていたいもの。嫌われたくない、せめて気に入られていたいと浮かぶ思いを吐露すると安心した様子でスープに口を付け。お茶を受け取る際に短いながら"サンキュ"と礼の言葉を伝えてから「今日は――羊の家のリビングをデザインしてくれってヨ。頼まれてたやつのイメージ図を渡してきた」その他にも何件か向かった場所は有るのだが大雑把にも一つを引き抜いて説明すれば「これから暑くなるだろ、外出る時使えって。真っ白の日傘貰ったから外出る時使えヨ」忘れてた、と言う様子で仕事で出る際に持ち歩く鞄を示してから中に入る真白に白い糸で薔薇柄刺繍が施された如何にもなメルヘンチックなデザインのそれを語り「でもフリルとかパールとかついてたから、気に入らなかったらソヨンにあげたら良い」そのデザインまで思い出せば眉尻を落として困ったような表情のまま日傘の行方に選択肢を作り。「そンで、代わりの帽子。一緒に買いに行こうぜ」外に出るべく誘いの言葉を視線を落とし照れくささに負けそうになりながらも確りと持ち掛けて)
なん、ふーちゃんソジュンとソヨンの事を気にし過ぎやない?(紡がれる己の家族を気にしてくれるセリフに有難いやら嬉しいやら、感謝の気持ちが湧くのは勿論のことであるも、2人が来てから何だかんだと彼の口から双子の話題が出る回数増えては嫉妬するなという方が無理なもの。行儀悪くもテーブルの上で頬杖をつき、これ見よがしに唇尖らせてはぶうたれて。この家に現在自分と彼だけしか居らぬから普段隠していた嫉妬心を垣間見せ。ジト目で見やりながらも、足は構って欲しさに指先でツンツンと彼の脛辺りを突き。遊園地のデザイン以外の仕事内容を知れるのは新鮮で、新たな彼の一面を発見するようで楽しく。ふんふん、と頷きながら話を聞きつつ、「全部ふーちゃんがデザインしたん?めっちゃ洒落てるんやろなァ。また見せて欲しいわァ」ワクワクと好奇心を声音に含ませ、それとなくおねだりを。まさかの外出先からの手土産に暫し、目をぱちくりと丸めているも、続く日傘の説明には”ほぇー、随分ええのんもろとんやねェ”と感心する風に一度首を縦に振る。彼からの折角の手土産なのだ、そう思えばフリルやパールといった小さな事は気になる対象に入らず。大丈夫、と言い掛けた言葉は後に告げられた誘い文句で見事喉奥へと引っ込む。本日一番と言っていいほど嬉しい言葉、嫌が応にもテンションは右肩上がり。ガバリと椅子から立ち上がり、両手の平をテーブルについて前のめりの姿勢で「帽子買いに行く!ふーちゃんが選んでくれんねやろ?今からごっつ楽しみやァ。どんな服着てこか悩むわァ」既に気持ちはいつか訪れるその日に飛んでおり。”いつ行こ?いつ行こ?”と幼い子供のように言を繰り返しては彼からの返答を期待込めて待ち)
それは__(珍しく行儀悪く不貞腐れるその様子を眺めれば彼が何やら面白くないと訴えていることは明確で、足に受けた刺激をそのまま返すべく大人げなくも同様に彼の足を小突いてから「お前の家族だからだろォ……それに、俺の家族になンのに気に掛けない奴が居るかヨ」最初は言い返すべく強気な口調で後半になるにつれて羞恥を交えた小さい声量でボソボソと、次第に顔に熱が集まるのを感じれば未だ気が早い独り善がりの未来絵図の吐露とは思っていた以上の恥ずかしさだったようで、お腹が満たされるまで食べた空っぽの皿を重ねて持ちスクと立ち上がれば羞恥のまま此処にいるのが限界で、加えては顔に熱が集まる自身を見られるのも恥ずかしいと「御馳走さん、美味かった」と彼に顔を合わせることが出来ずスタスタと足早にキッチンへ皿を下げに行き。「そうしたかったんだケド、羊は好みが強いから半分以上自分で決めてたヨ」持って行った案の内採用されたのは一部分、だからこそ余計に疲れたのを思い出して目を細めつつ頭を左右に揺らし。持ちかけた誘いは断られる事無く彼により決定になり、断られる気は無くとも少しは不安が有った訳でそれが採用されたことでヒッソリと喜び安堵して「何時でもい良いヨ、綿菓子の都合に合わせる」こうも喜ばれれば勇気を出して誘った甲斐が有ると言う物、く。と喉を鳴らして小さく笑ってから「任せろ、一番イカした奴探してやる」選んでくれるのかと頼られれば普段の自身の無さなんて何処へやら、頼られることを嬉しがるように勿論だと頷いて)
__っ!え、ふーちゃんそれホンマ?(次第に小さくなっていく声を聞き逃さないよう、耳を澄ませ、必死に言葉を紡いでくれる彼の表情を真剣に見やり。内容を理解していく毎に頭には幸福の鐘がゴーンと鳴り響き、キラキラと瞳を占領する輝きは増すばかり。喜びに直ぐには声が出ず、はくはく、と数度開閉を繰り返す口。こくり、と飲み込んだ唾液で口渇を潤しては、片付けと態して席を立ち上がる彼の後を追うように自身もキッチンへと下がる。ご飯を食してくれた事、またお礼を言われた事が更に喜びを募らせ。勢いのままに後ろから抱きついては、その広い背にぐりぐりと額を撫りつけ。「へへ、今日はめっちゃ幸せな日やわァ。ふーちゃん、此れからもずぅと末長く一緒におろな?」まるでプロポーズのような言葉を意識せず告げては、照れ臭げに笑い、きゅっと前に回した腕の力を強め。「なん、そうなん?そうや、此処のサーカス小屋はふーちゃんらのデザイン?」未だ出会う事は叶わぬが、どうやら羊と称される彼も個性的で何やら喋ると面白そうな予感がひしひしと伝わり。彼が設計したデザインを見れぬ事は悲しく、へにゃりと眉尻は下がるも、続く質問がピンと閃けば人差し指立てて、周りをキョロキョロ見回しながら問いかけを。着々と進むデートの約束はニンマリ顔はより一層深まり。「せやったら、今度ふーちゃんが休みの日に行こ?帽子お揃いのん見付かったらええなァ」緩く首傾げ、すっと小指差し出しては約束の印に彼の小指と絡めようと。彼が選んでくれるのは勿論のこと、密かにペアルックに憧れていた為、願望をそっと語尾に織り交ぜてみて)
―――~、(カチャカチャと食器の音を必要以上に立ててザアザアと普段以上の水の量を皿に浴びせるのはこれ以上に無い羞恥に対する免疫力が足りないからで、息を一つするだけでも顔に熱が高まる始末の中、後ろに抱き着く刺激が与えられれば触れるか所から溶けてしまうのではと言う程熱を持ち、決して遠くない日に自身が伝えようと思っていたその言葉をこうも簡単に先に告げられてしまえば水で手が濡れている事もお構いなしに上半身を捩じり振り返り背後の彼を抱き寄せて「――俺はずっとそのつもりだヨ」抱き寄せた額へ口付を一つ、心の内ではされるがままのプロポーズを自分なりに今一度行うと決意を固めつつ赤い顔を隠すべく彼の顔を自身の胸元へ寄せて。尋ねられた質問に合わせてすっかり慣れ親しんだサーカス小屋の中を見渡すと「此処は俺の好きなように、って。ドードーが自由にやらせてくれたンだ」”良いセンスだろォ”と何処か得意げに口角を持ち上げれば一度頷いて。着々と出かける用事が決まると約束の証を示す小指に小さく喉を鳴らし「ちゃんと起こしてくンねぇと一日寝て終わっちまうヨ」伸ばした小指を彼の指に絡めてからかい交じりに言葉を添え)
(彼が食器を洗う音、流れる水温がサァーと耳を通るのも何処か一枚壁を挟んだ先で起こる出来事のようで。その腕に包まれてしまえば、最早己の世界は彼一色。体に伝わる温もりに感覚は奪われ、多幸感がベールのように表皮を覆う。額への口付けが、言葉の変わり。引き寄せられるままに胸元へ擦り寄り、声に出さずに一度大きく頷くことで応えを。いつの日か彼から贈られるであろう約束の言葉を楽しみに、「待っとるよォ」と悪戯げに片目瞑っては、こっちもと付け足すように左手掲げ、それとなく薬指を強調してみせる。得意げに仕事の事を語る彼の横顔は惚れた欲目か、とても格好良く目に映り。どこか見惚れるようにうっとりと眺めやりつつ、続きを強請るように「うんうん、ごっつイカしてるわァ!こん中で何処に一番力入れたん?」次々と質問を投げかける。今一度、首を巡らせて周囲をじっくり観賞するとフラミンゴへ視線戻し返答待ち。きゅっ、と絡まった小指を楽しげに揺らしつつ「ふーちゃんが、そんなに俺に起こして欲しい言うんやったら愛の力で起こしたるわァ。恥ずかしゅうても知らんからねェ」くつくつ、と喉を鳴らしつつ軽口の応酬を続け。これで断られても、結局は前日から出掛ける準備をし、当日いそいそと彼の部屋へ突入するのは目に見えている事。きっと彼も己の傾向は分かっていて口に出しているのだと思えば、なおこの戯れが楽しく)
(/久しぶりにフラミンゴ君と話せてとても嬉しく思います‼︎もうニヤニヤが止まらず…っ。次回デートのお約束も出来て満足です。そろそろ双子にチェンジしようかな、と思っているのですが、2人一緒にするか1人ずつにするか何方が良いとかありましたら是非お聞かせ願えればと…!)
(/こちらこそ久しぶりに出会えたテファンくんの可愛さに終始デレデレと身悶えしておりました!可愛い可愛い!と安定の可愛らしさにフラミンゴ共々胸を高鳴らせております…!それでは、ぜひとも一人ずつじっくり絡みたく…!先ずはソヨンちゃんにお会いしたいなぁと思うのですが、こちらからは誰が良かったでしょうか!)
(/了解致しました!ディー君と約束したピアスをプレゼントしたいと思うのですが、先ずはピアス作りの材料やその他の買い物に付き合って下さる方、相談に乗ってくれるおじさまが居られれば、是非その方にお相手して頂きたく…!)
(/雑貨なら店主で羊、口煩いながらアドバイスを行うのが三月兎、買い物を楽しんで付いてくるのが帽子屋、ダム、チェシャ猫、赤の騎士と言う感じかなぁと!勿論他のキャラクターでも大丈夫ですので気になるおじさんが居ればぜひ!)
(/どのおじさまも魅力的で選ぶに選びきれないというジレンマに陥っております…っ‼︎此処はセンスの良さそうな羊君か三月兎君か帽子屋さんか…、と結局決めきれていないという。優柔不断で申し訳ないのですが、ここはもう主様のやりたいキャラで来て頂ければ幸せですっ‼︎)
羊:――暑い、暑い、アァアアん、暑いったらねェわよン(公園内の出店の内の一つ、細々とした雑貨を取り扱った店の横に公園には似つかわしくない優雅なクッションが付いたチェアを置き、店先にて日傘をさしながら客のいない店番を行っていて、客が居なければ時間も進まない物でぶつぶつと言うにはボリュームの有る大きな声でぼやきを重ね「メリィったら暇してンのよ。誰か片っ端から買ってってくンねぇかしらァ」ハーンと泣き言をいう様に肩を竦めて)
三月兎:(ビーズやガラス玉とキラキラした飾りを取り扱う公園の出店を見て入れば工芸に使う材料にいいのではと頭を悩ませていて、「それと、これ、あとそれは貰ってくね――あと、」伸ばした人差し指で確定した分を示しては他には何が良いだろうと考える表情は真剣そのもので、「今日はいつにも増して品揃えが良いね、どれも欲しくなる」考えるべく片手の指先を顎元に添えて此処から此処までと無茶な買い方すらしたくなると種類が豊富過ぎるのも難点だと考えて)
帽子屋:はぁい、久しぶりだねメアリ・アン。気を付けて戻るんだよ、薔薇にいたずらされないようにね(公園にて仕入れにやって来ているとその途中にて購入した沢山の造花を落としてしまったメイドを見つけて、落ちた花を拾い集めるのを手伝えばそのメイドに渡し、恐縮な程ペコペコと頭を下げるその姿に"気にしないでよ"と励ましの言葉を添えてから見送り、「若いって羨ましいね」なんて見るも眩しいその元気な姿にふうと小さく息を付き)
(/その様に言って頂いて嬉しい限りなんです…!それでは三パターンで出してみるので一番絡みやすそうなのを選んで頂けると嬉しいです!)
おっちゃん、お早う。なん、今日はようけ荷物持ってるな。気ィつけて。あ、おばちゃん昨日ぶり!また後でお店寄らせてもらうな(このクニに来てから既に幾日か経ち。家族の中で一番の行動派、一日中同じ場所にいる事に苦痛を感じるほど。最早通い慣れた公園の出店に今日も顔を出しては顔見知りの彼等とすれ違う度、挨拶を交わし。この前約束したディーへのピアスの試作品を何個か作ってみたはいいものの、肝心の彼の瞳の色に似た、自身も納得出来るほどの品が見付かっていない。うんうん、唸りながら其々の店先で出されている商品を値踏みし。そんな矢先、どうやら此処から少し先に入った場所、ビーズやガラス製品を扱う店が本日品入れ豊富との情報を聞き付ける。時折、人に道を尋ねつつ着いた先には先着がいる様子。銀色に輝く髪と兎耳が眩しい、それに対比して上に羽織る白衣がまるでそれそのものがキャンパスのように様々な色の絵の具で彩られている、人目をひく出で立ちにパチクリと瞬き一つ。人が居ても物怖じしない性格ゆえ、「こんにちは、ちょいとお隣さん失礼させてもらうね。わぁー、なんや綺麗なんが仰山やね。おじちゃん、今日の逸品は何なん?」一言断りを入れ、彼の隣に並び立てばマジマジと品定めを始めつつ、ポンポンと口からは店主への質問が飛び交い。紹介された品物を手に取り見詰めては、他のものにも手を伸ばし。「こんないっぱいやったら、逆に悩むわ。お兄さんも悩んどる感じ?」やれやれと豊富な種類に肩を竦め、耳元の飾りを揺らしつつ、自然な流れで隣の彼にも声を掛けて)
(/三つの案有難う御座います…‼︎どのお方とも絡みたい欲求は止まりませんが、今回は三月兎さんにお相手して頂ければと思います‼︎最初から馴れ馴れしい感じですが、大丈夫だったでしょうか⁇)
___(云々と考える様に品定めをしていると隣に現れた他の客人にチラリと視線を向け、その彼女が店主に対し親しげに話しているのを耳に届けつつ懐っこい声色や間合いを詰める上手さに聞き耳を立て。他人事と思っていた話題に自身が加えられると「そう、……今日はいつもより沢山だから。いつもならこんなに迷わないんだけどね」余りにも自然に声を掛けられれば緊張知らずだと言うのも背を押して旧知の仲の様に初対面とは思えないナチュラルさでチラリと店主を一瞥すれば暗に普段は品揃えが良くないぞと嫌味を含んだ返事を行って、ある程度自分の分に目星がつけばそれを店主に伝え、一息ついて隣の彼女を覗けば肩を竦めて先ほどの自分同様選びきれずに決めかねているその雰囲気に興味を持って「何に使うやつを探してるの?」片方の耳をピンと伸ばして聞き落さないように尋ねかけ、自身の分の支払いを済ませれば商品の袋詰めを待つ間に「お洒落だね、それ」彼女の顔周りを華やかにするピアスはこの周辺では中々見かけない珍しいデザインの為、物珍しく印象強く。僅かに口角を持ち上げればそのデザインを褒めるべく一声を添えてから「ありがと、また足りなくなったら来るよ」と店主へ声を掛け、選んだ材料を種類別に小分け袋に入れて貰えばそれらを全部まとめた袋を受け取って。)
(/了解ですー!馴れ馴れしいの大歓迎です…!三月兎が余りグイグイと行く性格じゃないので寧ろ助かるくらいで…!)
うーん、マゼンタ色の飾りを探してるねん。イメージは夕焼けの神秘的な感じ…、小さめのガラスボールがあれば一番やねんけど(商品の上を彷徨う視線はお目当ての物を見つける事が出来ず、ただただ悪戯に時は過ぎ。質問された内容に、淀みなくスラスラ答えるも、ピアスのデザイン自体にも未だ迷っているところがあるのか、一拍置いた後に「でも、男性はあんま華美なんは好まんやろか」とブツブツ独り言を零す。腕を組み真面目な表情で考え込むのは偏に相手に気に入って欲しい、との一心からで。そんな中、褒められた己のピアスに、嬉しげに笑顔を弾けさせては「おおきに。これお気に入りやねん!」ゆらり、風に揺れるピンクの房を一摘み。どうやら隣の彼は買い物を終えたよう。一緒に少しの間、商品を眺め悩んでいた為か、まるで置いていかれるような心地になっては、ワタワタと慌ただしげに視線向け。目線の先には絵の具で汚れた服を見に纏う美麗な男性。顔立ちからも何やらセンスの良さを感じ、更には職業は何か絵描きやデザイナーといった感じ、このような店に訪れる時点で少なくともビーズやガラスを取り扱うのに慣れているのは間違いない。はた、とアドバイスを貰うにはこれ以上適任はいないとばかりに好条件を揃えた彼にみるみる瞳は希望で見開き。ばっ、と勢いよく顔の前で両手合わせては「お兄さん、これから時間ない?もし合ったら、ちょっとばかし、その時間うちにくれんやろか?」と頼み事を伝え、恐る恐るちらりと上目に彼を窺い見て反応待ち)
(/良かったです…‼︎この調子で距離を縮めていきたいと思いますっ。ではでは、暫くソヨンのお相手宜しくお願い致します‼︎)
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