吸血鬼 2017-03-15 09:30:13 |
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(頬に口付けをされたとき、ほのかに香った己の知らない香り。一体なんだろうと思いながらも気にすることはなく「うん、おやすみなさい!」と何時ものように告げると自室の扉を閉め先程までは眠れなかったのに、相手に会ったからか隣に先程もらったテディベアを入れ布団に入るとすぐに眠りにつき)
(/了解しました、展開まで考えていただき頭が上がらないです…本当にありがとうございます。)
はぁ〜・・・血の匂いを取らないとなぁ
(相手の部屋から出て黒いコートを脱ぎ捨てると紳士服に染みついた返り血の跡を見てため息を吐きながら朝日が昇る前に洗濯と入浴を済ませて自室の部屋で眠りにつくと翌朝、日が昇りきって相手が起こしに来るまでは自室ですやすやと寝息を立てていて)
ふぁあ…
(日の光が室内へ入ってくることは窓を端材で打ち付けられてため全くと言っていいほどないが、若さ故か朝になると目が冴え。欠伸をするとひんやりとする空気のなかを覚束無い足取りで歩き顔を洗い歯磨きをして一連の行動を済ませると相手の自室へ向かいノックをすると「カーミラさん、朝ですよー」と声をかけ)
んん?もう朝・・・?
(相手に起こされると眠たそうな顔で部屋から現れれば「朝食作るから、レディア、悪いんだけど街から新聞買って来てくれる?」と相手に小銭を手渡して屋敷の近くで新聞を売ってる少年から新聞を買って来る様に頼めば、自分はキッチンに向かってパンとスクランブルエッグ、マッシュポテト、サラダ、ベーコンと簡単に作れる朝食を相手が帰って来る前に用意して食卓に並べて)
わかったー
(小銭を小さな手でぎゅっと握り締めると快く引き受け大きく頷くなりそそくさと屋敷から出て見慣れた景色を見つつその少年を探すように見渡し。数分して見付けると声をかけ小銭を渡したあと新聞を受け取ると一言御礼を言ってから其ほど歩かなかったためか思ったよりも時間をかけずに屋敷へと戻り「ただいまー!新聞貰ってきたよー!」と新聞を握っている手を上げ。)
ちゃんとおつかい出来てレディアは本当に良い子だね、朝食作ってあるから召し上がれ?
(帰ってきた相手の頭を撫でながら褒めると相手から新聞を受け取り朝食を食べる相手と向かい合わせに座りながら自分は紅茶を飲みながら新聞を見ていると連続婦女殺人事件と書かれた記事を見つけて「そろそろ引越しを考えた方が良いかな?」とぼそりと呟きながら眉間に皺を寄せていて)
へへへ、ありがとう、いただきまーす!
(頭を撫でられ褒められると、嬉しさのあまり顔が緩み。緩んだ顔のまま手を合わせ食べ始めると今度は頬をほころばせ幸せそうにパンを頬張り。ふと相手を見るとどうやらなにか考えている様子。しかし幼い己には何を悩んでいるのかわからずきょとんとするも「カーミラさんは凄いね、私にはわからないこと、全部知ってるんだもん」と思いをそのまま言葉にのせ。)
私は君より大分長生きだからねぇ〜・・・
(二百年以上も生きていれば自然と物知りになっていくものだと話しながら「レディアもきっと大人になったら賢くなるし美しくなると思うよ?」と今まで自分が母親代わりとして相手を育ててきたが、愛しい相手が大人になった姿を想像しながら微笑んで「実はそろそろこの屋敷から引っ越そうかなと思ってね、どう思う?」と相手の意見も尋ねて)
カーミラさんは大人だもんね!私もカーミラさんみたいは大人に早くなりたいなー
(まだ遠い先の未来。相手の言葉を信じないわけではないが賢く美しい、まるで相手のような大人になれるのかは己にはわからず今はただ空虚の想像をするしかなくて。突然尋ねられた質問に、少々吃驚した様子を見せ、残り一口となったマッシュポテトとサラダを飲み込んだあと「えぇと、私はどっちでもいいと思うけど、どうして?」純粋な疑問は己の思考回路では回答が出ず首をかしげるとそう尋ね返し)
・・・・・えっと、最近この辺で女性を狙う殺人事件が多いからね、私やレディアが襲われたら怖いでしょ?
(相手に理由を尋ねられると少し沈黙してまさか、自分が吸血鬼で夜な夜な若い女性を襲って吸血しているとバレたら嫌われるし怖がられてしまうと思い、新聞の記事を指しながらも自分が犯人だとは伝えないで説明すれば「住む家を探さないと行けないからもうしばらくはこの屋敷に居るけどね?」とそのうち家を探しにいくからお留守番をしてもらうことになると伝えて)
そうなんだ…
(少しの沈黙の間、何か言いにくいことでもあるのだろうかと考えつつ相手が口を開くのを待ち。告げられた言葉にたいしてはそれは引っ越しをしなくてはならないなということは幼き己にもわかり理解した様子で上記を呟き。「早く住める家、見つかると良いね」と今の話を聞いて恐怖という感情を覚えたのか眉を下げながらそう言うと朝食を食べ終え「ご馳走さまでした」と言ったあとお皿を台所へと持っていき。)
今日は久し振りに一緒に街へ買い物に行こうか?
(怖がらせてしまっただろうかと相手の反応を見て不安そうな顔で相手の様子を伺っていると気晴らしに相手と共に街へ買い物に行こうと伝え雨が降ってるわけでもなく傘を手に取り玄関先で傘を指しながらゆっくりと街へ向かうと「レディアの好きな物を一つなんでも買ってあげるよ」と相手を甘やかして)
いいの…?
(不安そうな顔から一変、期待をしたように相手をじっと見つめ。期待通り、街に行くことがわかると「やったー!すっごく嬉しい!」と言葉でも体でも嬉しさを表現するかのように万歳を繰り返し、なんでも一つ買ってもらえるという言葉に、何にしようかと楽しそうに相手と共に街に出向きながら思考を巡らせて。)
はしゃぐのは良いけど転ばないようにね?
(喜ぶ相手を見てにこにこしながら注意しておくともし相手が転んで怪我でもしたら血を吸いたい欲求を我慢出来ないかもしれないと考えていると街の表通りでは警官らしき男性達がパトロールしているので「レディア、ちょっとこっちの道に行こうか?」と慌てて相手の腕を引き寄せて裏路地を通ることにして)
わかってるわかってる!…っわわっ
(はしゃぎながら歩いているものの足取りはしっかりしており躓く様子は無く。しかし相手に腕を引き寄せられると思わず躓きそうになるものの両足でバランスを保ちほっと安堵するが追い打ちをかけるように見慣れない外観、不気味な雰囲気の裏路地に少し恐怖心を抱きつつ「なんでここを通ろうと思ったの?」と尋ね)
え?・・・近道だからだよ?
(裏路地を怖がる相手を見て抱き寄せるようにしてゆっくりと歩くと相手からの思わぬ質問に視線を逸らしながら答えれば裏通りを抜けると玩具屋やお菓子屋などがあるのを指差して「何欲しいか決まった?」と相手の頬を撫でながら話を逸らすように尋ねて)
そうなんだ
(視線をそらされると不思議そうに首を傾げるが、納得したようで相手に抱き寄せられているからか安心した様子で歩き。裏通りを抜けた先にある玩具屋やお菓子屋に目を輝かせるとお菓子屋に足を運び、並ぶお菓子達と数分にらめっこをした後「これにする!」と一つのお菓子を手に取り)
ああ、本当に可愛いなぁ・・・・え?
(お菓子屋の前で目を輝かせる相手を見ながら微笑んでいると背後から突然、警官に話しかけられるとどうやら連続婦女殺人事件と少女の誘拐事件の件でお子さん連れの女性に注意を促しているらしく少し困った顔をしながら「あの子ですか?ええ、私の娘ですよ?今日は親子で買い物に来たんです」と相手の目をじっと見つめて話を合わせてくれることを願って警官の前で手を振っていて)
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