主(女) 2017-03-28 19:50:44 |
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お待たせしました!絡み文となります!
タイムスリップの瞬間から書かせていただきました!
……っ……チクショウ、痛ェよお……。
(激しい雷雨の中、一際大きな稲妻が走って。何も知らなければ、誰が気にも留めないであろう。……しかし落雷した地点では、不可思議な事態が確かに起こっていた。一人の少年が、意識も定かならぬまま這い回っていて。)
絡み文ありがとうございます。よろしくお願いします!
凄い雨…早く帰らないと…。
(いつものように屋敷を抜け出し城下町での散策をしていると、いきなりの雷雨に見舞われ、せかせかと走って屋敷に戻る道中で人が生死をさ迷うように這い回っているのを見つけると驚き、その相手に近づいて)
大丈夫ですか?ってそんな理由ないですよね…大変かもしれないけど私に掴まって頑張って歩いてくださいっ
(こんな状態の相手を頬って置くことが出来ずに、変わった容姿だと言うことにも今は触れずに助けることだけ考えて相手に肩を貸すと屋敷に歩き始める)
う……?
(導かれるように覚束なく立ち上がりながら、口元をもごもごと動かす。発したい言葉は多かったが、それらは言葉にもならないかすれた吐息と消えて。その足取りも半ば引き摺られるような状態であり、相手には随分体を預けてしまっていて。)
無理に喋らないでください、大丈夫ですから…
(肩を貸すというか殆ど相手を背負った状態でゆっくりゆっくりと屋敷への道を歩き、時々ふらつきながらもなんとか屋敷に着くと慌てて出てきた御目付け役達が慌て驚いており、少年のことを説明すると空き部屋に布団を用意させそこで寝かせることになり1度離れる)
あ……。
(ありがとう、という声もやはり掠れている。少年は誰かに助けられていることくらいしか周りの状況を理解できなかった。されるがままといった風に布団に転がれば、程なくして事切れ泥のように眠って。)
小枝…あの人はどの部屋に?--そう、ありがとう。
(嵐の夜が明け、外はすっかり太陽が照り青空が澄み渡っている。目が覚めると着物を身にまとい、気になった少年の居場所を御目付け役に問うと案内されて部屋に入ると寝ている相手の顔が目に入り、ゆっくりと腰を下ろすと眠っている相手の顔をじっと見て)
どうしてあんな天気の悪い中あんな所でボロボロになっていたのか…
……う……ん……?
(近付いてきた気配が切欠となってか、ゆっくりと目を開く少年。視界に入った見知らぬ顔を暫し呆然と眺めていたが、ようやく自身の状況に気付いて目を見開き。)
ど、どちらさんで……?
私はこの家に住む椿と申します。昨日貴方が道端で倒れていたのでこちらへ運ばせていただきました…、お加減はいかがですか?
(相手が目覚めると、こちらを不思議そうに見ながら問いかけてくるので、自己紹介を軽くすると相手の体を気遣うように問いかける)
あ、はい……何があったか知らないけど、お陰さまで五体満足っぽいです。ありがとう……えと、椿さん。おれは"荒巻良"です。"良"で結構。(自己紹介と介抱の経緯を聞けば、緊張からか多少声を震わせながらも素直に答え、小さく頭を下げて謝礼し。)道端に倒れてた?家の中にいたはずなんだけど……ちょっと悪戯が過ぎたかな。それにしても……。(意識を失う直前の自身の所業を思い出せば、反省したように頭を掻いて。父の発明品が爆発したような記憶があったのだ。ふと、その興味は椿の姿に移りじっと眺めていて。)
それは良かったです。えっと…では良さんと呼ばせていただきますね。
(相手は言葉通り怪我はなく五体満足そうでホッと安心すると微笑みかける。相手が自分の姿を不思議そうに見るのと同じように相手の姿を見て口を開き)
あの…良さんは異国の方なのでしょうか…?服がどうにも見慣れないもので…
今時珍しいカッコしてんなって思ったんだけど……ん?異国?まあ確かに日本の服ではないだろうけど……そんなに珍しいかな?(相手と丁度被るタイミングで感想を述べるも、珍しいと言われればあくまで失礼の無い範囲で、どの口が語るか、と首を傾げて。彼はまだ、自身の状況を理解しきっていなかったのである。)
珍しい格好ですか…?ここの者はみな私のような格好ですが…。やはりこちらの物ではないのですね、お見かけしたことの無い服でしたので…
(相手の珍しいという言葉に自分の姿を見回してみても何も変ではないため頭にハテナを浮かべながら相手に目を移すと、日本の服ではないと言われてやっぱりと納得するが、だとしたら何故日本語を喋っているのだろうとまた謎が増えて)
良さんは日本人…ですよね?こちらの言葉がとてもお上手ですし…それに目も髪も黒い。
そりゃあ、生まれも育ちも葛飾柴又……ってのは嘘だけどさ。日本から出たことは一度もないよ。結構ブレザーの学校も多いと思うんだが……。(ごく自然な返答だが、平安にはなかった単語の羅列は未知の言語に等しいだろう。)服装もそうだけど、こんな古風な家は近所に無かったと思うな……あの、おれが倒れてたのはこの辺りから近いの?(ン100mも飛ばされるような事はあるまいと、あくまで自宅の近所にいると思っていて。彼の近所はほぼ近代的な団地であり、それなりに由緒ある神社が一件あったくらいである。)
そうでしたか…ではその…ブレザー?という服は城下町で流行っているのでしょうか…初めてお目にかかります。
(学校だのブレザーだの聞きなれない言葉の羅列に戸惑いながらも世間知らずなためかそれが今の流行りなのだと勘違いし、相手の質問に対して、相手を助けた場所を遡って考えると口を開き)
そうですね…ここからは少し離れた道中でお倒れになっていました…ですが、あの場所は回りは田んぼで何も無かったと覚えていますが…どちらから来られたのですか?
城下町?田んぼ?待った待った!どうにも話がこんがらがってきたぞ。城や田んぼといった古き良きニッポンが近所だった心当たりが無いんだが……いきなりすまんけど、おれを見つけた場所まで案内してくれないかな?
(都会ではまったく縁のない場所が話題に出れば遂に混乱に至り、ここに来て違和感が一気に膨れ上がり焦ったように布団を除け、椿に詰め寄り。)
それは構いませんが…では、支度をして参りますので少しお待ちください。
(相手は混乱しているようで詰め寄ってきた相手にされるがままに頷くと立ち上がって支度をすると部屋を出て自室に戻ると外に出る用の着物に着替え再び相手の部屋を訪れ)
では参りましょうか。
頼む……しかし田んぼのど真ん中だって?ありえない……親父の発明品が何なのか知らないが、周りの環境がこんなに一変するとしたら……?(椿が支度している間、自身の状況を考察していた。その中には真相に辿り着いた物もあったが、確信には至らず。椿が戻れば、いてもたっても、という風に勢いよく立ち上がり)ありがとう、早速連れていって頂こうか。
こちらです、丁度此処で良さんが倒れていらっしゃいました。
(屋敷を出るとそこは相手がいたであろう場所とは似ても似つかない田んぼや古民家しかない田舎で。スタスタと己は見慣れた場所を歩き進めると立ち止まり振り向けば相手を見て上記を述べる)
(移動中は、彼の生まれ育った時代では考えられない光景を次々と目にして唖然としていたが、相手に心配をかけまいとして何も尋ねずにいて。目的地に付けば辺りを見回して首を傾げ。)やっぱり見覚えが……いや、山の位置に覚えがある。あっちは宅地で……そうだ、こっちにはマンションが並んでた山じゃないか……?それなら……椿さん、この辺に神社……お社は無いかな?(彼の家から一分とない距離に、神社があったことを思い出して。)
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