自堕落な男。 2017-03-17 00:05:23 |
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>>57 恭哉さん
__…っ
わ、私もっ…恭哉さんの居ない時間は、嫌です!私なんかで良いなら、ずっとずーっと…そばに、居させてください…
( 慌てたような否定する声が止まると、どうしたのだろう と疑問符が頭上に浮かんで。ふと濡れていた頬に気付きその涙を拭わねば、と相手の髪から手を離そうとしたその時、自身の体は優しいぬくもりに包まれていて。それは相手の腕の中に居る状況だという事に気が付けば、途端に心臓が相手にも聞こえるのではないかと思えるくらいにドキドキと鼓動して。いつになく余裕の無さが窺えるその震えた声がすぐ耳元で聞こえ、内容に耳を傾ければそれは自身も強く願っていた事。断る理由など一切無く胸元に顔を埋め、腕を ぎゅう と背に回し感極まって声を詰まらせつつも言葉を紡ぎ。ああ、一番伝えたかった言葉をまだ伝えられていない。そっと顔を上げ溢れんばかりの涙を溜めた瞳を向けては、「…好きです。」と。涙に震える声でずっと胸の内に秘めていた気持ちを漸く相手に伝える事が叶えば口元を緩め微笑んで )
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