ナツカン 2017-03-22 22:03:53 |
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今日はこの秘密結社がどうやって出来たかを話そう。
そう…あれは7年前…俺はとある闇の組織に所属していた。その組織の名前は「ラブ&ピースワールド」…陽気な名前しやがって。俺はこの組織でお客様相談室に就いていた。
「ラブ&ピースワールド」、通称「ラピワ」はとてつもないブラック企業…いや、ブラック組織だった。
毎日朝の7時半に出社して夕方6時まで職務。土曜日の活動は7時から昼まで。一応日曜は休みだった。だが急に呼び出されることも多かった。ちなみに有給は取ろうと思ったことすらなかった。
声出し練習もつらかった。毎朝、組織員が揃うと、司令官が言う。
「声出し練習、始め!」
たちまちその場にいる組織員が声を揃えて
「ひとつ!感謝の気持ちで世界征服!」「ふたつ!我らは誰にも負けない!」「みっつ!焼き魚の話はしない!」
今思えば洗脳だった。
そんな過労の日々が続き、心も身体も病んでいたんだ。
ある日のラピワお客様相談室への通勤中、電車に揺られながらいつものように会社を辞める方法を考える。転職…フリーター…ニート…サバイバル生活…自殺。いくら考えても答えは見つからない。
そんないつも通りの電車の中、いつもは無いイベントが起きた。
「満員電車の中失礼します!みなさん!秘密結社に入りませんか!」
人混みの数メートル先から男の声が聞こえる。今まで電車の中で聞いたことのある叫び声といえば痴漢の被害報告かテロリストの威嚇ぐらいだったが今どきは秘密結社の勧誘まで電車の中でするものなのか、と少し感心してしまっていた。
その4秒後、乗り合わせた女子高生が
「え、なにこの人」
と言ったのをきっかけに「こいつはヤバイぞ」とか「捕まえた方がいいんじゃね…?」とか言い出す人もポツポツと現れる。
9秒後には乗客のほとんどが変質者を警戒し、13秒後には勇気ある1人のサラリーマンが変質者を壁に押し付けて取り押さえる。
その直後に電車は駅に到着して、サラリーマンが駅員に変質者を引き渡す。当の変質者はなぜ自分が捕獲されたのか全く理解していないような顔でオロオロしている。
そして電車のドアが閉まり駅を出発。そのまま悪の組織へと出社。いつも通りの1日が始まったわけだ
ラピワお客様相談室で1日の仕事が始まってから3時間。
変な客のクレームを聞きながらも、朝の変な男の迷言を思い出す。
秘密結社か…悪の組織と同じようなもんだよなぁ。
その一方受話器から聞こえる声は全く頭に入ってくることはなかった。
『ラピワの世界征服ボールペンとかいうやつを買ったんだけどぉ、このボールペンのどこに世界征服の要素があるわけぇ?』
「…はあ」
『いくらボールペンで文字を書いても世界征服できないんだけどぉ』
「…そうですか」
『おい、聞いてんのかよ』
「…へい」
『なに調子乗っちゃってんのぉ?俺はなぁ、ラピワを簡単に潰すことだって出来るわけよぉ』
「…なるほど」
『なんせ俺って最強の裏社会のボス的な存在だからよぉ』
「…そうですか」
『おめぇ!無視すんのも良い加減にしろよぉ!?今からラピワ潰しに行っからよぉ!?』
「…お待ちしております」
受話器の向こうからガシャン、という乱暴に物を投げたような音が聞こえて通話が終わる。1つの仕事を終わらせたという小さな達成感を感じた。
そんな単調な仕事をそれなりにこなしていって夕方6時。それからサービス残業で仕事中に手をつけてなかった書類に目を通す。
[今日中に記入をしておけ!]と書かれたふせんが貼ってある書類をシュレッダーにかけてオフィスの出口の扉を開く。
後ろの方から怒号を飛ばされている気もするが、それが頭に入ってくることはなかった。
あ★ 私も初めまして言うの忘れていました(^▽^;)
初めましてぇ~~☆彡
清めたい1人です^^
なるべく悪い言葉を避けて、生きたい1人ですが、中々 難しいブルーな時って有りますね(・.・;)
てな訳で、素敵なワードを連想 頑張ります♪♪+
お魚はウチには居ませんが、
私の大事で大切な溺愛犬に癒し、癒されています ちょっぴり依存者です♪♪www
自然な愛って素敵ですねぇ(≧▽≦)
どうしても上手くいかないこともありますからね。
やっぱ楽しいことだけを考えて生きていきたいですよね。
我が家の犬もすごく可愛いですよ。だいぶ依存してます。
自然な愛ってものがどんなものですかねー
わぁ~(´艸`*)
私、意外と依存って言葉も素敵な言葉に思ってるんですよねぇ(*´ω`)
ナツカンさんトコの わんちゃん、
幸せだと想像してると私もメッチャ嬉しくなっちゃいます(*´▽`*)
わんちゃん、にゃんちゃん全部、大好き人間ですから、
大型犬であろうと、少し見た目 迫力が有っても分け隔てなく大好きです♪♪
他の人の散歩中の わんちゃんにだって、野良ネコちゃんにだって
見惚れてコケたりしちゃうくらい、眺めちゃいます(´艸`*)www
これも、私なりの自然な愛って感じなんでしょうか??(^ω^)www
おじいさん、おばあさんが怪談を登る時などに、荷物を持たれてたり、
手を差し伸べちゃう時も、自然な愛が溢れ出ちゃいますね(≧▽≦)
その後の お相手の笑顔ナンテ、こちらの疲れも吹っ飛んじゃいますよね\(^o^)/〃
だから依存って言葉、凄く暖かい言葉で大好きです☆彡
俺も犬や猫がとにかく好きなので野良でも関係なくなでたりしてます。
大型犬のほうが触り心地が良さそうなので俺はむしろ大型犬を触りたいです。家にいるのは小型なんですけどね。
そういう自分と直接関係ない人に優しくできるってすごいと思います。芹奈さんは誰にでも優しい方なんですね。
夢は、大型犬を ちょこっとクッションに、大型犬と一緒に お昼寝を する事です(*´ ▽`*)www
ウチの大切な ♡ 溺愛わんちゃん ♡ も、小型でMIX犬です^^
ナツカンさん所の わんちゃんは、何犬ちゃんなんでしょうね(´艸`*)
と、言うかナツカンさんって名前からのイメージでは私、
女性の方だと思ってました(^▽^;)
勝手な想像してて、黙ってれば判らない発言をしてスミマセン~m(_ _;)m〃
大型犬をクッションにするのは確かに憧れます。
我が家の犬はミニチュアダックスフンドですよ。とにかくかわいいです。
あー、ナツカンって名前は友達に考えてもらったんですよ。特に深い意味もないんですが(笑)
帰りの電車の中で考える。どうすれば会社を辞められるのか…。転職…フリーター…ニート…サバ…あれ?朝もこんなこと考えてたっけ?いや、いつも考えてるのか?ってかサバってなんだ?焼き魚か…?
そんなおかしな思考が低回してる間に電車が家の最寄駅へと着いた。電車の中には朝いたような変質者はいなかった。まぁそれが普通だ。
今日は精神的に余裕があるから少し買い物をして帰ろうと思い、駅のすぐ近くのスーパーに向かった。
そしてスーパーの前で体育座りをしながらたそがれている男を見つけた。比較的田舎の部類に入るこの地域でホームレスがいるとは珍しいな…と思いながら店に入ろうとした時、妙な違和感に気付いて足を止める。
あれ…この人って電車の中で騒いでた人か…?いや、違うかな…。
そんなことを考えているとその男は、秘密結社…と呟き始めた。
絶対に朝の奴だ!…と心の中で叫んだ。こんなやつと関わってはいけないと脳が全力でブレーキをかけるが、謎のエネルギーに押されて変質者に近づいてしまった。
「…朝、電車の中で騒いでた方ですよね?」
自分の中では今さっき解決した問題を相手に提示する。
「秘密結社に入りたいんですか!?」
嬉しそうに聞き返してくる。
「いや、そういうわけではないんですが…帰る所とかはないんですか?」
「あなたの家に泊まっていいんですか!?」
この変質者は質問に対して質問で答えることしか出来ないのか…と少しイラッときた。が、話した感じそこまでの極悪変質者ではないような気がした。
「…とりあえず俺の家に招待しましょうか…?」
「ありがとうございます!」
そこは、『いいんですか…?』程度の遠慮をする場面だろ…と少しのイラッときた。
「で、お名前は?」
変質者と家に向かって歩き始めて数百メートル。話を切り出す。
「名乗るほどの者じゃありませんぜ…」
なぜ立場的に下の奴がカッコつけているんだ。
「で、本名は…?」
面倒臭いので突っ込まずに同じ質問をする。
「コードネームは『カン』だ(ドヤァ)」
コイツは本名という言葉の意味を知らないのか。
「なんですかカンって…」
「本名がカンタロウだからさ!夏の太郎って書いてカンタロウ!」
珍しい名前だけどダサいな…。
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