土方十四郎 2017-03-14 20:20:07 |
通報 |
素直に甘えてきたと思ったら何ちょっと反省してんだよ…、むしろいつもそうやって素直だといいんだけどな?(振り向き完全に下がってしまっている彼を見れば距離を詰め抱き寄せ、髪を撫でながら意地悪く呟き。素直じゃない彼もいいが素直な彼もまたいいなと自己満足して)
…………っ、(一度離れてはみたけれど彼の腕の中に収まると其の安心感は半端なく、自らもう一度今度は前から背中に腕を回して)
土方さん……
…どうした?(珍しく何も言い返してこない彼にどうしたものかと顔を覗き込み、だが表情を見れば安堵しているのだろうと感じ再び強く抱きしめ背中をぽんぽんと叩き)
……(強い抱擁と背中をぽんぽんされては、安堵感に表情は緩み。暫く抱き合って落ち着けばゆっくりと離れ相手を見上げ)──…ねえ、土方さん。少し歩きてェでさァ(折角綺麗な景色なので、少し歩いて回りたいと思い相手に希望伝えて)
ん…、なら少し歩くか(優しく髪を撫でれば相手を解放し手を取り指を絡めゆっくりと歩きだし)……お前さ、あ、いやなんでもねェ(手を繋いでみると刀を握っているとは思えないほど綺麗で自分よりも少し小さな手をしていて…言いかけるも言葉呑み込み景色に目線をやり)
…!…っ、…(自然と手を取り指を絡められては、ただ其れだけなのに、心臓が痛いくらいに脈打って、心臓の音がうるさくて。絡む指により見る気満々だった景色を見る余裕はなくなり意識は其方にばかり向かって、顔が熱く火照り)えっ…あ、何でィ、言い掛けて止めンじゃねェよ。気になっちまう…(そんな中、何やら言い掛けて中断されては、其方も気になり繋いだ侭の手をくいくいと引っ張って上記述べ)
…、綺麗な手してんなって思っただけだよ(気にするなと言いそうになるも彼にねだられてしまうと断れない自分がいて、景色から目線を移すと顔を朱くする彼が見えじっと見下ろし)つか…なんで総悟そんな顔赤ェんだよ(そんなに赤くさせるほど何かしたかと思い返すも、見当たらないほど朱い顔に少し心配になり片手で頬に触れ)
……えっ(綺麗な手など思った事は勿論、誰かに言われた事なども無い為、吃驚して見上げると当然ながら目が合い。加え何となくは自覚はしていたけれど、顔が赤いと改めて原因となる本人に指摘されては“う"…”と、言葉に詰まり。あわわ)───あ、あれでさ…日射しがキツいっつうか、ちと暑くなってきたンで……
暑い…?お前の手、冷たいけど…(繋いだ手を持ち上げればもう片方の手で彼の手を包み)風邪ひいたとかじゃねェよな…?(まだ春とも言えない気温の中暑いという彼が心配になり額をあわせ熱を確かめ、やはり散歩するにはまだ寒すぎたかと少し後悔もして)
~……っ、!(原因でも有る意識しまくっていた手を見せられ、温めるよう優しく包み込まれて、更には額を合わせ此方を心配する発言。もう隠しては置けなくなり、羞恥にますます顔を朱く染め上げながらも、口を開いて) 手、手が…其の、アンタの指意識しちまって……恥ずかしかっただけでぃ…風邪なんかじゃねェ……から(楽しくて嬉しいのに、後悔だけはしてほしくはなくて、繋がった侭の手にぎゅッと力を込めて)
な、んだよ…、心配させんな(恥ずかしいと聞けば安心し額を離し小さく溜息をつくも握り返されたてをきゅ、と握り返し薄く笑み。手を繋いだだけで朱くなる彼が愛おしくて額にキスをすれば再び歩き出し)
……っ…(彼の安心した表情見れば、此方も安堵するものの、次の瞬間には額にキスされるという展開に思考は停止してしまい、直ぐさま再開はされるも通常の働きがされる筈もなく、頬を朱く染め狼狽え気味に相手見据えて)…ぁ、アンタが!、いきなり手…繋いだり、色々するからでさァ…っ(歩き出す相手に引っ張られ後を付いて追い掛け、思わず上記述べてみるも、此くらいしか言い返す言葉も見つからずに)
嫌なら離してもいいんだぜ?俺はお前と繋ぎたいって思ったから繋いだだけだ(先程より朱くなる相手に意地の悪い笑みと共に自身は素直に気持ちを述べ、そうは言っても自身は離す気がなく優しく力を込め)…つか、ちゃんと景色見てんのか?(景色を見たいと言って歩きだしたのに彼の目線は自分の方ばかりで、それはそれで可愛いけど…と心の中で呟き)
……っ…(意地の悪い笑み向けられるも、其の発言が嬉しいもので有る為、格好よくしか映らずに。ほんのり熱の余韻残るまま見つめ返し、言葉にするには気恥ずかしいので返事の代わりに繋いだ侭の手をきゅ、と握り返して)…あっ、見たい、見やす…!(更に続けられた言葉に、ぱッと双眸は景色へ向かい。単純なもので綺麗な梅と桜にあっという間に心は奪われ、少しでも近くにと次は此方が彼の手を引いて歩いていき)
お、おう…(手を引っ張り楽しそうに景色を眺める彼を見て今度は自分が景色どころではなくなり…、連れて来てよかったと改めて思い笑みを浮かべて)総悟、…幸せか?(彼が楽しそうにしていれば自分も楽しくなり幸せであれば自分も幸せで、景色に夢中な彼にふとそんな事を問い掛け)
へい!幸せでさァ…!(近くで淡い色の花を見つめている中、不意に隣からの問い掛けに振り向き。僅かな迷いも無く即答で上記述べれば表情ふわり綻ばせて)──、土方さんは…幸せですかィ?
そうか…、幸せに決まってんだろ(質問を返されれば何も迷う事なく頷き、片方の手で彼の頭を撫で微笑み)総悟、そろそろ違うとこいくか(折角のオフを此処だけで終わらせてしまうのは勿体無いと次向かう場所を考え)
(当然のように返ってきた答えが、嬉しく頬緩み。くすぐったそうに撫で受けて)…え、次ですかィ?(此処が終われば帰る可能性、考えていた為に、まだ何処かに連れていってくれると分かれば、ぱぁと表情明るくさせ嬉しそうな期待の眼差しで、相手見つめて)
い、いや…そんな大したところ連れてってやれねェけどさ…(期待の眼差しで見つめられれは苦い表情をしながら頭を掻き、それでも行き先を決めれば手引き階段の方へと歩きだしゆっくりと来た道を辿り。階段を降りれば名残惜しそうに絡めた指を解き手を離して)
(明らかに今までの関係では見れる事の無い彼の表情を沢山見れていて、其れだけで楽しく終始笑みは溢れて。あれだけ動揺していたのに、いざ繋がっていた手が離れる時は少し寂しく感じる自身に驚き。けれど、其れ以上に幸せで心は弾み、嬉しそうに高い背中の後を付いていき)
トピック検索 |