土方十四郎 2017-03-14 20:20:07 |
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彼奴何処まで行ったんだ…?(いつも彼がサボりそうな場所も見回る場所も通ってはみたものの会う事は無く、再び心配な気持ちが募り、だがあれだけ注意したのだから彼もそこまでバカじゃないだろうと自身に言い聞かせ。それでも頭の中がもやもやすれば隊士達に連絡し彼を見てないかとさりげなく聞いてみて)
………(思わず声を出してしまった為、慌てて口を両手で塞ぎゆっくり深呼吸…。とはいえ、土方さんにも注意されたばかりだし、流石に犯人グループの全体像が掴めていない今、独りで追うのは、取り逃がす可能性もあり危険かと思い。一度外に出て出直した方がいいかと考えた直後急激な眠気に襲われてしまえば、其の場に倒れ意識を失って。)…………、っ……ひじか…(意識失う寸前、眉間に皺寄せ怒る相手を思い浮かべながら──)
っ……(隊士達に聞いて見るも誰も彼を見ていなく、イライラと心配に限界がくれば心配性すぎると思われたくないなど変なプライドは捨てる事にして、彼の携帯に連絡し。どれだけ待っても出る気配はなく、一気に嫌な予感に襲われ街を歩く足は早くなり)なんだよっ…、どうせどっかで寝てるだけだろ?…さっさと出ろよっ…(もう一度掛け直し電話を片手に彼を探して、たかが数時間彼の姿が見えないだけで心配し過ぎだろと自分に言い聞かせて)
…(数分経った頃山崎から連絡が入り、天人達が数人狭い路地裏で話していた内容を聞いたとの事。〇〇倉庫、誰とは言わないが見られたからには眠らせてる内に殺すしか無いと…、それを聞いた瞬間確信はないものの心臓が大きく高鳴った。隊士たちへ倉庫周辺の警戒を固めるように山崎へ伝え、気づけば身体が勝手に走り出していた)手ェ出したからには許さねェぞ……
…………、っ…?(どれくらい時間が経過しただろう、未だぼうとはするものの僅かながら意識が浮上してくれゆっくり瞳を開ければ、己の回りには先程目撃した連中がおり、どうやら此方が目が覚めた事には気付いていない様でボソボソと話をしている様子。普段なら軽口を叩いたりする処で有るが、眠っている間にであろうか手足が縛られ、横に寝かされた身動きが取れない状況では其れが出来る筈もなく。思わず自身の最悪の未来を考えてしまい、弱気になる、そんな心に内心舌打ちをし軽く目を閉じて…)
(山崎の言っていた倉庫へと数十人の隊士達が到着し気付かれないよう各方面から見張らせ、自身も様子を伺い…、数分後一人の天人が出てくれば素早く背後へと周り頭に刀を突き付け)おい、…そのまま黙って聞け、この倉庫は俺たち真選組が包囲している。人質だかなんだかしらねェが斬られたくねェなら今すぐそいつを解放しろ(確信はないもののもしかしたらという予感が拭いきれず刀を握る手は力が入り気にくわない様子の相手共に倉庫の中へと入り)
………………(“あーあ…俺、此のまま死んじまうのか?此の命は近藤さん、真撰組の為に使うつもりだったのに……、…つか、土方さんは…怒る?悲しむ?其れか…呆れちまう?……まァ、無理だと思ってた両想いになれたし、俺ぁ悔いはねェかな……”本当は悔いだらけだけど、捕まってしまった以上殺されるか人質としての利用か、どちらかになるだろうと。彼等の迷惑にだけは絶対になるつもり無い為、もしもの時は自分で舌を噛みちぎって遣る気でおり、だからこそ、悔いは無いそう思わなければ耐えられそうになく、目を閉じた侭に、自分にそう思い込ませて)
…っ、はけつってんだろ!(刀を突き付けられた相手は死ぬ覚悟の上か、黙り込んだままで苛立ちが頂点に達した瞬間相手を蹴り飛ばし荒げた声が倉庫に響き渡り。周りを見渡しても天人の気配はなく流石に怖気付いたのか微かに言葉を発して)クソっ…どこにいやがる…、(相手の口から出た言葉はどっかで眠らせてる、それだけで…時間の無駄だと感じればズカズカと物を蹴散らしては探し回り早く助けてやりたいと願う気持ちと、もし彼だったらという気持ちが更に苛立たせ)
…………、……(“土方さん今何してンのかな。一緒に写真、撮らねェ間に俺ぁ居なくなっちまいやすぜ。”そう思えば、急に死ぬのが怖くなってきてしまい。往生際の悪さに苦笑を浮かべて)どうしよ、土方…さん、……やっぱ死にたかねェよ…っ
っ……、総悟!いんのか!居るなら返事しろっ!(確信はないもののなぜか彼が居る気がしてならなくて、気づけば彼の元へ届くように必死に名前を叫び、逃げ出した天人たちは見張っていた隊士達が数人確保したらしく、倉庫内には自身の声だけが響き渡り)
…………、……?(空耳なのか、ふと大切な人の声が聞こえた気がして双眸開けて動く範囲で辺りを見回し、けれど目の前に広がるのは変わらず暗い倉庫の内であり、自分の都合のいい夢かと落胆し。と思えば、再び先程より大きな声で“総悟”と、確かに聞こえ。)───っ、……ひじか、さ…!土方さんっ、ッ!(都合のいい夢の続きかも…しれないけれど、考えるより早く心が動き、敵に気付かれるリスク忘れ彼の名を必死に呼んでいて)
総悟!……(彼の声が聞こえればやっぱりかと確信を持ち、声のする方へ向かい色々な気持ちが脳内を駆け巡りギュッと拳を握り)っ…お前、なにしてんだよっ…(彼を見つけた瞬間縛られて居る姿に目を見開き、言いたいことはいろいろとあるものの先に手足の縄を解いてやり、そのまま怒りと心配で微かに震えた手で強く抱き寄せ)
………ぁ、(気付けば怒ったような心配してるような、複雑な顔した彼が目の前におり、色々理解がついていかずに驚愕に目を見開いた状態で抱き締められていて)……ぁ、えと、たまたま天人見つけちまって…それで、………土方さん、?(抱き締める、彼の其の腕が微かに震えているのに気付いては、現実なんだと感じると共に心に温かいものが広がり瞳は揺れて)
…、怪我してねェか…?(ゆっくりと体を離せばどこか痛い所はないのかと見つめ、先程まで怒ってやろうと思っていた気持ちよりも何故か虚しい気持ちが大きくなり)お前さ、そんなに俺が頼りねェか…?……、帰るぞ、逃したやつもいるが半分以上は捕まえたから安心しろ(彼に質問をしながらも返事は聞かずに彼の腕を引き立ち上がり目線を逸らし呟いて)
え…?、……(彼に手を引かれながらも、質問された言葉が気になって仕方がなく脳内にて何度も復唱していて、先程とは違い此方を見ず只前を歩く相手を見つめて)…………土方さん…土方さんの部屋行ってもいいですかィ?
え…?、……(彼に腕を引かれる侭に立ち上がるも、質問された言葉が気になって仕方がなく脳内にて何度も復唱していて、先程とは違い何処か喪失を感じさせ、視線逸らす相手を見つめて)…………土方さん…今日、土方さんの部屋行ってもいいですかィ?
(/うわぁ、すみません。間違いが有ったので訂正させて頂きます…!!恥)
あぁ、来い。お前に言いたいことが山程あるからな…(彼がそう言わなくても部屋に連れていくつもりであり、彼の事が大切な故に色々な感情が込み上げてきて。倉庫を出れば隊士がパトカーを止め待機していて、彼と共に後部座席に乗り屯所へと向かうも視線は外に向けたままただ黙っており)
(/いつもわざわざ訂正してくださりありがとうございますっ、そんな間違いもとても可愛らしいです(微笑))
ぅ、…………へい(彼の言葉に部屋に入った途端怒られンだろうな、と思い。けれど、それよりも、そう告げたきり此方を見ようとしない方にへこんでいる自分がおり苦く笑い。とはいえ、実際たくさんの隊士に迷惑掛け、半分くらい犯人を取り逃がしてしまっている事もあり、何も言い返せずに彼とは反対側の風景をぼんやり眺めて)
(/ええー…返答に困りますよっ。あわわ)
俺は総悟に話があるから、もし怪我してる奴らがいたらそいつらの手当てを頼む、……総悟、いくぞ(屯所へつくなり運転していた隊士にそう告げ、車内から降りれば自室へと歩き出して。部屋の前に到着すれば襖を開け彼を中へと入れ襖を閉じ)
(/はは、すみませんっ、それでは大人しく引っ込むことにします笑 )
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