自堕落な男。 2017-03-17 00:05:23 |
通報 |
>>39 恭哉さん
__ん、う…
( 鳥の囀りと明るい陽射しが部屋を包む。薄く目を開ければ昨日傍に居たあの人の姿は既になく、ハッと身を起こし壁面にぶら下がった時計に目を遣ると針は9時を回っていて。そういえば今日は学校が休みだった、と胸を撫で下ろし。彼がいつ部屋を出たのかも気付かない程に、いつもよりぐっすりと深く眠れた気がしつつ昨夜の事を思い起こし。眠り際に交わした言葉は夢か現実か区別が付かず うんん と小さく唸りながらも洗顔や歯磨きをして朝の身支度を終える。
オフタートルのニットにデニムスカートを合わせた年相応の服装に昼間は身を包むと、朝食とも昼食とも取れないご飯を作りに部屋を出て台所へ。冷蔵庫を開けてみると案の定食材は少なく、何を食べて暮らしているんだろうと苦笑いを浮かべつつ台所に立ち。
じゅう と炒める音や、かちゃかちゃと調理器具を扱う音。彼を起こさないよう出来るだけ静かに作業を進めていく。お米が炊け、おかずには出し巻き卵とウインナー。あとはお味噌汁を、と具材の入った鍋にお味噌を溶かしつつ彼の起床を待ち )
トピック検索 |