Shall We Dreaming ？ / 非募集

（/了解致しましたー‼︎オジサンの方ですが初っ端からお触りとかをすると思うので、そのセクハラを物ともしない、或いは跳ね除けるぐらいの方が良いかな、と思っておりますっ。ズボラなので何だかんだと面倒見の良い方だと有難いです‼︎答えになっていなくてすみませんっ。ただ背後様の扱いたいキャラで来ていただけたらとっ）

(一方的に友人だと思い込んでいる無愛想な蜥蜴を探してかくれんぼの如く先の見えない薔薇庭園をヒョコヒョコとした一歩間違えば縺れて転んでしまいそうな足取りで進み、少しならばリラックス出来る薔薇の香りも量が多く居る時間が長くなれば話は変わり堪らず"ぶぇっくしゅ"と頭を鶏のように前後するほどの大きなくしゃみを、"う゛ーイ"と鼻先を人差し指で擦りながら間抜けた余韻の声を上げつつ、そのくしゃみの間にすら行先を変えた悪戯魔に"ひゃひゃひゃ"と腹を抱えて一笑い、＿＿＿不意に迷路の先を人影がちらついた気がした。略略野生の勘であるそれに導かれると、大きな背丈と日に当たりキラキラとするグレーの髪だけで判断すれば"ヨーウッ"と馴れ馴れしい声色で声を掛け、それに合わせて翼の無い背をワシャワシャっと力強く撫でまわせば「グーリフォォンッ。翼どったの、毟ッた？千切ッた？捨てンならくれよなア！――顔弄ッた？」最初こそズケズケと踏み込む様に馴れ馴れしく、途中で知人との違和を感じ取ると三白眼を四白眼に変える程、大きくぎょろりと見開きながら正面に回り顔を覗き込んで)

(/物ともしない所か逆にちょっかいを掛けに行ってしまうハンプテイにてお迎えに上がらせて頂きますねっ。もし交流の中で違うキャラと、と言うのが浮かべばいつでも変更しますのでお気軽に伝えてくださいーっ！。/蹴り可)

（待てども暮らせども目の前の光景は変わらない。知らぬ間に別の国に来てしまったか。空を仰ぎ見、次に周囲をぐるり。息をして未だこの身が生きているならば、そう変な所でもないか、と些か楽観視して思考に決着をつける。其れを待っていたかのように何処からともなく響いたのは、陽気でいて何処と無く不安定な笑い声。無遠慮に背に触れる手の感触に、気さくなまでの対応。聞き慣れぬ誰かの名前と、目の前に現れた見知らぬ人物に彼が誰かと自身を捉え間違えている事を悟る。覗き込まれた瞳も髪色も、一度見れば忘れる事のない印象深さ。同じく僅かばかり腰を屈め、ぐいっと顔を近付ければ、マジマジと彼の顔を遠慮のカケラもなく舐めるように見つめ。不埒な右手は彼の細腰を抱き寄せ、その感触を楽しむようにサワサワと動かす。腕の中の肢体が逃げる気配も見せなければ、更に手は下に降りて滑らかなヒップラインをなぞろうと。「残念ながら、俺ァ、お前さんがお探しのグリフォンじゃねーのよ。いやー、然しけしからん腰付きだ。お互い探し人に会えない身、どっかで茶でもしながらゆっくり話そうや」手もさることながら、口もペラペラとお喋りに動いては、当然の流れとばかりに息を吸うように自然と口説き文句を零して）

（/有難うございます‼︎此方もお触りオジサンですので、ヤバイと思われましたら直ぐ様キャラチェンジしますのでお伝えくださいませっ/蹴り推奨）

ンンン、ホントだなア。グリフォンなら絶ッ対ぇ俺のこと触らねえもん(元より周囲に対する関心が強いからこそ一つに対して集中し記憶を保つことが出来ていなければ、今だってグリフォンの顔を確りと覚えているのかと言えば答えはNOであり。それでも無愛想を形取ったような男だと言う事は覚えている、少なくとも彼から己に触れると言う事は無いと言い切れる。あんぐり、と口を開いては目の前の彼が此処の住人の一人では無いと言う事を幾許か時間を要してから理解して。その間に触れられる行為に対して嫌がることも羞恥に悶える事も無く、言うなれば気にしていないと言った素振りでウンウンと彼の言葉を聞き入れて。お茶でもと聞けばAHAHA！と高笑うように弾く様な声を上げ、触れる手の手首をガシッと鷲掴むように力強く触れて「なアんだッ、アリスならアリスって言えよう。お茶すンなら城にしようぜぇ」蜘蛛の糸ほど頼りない己の記憶の糸を手繰り、その中に彼の顔が見当たらなければ、己よりも年上アリスの登場だと今更ながらに察し。掴んだ腕を引っ張りながら「俺はハンプティダンプティ。アンタはアリスだろオ？―－足痛くなったら言えよなア！俺は年寄りに優しいンだッ」ひゃひゃひゃ、と耳障りな笑い声を上げながら聞く人が聞けば引っ叩かれても可笑しくない発言を、「蜥蜴じゃなくてアリス見っけだッて。これだから城に遊びに来ンのは止められネんだよなア」行先さえ決まっていれば迷う事も無く足は城に向いて、当初の目的を頭の隅っこに作れば今度は大きく開いた瞳で彼の事を横目に写し、その姿を覚える様に焼き付けさせて)

ほう？そのグリフォン君は損してんな（気にするどころか動じる素振りもない彼の様子に大胆に右手は腰と臀部を行ったり来たり。滑らかな感触を堪能しつつ、顔だけは大真面目な表情で人生損している、気の毒だ、とグリフォンなる人物に憐れみおくり。胸中では未だ出会ったことのない彼を勝手にシャイボーイだと決め付け、人生これからさ、と励みの言葉を渦中の相手へ捧げる。甲高く響く笑い声は元気の証、引っ張られるままに細い背を追ってはいくも視線はジロジロと舐めるように彼の全身へと注いで。途中、何とも違和感を感じる愛称でもって呼ばれはしたものの、彼とお茶が出来るならばさして気にする事でもないか、と楽観的に構え。更に言うなれば己を示す名称にも特に執着も興味もなし。それよりも、と急ぐように前へ前へと進む彼の意識を此方へ向けるべく、態と歩みの途中で両足に力入れて踏ん張り、その反動で後ろへ傾きかけたならば、再度腕の中に細い身体を囲い込もうと画策して。年寄りに優しいなど、その言葉を利用せずしてどうするか。ニィと片方の頬をつり上げ、掴まれていない方の左手でトントンと己の頬を指差し「そうか、そうか。坊主がちょいとココにキスでもしてくれりゃ、足が痛いのも我慢して歩けそうなんだがなァ」何とも態とらしく猫撫で声で、見え透いた嘘を一つ。城と聞けば堅苦しい印象しかない。お茶などそんじょそこらでも出来るはず。視界に見えてきた城はまるっと無視し「城よりもっと楽しい所はないのか？あんま畏まった所は得意じゃないんだがねー、おっさんってば」隙あらば彼を担いででも城から逃亡しようかと頭の片隅で悪巧みし）

――ッうえァ。(先導する為にグイグイと手を引いても真直ぐ進めていたのは己の猪突な進みに確りと彼が付いて来てくれていた、ある種協力が有ったからこそである。唐突に進む足が重くなったとばかりに足を止められれビンと腕は真直ぐに張りつめて前のめり、それも瞬く間に今度は反動にて後ろへ引かれよろめいて。間抜けた声を、唐突な事に対する動揺から大きく眼を開きつつ漏らすとドラッグに漬けられた体は簡単にガタが来て。脆い骨がコキコキと軽い音を立てつつよろめく体を支えきれず彼へ倒れ込むと突然の其れも言い換えればサプライズ、"ひゃっひゃっひゃ"と凭れ掛った身体を起こした後に"悪ィ悪ィ"と軽い調子で詫びてはバシバシと馴れ馴れしく彼の背を叩いて見せて。己の取り扱うスイーツのように甘ったるい声色で告げられた言葉には、元より貞淑だとか誠実だとかとは無縁の生活をしているのだ躊躇うような素振りも無くグイと顔を寄せ被り付く様な強引で品の無い口付を頬では無く唇に行って。「コレで足が痛くならねェで森を歩けンだろオッ。城が嫌なら俺ン店まで連れてくぜえ。菓子食い放題のスイーツビュッフェの開催だア」選択肢より城が消えれば悪巧みをするように瞳を細め、唾液の引く唇を離す間際に行先を変えたと言う気分屋を甚だしいそんなセリフを吐いて)

（折れてしまいそうなほど細く脆い身体はまさに病的なほど。背を叩く腕力も大して痛くも痒くもない。些か心配になるほどだ。そんな庇護欲を抱かせる彼からの接吻は己にとっての褒美。冗談交じりに欲を伝えてみた甲斐があった。ガハハっと豪快に肩を揺らし、大きな身体に見合った大声で笑いを響かせ。「重畳、重畳！御前さん、面白いなァ」面倒ごとは御免、これぐらい適当な方が気が楽で良い。太く筋くれだった手を伸ばしては、グイッと力任せに彼の唇を光らせる唾液を親指で拭ってやり。特別甘いものが好きではないが、彼の店には興味がある。先ほどのようにセカセカ前に歩いていってしまわぬように、ガッシリと腰をホールドし。「早速御前さんの店に行こうじゃないか。そんで其処で茶でも飲みながら仲良くしようぜ」側から見れば如何わしい事この上ない、狡猾な笑みを口元に薄っすら忍ばせ、意味深に仲良く、を低い声音で相手の耳元へと落とす。無論、無理強いするつもりはない。逃げ道を示すように「坊主は甘いもんが好きなのか？俺ァ、甘ったるいのは女の香水だけで十分なんだがなァ」別の話題の提供も行って）

(初対面にて口付けを強請られただとか、甘い物より女の香水だとか、彼と一緒にいると遊園地のオーナーを思い出すようで、だからこそ下手に親しみを抱き馴れ馴れしさに繋がると言った物なのだが。チッタン、チッタン、舌を鳴らすように口内で舌を弾けば考えるような間を数秒分程、舌の音に合わせて小さな瞳もぎょろりぎょろりと忙しなく右に左に動いて回り。何を思ったか、ピンと閃いたのに合わせて己の額を抑え込む様に片手を目元に宛がってA-haha！と引き攣るような高笑いを。目元に宛がう手の隙間からちらりと盗み見る様に彼の姿を捉えた後にその手をパッと顔から滑り落として己の胸元を開けさせる様に露出して「わァるいなッ。俺ア男だし乳なんて欠片もついてないぜぇ！」告げるのは頓珍漢な内容、開いた胸元を元通りに戻しては「ンでも、ウチの店の横に有るレストランには引き抜いたメイドがいるから楽しめるぜ」彼が色めいた事に重しを置いているならば、にやにやと下卑た笑みを口元に厭らしく浮かべつつ「折角此処に来たばっかりなんだからア、お愉しみが無けりゃ詰まンねえよなあッ。ウンウン、――引き抜いたメイドは美人揃えだ、遊びに最適だぜ」ぱちん、と指先を弾くように幼いアリスの前では決して綴らないそんな最低な提案を持ちかけながらケロリとした雰囲気の儘、森を進んで)

(/お世話になっております…！本トピにてイベントと呼べるほどでは有りませんが簡易的な話題作りの期間を設けておりますので、もし良ければ参考までにとお知らせを…！もちろん無理して組み込まなくても大丈夫ですのでっ！/蹴り推奨
http://www.saychat.jp/bbs/thread/626257/res/1098)

（今度は何を言い出すのやら。目の前で忙しなく動く目玉の動きをニヤニヤと面白がるように眺める。出された答えは矢張り己の笑いを誘う。晒された胸元を其れこそ不躾なほど凝視、光の元に現れた白い柔肌に、ピュ〜と囃し立てるように口笛を吹かせ。盛大な勘違いをしているからこその無防備さなのか。此方も馴れ馴れしい迄の距離の近さで彼の肩に片腕を回し、髪の生え際辺りに唇を寄せ。「御前さん、可愛い勘違いしてんな。俺ァ、男でも女でもどっちでもいいぜ？」軽薄な迄の口振りで守備範囲が広い事を打ち明け。然し無理強いは趣味ではない。さらに言えば彼の提供してくれた情報がなんとも魅力的で抗えない。森を行く彼の腰を抱きながら、その横をのんびりと歩きつつ「おいおい、美人揃いとか最高かよ。まさかお触り代とか金取る魂胆じゃねえだろうな？」余りにも上手く行き過ぎる話、その裏に潜む罠を探る様に言葉続け。城に向かう事なく彼の営む店に向かってはいるが、此処で今更ながらの疑問を口に。城から離れた今ならば早々無理矢理に連れて行かれることはないだろう、と判断したからの今になっての質問で。「そういや、何で俺ァ城に行かねばならんかったのだ？しょっ引かれる程、悪い事をしてきたつもりもねえんだがなァ」左手で顎髭を摩りながら、現状を把握するための情報収集の為に口を開き）

（/此方こそいつもお世話になっております‼︎ご丁寧に有難うございますっ。オジサンには可愛らし過ぎるイベントですが、三兄弟などは嬉々として参加するので後程イベントを愉しませて頂きます‼︎）

＿＿＿でもドッチかッつったらむちってした女の方が良イって(羽織るスーツジャケットのポケットからピルケースを取り出すとカランカランと中身を取り出して、数個の錠剤をガリガリと噛み砕くように摂取して。その間に触れられるコミュニケーションは寧ろ触れ合いが齎す熱が良いと満足しつつ、錠剤である薬物を取り入れた事でより鮮明となり活性化する頭、城に対する疑問を投げられればハイになりながらも確りとしている意識だったのが功を制し「だアって、アリスだから。アリスは城で暮らすモンだし、アリスは次期女王候補だから大事にしてやんなきゃ」イイコイイコッ、と撫でまわすように彼の頭をポンポンと撫でてから「アリスは丁重に扱えッて言われてっからサあ。金は要らないから安心しろッてえ」アッパーな錠剤はただでさえ煩い口を余計に動かすようで、到着した己の店にバーンと腕を広げて「おっつかれエっ。ココ！ココ！腹減ッてるう！？減ッてンならレストランにする」何が面白いのか、単純にホームである環境が己を余計に自由にするようで面白いことが何もなくともケラケラと笑いながら隣に並ぶお菓子屋とレストランを指差して)

まだまだお子さまだねェ。男には男の良さってモンがあんのよ（ついつい調子に乗り軽い口は、女の方が面倒だ、等と世の女性を敵に回すような発言を吐き出しかけるも、流石に理性が残っていたか、その言葉は飲み込み、濁すように大口開けて笑いに変えて。まるで菓子を貪るように薬を服用する彼、一瞬ぎょっ、と目を見開き周囲を確認。おいおい、と呆れ返ったようなため息を零し、右手でガシガシと後頭部をかく。「それ、やべェヤツじゃないだろうな？此処じゃ捕まらんのか？」胡乱げに薬の入っているピルケースを見遣り、初対面の己が口出す立場ではないと分かりつつも、少しばかりの心配からつい出過ぎだ真似を。警察などがいて取り締まられでもしたら事だ、急にテンションがハイになった相手の様子を前髪の隙間から眺めつつ、そんな事を心の内で考えて。頭を撫で繰り返す手の感触よりも、アリス、と称された事に意識は向く。はて、一体いつそんな乙女じみた名前になったことやら。己の外見と余りに不釣り合いな名に、ふはっ、と吹き出すように笑い転げ。「ははっ！たんま、たんま！そのアリスってのは何だよ？俺の様なオッサンがアリスってか？」冗談はよしてくれ、と細い彼の身体をバシバシと軽い力で叩き。飲み食いして金も要らない、など一体アリスとはどんな特典なのか。訳も分からぬまま飲み食いする程、愚かでも世の断りを知らぬ無知でもない。取り敢えず落ち着いてそろそろ話そうか、と選んだ先はレストランで）
ま、一旦レストラン行こうや？其処でゆっくり話してくれや。

知ッてら！アリスみたいに可愛いヤツなら男でも歓迎だもん(男の良さ、と聞けば先々の事だとか過去の事だとかは頭に浮かぶことなく目先の彼の事だけを頭に浮かべ、何よりも見てわかる己よりも年上だと言う事が珍しく、そんな人生の渋みを若者には出せない渋みとして魅力に変えているその顔つきと太陽に当たりキラキラと光るヴァイオレットの瞳はより一層とその魅力を際立てているようでぎょろついた眼は自然とその姿を追いかけて。突然、心配をするような言葉を向けられると梟のように頭を深く捻り傾けて、疑問符を一つ浮かばせると「コレ飲んだらいつもより頭チャキチャキってすんだァ。アリスにも分けてやりてェんだけど、やッぱりダーメ」ブイブイ、と片手でピースを作ってからピルケースを元のポケットに戻し。アリスに対して彼が笑い出し事よりも背を叩く軽い触れ合いの方が興味を持てる、釣られる様にひゃひゃと笑い声を上げて選ばれたレストランへ足を踏み入れ。出迎えるウェイトレスに奥の席を指定すると適当に見繕ってくれと頼めば一番奥を陣取り其処へ座り「ココに来た奴は皆アリスって言われンだ」"煙草吸ってもイイ？"捻る様に頭を傾け尋ねる様に確認を)

お、そりゃ可愛い子限定ってか？こんなオッサンは要らんって遠回しに言ってる？（他にも己の様にアリスと称される存在が招かれるのか。明らかに可愛いよりむさ苦しい容姿の干からびたオヤジ風情、言外に彼から恋愛対象の範疇外、と宣告されてしまったか。彼の視線が己の姿を追いかけている事など露知らず、「オッサン、悲しいわァ」と右手で目元を覆い肩を悄げさせ、態とらしく悲観の篭った声音で呟きを。ポケットの中に戻されるピルケースを眺めやりながら、軽く首を左右に振り自身は必要としていない事を態度で申し伝え。飲んでしまったのは今更吐き出せっこない、更に服用の常習犯であろう彼に専門家ではない自分があれやこれやと言ったところで鬱陶しいだけ。「ま、なんだその。身体は大事に、な」其れだけをポソリと小さな声量で呟き、わしゃりと頭をひと撫で。出迎えてくれたウェイトレスに早速とばかりにヘラヘラと締まりのない笑みを送り、隙あらばお触りタッチを、と伸ばしかけた手はハンプティダンプティがウェイトレスに頼みごとをした事で触れる前にすり抜けていく。手持ち無沙汰に浮かんだ手をヒラヒラと宙で振り、残念とばかりに両肩を上げる。案内された席へどっかりと腰を下ろし背凭れに体重を預け。アリスなる存在の説明を聞き「ほぉー。つまり俺みたいに迷い込んできた奴は全員アリスで、そのアリスは総じて女王陛下候補っつー事な」一つ一つ整理する様に人差し指でコンコンとテーブルの上を叩きつつ言葉にしていき。何方にせよ、己がアリスでも年老いた老獪などお呼びでないだろうと楽観視。確認された内容にはニヤリと口角あげ、右手の掌を彼に向けて出せば「勿論、俺の分もあんだろ？」と許可と共にお強請りを）

＿＿＿＿？、なアんでぇ？今だってアリスの目ン玉キャンディみたいで美味そッて。喰っちゃいたいッて思ってたのに(見ていた瞳を隠されてしまえば気持ちは宛らいつ食べるかを悩んでいたキャンディを箱の中にしまわれて意図せず焦らされているようなもの。ツンと唇の先を尖らせて眉間に皺を寄せれば、こうも欲しいと思っているのに何故不要だと思ったのか。と疑問のままに瞳はチカチカと数回浅く瞬かせ頭を捻り。今度はするりと腕を伸ばして彼の腰元を撫でり「我慢してンだから」くしゃりと瞳を細めた笑みでイタズラを含み一言を、すぐに金切り声のようにひゃひゃ、と笑い飛ばし。小さな声量でも至近距離では確り届く、心配するような言葉はゾッとするほど心臓を貫き、合わさる一撫が痛みを緩和させ。「なアんだッ。心配なんか要らねぃよう。細く短く！パッと生きれりゃそれでイイんだ」一瞬触れた温かさが、父性だとは理解が出来ず。それでも胸の温まるそれに違和を覚えてかくしゃと前髪をかきあげる様にその思いを隠して。簡単な説明で確りと捉えてくれるのは彼が大人だからだろうか、ウンウンと頭を立てに揺らすことで肯定を示しつつ許可を得たことで煙草を一本口に銜え。「いいけろ甘いヤツだよう」咥え煙草のまま煙草ケースを向けると、己の好む煙草はこれでもかと甘いフレーバーの物、先の様子から甘いものはそこまで得意ではないのかもと踏みつつ注意を一つ)

おいおい、俺の目玉を食う気だったのかァ？（ツンと上向きに尖った唇の何と可愛らしい事。彼なりに自分も可愛らしいアリスに入っていると伝えてくれたのだろうが、老耄が可愛らしいと褒められ喜ぶのは気持ち悪い以外の何者でもなく、敢えて混ぜっ返すような返答を送るとともに、己を惑わす悪戯な口を塞ぐように、伸ばした指先で唇横の頬をヒョイと挟むように柔い力で掴んで。腰元を刺激する接触に、ガハハっと豪快に笑い声上げ、ジィとつり上がった瞳を覗き込み「俺も御前さんの目、好きだ。まろ眉も愛嬌あって可ァ愛いぜ」言葉通り親愛を示す様に、細っそりとした白い頬に触れるだけの口付けを。「そこは太く長く、じゃねえのか？ま、後悔ないように生きりゃどっちでもいいがな。一つ望みを言うとすれば、俺よりも長生きしてくれや」自身も人に説教出来るほど健康的で健全な生活を送ってきた訳ではない。寧ろ後悔がなければ彼の言う生き様も一種憧れるほどだ。前半は物分かりの良い共感者の顔を見せつつ、後半は自己中な一面を出し、軽口でそれとなく願望を告げ。向けられた煙草ケース、其処から一本取り出し同じく口へと咥える。己も喫煙者であるからして、丁度持っていたジッポーにて煙草に火を。煙を燻らせ、肺の奥に煙を吸い込む。確かに鼻から向ける甘い香りは己が好んで吸うものではない。「確かに甘ェ。甘いモン食べたら御前さんの顔、思い出しそうだわ」煙草を指の間に持ち替え、ふぅ、と煙を吐き出す。何とは無しにレストランの内装を眺めつつ、束の間の至福を味わって）

ぎゃあ！＿＿＿オレ甘いモンだいすきだからさッ。アリスのアイキャンディつったら、きッと甘い味だろなア……グレープ？ブルーベリー？でも二回しか食えないレアな感じが余計ソソる(痛くない力加減で頬を摘ままれれば減らず口は止まらずに業とらしい悲鳴を一上げ、覗き込まれたのを良い事に二つの眼を食い入る様に凝視すれば堪らずゴクと生唾を飲み込み浮き出る喉仏を上下させ。頬に受けた優し気な口付けに対する返事と言うには聊かトリッキー、そして揶揄ではない本音のそれで。年の功と言うべきのことか、己の生き様を受け止めたその上で提示された一つの望みにAHAHAと高らかな笑い声を。麗しの恋人に言うんじゃあるまいし、初対面の人物に言うには重すぎると見開くように眼を大きくして「じゃア、俺が死ぬときは先にアンタをヤりに来る」ガチャンと音を立てる様に唐突にテーブル淵に置かれる食器ケースからパンケーキを切り分ける為の銀色ナイフを取ればその刃先を真っすぐに向け、お気楽に浮ついた声は人が変わったようにサーっと温度を潜め冷静で。ダンとその先をテーブルに突き立てれば「なんつッて」ひゅるる、と空気が抜けるような下手糞な口笛で冗談を形にし。己にとっては慣れて染み着いた甘いフレーバーが体に染み渡る。ふーうと肺から吐き出すころには残る甘さに気分は落ち着き、そうこうしている内に次々と料理が運ばれてくると、先ずはベリーを使ったジュースの入るグラスと軽く摘まめるものと言ったサンドウィッチやクラッカーピンチョスが、パンプキンスープにローストビーフと言った塩っ気の有るものが運ばれたと思えば今度はメインとばかりに様々なスイーツが所狭しとテーブルに並び。灰皿に煙草を押し付けてはグラスを持ち「ハローアリス。ようこそ、この国へッ」にいと口角を持ち上げれば乾杯の挨拶を)

ハハッ！なんだそりゃ。食す時はよぉく考えろよ。何せ一回っきり、食べちまえばもう見れねーんだからな（ゴクリと動く喉仏が何とも生々しい。彼が本気で言っているのが伝わってくる。応とも否とも返事ははっきりさせず、獰猛にニヤリと細めた瞳で相手を見詰め、彼の意思を試すような問いかけを一つ。突如響いた食器同士が打ち鳴らす大きな音、当然意識は其方へと向いて。一体何がきっかけであったのか、思案する間も無く目前にはキラリと切っ先が光るシルバーのテーブルナイフが突き付けられて。今まで経験してきた壮絶な修羅場に比べればなんてことは無い。寧ろスイッチを切り替えた様に別人宛らに雰囲気の変わった彼を楽しむようにニヤニヤと眺める。まるで万華鏡のようにコロコロと変わる様子は己が彼のまだ一面した見えていないことを痛感させ。ゆったりと行儀悪く机に頬杖付き、己からナイフへ顔を近づけて。「いいねェ、情熱的で。だが一人で死ぬのは寂しいしなァ。一緒にヤるか？」ケロリと余りにも軽い口調で返答するも、言葉の内容と声音は反比例。彼とお喋りに興じていた時間は意外と長かったらしい、其れを所狭しとテーブルに並んだ料理から察し。煙草はお終い、と灰皿へと捨て、乾杯の挨拶に応えるように己もグラスを持ち上げ、チンとグラス同士を軽く鳴らす。「サンキュー。今更だが俺の住居とかはどうなるんだ？今や無一文の家無しだが」グラスをテーブルの上に置き、先程の煙草で甘ったるい口内を口直しするように豪快に肉を放り込み、むしゃむしゃと気持ち良いほどの健啖ぶりを露わに。食事に舌鼓を打ちつつ、今更の質問をいくつか行って。だが本人は至って気楽なもので、寝る場所がなければ適当に野宿でもするか、と呑気に呟き）

(許可とも取れるが、失敗は許されないのだからタイミングを確りと計れと遠回しにさせるような。そんな言葉に唇を尖らせて考える様に唸り声を、"う゛ゥ"と喉奥から絞り出す様な声の意味合いとは正に葛藤のそれで。「今は我慢するう。もッとアンタを喰いたいッて思った時に貰いに行く」長い葛藤の末、好物を食べるのにはタイミングも重要なのだと己に言い聞かせた我慢で。突きつけたナイフ、それに怯むことなく顔を寄せるその度胸に触れると益々興味が高まって。A-HAHAと高笑う様にご機嫌の引き攣り笑いを零してから「良いぜエ、じゃアそおすッかア！」何とも簡単な返事を、長い命に興味は無いとでも言う様にあっさりと伝え。乾杯の後に行われた質問を聞けば戯れにグラスの中に渦を作るようグラスを揺らめかし「――ンア。一応アリスは城で住めるケド住みたい場所に他の住人が住んでりゃ好きな場所で住めるよウ。飯も住む場所で食えるケド、やッぱり城が一番美味エ」グラスの淵に前歯をカリと立てて答えを、そのままグラスを傾けてジュースを喉へ流し落としてから「俺は城に住んでネぇケド偶に飯だけ喰いに行くンだ」城の料理は絶品である、それを思い出せば自然と口角がゆるりと持ち上がり)

時間をかけりゃかけるほど、俺の魅力に惚れて手ぇ出せねえようになるかもな（一体どこからそんな余裕がくるのか、ゆったりと大業に腕を組み、ニヤリと口角釣り上げては、頑張れよーと他人事のように声掛けて。訪ねた質問に返ってきた答えは又してもアリス云々。髪を乱すようにワシワシと片手で頭を掻き、はぁとため息一つ。ぐでん、と後ろに凭れ、天井を眺めやりながら「まァた、妙なアリス好待遇が出やがった。そりゃ遠まわしに城に行けって言ってる？飯は気になるし、一度ぐらい観光がてら行ってみてもいいけどよォ」城に住むとなれば先程遠慮した城への挨拶に行くのは必須。かと言って他の住人の所に、というのも想像が付かない。城に住むのも他人と同居するのも中々に気を使う。集団生活には慣れているも、他人に気を遣って暮らすのが面倒だと思ってしまう駄目っぷり。片手を頭から顎へ移動させ、ザリザリと顎髭撫で考え込むように片目閉じ。「やっぱ面倒はパスだな。獰猛な獣が出る様子もなさそうだし、どっかそこらで適当に寝るわ。んで働き口でも探すかね」ホームレス生活はお手の物、加えて言えば本日は目の前のご馳走にもありつけた為いう事なし。サラリと結論を出してしまえば、意識はテーブル上の料理へと戻る。豪勢なまでの量を次から次へと腹へ納め、見る見るうちに皿の中は空っぽに。「ここの飯、美味いな。 おーい姉ちゃん、おかわりくれ！」図々しくも片手でウェイトレス呼び、追加注文までしてしまう有様で）

惚れて手ェ出せねえかア。――ウウン、難しいなアッ！だアってさ、惚れちまッたら独り占めしてエから喰っちゃいたくなっちまうよう(他人事のようにのんびりと伝えられたその申し出に腕を組んでは暫し考え込み、唇を曲げてひょっとこ宜しくに傾けながら右、左、右、左、と忙しなく爛々とした眼を動かして。けろりん、とした雰囲気で忙しなかった眼を彼に固定して"ひゃっひゃ"と肩を揺らしながら辿り着いた答えを述べ。一般的に一先ずアリスは城で住む、と言うのが頭に有るからか。城にて暮らすくらいなら家を持たないとでも言いたげなその言葉に"ゲラゲラ"と腹を抱えて笑い転げ、ひいひいと呼吸すら荒らすように笑いを引き釣り「アリスのホームレスなんて聞いたコトねえッて。アンタ面白ェなあ！＿＿城が嫌ならウチ来るかア？うっせェ羊がいるケド城より自由だぜ」喰いっぷりの良いその様子を見ては気分が良い、加えて先のホームレス発言に気分も上々。家主への相談もせずにバッチーンとウインクを行えば「一緒に暮らそうぜッ」とご機嫌な誘いを持ちかけて)