フラミンゴ 2017-03-30 08:35:20 |
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きっとなれるさ、二人には人を思いやれる優しい気持ちが有るんだ(重なる同意見に頷きを見せた後に肯定の言葉を送り、そうじゃ無くとも立派な大人になる事は簡単に想像が付き優美な動作のお辞儀を見せるソジュンに数基の拍手を送り。胸に刺激を受ける様な突っ込みをされると正に鳩が豆鉄砲を喰らったかのような意表を突かれた様子で目を丸くして、ぽかん。と一拍分の間を置いてからはっはっは!と一本取られたと言う様子で大きな笑い声を上げ「その通りだ!ソヨン、お前の言う通りだなあ」引き摺る笑い声を落としながら彼女のことを人差し指で示す様にさして"良く気付いた"とその洞察力を褒めるべく「正解者にはキスを贈ろう!」じゃれつく様な冗句めいた軽い声色でウインクを一つ飛ばし。スイーツショップに入れば自宅の菓子保管庫で見た事が有る物も数多く存在し、右に左にと所狭しと置かれるそれらに目を向けつつ綿菓子の前で止まる二人に釣られる様に自身もまた目を向けて。"ふむ"と一度軽い頷きを行ってから「確かに、これならフラミンゴがテファンを綿菓子と呼ぶのも納得がいく」初めて家に連れて来た当初から呼んでいるその呼称に改めて納得をすると「それは土産に買って帰ろうか」ふわふわ、と浮いた風船の中に入る綿菓子とは連れて歩くだけでも愉快な気分になるのが間違いない、少しだけ頭を傾ければ提案をするように持ちかけて「ああ!そうだ、テファンが好きなお菓子も一つ選んでおくれ」今この場にいない彼のことを除け者にするつもりも無く、兄弟である二人にお願いをするような口ぶりで持ちかけると「今夜は二人の姿を讃えてお菓子パーティを開こうじゃないか!」にい、と口角を持ち上げては人差し指を伸ばした両手で右手は右側を左手は左側を示し、家に帰れば勝手をしてと留守番組に叱られる事が何と無く想像つきつつもお構いなしと「気になるのを好きなだけ持っておいで、今日は特別だ!」許可を出す様にバーンと胸を張っては言い切って)
ソジュン:へへ、きっとドードー君数年後にはびっくりするやろなぁ(肯定と拍手を送ってくれた事が嬉しく、それで自信が持てたのか調子に乗るように上記告げては、その時にプロポーズしても遅いからねぇ、と冗談交じりに付け足し。ツッコミに対する彼の答えに”ズルイ!”と頬を膨らませてはクイクイ裾を引っ張り。「ええなぁ!僕にもちゅーして欲しいわぁ」何でもかんでも姉とお揃いが良いのかお強請りするも、サラリと姉がその申し出を断るとぱっと手を離し「じゃぁ、僕も我が儘言わん!」と諦めを。心惹かれた綿菓子はどうやらお土産で買う事になったらしい。両手を上げて喜びを示しては、続けられた言葉に歓声が上がり。姉が又してもツッコミを入れそうな雰囲気に、この折角の機会を逃してなるものか、とばかりに両手で作ったバッテンを彼女の口元に押しやり、シィやでぇ?、と念押し。「任せてぇや!兄ちゃんの事は僕等よう知っとるもんっ。ええのん見付けてくるねぇ」グイグイとソヨンの腕を引っ張り再び店内の物色を始めて。先ず自分にはパンケーキとシュークリームを、姉の分でストロベリーのタルト、兄の分でドーナツを選び。更に姉の手によって付け足されたのはフラミンゴの髪色を思わせる淡いピンク色が可愛らしいストロベリー味のチョコレート菓子。二人で選んだお菓子をカゴの中に入れては、駆け寄るようにドードー鳥の元へ戻り)
ドードー君、選んできたよぉ。みんなで楽しく食べよねぇ。
ソヨン:(大きな笑い声にピクリと肩が震えるも、続けられた言葉には態とらしく唇を尖らせて。「乙女へのキスの権利はそんな容易く手に入れれへんで」片目をパチリと閉じ、同じ調子で軽口を述べるとひらりとキスを回避しようか。実演で作られる綿菓子をマジマジと眺めていると、背後から聞こえた言葉。振り返るようにドードー鳥を見上げては、確かにフラミンゴが兄を呼ぶ時の呼称が綿菓子であった、と一つ解けた謎に満足げに笑み。お菓子パーティーとの単語に、女王陛下との謁見の前に言っていた事と真逆ではないか、と出掛かった言葉は弟の手によって阻止される。偶には彼の奮発の言葉に甘えても良いか、と肩を竦め。そうと決まれば遠慮などせぬのが己。「好きなだけ、って言うたんはドードーちゃんやねんからね!後で後悔してもしらへんよーだ」悪戯げに舌をべぇと出し、弟と共に菓子選びの旅へと。色々なストロベリー味のお菓子をカゴの中に入れては、みんなで分けられるクッキーや、スコーン、スナック菓子なども選んで。気付けばカゴの中はお菓子の山で築かれ、相当な量に。それをソジュンと共に持ちドードー鳥の元へと戻っては、ニンマリと笑い)
ふふ、お菓子パーティー楽しみやね。今からめっちゃワクワクするわ。
―――、(色取り取りのスイーツを数多く持って来た二人を向かえるとカゴの中を覗き込んでから片手を自身の顎元に添えてにっこりと笑みを浮かべ、「これは良い。スコーンは大好きなんだ」籠の中に己の好きな菓子が混ざっているのに気が付くと眉を少しだけ上げて、偶然にも己にとっての好物が混ざっていることを喜ぶように小さく笑い声を零し。それを会計に持っていけばレジの前に立ち、従業員に"とても沢山ですね"と他愛の無い会話のように伝えられると「今夜はウチの子たちが特別に頑張ったんでね、そのご褒美なんだ。ああ!そうそう、バルーンの綿菓子を一つずつ、一緒に頼む」最初はついつい、と親ばかにも似た感情で自慢をするようにこれからの事を話して、忘れていたと肩を上げてから綿菓子の実演販売の注文も行って、「ソヨン、ソジュン、店の前で待ってて貰えるか」に。と口元に弧を描けあピンと伸ばした人差し指で出入り口の方向を示して、支払いを行う姿とは出来る限り見せたい物じゃないと言う思いのまま、風船を渡される姿を見届けてから頼む様に声を掛け。暫くしてから会計や袋詰めを終えるとそれらを持ちつつ戻って来て「__お待たせ、いい子たち。さあ!戻ろうか」扉を開くのに合わせて待たせていた二人へ声を掛け、両手に沢山のそれを二人へちゃんと見せて目配せをして、夕暮れにさしかかる茜色の森の道を影を伸ばして歩きはじめて)
ソジュン:へぇ〜、ドードー君はスコーンが好きやねんねぇ(相手の好物を覚えるように、噛み砕くようにそっと単語を口遊み。カゴ一杯のお菓子を一緒にレジまで持っていけば、実演販売している綿菓子を変わりに手に持たされて。風船の中でふわふわ浮くお菓子に目は夢中。彼の言葉に従うように姉と共に人混みをスルリと抜けては入り口でドードー鳥が来るのを待ち。くるくる小さく円を描くように歩いてはふわりと着いてくる綿菓子にクスクス笑いは溢れてしまい。戻ってきたドードー鳥を見付けては、目を輝かせ駆け寄るように近寄って。両手に持った袋の中を覗き見るように顔を伸ばしては、チラチラ確認できるお菓子の山に頬は緩むばかり。こんなにいっぱいでは5人で食べきれるだろうか、と僅かに首傾げて。「お菓子こんないっぱいやったら、お腹パンパンになってまうねぇ。ダム君やディー君も来ればええのにねぇ」5人でも楽しいが、最近知り合った双子の名前を挙げては、にこにこ笑み浮かべ。沈みゆく夕陽を背に、茜色が眩しい森の小道をサーカス小屋へ向けて歩み。行きも楽しかったが、帰りは帰りで別の楽しみがこの後待っており。弾む気持ちは歩みにも表れ、まるでスキップするように軽やかで)
ソヨン:苺ジャムとか付けて食べよー!(スコーンのホロホロとした食感を思い出しつつ、其れに添えるアクセントに己が大好きな苺を例に挙げてみて。くるくる巻き付けられる綿菓子はどんどん大きくなり、最後の仕上げに振られたキラキラ光るパウダー。わぁ、と子供染みた歓声があがって。渡された紐を大事に片手で握っては、ドードー鳥の言葉に頷き、従うべく入り口付近まで弟と共に退避し。ソジュンがその場で小さく歩き回る姿に軽やかな笑い零しつつ、自身も買ってもらえた綿菓子に夢中で。気付けば既に会計を終えてドードー鳥が戻ってきており。弟と同じようにドードー鳥の側に駆け寄っては2人で彼を挟むようにして帰路へと着いて。もうそろそろ星が輝き出す時間帯。澄んだ空を眺めつつ、今日1日を振り返り満足げな吐息零す。「ほんま、あっという間に1日が過ぎてまうなー。ドードーちゃん、今日は付き合ってくれて有難うな。めっちゃ楽しかったわ!」未だ未だやりたい事、行きたい所はいっぱい。充実した1日を過ごせた事に満足げににぃ、と笑っては隣の彼を見上げるように礼を述べ)
(/再び背後より失礼します‼︎このまま帰ると3人を相手にしてもらう事になるため、帰り着いた所で後日にレスを飛ばそうかな、と思っているのですが如何でしょうか⁇次からは基本1人ずつローテーションでさせて頂こうかと…!その際に誰が良いとか有りましたら教えて下されば‼︎それか年功序列で回していく感じにしようかな…と思っております‼︎)
(/是非是非!それでは一度切らせて頂きまして、久しぶりにテファン君に是非ともお会いしたいなと…!此方の提供は誰が良かったでしょうか!)
(/了解しました‼︎フラミンゴ君と話したいのも勿論なのですが、彼にご飯を食べてもらうべく料理の練習かお仕事のお手伝いに行きたいなぁ、と思っております!そのあと、ちょこっとフラミンゴ君と話せたら幸せです…‼︎)
(/それでは、食事関係だとドードーか眠り鼠かジャバウォック、菓子関連だとディーダムかハンプティかなぁと…!ぜひぜひ!それではフラミンゴが出かけている内に料理を作っている場面に出くわしてお手伝いをすると言う流れで如何でしょうか…!)
(/是非是非その流れでお願いします‼︎お菓子も勿論作ってプレゼントしたいのですが、お菓子パーティーを開いてしまったので今回はお食事の方にさせていただきますっ。まだ関わったことがない眠り鼠君がジャバウォック君にお相手お願い出来ればと思います…‼︎流れ的に此方からレス回した方が良ければ仰って下さいませ!)
(/それでは遊園地に行き易そうなジャバウォックで交流に向かいたいと思います…!絡み辛ければ出しなおしますので遠慮なくお伝えくださいー!)
やあやあ!愉快な鳥チャンらはピーチクパーチクと今夜もご機嫌しとりますゥ?おいちゃんが遊びに来ましたよォって(外へ出向くのが好きなドードー鳥は分からないが、少なくとも引きこもりのフラミンゴは在宅のことだろう。トントンと扉をノックした後に親しみやすいと言うべきか、胡散臭いと言うべきか、フワフワとした声色で言葉を並べ立て遠慮することなく扉を開くと「――あれマ、ヒッキーのフラミンゴはおらへんみたい。かわりに見た事無い子がおるわあ!」けらけら、と何が面白いのか一人で愉快そうに話を続けつつヒラヒラと片手を揺らして姿を現し「ドーモドーモ、おいちゃんはジャバウォック言いますう。此処の鳥は二人ともどっかお出かけ中?」両手で眼鏡を作る様に指先を丸めて円を作りながらキョロキョロと周囲を見渡して、簡易的な自己紹介を終えてから別段いなくとも問題ないとでもいう様子で肩を竦ませ「ほんで、坊ちゃん?……間違ってたらゴメンなァ、お嬢ちゃんけ?アリスの君は今日は此処でご飯を作る仕事してはるん?」最初は彼の雰囲気から性別を男と捉え、とは言え艶があり手入れの施された長い髪を見れば頭を傾け確信が無いと言う様子で片手を立てて"すまんすまん"と謝る様に性別が分からない事を詫びて。どちらにせよ、アリスであると思えば此処にいる事を仕事と捉え「ほんに珍しい場面に出会ったわァ、おいちゃん初めて知ったンよ。此処の仕事募集はコックだったん?なんや、おいちゃんも応募しとけば良かったわぁ」"おいちゃん、料理上手やから"誰に聞かれるでもなく黙る間も見せずペラペラと話を続けて)
(/絡み文有難うございますっ‼︎では、テファンで暫しお相手お願い致します!)
おわァ、吃驚したわァ。いらっしゃい、ふーちゃんのお嫁さんやっとります。てか、翼めっさカッコええ!(突然の来訪にも驚く事なく、ひょっこりとダイニングより顔を出し。ドードー鳥のフレンドリーさを思えば、知らぬ人物が訪ねてきても何ら可笑しくはないこと。ニンマリとお愛想の笑みを浮かべ、最近定番化した自己紹介を行い。「あ、ふーちゃんってフラミンゴの事なァ」と付け足しを。近付けば近付くほど背に生える翼に細い糸目をまるまると見開き、少年心を擽られては好奇心で煌めく瞳を翼へ向け。本当に生えているのか不思議で、背後にくるりと回っては”わぁわぁ”と賑やかな声があがり。2人の所在を確認する質問にはたっと我に返っては、彼の正面へと戻ってきて。「せやねん、ドラちゃん!2人とも用事で出掛けてんねん」残念、とばかりに両肩を竦めつつ、お決まりの渾名を彼の翼から勝手に命名してはサラリとその名で呼び。お嬢ちゃん、との問い掛けには両手をお腹に当て”あはは”と思わずといった笑いが漏れてしまい。「堪忍やでェ、可愛えお嬢ちゃんやなくて。れっきとしたお坊ちゃんですわァ」生理的に溢れる涙を指先で払いつつ、片目をパチリと閉じ茶目っ気交えて性別を明かす。コックの募集か、との質問にはふるふる首を横に振り。仕事に募集できる程料理が上手だったならば、どんなに良かったことか。料理に悪戦苦闘中の現在の己を思い出しては、背後にズーンと擬音が飛び出そうな程落ち込んだ様子で首を項垂れ。そんな最中、料理上手な相手の存在は神そのもの。ばっ、と顔をあげ、縋り付くように彼の両腕を掴んでは「それホンマ?ドラちゃん、料理教えてェや!ふーちゃんの為に体にええ料理作りたいねんけど…、もうむずいわァ!」お手上げとばかりに声を荒げ頼みごとを)
ヘ、ァ___ハー!?フラミンゴ何時の間に結婚したん!?ひどいやっちゃ、おいちゃんなァんにも聞いてねっち(愛想の良い先客が述べる挨拶の言葉に時差を経た上で大袈裟なまでに驚いて、今度は興味を持つなと言う方が難しい話で。不躾にも瞳を開けばマジマジと面白い物でも見る様な、将又数奇過ぎて信じられないとでも言うような、そんな眼差しで己の翼に関心を向ける彼を数秒ほど見た後に「やあやあ、驚いた。フラミンゴにゃ勿体ない美人さんやき、考え直すなら今のうちだって忠告しかおいちゃんには出来ませんわ」背後からやいのやいの、と賑やかに聞こえる声を聞けばなおさらのことアリャマと同情するように言葉を続けて、背後に回っていた彼が正面に戻ると「愛する旦那サンの為に愛妻料理でお出迎え、ったァまあ。なーんて良妻やろか。そんな可愛いお願いされて断るよーな鬼みたいなコト、おいちゃん出来ないて」何と無く話が見えてくると察しの良い頭のお蔭で状況判断が済み、落ち込んだ様子で今にも匙を投げてしまいそうなその雰囲気に胡散臭い応対のまま承諾をして「第一に今日はヒマでヒマでしゃーなくて、此処なら鳥のドッチかが居りますでしょって思って来たんよ。嫁さんが居らんかったら無駄足でしたわァ」寧ろラッキーだったとでも言う様子で言葉を付け加えてから腕を捲り、「ちなみに、今はどんなメニューで考えてはります?」目の前の彼へ頭を傾げては問いかけを一つ送り、視線の先をキッチンへ移動させれば「にしても、フラミンゴの食べる様なご飯っちゅうのは難しい話やねェ。ウマイウマイ言うて物食ってるイメージ無いですもん」そこまで親密に親しい訳じゃ無いが、それでも知ってる偏食度合を頭に描いてから共に考える様に口にして)
まァ、正確に言うたらふーちゃんからのプロポーズの言葉と指環待ちやけどなァ(彼との関係を考え直すなど以ての外。首を横に振って一先ずその意思はない事を告げ。口横に当てた片手で口を隠しつつ、こそっと小さな声量で伝えるのは、自分からアタックしてフラミンゴのハートをゲットしたのだ、という此処だけの話。嫁云々も外堀から埋め、彼が逃げれなくなるよう用意周到に練った己の作戦で。左手を手の甲を彼に向ける形で見せては、未だ何も嵌っていない薬指を指環待ちとの言葉と共に強調し。もし良ければ目の前の彼からも、奥手なフラミンゴをせっついてくれとばかりに、悪戯げなニンマリ顔を披露して。料理の手伝いを買って出てくれる存在に落ち込んでいた雰囲気を吹っ飛ばし、早速とばかりに背後に回ってはキッチンへ促すようにその背を軽く押し。「あ、ドラちゃんもそう思う?俺もあんま、ふーちゃんの好物ってお菓子以外思い付かんのよなァ。あんま脂っこいもんやと胃もたれするやろし、胃に優しいモンって考えてたら、お爺ちゃんが食べるようなお粥とかしか思い付かんくなってもてん!」いざやらん、とやる気を出して、エプロンを着、髪を一つにまとめ、前髪は垂れてこぬよう先日双子から受け取った女王陛下からのプレゼントであるヘアピンで留め準備を終えて、キッチンに立った所までは良かった。然し、彼も言うようにフラミンゴの好物が全く思い浮かばず、メニューでも悩んでいた事を、多少大袈裟な物言いで打ち明けて。こんな事ならばドードー鳥に聞いておくのだった、と遅まきながら後悔を胸に抱きつつ、溜息を一つ。ちらり、と横目で相手を伺っては「小籠包だけ作るん得意やから、それに色んな野菜とか混ぜよかなァとは思ってるけど、どうやろか?」助言を欲しがるように質問を投げかけて)
___(何処と無く悪戯を含んだ笑顔を浮かべるのを見れば何となく彼が言いたいのだろうことを察して、その笑顔にこの国でにんまり笑顔と言えばと連想される猫を頭の隅に置いてから「おいちゃんがコーッソリ応援してますぅ。だからファーイト!」きゃぴりん、とわざとらしく肩を持ち上げてウインクを一つ向けてから片腕はガッツポーズを取り、彼の思惑に気づいたうえでふざける様に言葉を返して。キッチンまでやって来ると彼がメニューに迷っていると言うそれにウンウンと何とも納得が行き、”もういっそ、生野菜でも齧らせときゃイイんとちゃいます?”なんて本人はもとい、相談を受けた彼にも文句を言われてしまいそうな返事を喉元まで浮かせて。運良くその言葉が表に出るより先に小籠包と自身には馴染みの無い料理名に興味を持ち、「んん、嫁さんちーっと待って。小籠包っち言うんは、どんな奴?野菜が入ってるん?」疑問のままに頭を強く傾けて、イメージのわかない料理にその名を一度繰り返してからハテハテ、と疑問符を浮かべるような表情のままに問いかけてから手を洗い。「おいちゃんも食べたいわァ、それにしよか!」ニィ、と口角を持ち上げては現金にも自分のリクエストとしてメニューを決めて「それに、嫁さんの手作り言うたらなんだって嬉しい嬉しい言うて食べますでしょ。――ああ!でもきっと、おいちゃんが嫁さんと二人きりで仲良しこよしに料理してる言う方がフラミンゴの不満やね」想像のつかない料理であれば彼の指示を待つように顔を向け、その中でケタリと笑い声を上げながら軽口を叩きヒラヒラと手の平を揺らして)
よし、ドラちゃんも味方につけたし上々やなァ。あとは今日の料理でもアピールせなねェ(可愛らしいポーズと応援の言葉に擽ったげに肩を揺らし、彼の真似をする様にガッツポーズを取っては意気込みを示し。其れには今日の料理を成功させる事が第一関門。自身が提案した料理に興味を表す相手に、ニィと両方の口角を持ち上げて。「色んなモン入れれんでェ。勿論肉も。一個一個が小さいから、ふーちゃんでも食べやすいか思うてんねん」親指と人差し指の間を少しばからはあけ、小さい、との言葉と共に大きさを表現。メニューが決まったところで、さて準備しようかと腰に手を当てた時、彼から届いた揶揄いの言葉。照れる様な臆面さはなく、むしろ嫉妬してくれたらどれ程嬉しいだろうか、と想像するしまつ。「そうやろかァ、ドラちゃんには悪いけどちょっと焼いてくれたら嬉しいわァ。そんで俺んもん発言来たら拍手モンやねェ」少しばかり意地の悪い笑い方をすると共に、パチパチと手を打ち鳴らし。最後にパンと高らかに音を立ててはお喋りはお終いとばかりに、キッチンの上へ材料を用意し出す。予めこの一品だけはテーブルに出す予定であった為、冷蔵庫にら冷やしておいていたスープゼリーが保管されており。ボールの中に強力粉や調味料、お湯を入れよく捏ねて。「取り敢えず皮作るさかい、その間にドラちゃんは豚ばら肉とかネギ切ってもろても構わんやろかァ?」並べられた豚ばら肉、ネギ、干し椎茸や玉ねぎを横目でチラリと見遣っては、料理が得意な彼へみじん切りにしてもらえるよう頼み。皮が纏まれば常温で暫く寝かせ、準備が整っては一つ一つ良い大きさに分け、線棒で丸く伸ばしていき)
ドラちゃん、中に入れる具の方は準備オッケーかァ?
ホーホー、そりゃ面白いわァ。___!フラミンゴがそんな男前やったら良いですけど、おいちゃんの知っとーフラミンゴはそォんな男前と違いますゥ(多くの野菜と肉が入る小さい物、確かに健康バランスが取れていて食が細いあの男でも自分のペースで食べれるだろう。彼の気配りを感心するように頭を二度縦に揺らして、続けられた嫉妬の言葉に堪らずケラケラと面白がる笑い声を上げてから、生憎と欠片も想像できなかったその姿に用意される材料を瞳に写し、”確かにめちゃンこ一杯使うもんだ”と並ぶ材料の多さを実感して「きぃっと、おいちゃんが嫁さんのコト独り占めしとったァ。知ったらいつも以上に不貞腐れた面してご自慢の巣に籠っちゃうんや無いです?トントントーンてノックしはっても知らん振りされそ」今度は笑い声を抑える様にくく、と肩を揺らして冗談を重ねるべく話を続けて。出された指示に”ハイハーイ”とお気楽な返事を返してからトントンと手慣れた様子で野菜の微塵切りを増やしていき、野菜や肉の色味がみじん切りになる事でより明確になったようなそれをトレイに種類ごとに入れて「じゃァん、ほら。これでどーです?中々上手やろ」にい、と得意げな表情で調子に乗る様に笑みを浮かべて彼の反応を伺い、そこで彼が何やら生地を作っているとそこで気が付けば頭を少し拉げて「ソレとコレ、どやって使うん?――ワア、なんやおいちゃん楽しゅうなって来たわぁ」知らない物に手を出すワクワクで興味津々と問いかけを重ねて)
ふっふーん!男前なふーちゃんは俺んだけが知っとったらええからねェ。ドラちゃんは悪いけど、2人の秘密やわァ(ドードー鳥と関わっているフラミンゴの様子を見ていると相手の言葉は何とも説得力のあるもの、己と2人っきりの時はその限りではない。というより、我が儘を通して自分の願望に付き合ってもらっている。以前スイーツショップへ出掛けた行きと帰り道のやり取りを思い出しては、ニマニマと気味の悪い思い出し笑いを。人差し指を唇へ宛て、シィ、と息を吐いてはパチリとウィンクして冗談交じりに返答。冷蔵庫からスープゼリーを取り出しキッチンの上に置きつつ、想像上のフラミンゴの行動に愉快な気持ちになってはクツクツと笑い零し。「不貞腐れたふーちゃんとか、可愛いすぎるわァ。知らん振りされたら強行突破でぎゅーしに行ったらねェ」結局相手が何だかんだと自分に甘い事を知った上での言動。実際その通りに実行したところで拒否されるなど1ミリも思っておらず。彼が準備してくれた材料に目を落とすと”おおきに。上出来やわァ”と賞賛とともに拍手送り。その材料をボールへ移すと、醤油や日本酒などをいれ下味をつけ。そこにスープゼリーもいれては餡の完成。「この皮に出来た餡包んで、あとは蒸したら完成やでェ」見本とばかりに慣れた手付きで皮に餡を詰め軽く形を整えてみせ。促すように彼の片手に一つ皮を乗せて、餡の入ったボールをずいっと動かし近い距離まで移動させ。「あとはスープでも作ろかなァ。このスープに小籠包入れても美味いねん!」自慢げにニィと笑ってはさらにもう一つレシピを追加しようか)
秘密や、言うんでしたら。きーィっと少しくらい男らしいトコ有るんでしょうねぇ。マー意外!こりゃ驚いた!(己の述べたフラミンゴたる男のイメージとは強ち間違っていないと、彼が己の意見にその通りなのだと頷くのを待っていればニマニマとした笑顔を浮かべ否定した為に虚を突かれ、言葉通り意外と言う他無く、むしろ逆に良いからかいの道が出来たとばかり「エェ、そないケチケチせんで教えても良いと違いますゥ?」冗談混じりながら隠されてしまったその様子に釣られてはククと笑いを抑え込みつつ肩を揺らしニンマリと悪巧みをするように口角を持ち上げて。何とも器用に包んでしまうのを見れば「嫁さんは手先がとーても器用やねぇ。おいちゃん惚れ惚れしますわァ」正に見よう見真似と不慣れな感じはあるが、それでも料理上手と自負するのは自惚れじゃなく初めてながらに生地を破く事も餡を溢れさせることも無く数を作り、その中でスープと聞けば「ウンウン。確かにスープみたいにチャチャッて食べれるんフラミンゴは好きそうですわ。」自慢げの案に乗りかかったとばかり、手先は確りと動かしながら頭を縦に揺らして肯定を。「嫁さんはこの国に来てどんくらい経ちます?もー慣れ親しんだ故郷って感じやろか」作業の傍ら他愛のない話として話題を振れば「おいちゃん公園の奥の方で店出してるから、嫁さんも今度遊びに来たってください」ピンと閃いたように誘いを持ちかけて「チックタックチックタックて、ちーっと賑やかな店です」何屋かを仄めかして今一度わざとらしい程ににんまりと笑みを浮かべて)
なんせ俺んお婿さんになる相手やからねェ。可愛えらしい所もあって、魅力満載なお人やわァ(少し、と言わずやると決めたら最後までやる、嘘の付けぬ人柄なのだ。第三者から見れば少々コミュニケーションが苦手な小心者に映るやも知れぬが、自分からみた相手は十二分に格好良く頼りになり、男前なのだ。語らせたら止まらぬ惚気、その自覚があるため魅力満載との一言で敢えて纏め。悪戯を企てる共犯者のような顔で問い掛けられた質問にも首を横に振ってノーと返答しては「教えてドラちゃんがふーちゃんに惚れてもたら困るもん」と頬を態とらしく膨らませてみせる。「なんか美味いスープのレシピとか知らんやろかァ?」折角彼が手伝ってくれているのだ。すす、と近寄っては期待を込めた瞳でじーと見遣り。着々と出来ていく小籠包を鍋に並べ、それが終わると暫し蒸すために時間を置いて。「んー、ここ来て日が経ったような経ってんような?ゆうて、ドラちゃんと双子っちとふーちゃん、ドドッチに帽子屋のひなちゃんにしか会うてへんし。意外と他の場所も知らんのよなァ」人差し指で頭をぽりぽりと掻きつつ、このクニで出会った人々の名を挙げ。既にサーカス小屋が住処にはなっているが、故郷というほど長くは住み着いておらず。どう答えて良いか分からず緩く首を傾げ。そんな中、公園との単語にピンと来ればパッと勢いよく振り返り。「え、そうやったん!そら知らんかったわァ。今度絶対行かせてもらうわなァ。うちの寝坊助坊主に時計でもプレゼントしよか」楽しげに紡がれる擬音にくつり、と笑い漏らしつつ、ソジュンの朝の愚図りようを思い出してはやれやれと肩竦め)
そら、マー……ご馳走さんですわ(綴られる言葉は勿論だが何よりもそれを語る彼の表情一つや声の音程などから短い言葉の中に十分過ぎる程の惚気を見つけて、今度は逆にフラミンゴを突いて惚気の一つでも引き出してやろうかと悪巧みを一つ、両方の手の平の指先をチョンと揃えればカラカラと冗談めかす軽い笑い声を共にふざけた返事を返して、続く言葉に合わせた手の平を離してから「そら安心して下さいヨ。おいちゃんにだって好みっちゅうのか、タイプっつうのか、それ位有りますもんで。―――フラミンゴは……生憎トそこにゃぁ入っとりません。よォっぽど嫁さんのがおいちゃん惚れてしまいますう」後者にはピシリと指先を彼へ向けてお茶らけるようなウインクをパチンと一つ、彼の行う作業を横目に手を一度洗い流し「野菜たっぷりやけ、コンソメで野菜スープしはったらどうでしょ。アッサリしてるけど今の小龍包が入れば味に深みが出るやろし」コンソメスープなら大概の具材が美味しくなる事が想像でき、ラッキーな事に野菜ならば沢山とそんな野菜を数える様にちょいちょいと人差し指を向けて行き。遊園地の住人を思えば、と言うよりかは彼の恋人を思えば納得が良きあまりよそへの関心を凭れたくないのだろうと言う所までは簡単に想像がついて「ソラ、此処ン人らは執着が強ぅて嫁さん可哀想よねぇ。__せやね。手始めに公園来たらえぇです、運が良けりゃ真白で賑やかな羊にも会えますわ」公園に興味を持ったのを良い事に更なる好奇心を突くべく時折店を持ってくる彼の姿を思い出して「この国は無駄に広すぎンです、たぁっぷり見る所が有り過ぎて同じところしかいないのは損ですわ」今までフラミンゴが押さえつけていたのかも知れない好奇心を剥き出しにするべく煽り文句をツラツラと述べて)
(/お返事遅くなっていて申し訳ないです!仕事の方が立て込んでおりまして私情で申し訳ないのですが暫くお返事が遅くなってしまいそうで…!本当に申し訳ないです!)
お、ホンマかいなァ。ふーちゃんの魅力が分からんとはドラちゃんも未だ未だやねェ(彼が己のライバルではない、と断言されてしまえば安心感にほっと胸を撫で下ろし。恋敵は少ない方が良い、などと思う反面、フラミンゴの良さを皆んなにも知って欲しいといった相反する思いが心の内で鬩ぎ合い。無闇矢鱈に周りに嫉妬し当たるほど幼くなければ、フラミンゴの己への気持ちの強さにも自信がある。複雑な内面にはそっと蓋をし、同じくお茶らけた様子で言葉紡いでは、けらりと笑い。スープの案には”ナイスアイディアや、ドラちゃん!”とパチンと指鳴らし、早速とばかりに玉葱や人参などの野菜を出してきてはトントンと包丁で刻んでいく。此れならば、中々食が進まぬフラミンゴも少しは野菜が取れるだろう、と今から想像しては楽しくなり、野菜を切りつつ鼻唄を歌い。彼の言葉通り、時折執着するような言葉や態度は見受けられるも、最終的に折れて自分の好きなようにさせてくれる度量の広さもある。…などと、彼へ伝えればまた惚気と思われるだろうかと僅かに苦笑が零れ。「言うて俺んやりたい事は見守ってくれてるでェ。俺がふーちゃんの傍に居たいだけやもしれんわァ」結局ニュアンスを少し変えるも惚気るようね内容には変わりなく、此ればかりはどうしようもないと肩竦め。煽り文句のように公園の良さやそこで出会える住人の話をされれば、否が応でも好奇心は擽られるというもの。「真っ白かいなァ、そら気になるわなァ。俺ん髪と一緒や。次のふーちゃんの休みの日に案内してもらおかァ」引き籠りがちのフラミンゴを連れ出すよいネタが出来た、とニィと両口角を持ち上げ。そのキッカケをくれたことに”おおきに”と謝礼して)
(/お仕事お疲れ様です‼︎此方もムラレス、遅レスですのでお気になさらずに‼︎ゆっくりお相手、宜しくお願い致しますっ。ご報告ありがとうございます‼︎)
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