Shall We Dreaming ? / 非募集

Shall We Dreaming ? / 非募集

フラミンゴ  2017-03-30 08:35:20 
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フラミンゴにとって特別な元アリスがだけが
鍵を持つ

純白を多色に染めて

>Candy flossのような髪を持つ少年以外入室禁止



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  • No.521 by 白兎/人魚  2018-08-24 20:19:35 



白兎:(落ち着きが有る声色と人の心を一瞬にて掴むような凛とした麗しさはこの一瞬だけでも十分に伝わった。指先一つの動きにしても繊細で有りながら意識を全て持って行ってしまうような美しさが有るのだ。そして、この美しさや人の心を一瞬にして掴む手腕を己は知っている。それも、誰よりも身近な所にいるその存在こそが、彼女に似た性分なのだ。決して近寄り易いとは言い難い、そんな己に簡単に触れてしまう度胸も尚のことそれを印象付けてしまうのかもしれない。そんな考察にふける間、手の内のハンカチは冷たさを消して体温に温く染まる。「アリスが望むのならば案内することも厭わない、が、私は話し上手な訳ではない。この国の良さを余すことなく紹介できる自信が無いのだ。__誤解が無いようにこの国をアリスに伝えたい。だからこそ、後日"赤の騎士"に国の紹介を頼むと約束しよう。彼ならば、この国の良さを確りと伝えてくれることだろう。」よもや、もう既に交流が有るとは知らずに今し方抱いていた親近感が正にその人物と彼女が似通っていると思うからの物とは思わずに代案を伝え)


人魚:(ジュースだと思って喉に流し込んだ物がアルコールだったと言う事は既に楽しい気分になっているのだから大した問題ではないと軽い笑い声をカラコロと落とす。光るカクテルには夜を楽しむ様に光る氷が入っている、更に花火の煌きがグラスに反射して映る、そんな綺麗な所を見せられてしまえば飲まない訳にはいかないのだ。ぐい、と煽る勢いだけは十分に男らしく甘いカクテルは呑み口だけはジュースのようで。二杯目のグラスを開けた所で引き寄せられてしまうとそのままの力で寄り添って、情けなくとも既に意識は半分ほどモヤの中。言葉の意味を理解する前に、耳に与えられたその刺激だけが鮮明に突き刺さる。ぞくり、と背筋が震える思いに心臓がひゅんと跳ねれば「人魚の肉を食らってしまったら、貴方は生涯を一人でずうっと生きなきゃならなくなるよ。止めといた方が良い、」指先まで真直ぐに伸ばした片手を彼の唇と自身の唇の間に滑り込ませれば、他のアリスにより聞いた人魚の伝説を例に出すようにしてストップを掛け。「人魚の肉よりも、鳥の肉の方がよっぽど美味しいです」楽し気な笑い声でムードクラッシャーな発言を交え、焼き鳥を取れば彼の口へと運んで)

  • No.522 by リュカ/ギール  2018-08-24 21:52:20 





リュカ:(誘う言葉をそれとなく断られたのは、自分でいってもなんだがあまりない経験。言葉の意味を理解するように、ゆるりと瞼を上げ、上目にじっと彼を見詰める。口元に浮かんだのは、つい溢れたような小さな笑み。「…あぁ、貴方って人はなんて可愛い方なんだ」甘さを蕩けさせたグリーンの瞳は柔らかに細まり、距離を縮めるように握った手を指を絡めるような繋ぎ方へ変え。「貴方の言葉で聞かせて、この国の良さを。私は貴方が感じていることを知りたい」ちゅ、とリップ音と共に彼の指先へと口付けては、ダメですか?と返答を待つように彼の瞳へ視線を注ぎ。更に駄目押しとばかりに「それに彼とは既に一度会っています。とても素敵な方でした。その彼にお気に入りの場所が出来たらお伝えする約束をしていたのです。そんな彼に案内をお願いしては、私は大事な約束を果たせそうにない」困ったとばかりに彼の良心に訴えかけるように、ふるりと睫毛震わせては「どうか私を助けると思って、貴方のひと時を私にくれないでしょうか?」言葉を重ねる。周りはガヤガヤと賑やかしいというのに、彼の返答を待つ間は音が入ってこず妙に静かで)



ギール:(勇ましいまでの呑みっぷりに"ピュ〜"と囃すように口笛を奏で。舌で味わった彼の味は何とも甘美で、寄せた唇を止められた事によって、より欲は深まるばかり。「くはっ、坊主は煽り上手なのかァ?男がそれで止まると思ってんなら、警戒心なさすぎだな。はははっ!」肩を震わすように豪快に笑い飛ばし、こりゃ堪らんとばかりに俯き。目にかかる前髪を片手でくしゃりと掴み、そのままザラリと掻きあげては、鈍い光を孕む瞳で彼の光る美貌を射すくめ。「素敵な脅し文句だな。そんなモンで孤独で居られんなら願ったり叶ったり」元より安寧に最期を迎えられるなど思ってもいない。鬱屈に翳る顔を隠すようにはらりと掴んでいた前髪を離せば、一瞬澱んだ空気を一掃するべく差し出された焼き鳥へ視線やり。ガバリと大口をあけ、焼き鳥ではなく、それを持つ彼の指先へと齧り付く。勿論痛くないよう甘噛み程度のそれは、最後に戯れるように舐め上げてから口を離し、今度こそ焼き鳥へと向かい。口の中に広がるジューシーな味に舌鼓をうち「うめぇ、ご馳走さん」果たしてどちらに対しての感想なのか、そんなら言葉を述べて。「にしても賑わってんなァ。この国は。美人も多いし天国かねェ。お前さんもえらい別嬪だしなぁ」わはは、と笑い声たてながら、片手は不埒にも彼の太腿に伸ばされ、拒否なければサワサワと撫で回そうとして。気分はすっかり酔っ払いのセクハラオヤジで)

  • No.523 by 白兎/人魚  2018-08-26 12:41:42 



白兎:__アリスである前に、女性だろう。女性がそうはしたない事をするのは頂けない。(何よりも先に真直ぐに耳に届いたのは自身には全く持って不釣り合いである"可愛い"と言う表現で。余りにも不釣り合いだったからこそ、照れるだとかそう行った感情の前に違和感が浮かび、後押しをするように絡まるような細い指先と、剰え俄かに信じが合い指先への口づけで。無論、その行為に色めいた意味合いが有るとは思うことは無く、驕る事も無い。だからこそ厳格たる口振りで今後の事を思えばこその注意を述べて。彼女に対する親密感が生まれたのは、正に赤の騎士と接点が有ると伝えられたこの瞬間で。似た雰囲気が有るからこそ、彼女に対してそう無碍にすると言った感情は浮かばずに「私は、女王陛下が好きなこの国が好きだ。この国の温かく明るい空気が、自然が多く存在することが、何処が好きと言う訳では無く、この国が好きなのだ。」重たい口角は僅かながら持ち上がり、「だから、賑やかなのは得意じゃ無いがこうして楽しんでいる姿を見る事は嫌いじゃ無い。」今正に目の前では夏祭りを楽しむ多くのアリスと、そして盛り上げ、共に楽しんでいる住人の姿が有り。)


人魚:坊主じゃ無くて、人魚です。__僕は自分の肉を食べた訳じゃ無いから、永遠の命がどれほど辛いか想像する事も難しいけど、でも、こんな簡単に決断するほど容易いことじゃない。もしも、アリスに好い人が出来た時、一緒に年を取れないのは哀しいよ(無垢と述べる程綺麗な物では無く、単なる常識知らず。今の状況が警戒を必要とする事だと言う事に気付かないまま、真剣な顔をして諭すように言葉を送る。食べられた指先でさえ色めいた思いを感じるのではなく眉を上げては心配するように「アリスはもうずいぶんと酔っ払ってしまったみたい、倒れる前に水で薄めなきゃ」はっ、としたそんな心配の儘に眼を丸くしては慌てるように周囲をきょろついて。ひっく、情けなくも酔っ払っているのは自分の様で情けないしゃっくりを一つ。此処が天国だと言われれば異論なく頭を縦に揺らし、「ありがとう、__でも、僕はいずれアリスのような男らしく渋い人になりたいな」ふふ、と眼を細めた笑みを浮かべてから本音を吐露。そして太ももの手はマッサージと勘違い、閃いたと言う顔を浮かべると「美味しい食事とお酒のお礼に、マッサージは僕がしましょう」なんて前のめりに申し出を。返事を聞く前に手を伸ばせば正面向かいに肩を揉みだすのだから頓珍漢なマッサージで)

  • No.524 by リュカ/ギール  2018-08-26 19:25:32 


リュカ:気に障ってしまったのなら申し訳ない。貴方の国では、これははしたない事なのですね(嘗て女性扱いされた事があったろうか。気が遠くなるほど昔にはそんな事もあったが、今では思い出せない。況して接吻を喜ばれる事はあれども、注意を促されるなど。彼には驚かされたばかりだ。触れ合っていた手を解き、すっと指先まで伸びた掌を常に当てては、謝罪の言葉と共に頭を下げて。「ならば貴方へ親愛を示すにはどうしたら良いでしょう。手を繋ぐことは…許して下さるでしょうか?」そっと彼に向けて掌を返して上にして手を差し出しては返答を待ち。彼が語る言葉に耳を傾け、一つ一つの言葉に頷き。女王陛下と国への愛が伝わってくる。それは痛いまでに一途で、自身には持ち得ないもの。ほぅ、と感嘆の吐息を零して「どれだけ女王陛下とこの国が好きなのか、とても伝わってきます。…私がもし彼女の跡を継ぎ女王陛下となっても、変わらず貴方はそのように思って下さるでしょうか」羨ましい、そんな想いが不意に湧く。一途に思えることにか、それとも一途に思ってもらえる事に、か。僅かばかり持ち上がった口角に気付けば、トロリと甘く笑み零し「あぁ、漸く貴方の笑みが見れた」自分の事のように嬉しげにそう伝えて。「折角ですから、花火を見に行きませんか?きっと皆が頑張って作り上げた夜空の花は綺麗に違いありません。出店から少し離れた位置ならば人混みも少しはマシでしょう」視線をやった先には人が疎らであるも、花火が打ち上げられる湖上空を遮る木々がない、拓けた場所で。きっとあそこならば綺麗に花火が見れるであろう)



ギール:なんだ、随分と乙女チックな事言うじゃねえの(何処までも真っ直ぐで真摯な瞳に、くはりと笑いを一つ。混ぜっ返すように軽い調子でおちょくりを入れては、片手でくしゃくしゃと彼の頭を撫ぜ回し。ふ、と鋭い眦を緩めては「まあ、そんな甘ちゃんも嫌いじゃねえよ。大事にしな」否定する事はせずに、優しさを含んだ声音でそう言い置いて。きっとこの国が優しい所であるからこそ、此処の住人はみな自由で伸びやかなのだ。目の前の彼の瞳が曇る事がないよう、言葉にはせず胸の内で祈りを捧げる。己の身よりも相手の心配をする様子は見ていて危なっかしい。よたつく身に、限界を伝えるように吃逆をあげる身体。ポンと頭に置いた手で座ったままでいるよう促せば、よっこらせと掛け声と共に腰を上げ水を貰ってきて。「俺ァ、こんなんじゃ酔えねえよ。どっちかって言うと手の追えない酔っ払いはお前さんだ」飲め、とばかりになる貰ってきた水を彼へと差し出す。「ほぉ?そんな風に思って貰えてるなんて光栄だな。お前さんも酒の呑みっぷりだけは男らしかったぞ」がはは!と笑いを上げながら、"だけ"の部分を強調してしまうのは彼の反応が可愛いから仕方のないこと。意地の悪い大人である自身はそんな風に開き直って。どう反応して良いのやら。真っ正面から、それはそれは真剣な表情で頓珍漢なマッサージをし出す相手に前髪に隠れた瞳を見開き。全てを理解した時にはもう腹筋は限界。「っぶは!坊主、そりゃ天然でやってんのか!」遠慮のカケラもなくゲラゲラ笑い、もう限界とばかりに片手で顔を覆って。「マッサージってのはこうやんだ」ヒィヒィ笑いの波を引き摺りながらも、彼の向きをクルリと変えては、本来のマッサージの方法を教えようと。肩の筋肉を揉み解すように、その手付きは存外に優しいもので)

  • No.525 by 白兎/人魚  2018-08-27 16:48:31 


白兎:(説く様に、と言うよりかは聊か説教のようなそれに対して厳しい顔を浮かべるでもなく不平不満を向けられる訳でも無い。飽く迄も依然と変わらない凛とした姿と崩れることの無い落ち着きは、より一層居心地の良さと共に、普段己に向けられる所謂面倒臭いと言った感情が全く見られないことに不思議な感覚が浮かび。尚も、控えめな口振りで手を触れる事を望まれると此処に生まれたのは少しの葛藤、先にそれを伝えられていたならば恐らくは何のためらいも無しに断っていただろう。今回は先に指先への口づけと言う行為が有った為に、その衝撃は薄れている。だからこそ生まれた葛藤は沈黙の間としえ数秒ほど生まれ、そうして、結局は融通の利かない頑固さにより「共に、並ぶので十分だろう。隣に並び、会話を交える事以上の親愛はそう易々行うべきでは無い。」頑固と言う言葉、もしくは面白味の無い性分、そういった類がパズルのピースのようにピッタリと当てはまりそうな、別にツンと澄ましている訳でも嫌がらせをする為に断るのでも無い、悪気無しに、女性が触れ合う事は危険なことだと確固たる意志を向けて。女王になればと語るその問いかけは、自身にとって答えの見えている物だった。「それは変な質問だ、私は赤の女王の統べるこの国に忠義を示すだけ。いずれ、お前がこの国を統べる日が来るのなら、私は持ちうる知識をすべて使って協力をしよう。」告げる声色は当然の事、そう言いかねないもの。瞳に僅かな躊躇いさえ浮かべる事無く「その為にも、女王候補らしい身の振り方を学ぶ期間で有ると。今一度考え直すと良い」口を突くのは何の面白味も無い年寄りの説教であり、然し、先程からの会話により彼女がそれを親身に受け止めると自信が有るのか。「お前と見るのなら悪く無い。付き合って貰おうか、」誘われた花火に頷きを見せてからす、っと静かに立ち上がり)


人魚:(今正に雲の上を歩く様なふわふわとした覚束ない足取りのまま、気持ちだけは何てこと無いとでも言う雰囲気で水を貰いに行こうとした所、その行動を留めるように頭に手を置かれて何を言うでもなくその場に留められれば元より緩む様に力の抜けた体はそれにあっさりと従って、"ふふ、"と漏れた笑い声は矢張り楽しげで水を片手に戻ってきてくれたその姿を瞳に映しては、持って来てもらった水が入るコップを押し上げるように彼の元へ動かして「先ずはアリスがどうぞ、僕はアリスが飲んでからその後に頂きます」優先すべきはアリスと言う存在である、確固たるその意思はたとえ酔っ払っていても揺らぐことは無く、"どうぞ"と進める言葉を添えて。飲みっぷりを褒められれば過去にないその言葉が単純にも気持ちを大きくさせて、何処と無く得意げな雰囲気で眼を細めれば"そうでしょう"とばかりに並ぶグラスの内の一つをぐいぐい、と一遍に喉へと流し込み。既に早まる心拍数ばかりで甘いのか苦いのかと言う味の違いなんて少しも気づけず「僕も男たるものお酒の一つくらい飲めないと格好が付かないから」なんて、既に格好の尽きようがない事に気付かずに続けて。マッサージすべく触れた体は筋肉が確りと乗った固い肉付きをしていた、手探りに指先を動かしていた所で目一杯に笑われてしまえば疑問符を浮かべる様子で頭を捻り。何か変なことをしてしまっただろうか、と疑問を告げる為に口を開くと間違いを正す様に今度は己の肩が触れられ、その手の力強さが先ほど触れた身体つきからは想像できないほどに優しかった為、思わずふふ。と息を零す様に笑い声を。顔だけ振り返らせれば「アリスと比べたら薄っぺらくて情けないでしょう。」からころと笑い声を上げるのはすっかり笑い上戸だからか、やり方は学んだとばかりにふらつく体は勢いよく立ち上がり「お任せください」と顔だけはきりっとやる気に満ちた決めた物。口角を持ち上げて彼の背後へと回り)

  • No.526 by リュカ/ギール  2018-08-30 21:31:35 



リュカ:(時間にしてはほんの少ししか話していないが、それでも彼の人となりが伝わってくる。どこまでも彼らしい台詞に嫌な気分になるはずも無く、むしろ可愛らしく感じる。微笑ましげに小さく笑み刻むと、差し出していた手は素直に体の脇に下ろし、彼の言葉通りそっと隣へと並び立って。「分かりました。貴方と語らえるだけでも、私にとっては宝物のような時間なのですから」これ以上の無理強いはせず、ただ優しげに細めた瞳で相手を見詰め。彼という人を知れる時間はとても楽しく、素晴らしいものだ。「では貴方の事を教えて下さいますか?好きなものや嫌いなもの…。あぁ、国が好きとかはなしですよ。もっと個人的な嗜好について聞かせて頂きたい」先に釘を刺すように条件をつけては、ゆるりと首を傾げて返答待ち。彼の返答はまさに模範解答。何となく予測していた。「きっと貴方は赤の女王にとって、とても心強く頼りになる臣下なのでしょうね」それは本心からの感想。どんなに想って貰えてもそれは臣下としてのもので、それ以下でも以上でもない。「私はここに来る前、舞台で役として王を演じた事があります。ほんの数ヶ月の間でしたが、王とはとても孤独なものだと思いました。それでも毅然として、この国の事を考えられる赤の女王陛下は凄い」王とは国民にとっては象徴であり、国民にとって良い王ならばそれが誰でも構わない。そこに居るのに居ないような、まるで霧のように正体があやふやなもの。「貴方の期待を裏切るようで悪いが、到底私は女王陛下にはなれそうにない」ふるり、と首を横に振っては、静かな声音でそう言葉を落とす。誰かの思う理想の己を演じるのは常のこと。だがその根底には自分を必要として欲しい欲求があるから。女王陛下になったとして不特定多数から必要とされるが、特別に誰か一人から必要とはされない。ある意味では、それが自分でなくても"誰"でもよいものだから。期待されているからこそ、本当に申し訳ない、と整った眉尻を下げ。立ち上がった彼をそれとなく誘導するように人の波を抜け、着いた先は、ぽっかりと木々が拓け、夜空を見上げるのに適した場所。静かな湖面にも、鮮やかな花火が映って。「空を見るのも好きですが、私は湖面に映る花火も好きです」花咲く音を耳にしながら視線ばかりは上ではなく、映し鏡のような湖へ向けて)


ギール:(ふわりふわりと雲の上を歩いているような彼なのに、先ずは己に、と水を差し出す様子に幼げな子供の姿が重なる。場所も状況も違うのに、遥か昔の今はもう朧げな記憶が蘇る。最近はじわじわと追い詰められる様に消えていく記憶の欠片だが、彼の姿に不意に一つの場面が脳裏を鮮やかに照らす。っ、と鋭く空気を吸い込む音が漏れる。一瞬反応に遅れるが、歪みそうになる目元を見られないように片手で褒めるように頭をわしゃわしゃと撫でる仕草で彼の視線を己の顔から遮り。「っは、手に負えねえな」初心で純粋な存在こそがある意味で天敵。参った、お手上げだとばかりに一言ポツリと呟き。コップに口を付け一口水を飲んでみせると後は相手に押し付けるようにして「ほら、俺ァ飲んだから、とっととお前さんも飲みな」彼へも促しを。ひょいひょいと軽口に良い様に乗せられる様によくぞ今迄無事に生きてきたな、と見当違いな感想を抱く。「俺から勧めといてなんだが、少しは警戒心ぐらい持てよ。そんな酔っ払ってたら俺みたいな男にペロリと食べられちまうぞ」こんな忠告をする己もどうかしている。人差し指でピンと彼の額を弾き、彼の手の中にある飲み物を取り上げては代わりとばかりに綿菓子をその手に。掌に触れた肩は細く自身に比べたら華奢だ。だが名前の通り泳ぎは得意なのだろう、しなやかな筋肉がついている。「お前のは泳ぎに最適な筋肉がついてるだろうよ。俺のは…否、何でもねえ」無垢を象徴としたような相手を目の前に、生きる為に必死に身に付けた等、少しでも陰惨な空気を滲ませる話題は口にしたくない。常のスケベったらしい表情をのせては「抱く側としてはコレぐらいが腕ん中におさまって丁度いいぜ」ガハハ、と品なく笑ってみせ。やる気に満ちた彼を止める方が面倒臭そうだ。彼の好きにさせる事に決めたのか大人しく任せては、己はガブガブと強い酒を飲みくだし)

  • No.527 by 白兎/人魚  2018-08-31 11:24:06 



白兎:(選ばれる言葉の一つ一つが己にとっては聊か甘すぎてしまう、まるで糖分の過剰摂取かのような甘さが耳に届くとこうも年を重ねた身だとは言えど、身動ぎたくなるような擽ったさが脳を伝って起きるのだから不思議なこと。いや、不思議なんて無いのかもしれない。彼女のように人と比較し、印象に残るほど端麗な、男性女性と問わずに好かれるような美麗たる存在に己の事だけを見ていると言いかねない言葉を貰っているのだから。顔を染めるだの、照れ笑いを浮かべるだの、そう言った反応は流石にしないが聞き出そうとするばかりで素性の見えない彼女に興味を持つのは自然の事だろう。「国の為に動く事が、女王陛下の為に至るならば、私はこの身を粉にして期待に応えるのみ。それを女王陛下が認めてくれるならばそれ以上の事は無い。__アリス、お前が期待に応えられないと決めるには早すぎる。少なくとも、私はお前の確りとした受け答えに好感を得ているのだ。アリスには時間が有る、そう急ぐことは無い」最初こそ自身の働く意味についてを語るが、後者にはそれこそ身勝手な想いの押し付けを添えて。本人が首を左右に揺らす事をまるで受け入れないとでも言いかねないそんな雰囲気で言葉を止めさせると「今の女王陛下だからこそ私は喜んで力を貸せる。次の女王陛下にもそういった人物で無ければ困る。気の合わないアリスが選ばれたなら私は白兎を降りることになる。」結局はこの国に合う我儘者、そんな性根の垣間見える発言を添えて。人の気配が薄く、湖に反射する花火の美しい事、夜空よりも控えめな其れはより心を落ち着かせるそんなもので「嗚呼、確かにこの美しさは他では見ない。__私の好きな物と言ったな、仕事がひと段落ついた際に頂くキャロットケーキだ。美味しい紅茶が有れば尚良い、」花火の音に消えてしまいそうなほどの声量だが、声色だけは真直ぐに堂々とした口振りで前後した先の質問に対する答えを送り。)


人魚:___だめ、半分ずつ。半分は飲んでくれないと僕は受け取りません、(褒められるような手付きで頭を撫でられれば己の立場上、撫でる事は有っても今のように逆の立場は無い。最初こそこの行為の違和感を逆上せる頭で何度か瞬きをする事で理解しようとして、諦めた。ポーと茹だる頭のまま促される言葉と減っていないコップの中身を見比べ頑固な意見を、すっかり酔いにて曲がってしまった口はへの字になりつつ「僕は貴方が倒れないようにちゃんろ見守るたりばらんです」既に間延びするかのような舌の回らない喋り方で"だからどうぞ"と依然変わらず彼へと進めて。額を突かれれば"わ、"とその刺激に合わせて顎を引きグラスの代わりに握らされた綿菓子を見れば兄が面白いのかくふくふと含む様に笑い声を落とし「僕は男ですし、人魚です。人魚は人を惑わして襲って食べる、だからアリスが僕に興味を持ったなら僕に食べられる直前かも」熱に浮かされとろんとしていた眼をかっ、と大きく開けば驚かす様に鼻に皺を作りがぶりと噛む真似をして。何かを言いかけて、それを止めた、普段ならばそれに気付けたのかもしれないが酔っぱらいにはそれが難しく出来なかった。結局は冗談交じりのその言葉の方が耳に残り、「アリス、泳ぎは得意?。アリスは素敵な食事をくれたから、僕もお礼に家に招待します。此処は賑やかですが、湖の中はとても静かなんです」ぐ、っぐ、とマッサージを行う中ではたと閃いたように顔を寄せると誘い掛けるべく言葉を送り。マッサージに向けていた手を離せば今度は誘いを強めるように彼の手を取り「水中から見る花火だってとても綺麗なんです、それに暑い身体には水が丁度いい」ぽっぽ、と熱を生む身体を冷やすのには水が一番。なんとも大雑把な理論の元に彼を湖へ引き摺りこもうとして)

  • No.528 by リュカ/ギール  2018-08-31 22:24:18 



リュカ:(彼はとても頑張り屋なのだろう。認めてくれるなら、それだけで良いなど。どこまでも高潔で健気なまでの生き様。彼の純粋な志と比べたら己の動機は不純ではあるが、認めてもらうために頑張る、その気持ちは大いに分かる。だからこそ寄せられる期待は嬉しいし応えたい気持ちもあるが、己も頑として頷く事は出来ないのだ。「…貴方にそこまで評価されているなど、とても光栄な事です。出来れば貴方の望むように一候補として頑張りたい気持ちはある。ですが、それでは私の存在する糧がなくなってしまう」悲しげに瞼を伏せ、頬に影を落としては、片手を己の胸に当てて。これから喋るのは卑怯な、取引とも言えぬ持ち掛け。何故ならそれが成立する事は有り得ぬと分かっているから。「もし貴方が私を何を差し置いても一番に愛して下さるというのならば、例えどんな困難があろうとも女王陛下になってみせましょう」誰にでも甘い言葉を使い良い顔をするのは、愛されたいからに他ならない。過去の出来事が、そう自身を作り変えてしまった。女王陛下と愛、両方を手に入れる事は出来ないと分かっての無理難題を述べる。彼以上に頑固なのは己かもしれない。きっと無理だ、若しくは彼是と理由をつけて諭されるかもしれないな。そう考え出したらおかしく、ふっ、と小さく溢れるような笑みを浮かべては、次に続いた彼の言葉に便乗するように「貴方が白兎を降りた暁には、私が貴方という存在を攫いに参上いたしましょう。そして何処か静かな場所で貴方と二人暮らすのも悪くない」誘いかける様な甘い誘惑を。きらきらと水面に散っていく光の粒。穏やかなひと時に溶け込む様に返された答え。不意打ちの返答に、ぱちりと大きく瞳を見開いては、次には心底嬉しいと蕩けるような甘い笑みを咲かせる。「とても魅力的な食べ物ですね。今度其れをお土産に、貴方の部屋へ遊びに行っても宜しいですか?あぁ、出来れば紅茶も私に淹れさせて下さい」彼の好物を餌に、次の約束を取り付けようと)


ギール:(全くどこの酔っ払いだ。頑固にも程がある。あ"〜、とらしくもなく呻くような声を出しては、ガシガシと片手で頭をかき。兎も角彼に水を飲ませることが先決だ。乱暴な手付きでコップを奪い取り、大して酔ってもいないが、相手の言い分通りコップの中の水を半分減らす。これで良いだろう、と無言でコップを突き付けては今度は彼が飲むまで一切の要求は受け付けないと態度で示す様に腕を組み、ギロリと鋭い眼差しで見下ろし。「ちゃんと喋れん奴がどの口で見守るって言ってんだ。それに配役的に守られる姫役はお前さんだ。俺はちょっかいかけるゴロツキぐらいが丁度いい」むに、と片手で相手の頬を摘み、みょーんと横に伸ばしては"姫"を強調して言い。妙な笑い声が聞こえれば、一体今度は何を言うつもりか、将又やらかすつもりか。胡乱げな瞳で見詰めた先、上品に整った唇を開け齧り付く真似で。全くこの坊主はどうしてやろうか。「人様には食べるなと忠告するのに、自分は食べるってかァ?そりゃちょいと都合が良過ぎるんじゃねえの」全然忠告は伝わらず、面白いほどに予想外な方向へ転がる。誘惑もよいところ。そろそろ痛い目に合わせても良いかもしれない。大きな掌で彼の顎をガシリと掴めば、強引なまでに顔を傾けさせ、その美味しそうな唇を奪い取り。最後に下唇を甘噛みしては顔を離し、くっと片方の口角を意地悪げに持ち上げる。「ただでは食われてやらねえ。その前にお前を食ってやるよ。それで永遠に孤独ってんなら、テメェを囲ってその孤独に付き合わせてやる」どこまで本気なのか。ゾクリとする程の仄暗い欲を声音の中にドロリと落とし込んで、周りには聞こえぬ様に彼の耳元に吹き込む様に言葉を落とし。マッサージをしていた手は何時のまにか己の手を握り、湖へと誘おうとする。その誘いに乗れない秘することが自身の身体には隠されている。やんわりとその手を離しては「素敵な誘いだが、生憎水の中は得意じゃねえ。それに肌を見せんのは情人だけ、って決めてんだよ」まるで秘密があるようには見えぬ下卑た笑みをニヤニヤと浮かべ、「何なら俺の情人になるか?」低い声音で誘い掛け)

  • No.529 by 白兎/人魚   2018-09-02 23:33:42 



白兎:初対面の相手に何を言う、__誰かの特別な愛を求めるなら、先ずはお前が誰かを特別に思うのが先だろう。(まさか、条件とでも言う様に己の愛を求められるとは。怪訝がる雰囲気で頭を傾けると率直な疑問と言った雰囲気で彼女の言葉の真意が分かり兼ねてしまう。だからこそ悪気が無いまま眉間に皴を寄せて口角を落とし数秒ばかり沈黙を作り上げ、すう。と短く息を吸い込んでからその疑問の儘に自論を語る。博愛的に他者を愛し、他者からの愛を求める姿は、どうしたって自身のよく知る彼に重なってしまう。「生憎、私はお前や赤の騎士とは違う。誰にでも運命を感じる程人を特別に感じることは出来ないのだ。悪いが、"誰か"を求めるならば私を巻き込まないでくれ。それさえ無いのなら、私はお前の落ち着き有る毅然とした態度を好んでいる。余り私を失望させないでくれ」極端な程、己は浮く離しに無縁なのだ。淡白で有り、興味関心が薄い。だからこそ彼女の様な考えが有ると言う事も、彼女や赤の騎士のような生き様が有ると言う事も知っているが理解に苦しむ。決して突っぱねたい訳では無いが、融通が利かないほどの堅さは彼女に良い思いをさせないだろうと誰よりも先に実感し。伝えたのは質問に対する答えだけ、それを聞いた彼女がこうも喜ぶとは予想外。真直ぐに伸びた耳先をぴくり、と細やかな動きながら心の動揺が表出る様に震えを見せる。「アリスの来訪を断ることは私には出来ない。喋り相手には向いていないが、それでも構わないのならいつでも顔を出すと良い。世間話は出来ずとも、この国で生き行く為の術を説くことは出来る。」約束を取り付ける事なくとも、会うことは出来る。ただ、自身の堅苦しさと取っつき難さが人を寄せ付けずにアリスと時間を共にすることが無いだけなのだ。依然変わらない模範解答の様な答えを送り)


人魚:(グラスの中身が確りと経るのを自身の目で確認しては手のひらを返したように満足げに口元を緩ませて、腕を伸ばせば頬を撫でる様に手を添え指先を動かし「よくできました、えらいえらい」なんて緩く褒める言葉を送り。それから漸くコップを受け取ると水を飲むより先に伝えられたその言葉は男たるもの複雑な心境に至る物、瞬きをぱちり。すっかり絡み酒と言うべきか、「僕は王子サマです、身を挺してでもアリスを危険から守るのが僕の役割れす」頬を摘ままれてしまえば抗うことなくそれを受けつつ両方の瞳はにこにこと笑みを浮かべあっけらかんと言い返し、「貴方みたいな優しいゴロツキがいる世界なら、それはとても幸せな環境だ。」不思議と熱を感じない手に頬を寄せればその冷たさが心地よくつい"すりすり"と頬を寄せ。綴った軽口、人を疑う事も警戒する事も無い世間知らずが為せる無防備さゆえに顔を近づけられても尚、渋さの有る男らしい顔つきに素敵だとか男前だとか、そんな印象をぼんやり抱くだけでポーと見つめるばかり。近づきすぎた顔が、自身の唇に重なるとそれが口付けだと言うことは流石に理解が行く。下唇を噛む柔い刺激に瞬くと自らも歯を立てる様に今し方刺激を受けた下唇を軽く噛み、冗談とは思えない口ぶりで伝えられたその発言により初めて言い得もしない緊張感を教えられ「――、テメェじゃなくて人魚です。それに、アリスが僕を望むなら、囲わなくてもずっと寄り添いますし、一緒にお酒を呑む事も出来ます」最初こそ初めての緊張感に言葉を詰まらせ、そしてすぐに笑みを戻して緩い返事を。すっかり招待する気だったそれが断られてしまうと残念がる様子で困った笑みを浮かべ「情人って言うのは言われたこと無いけど、常識無い人って言うのは何度も経験が有ります。それではダメでしょうか」色が有る会話と言う事にすら気づかずにえぇっと、と逆に問い掛けて)

  • No.530 by リュカ/ギール  2018-09-04 00:24:40 



リュカ:貴方の仰る通りだ。強請るばかりでは与えられない。正論だからこそ、とても心に響きます(怪訝そうに歪められた顔をじっ、と静かな瞳で見詰めながら、内容を咀嚼するように一度頷きを落とす。必要とされたいから他者に無駄に愛を囁く。だが其れは相手が特別だからではなく、自身の我儘を押し付けているだけ。そっと鼓動を鳴らす胸の上に片手を置き、瞼を閉じて。「難しいものです。心とはコントロールが効かないのですから。例え嘘でも愛している、と、必要としていると言われれば満たされたような気持ちになる。空っぽな心を満たす様に人の愛を強請ってしまうのです。…私の悪いところですね」彼に伝えると言うよりは独白に近い呟きを落とし。誰彼と囁いた愛は一時的に己を満たしてはくれるが、いざ周りを見てみると独りぼっち。特別を求めていると口にはしながらも、実際は安っぽい愛に囲まれているばかり。だからと言って彼に伝えた想いが嘘ではない。其れだけは分かって欲しい、と真摯な眼差しを注ぎ。「貴方を不快にさせたのなら申し訳なかった。ですが、決して伝えた言葉に偽りはないのです。貴方と共にいれば、自分を見付けられそうな気がした」気高い彼に釣り合えるように、自身も誇り高くいようと思えた。そんな事を言ってはまた彼に怒られてしまうかもしれないが。巻き込まないでくれ、と釘を刺されたのに、巻き込まれてほしい、と願ってしまうのは自分勝手だろうか。その真っ直ぐなまでの心根に、彼だけに愛されたならば果たしてどんな心地なのだろうか。また悪い癖が顔を覗かせそうになり、一つ苦笑を零しては紡ぎかけた甘い言葉は喉奥へと封印して。「貴方は意地悪な方です。一言待っている、とそう言葉にして下さったら、どれだけ嬉しいことか」断る事が出来ない、などと、それでは嫌がっていても大人の対応で接してくれるという事か。好きでも嫌いでもない、まるでそう言われているようだ。悲しげに睫毛を伏せ、その際にはらりと散った横髪を耳にかけ。湖に向けていた身体を彼へと向け、花火の色を反射しながら煌めく瞳は真っ直ぐ彼の顔へ注いで。「必ず行きます。私は貴方と話したい。今は仕方ないですが、いずれ貴方にも私の来訪が待ち遠しい、とそう思ってもらえるようにもっと貴方に近付きたい」願いを込めるように花火の音に溶け込ませるようにそっと囁きを落としては、華やかな笑みをその顔に浮かべて)


ギール:(年若い彼に頬を撫でながら褒められたところで、所詮は酔っ払いのすること、と真に受けず。続く言葉も同様で。呆れたように眇めた瞳で麗しい顔を見下ろしながらため息を一つ。「まあ、好きにしな。お前さんが王子様かどうかはどうでもいいさ。俺はお前の言うアリスでも何でもねえし、守られるなんざ真っ平ゴメンだ」ヒラヒラ、と片手を振っては適当に言葉を流す。きっとそれでも不思議の国の住人は己をアリスだと言いは続けるだろう。「そっちがアリスだなんだと勝手に考えンのは構わねえが、それを受け入れるつもりはない。ようは認識の違い。どこまで言っても平行線さ。って事でこの話題はもうおしまいな」ぐだぐだアリスだ、アリスじゃないと言い合うつもりはない。聞きません、と意思を表すように小指を耳穴に入れ塞ぎ。頬に擦り寄る様子は可愛らしい、と表現して間違いないだろう。全く本当に警戒心がなさ過ぎる。己の様な輩がいる世界が幸せなどと、どの口が言うのか。ヒヤリ、と心に落ちた冷たい感情に一瞬表情が消える。指先に伝わる熱に触れているのが烏滸がましく、そっと手を離して。「もっと相手を見て物を言いな。優しい世界でも、幸せな環境でもない。そう思えるのなら、それはこの国が平和だからさ」いつもの様に軽口で返せばよかったのに、思った以上に真剣な声音で語っていた。どうかしている、調子が狂わされてばかりだ。彼の中に、過去に出会ったとある幼子の影を見てしまったからか。何にせよ、これ以上は危険だ。警鐘を鳴らす脳内に、一度瞼を閉じ彼から視線を外して。次に瞳を開けた時は、いつも通り軽薄さが滲み。「まあ、俺様は魅力的だから、お前さんがそう言っちまうのも分かるがな!」わはは、と腹から笑い声を上げ、惚れても構わんぞと言葉を続け。はては傍を通った住人に"お、可愛いねえ。今夜一晩俺とどうだい?"と下卑た誘いをかけるしまつ。食んだ唇は甘く、その口から零れる言葉もたっぷりの甘さを含んでいる。きっとこの甘さに溺れてしまう者は多くいるだろう。それ程彼は魅力に溢れている。「っぶは!ケツの青い餓鬼が何言ってんだ。お前さんみてえな奴には、可愛らしいちんまいアリスが似合ってるさ」緊張に僅か強張った表情を揶揄うようにカラカラと笑っては、わしゃりと頭を撫でくり回し。何をどう解釈して常識無い話にすり替わったのか。相変わらず突拍子のない発言に、ふるりと笑いに肩を震わせ。「っくはは!あー、マジでお前最高!ダメも何も全然意味が違いすぎるわ。お前今度俺と会う時までに意味調べときな。これ課題な」バシバシと床を叩きながら一頻り笑ったあと、ぴんと長い人差し指を立て、それを彼に向けては一つ宿題を提示し。情人の意味を知った時、はたして彼はどんな反応をするのか。今から楽しみで仕方なく)


(/会話が楽しくついついどちらもロルが長くなってしまいましたので、ご負担でしたら適当にロルを切り短くして下さっても構いませんので…‼︎蹴り推奨)

  • No.531 by 赤の女王  2018-09-07 11:10:29 



(/お返事遅れてしまってすみません…!、地震の影響が強くパソコンが使えず…!お返事までにお時間を頂いてしまうかもしれません!、もし短ロルでも大丈夫でしたらスマホからなら来ることが出来るので、今現在の交流は一旦待って頂いても大丈夫でしょうか…っ。お返事ではなく本当に申し訳ないのですが取り急ぎ連絡を失礼致します…!)

  • No.532 by リュカ/ギール  2018-09-07 21:13:59 




(/大変ななかお言葉を残して下さり有難う御座います…‼︎雨風や地震の被害を連日ニュースで見ておりますがご無事で良かったです…っ。体調は崩されておられないでしょうか⁇此方のお返事に関しては全然いつでも構いません。落ち着いた際にお返事頂ければと思います!また暫くの交流に関してもご提案下さり有難う御座いますっ。当方としては短ロルでも貴女様とお話できるのでしたら是非お願いしたい所ではありますが、まず第一はご無理をされていないかが心配です。ご負担でしたら携帯からの間は本トピに集中して頂いても構いません。余裕があり相手しても大丈夫だよ、との事でしたらいつでもお相手に立候補させて頂く所存ではあります!)

  • No.533 by 赤の女王  2018-09-07 21:51:07 



(/優しいお言葉にお気遣いまで本当にありがとうございます!もしかしたらお返事にお時間を頂いてしまうかもしれないのですが、是非とも交流させて頂けると嬉しいです…!是非ともテファンくんの可愛らしさに癒されたく…!お話させて下さいませ!)

  • No.534 by リュカ/ギール  2018-09-08 18:04:49 


(/嬉しいお言葉を有難う御座います…‼︎是非テファンでお話しさせて下さいませっ。フラミンゴ君とお祭りへ行くか、他の住人さんとお祭りへ行く場合は図々しいですがフラミンゴ君にお迎えに来て頂きたいな、なんて思っております…!その他の設定でも大丈夫なので、ご希望ありましたら是非お聞かせくださいませっ)

  • No.535 by フラミンゴ  2018-09-08 18:19:18 



(涙の湖では連日祭りが行われているらしい、浮き足立つ国の賑わいを見ていれば良くわかる。そんな賑やかさに当てられたか、将また、窓越しに眺める花火を彼と一緒に見たいと思ったか。行くぞと気持ちが固まれば早く、形から入るのが伝わるような深みのある臙脂色に黒で雲の模様と白抜きの龍がプリントされた派手な浴衣と長い髪はフィッシュボーンの様にひとまとめ、そんな姿で彼の部屋をノックすると「いるかァ?、祭、__祭り行こうぜ」ぽつり、と誘い込むには少し弱い声量で声を掛けて)

(/それでは早速フラミンゴにてお迎えに上がらせて頂きます…!短くなってしまうことが多いと思いますが、どうぞ宜しくお願い致します…!)

  • No.536 by イ・テファン  2018-09-10 10:29:36 



(連日の祭りに妹や弟の世話で引っ張りだこ。其れは其れで楽しいが、矢張り一番は彼と楽しみたいわけで。格好ばかりはド派手な目立つピンク色の甚平と、すっかり祭りに染まっている。どうやって彼を誘おうか、とそんな気持ちが伝わったのか、まさにグッドタイミングでノック音が響く。急くようにドアを開けては、見つめる先に見慣れぬ姿の彼が。驚きに見開いた瞳は、忽ちのうちに笑みにきゅっと細まり「なん、洒落た格好やなァ。よう似合うてる。惚れ直してまうわァ」思ったままの感想を述べて。彼の気が変わってしまわぬうちに、と隣に並んでは手をつなぎ合わせ「俺も丁度ふーちゃん誘おう思うてた所やねん。俺らやっぱ気が合うなァ」にんまりと笑んでは祭り会場に向けて彼を引っ張るように歩き出し)

(/交流文有難う御座います‼︎此方こそ長くなってしまうかもしれませんが、ご負担にならぬ程度にばっさりと切って下さって構いませんので…っ。では宜しくお願いします!蹴り推奨)

  • No.537 by フラミンゴ  2018-09-11 22:35:38 



(呼びかけては直ぐに反応が有る、たったそれだけの事が何だかとても嬉しいのだ。緩みそうになる口角をきゅ、と結ぶことで堪えこみつつ扉の先に現れたその姿へ目を向けて。行く事が決まると繋がれたその手を当然のように掴みながら湖へと足を向けて。「もう祭りに行ったのかァ?。ソヨンは、」"元気にしてるのか"と言う心配を語尾に隠した問い掛けを添え。時折横目にちらりと盗み見ると普段と違うその姿に喉まで褒めたい言葉は浮かぶが、それが口を付かずにぐぬぬ。と言葉に詰まる。「その色、良いな」結局ボソリと呟いたのは、もっと褒める言葉が有る筈なのに何とも簡素なもので)

  • No.538 by イ・テファン  2018-09-13 16:43:18 


(湖までの道も楽しくて仕方ない、軽快な足取りはそんな気持ちを表している。彼から問い掛けられた途中までの質問に思わず、くく、と肩揺らし。何だかんだと己の兄妹を気にかける様子が可愛いくて可愛くて。「なん、俺とも久し振りのデートやのに先ず聞くんはそれ?」意地悪くニマニマと細めた瞳で視線を流すも彼が何か反応する前にぱっとニンマリ顔に表情変え「元気も何も相変わらずのじゃじゃ馬やで。この前は葉っぱや泥つけて帰って来たらしいけど、アイツ何処で何しとんのやろなァ。兄ちゃんとしては少しは女らしく淑やかになってほしいぐらいや」近況の報告を行い。ふぅ、と悩ましげに溜息ついては、彼に'どうしたらええ思う?'と彼に意見を求めるようにちらっと目を向け。ざっくりとした褒め言葉に、ぶはっと笑いが吹き出る。色に着目する点は流石デザイナーと言うべきか。「ええやろォ、俺ふーちゃんの色に包まれてるみたいやろ?」一度繋いでいた手を離し、一歩彼より前へ進み出ては披露するようにその場で一回転。「ふーちゃんも俺ん事思うてその浴衣選んでくれたんちゃうの?」耳元に唇寄せ、囁き声で先程から気になっていた浴衣の柄に触れては、唇に鮮やかな弧を描いて)

  • No.539 by フラミンゴ  2018-09-14 17:51:23 



__、(彼の事を一番に考え想っていると言うのは何よりも前提に、だからこそ彼の家族の事は既に自分の家族と似た感覚でいるのだ。とは言え、彼の口より過去にも幾度か行われた指摘を受けるとまたやってしまったと反省を一つ。反省が言葉になる代わりに眉尻が落ちて言葉以上に表情が語る。それも短い間、彼が教えてくれた近状報告が想像しやすかったからこそ"くく、"とつい自然な笑い声を喉を鳴らすように落とし「俺は元気一杯の方がソヨンらしくて良いと思うぜ」なんて身内馬鹿が表立つ肯定を。全体が見える様に披露されればその姿に小さく瞬き、伝えられた言葉が何よりも照れくさい上に図星まで突かれてしまえば敵わない。もごもご、と口籠り視線は地面を這う様に下を向いてから「……、行くぞ」なんて羞恥に染まる顔色は無理でも言葉だけは誤魔化すようにぶっきら棒な短い返事を。浴衣に触れる彼の手をぐい、と握れば浴衣ではなく自身の手を掴ませて人込みの見える祭り会場へと連れて行き)

  • No.540 by イ・テファン  2018-09-15 23:40:44 



(最早家族同然とばかりに己の妹の事を思ってくれていることが伝わり、嬉しい気持ちは募る。ふと思い出すのは前に彼と話した話。「せやろか?ホンマ、娘の話するオトン(父)みたいやなァ。恋人紹介された時、泣かんといてな」ポンポン、と彼の肩に腕を回し未来の彼を宥めるように肩を叩き、ケラケラと冗談を交え。どうやら己の言葉は図星だったらしい。あっという間に真っ赤っかに染まる頬に、つい笑いが弾けそうになるが、そうすると更に恥ずかしがり屋な彼は己に顔を向けてくれなくなるだろう。彼の手をきゅ、と握り締め、見えてきた会場に話題を変えようか。「えらい賑わってるなァ。先ずどの店から見て回る?俺的には雑貨とお面が気になるわァ。ふーちゃんはやっぱしお菓子やろか?」手はしっかり握ってはいるものの、彼と来る祭りは兄弟と来た時よりも輝いて見え、目は忙しげに色々な店に行ったり来たり)

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