土方十四郎 2017-03-14 20:20:07 |
通報 |
(開けてくれた相手に礼を言い室内に足を踏み入れて、両手いっぱいの菓子を床に置き)、持ってきやしたぜィ、土方さんの部屋殺風景なンで、彩りを添えてあげようかと。あ、此れ借りたマフラー……何でもねェでさ、……此れどうぞ(返そうと思って持ってきたマフラー、何となく返すのが惜しくなり、返す寸前で、ぱぱッと何事もなかったかのように隠してしまい。代わりに菓子を相手に手渡し)
さ、殺風景だからって菓子で彩るってなんだよ…(床に置かれたお菓子見ながら呆れたように呟き、それよりも隠しきれていない貸したマフラーが気になりながら差し出されたお菓子を受け取り)…、俺の部屋を彩ってくれたお礼にそれ、やるよ(返さない理由がなんとなく分かってしまえばクスと笑い彼の後ろにあるマフラーを指差して)
……えっ…!?、…(菓子受け取った相手にほッとし、けれど、次いで告げられた発言に、はたり。指差された方向見遣れば、ぴきッと固まり)ば、バレて…………ぁ、有り難うごぜぇやす………(余りの恥ずかしさに顔は真っ赤で、語尾の方は殆ど聞き取れない程に小声になっていき)
お前さ…、そうやって無意識に俺を誘うのやめてくんねェかな(自分のマフラーを握り締めたまま真っ赤になる彼に言葉と共に自然と身体は動き…、彼の顎を持ち上げれば口付け片手は腰に回し自身の方へと抱き寄せ)
……は?…なに……、んっ(相手の持物欲しがるとか自分の中では有り得なくて、更に其れが本人にバレてしまい。狼狽えている最中、気付いた時には己の唇は彼のソレと重なっており、近い距離に言葉に動揺し)……、そんなん知らねェし……だいたいアンタ、行動いつも急すぎでさ…(心臓が色々持たなくなりそうで、朱く染まった顔で彼の胸に抱き付いて)
…、悪い、ずっとお前に触れるの我慢してたから…(やっと遠慮なく彼に触れることができ、自分の腕の中にいる相手を満足げに見つめて)総悟、好きだ……、愛してる(止めていた気持ちが一気に溢れ出しこれ以上の伝え方がなくもどかしさを感じながらも耳元で囁いて、抱きつく彼をこれでもかと優しく包み込み)
……えっ?…(彼の“我慢”との発言に吃驚して、見つめ様とするも、包み込まれる体温に動けなくて其の侭になり。同時に耳元にて囁かれた言葉、さらに脳は刺激されて)……へい、お、俺も愛して、まさァ……(彼の胸を中で頬を朱く染め上げて、慣れないながらも自身の気持ちも相手に伝えようと言葉にして)
ん…、ありがとな、総悟(素直じゃない彼からの精一杯の言葉が聞こえれば薄く笑み、礼を述べて。身体を離せば頭を撫で額にキスをし)…とりあえずこの散らばった菓子を片付けないとな(大きめの紙袋を取ってくれば床にあるお菓子を入れて)
~………へい…(ぽう…と、放心状態になり。己より離れて菓子を片付ける相手を見つめていて、この人が自分を好きなんて…と、考えるだけで、再び顔に熱を生み。堪らない気持ちに)
……、大丈夫か?(お菓子を詰め終え彼に視線をやればぼーっと立っていて、再び近寄り朱く染まる頬を撫で薄く笑みを向け。だが最近は隙だらけの彼が少し心配でもあり、ずっと自分の見える場所に居て欲しいと願っていたり…)
……っ…へい!?、大丈夫でさ…(声を掛けられて我に返れば、とっさに上記述べるものの流石に可笑しい自覚はある為に、困ったように眉尻下げ彼を見つめて)………
……っ…なんか………土方さんに触れられたり、見たりしてっと、可笑しくなっちまうンでさァ…そうじゃなくても、気付けば見惚れちまってるし…(優しく抱き締め髪を撫でられると、瞳は揺れて。勿論嫌な訳ではなく、けれど、自分の意思ではどうにもならない此の感情は、どうしたら…いい?と、悩みを打ちあけて)
それは俺も同じだな…、お前に見つめられたり、恥ずかしがる姿見ると抱き締めたくて総悟に触れたくて仕方なくなる…。周りの目なんかどうでもよくなる程総悟しか見えなくなる、…可笑しいのはお互い様だ…(彼の言葉と共に抱き締める腕に力を込め、うまく言えないものの改めて両思いだという事に幸せを感じ)
……………っ…クソ、男前過ぎて嫌になっちまう(あっさり同じだと返された言葉。告げられた途端。頬は紅潮し、胸いっぱいに温かいものが広がって…)、──じゃあ、もっともっと俺の事しか考えられなくしてやりまさ。………土方さん…大好き(悪戯っぽく笑い、ぎゅうぎゅうと此方からも力一杯抱き付いて)
っ……お前がその気なら俺ももう容赦しねェよ…。……(悪餓のような笑みに見惚れ、此方彼の色々な表情に心臓は鳴りっぱなしで、やはりやられてばかりは嫌だと変な対抗心が出れば少し強引に唇を重ね先程よりももっと深く…溶かすように舌を絡め)
えっ……ひじか…ン、んんっ…!(深く溶かすように舌を絡ませられては、びくッと身体が跳ね上がり…強い刺激と快感に上手く息ができずになれば、全身の力が抜けてしまい、立っていられず其の場にへたり、崩れ落ちて。)…………
っ……、わりィ、大丈夫…か?(彼が体勢を崩せば己も腰を下ろし頬に触れ見つめ、つい夢中になってしまう自分、彼を壊してしまうのではないかと思うくらい愛おしくて苦い表情をして)
………へい…大丈夫でさぁ……(頬に触れ此方を気遣ってくれる彼に、生理的な涙で濡れた瞳と気恥ずかしさでほんのり朱く染まった頬とで見つめて。)……あの、土方さん前から思ってやしたけど……キスって、すげーですよねぃ(刀を握っている時でもこんな風に身体の力が抜ける事はない為、不思議そうにしており)
すごい…?いつも弱気なお前がこんなになっちまうからか?(彼からそんな言葉がでる事に少し驚きながらも濡れた瞳を見て思った事を告げ、目尻を撫でればやさしくキスを落とし薄く笑みを浮かべて)
トピック検索 |