土方十四郎 2017-03-14 20:20:07 |
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~……っ…アンタほんとに馬鹿でさぁ…、アンタのこたァこれ以上ねェくらい大っ嫌いだから、どうやっても嫌いになれねェのに、心配すンなら別の心配しやがれッ。──じゃあな!ばーかばーか…!(ツッコミに頭を叩かれた事とは別に、相手の頓珍漢な心配にムカついた為、彼の自室が見えた時を見計らい片足踏んづけて遣り、逃げるように己も自室へと向かい)
いっ…、てめっ、待て総悟っ!
たくっ、これが好きな奴にする行為かよ…(突然足を踏まれた驚きと彼の発した言葉を同時に頭の中で処理するにも追いつかず、気づけば姿も見えなくなり大きく溜息をついて。自室にて上着を掛ければ彼の元へ行こうかと考えるも、今は隊士達に見回りの報告を聞きに行こうと自室を出て)
……。はぁ、遣っちまった……恋愛ってよく分かンねェや。向かねェのかねぃ…(自室に戻り床へ座り込めば知らず知らず溜息は漏れて、らしくない想いばかりがぐるぐる巡り。会いたい気持ちは有るのに何だか気まずくて会いに行く事も出来ず、取り敢えず次会った時には普段通り話せるよう頭でも冷やしに風に当たって来ようと結論出しては、すくッと立ち上がり屯所を後に)
…まだまだ物騒な奴が多いな、(隊士達からの報告を受けては気を抜けない事ばかりだと自室へ戻る途中上記を呟き、先程彼に踏まれた足はまだ微かに熱を持ち何をしているのだろうと頭から離れず。彼奴の事だから変に反省して俺に会いにくいのだろうか、それとも昼寝でもしているのだろうか。そんな事を考えながら彼の部屋を覗くも姿が見当たらず屯所内を探して)
……………。あり、此処何処でィ…(屯所飛び出して来たはいいがぼうと、脳内忙しく悩みながら歩いていた為に何処だか分からない場所までいつの間にか来ており。気が付けば辺りを見回し、流石の己も思わず苦笑溢し)──…まァ頭冷やすにゃ丁度いいのか?。警察が道尋ねるとか格好わりぃ…けど仕方ねェ、其の辺の通行人捕まえて聞いてみるか……
彼奴どこいきやがった…(屯所内をいくら探しても見当たらず隊士に聞けば外へ行くところを見たと言われ、その内戻ってくるだろうと心の中で呟き。だがやはりじっとしているのも落ち着かず、仕方なく再び上着を着て外へ出ていき彼がよく行くであろう場所を見回り)
…つか、俺すげー。(聞けば想像より遠くまで来ており、何処にも身体をぶつけずこんな距離をよく来れたなと変に感心してしまい。普段使わない脳と、意外と距離歩いていた事もあって腹が減り近くに見えた甘処屋で何か食べて帰ろうと、立ち寄る事に。)──…今頃、何してンだろ。あの人……仕事馬鹿だからねィ…書類整理、とかしてンだろうなァ。(ぽけッと、再び黒髪のいつも眉間に皺寄せた想い人浮かべながら、ぱくりと注文した団子食べて)
いねェな…、警察が迷子なんてシャレになんねェぞ。……また厄介な事に首突っ込んだりしてねェだろうな(彼が立ち寄りそうな場所も探したが見当たらず時間が経つにつれ不安と嫌な予感が胸を騒つかせ探す足も早くなり)たくっ、見つけたら一発ぶっ飛ばしてやらねェと…(探せば探すほどイライラと心配が募り町中をドス黒いオーラ全開で探し)
(彼がそんな状態で己を探しているとは知らずに、況してや考え及ばず軽くエネルギー補給済めば甘処屋を後に。帰路途中、馴染みの町並みに戻ってくれば、不意に話し掛けられ“アンタの処の副長さん、凄い顔で歩いてたけどどうかしたのかい?”と、言われ少々面食らい)──…あの人何やってやがンだ?、……たくッ、しょうがねェ…ちと探してやるかねィ。(自分に関係有るなど思いもしない侭、話すいい切っ掛け、役に立てる可能性見出だし言葉とは裏腹に僅かに表情明るくし此方は此方で探し始めて)
(あれから数十分探し回りもう諦めようと元の場所は向かっていた時見慣れた髪色に見慣れた制服、それはどうみても探していた彼でありその瞬間何かがブチッと切れ青筋浮かべ背後から近づき)おいテメェ、上司を振り回すとはいい度胸じゃねェか…(いつもより声低くドス黒いオーラ全開で彼の隊服の襟元を後ろから引っ張りそのまま屯所へ歩き出し)
───ひっ…、ひ土方さ…ッ、!?(背後より近付いてくる気配には気付いたらものの、まさか後ろから襟元掴まれるとは考えが及ばず首が絞まれば苦しさに表情歪ませ。けれど其れよりいつもより低い声とドス黒いオーラ、普段そんなに気にならない事の筈が不思議と身体はびくッとなり、同時に“もしかして自分を探してくれて…”と、数時間前の行動に後悔押し寄せてきて)、…。っ、すいやせん…自分で歩け、まさぁ…
っ……(自分で歩けると聞けばそのまま手を離し何も言わずに歩きだし、見つけた瞬間殴ってやろうと思っていたもののやはり大切な恋人であり今では簡単に手を出さなくて。気づけば屯所に着き相変わらず無言のまま自室へと向かい)
あっ…、土方さん……。(屯所に戻る途中も、戻り別れる瞬間も、無言の相手に壁を感じ声が掛けられず、落ち込み)………、っ、すいやせん。土方さん…(去ってく背中に謝罪告げてみるも、やっぱり自室に戻る気にはなれず相手の部屋に気付けば足は向かっており。勝手に部屋に入る訳にはいかない為 暫く彼の部屋の前でうろうろ、したり座り込んだり、。)
おい、うろうろしてねェで入れよ(部屋の前で聞こえる足音に小さく溜息を吐き、襖を開ければ相手の腕を掴み部屋へと引き入れて)……総悟、なんで俺がムカついてるか分かるか?(怒鳴りはせず静かに問い掛け腕を組み表情は変えずに相手を見下ろし。彼ももう大人なのは分かっているが、自分1人で行動する癖がある彼を放って置けず、そして大切な恋人である事から思う事は沢山あって)
、わっ…。(不意に腕を掴まれ室内へ引き入れられれば、反射的に相手を探し。直ぐに見付けられたものの静かな口調で見下ろされて居た為、浮上仕掛けた気持ちが再び沈んでいき)───…探してくれてたみてェなんで…心配、してくれてやした?。其れか、何か急な事件とか……一番隊の隊長なのに迷惑掛けちまいやした…。(かなり怒っていた様子思い出し、後者かと結論付けては流石に今回の行動は軽率だったかと素直に謝罪を口にして)
…、この制服を着て歩くってのは命狙われに行ってるようなもんなんだよ。俺達を恨んでる連中なんか山程居る。さっき隊士達から聞いた見回りの報告も良い話ばかりじゃない、…お前がどんだけ自分の腕に自信があろうが、頼むから勝手に行動すんな…、一番隊隊長である前に俺の恋人だろーが……(仕事に私情を挟むなど許される事ではないが彼に大切な存在だと伝えたくて、気持ちを吐き出せば一気に気が抜け相手に身を預けるように力無く抱きしめ)
…へっ?、土方さ…ん……?っ、(彼の口から話された内容が想像していたものと全く違った為、暫く茫然となり。信じられない気持ちで聞いていたが全てを聞かされ、ふいに身体に重みを感じ抱き締めて貰った途端、別の感情でいっぱいになり其れは今まで生きてきた中で有り得ないものであり、一気に顔を朱く色付かせ。気付けばぎゅッと目の前の身体を抱き締め返していて)
お前に何かあったらって考えるだけで気が狂いそうになる…、(大袈裟にも最悪な事態を想像するだけで胸騒ぎが起こり、目の前にいる彼の存在を感じるように抱き締める腕に力を込めて)束縛なんかするつもりはねェが、なるべく俺の側から離れんな…、分かったか?(年上であり上司でもある自分の方が彼に依存してるなど恥ずかしさもあるが今はそんな事もどうでもよくなり)
………へい、分かりやした…。アンタから離れやせん、(何だか目の前の彼が可愛く見えてしまい、他にきっと選択肢が用意されていないであろう返事を顔を真っ赤に染め上げ、こくり頷きつつ、相手にしっかり伝えて)───、土方さんも気ぃ付けてくだせェよ?死んだりしやがったら許しやせん…(ぎゅッ、と服握り締めて)
誰かさんに毎日命狙われてたお陰で反射神経はかなり鍛えられてな…、そう簡単に俺ァ斬れねェよ(カッコつけた事を言ったものの心の中は彼の愛らしさに犯されていて、自分の腕の中で真っ赤に頬を染め服を掴む彼、そんな相手を置いて眠りになんかつけるもんかと心中ツッコミ)
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