真選組屯所内の秘密　非募

お前何言ってんのかわかんねェ…って…寝たのか。 ……おやすみ、総悟（後半聞き取れずに顔を覗けば眠っている彼が映り、昔から変わらない寝顔で気持ちよさそうに眠る姿に笑み、頬にキスをして。しばらく彼の寝息を聞きながら髪を撫でていたものの次第に自身も眠りに落ちていき…）

………んー…(近くにある体温に安心してか、一度も目を覚ます事も無くよく眠れ、朝の爽やかな日差しに意識覚醒し始め軽く寝がえり打とうとしたら上手く出来ずに、はてなマーク浮かばせ。ふと隣に視線向ければ相手がおり、すっかり忘れていた為に一気に目が覚め心臓は有り得ないくらいの早さで脈打つ事に。)ッッ、そ…そういや、俺…昨日この人と一緒に寝………っ！？……いやいや、落ち着け俺──(暫くしてもなかなか収まらない鼓動の侭におずおず顔を覗き込み、つん、と頬つついてみたり、見る機会の余りない彼の寝顔にどきりと。頬は朱く色づいた侭、見つめて)


(/何かやってみたい、イベントないですか？ちょっとした事件とか面白そうだと思うのですが…！)

ん……、な…んだよ…（頬を突かれれば微かに目を覚ましまだ眠そうにしながらも緩んだ腕に力を戻し相手を抱き寄せて）……ちゃんと眠れたのか？（まだ目を閉じながらも意識が戻ってくれば彼に問いかけて、このままずっと寝ていたいと思ってしまうほど愛おしい人が腕の中に居る事が幸せだと感じ）



（／おぉ、私もそれ思ってました！冒険好きの総悟くんが悪い奴らに囲まれてしまったり…、大切な人を引き換えに一人で解決しようとしていたり…笑）

わっ…わ、わ………へい、お蔭さんで、よ…よく眠れやした(眠っていたと思っていた相手から、抱き寄せられて心臓は跳ね上がり、そうなると当然視界に広がるのは眠そうな表情の彼であり。そんな顔も相変わらず格好よいと思ってしまう為、わたわたと狼狽えて)


(/マジですか！？良かったですっ！、*
ではでは見廻りで別々行動になるので、其の流れで、事件に巻き込まれるか首突っ込んでいく形にしていきますか…？上手く出来るといいのですが…あわ。)

そうか…、…（よく眠れたと聞けば安心すると共に目覚めのキスを…、彼を解放し体を起こせば体を伸ばしまだ横になったままの相手を見降ろして）今日は一緒に居てやれねェけど…変な事に首突っ込んだりすんじゃねェぞ（優しく髪を撫でながら目を細め呟いて）


（／そうしましょう！いえ、どんな総悟くんも可愛すぎてなんかもうあれなので此方は全力で守りにいきます。笑 お互いで話を作り乗っかりながら進めていきましょう（微笑））

(彼の腕より解放されるも、目覚めのキスの衝撃は覚醒したばかりの脳には刺激が強かったようで。其のままの状態で、暫く相手を見上げていて)………なっ、子供じゃねェんだから、土方さんが居なくても平気でい！心配すンじゃねェって！(髪を優しく撫でられては、心地良さそうに目を細め、意外と心配性な彼に大丈夫だと伝えたくて、上記述べ。其処で漸く身体を起こし伸びをしたり軽く動かし)


(/はいっ、そうしましょう。*
おお、正義のヒーロー土方さんですね！、危なっかしい総悟くんを守ってやってくださいませ…！)

ならいいけどよ…、なんかあったらすぐ報告しろよ、って…お前は誰かに頼るってこと知らねェからな…（大丈夫だと聞くもやはりどこか心配でポツリと呟き、それでも仕事の為彼を信じるしかなくて立ち上がれば隊服に着替え始め）…総悟、…（優しく名前を呼び手招きすればもう一度彼の体温に触れたく腕を広げて）


（／もちろんですとも！お任せくださいっ笑 ）

…！、っ…な、なに……(彼の言葉に、頼るも何も刀を持った自分は寧ろ頼られる側で有り、何より強さには自信を持っている為、不思議そうに見つめて。そんな中、優しく名前を呼ばれ、手を広げてみせる相手に少し落ち着き始めたと思った熱が再び上昇し、ドキドキと煩い鼓動の侭に、戸惑いの視線を彼に向けて)


(/はいッ！、では何か有りましたら、また！*)

こういう時は素直に飛びついてこいよ…、（来てくれるのを待っていたものの結果は想像通りで、そんな愛らしい反応をされては離れ難いと心の中で呟き腕を引き寄せては強く抱き締めて）また、後でな…

…わっ、……わりぃかよ。(戸惑っている間に、腕の中に抱き締められていてはますます顔は朱く染まり。けれど、現実に口から漏れるのは上記のような言葉であり、彼の望むような事など出来ずに眉尻下げて)

いや…、俺は可愛くて好きだな（きっと彼の事だから反省してしまっているのだろうと言葉から察して、悪いかと言われれば決してそんな事はなく寧ろその反応を見るのが好きでもあり素直に述べ。数秒強く抱きしめれば彼を解放して）ほら、総悟も自室もどって着替えてこい。俺はこれから隊士達に指示出しに行くから（サラリと髪を撫で頬にキスをすれば薄く笑みを浮かべて）

えっ…！？っ、へい……着替えてきやす。(優しい笑みを浮かべた相手に見送られながらも、其の顔は朱く染め上がっており。誰にも見られない様に、というより会っても普段通り接する自信なく“土方のバカヤロー”と、心中思いながら足早に自室へと戻っていき)

…、よし、仕事すっか…（彼を見送り後ろ姿からでも朱い顔が想像でき本当に一人で大丈夫かと少し心配にもなり、こんなに心配性だったかと思いながら一服してから部屋を出る事にして。先ほどまで彼が居た部屋は少し殺風景で残ったお菓子を見つめながら煙を吐き）

……ふぅ、日頃の行いいいからじゃね？…流石俺(何とか運よく誰にも会わずに自室まで戻ってこれ、ホッと安堵の息を吐き出して。恥ずかしさを誤魔化すように普段の様に振る舞ってみたりして、)………よし、大丈夫でい！気分転換にもなりそうだしな。普段なら昼寝場所探してェとこだけど、今日はきっと眠れねェよ……しょうがねーし、仕事してやるかねィ…(そう言えば、ぱぱッと素早く隊服に着替え、見廻り行く為準備をはじめて)

…、おい、山崎、昨日変わった事なかったか？（タバコも吸い終わり部屋を出て会議室へと向かう途中廊下で山崎退とすれ違いたいで昨日の報告を聞き、最近は平和な日々が続いたものの昨日は怪しい影が江戸にチラついていたという報告を受け、彼には捜査を続ろと命令して）

(土方さんや山崎が、そんな事してるなんてのを知りもせずお気楽な思考で屯所を出て行き)、───いい天気でさァ…ちとあっちーくれェだねい。さて、何処から見て回るか……(普段と変わらず平和な雰囲気に気が大きくなり何か面白い事ないかなどど思い、きょろきょろと辺りを見回しながら、歩みを進ませて)

……（報告を聞けば彼に知らせようと探すも屯所内を探しても見当たらずもう見回りに行ったのかと思えばやはり心配な気持ちが拭いきれずに、それでも今は仕事に集中しようと彼を信じる事にして。会議室にて隊士達へ指示を出せば自身も外へ出て、ゆったりと流れる雲を見上げ）

…………(平和だと思っていたけれど、何やら不穏な空気を感じ、直感で迷いなくズンズンと歩みを止めずにいれば怪しげな人影を数人、見つけ。一瞬土方さんに連絡しようかと脳裏過るも、其の人影が動きを見せた為、其れを一時中断し後を追い掛け、道を進んでいき)

はぁ…、クソッ……（街に出た瞬間平和な空気を感じるも何故か違和感を感じて、さっき山崎から受けた報告の所為だと考えるもやはり浮かぶのは彼の事ばかりでありそんな自分に呆れ頭を掻き。だがいつもより多く隊士達を見回りに行かせた為大丈夫だろうと、自然に彼と鉢合わせするだろうとポケットに手を入れながら街を歩いて）

(後を付けて数分くらいだろうか時間が経った頃、其の後人影は倉庫内に入っていった為、警戒は緩めぬ侭に、自身も後を追い入っていき)………、…？うわ、マジでか(倉庫内に入ってはますます色濃くなる違和感に目を細め、其れを奥へと進み階段を上がっていけば其の先の部屋で天人達が怪しい薬の取り引きしているのを目撃し、思わず声を発してしまい)