主 2017-03-22 05:51:23 |
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"待ちくたびれましたよ、本当に。鳴狐も大層寂しそうにしていたので、もご!?"
( 以前は足繁く通っていた彼女が来なくなっていく程の年月が経っただろうか、等と考えていればどうやら家の者に不幸があったようで騒がしかった家も少し落ち着いた頃、見覚えのある少女、否もう少女ではないのだが、彼女の姿。驚いたように目を見開き幾度か瞬きをするとあの時の稲荷が祠に置かれて、懐かしさと喜びにまた姿を現し。
_ぺらぺらとお喋りな御供の狐に本心を語られるのは些か恥ずかしいのか手で口を塞ぐも、自然と緩んでしまった頬を無理矢理引き締める事はせず嬉しそうに目を細めて笑って。ふわりと辺りに柔らかな桃色の花弁を広げながら「久しぶり。」と小さく告げて。神様である自身に十数年など短いものかと思っていたが、相手のいないその年月は何故だか長く感じ、目の前の相手との久しぶりの再開が嬉しくて仕方がなく「君がいないと、とても、退屈。」といつもよりも素直な言葉がするすると口から紡がれて。供えられた稲荷をひょいと摘んで御供と半分こして口に運ぶと自身が口を開くより先に御供が口を開いて雄弁にその味の感想を告げて。どうやら肩の彼も嬉しいらしいと思えば自身も「相変わらず…ううん、前よりも…美味しい。」と褒め言葉を。 )
( / 似非鳴狐ですが参加希望です…!!!本家よりも少しばかりおしゃべりですがやはり、御供ちゃんの方が元気なイメージです。もし宜しければ、御検討お願い致します!!!)
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