匿名 2017-03-14 13:47:49 |
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名前 : 柏木 唯( かしわぎ ゆい )
性別 : 女
年齢 : 16(高1)
性格 : 面倒見が良いお姉さんというよりかは世話焼きなお母さん。面倒だと口に出しながらもなんだかんだ世話を焼いてしまう、自分な関わらずとも困っていれば助けに向かうなど呆れるほどのお人好し。何事もシンプルなことを好み、面倒事が嫌い。故に「誰もやらないんだったら私がやればいいだけじゃん、それでシンプルに解決」というのは日常化している。その明るく誰もが惹きつけられる性格のせいか男女ともに友達が多いが、サバサバとした性格で女らしくないこともあって男友達の方が多い。持ち前の度胸のせいかそこらの男よりも男らしい。少年漫画をよく読む。人を疑わず素直に信じすぎるところなど危なっかしい。しかし、純粋な面もあり褒められれば赤面する等女の子らしいところもある。無理しがちなところがある。とある理由で雷が嫌い。
容姿 : 癖っ毛の強い赤茶色のボブ。前髪は目にかかるほど長く7:3で左右に分けており左側をヘアピンで留めている。瞳は丸っこくて蜂蜜のような色をしている。顔立ちは少し幼げで下手すれば中学生にも見える。体型は158cmと小柄な体型。痩せやすい体質のせいかしっかり食べても太らず、弱々しく見えてしまうのが悩みの一つである。基本服はきちんと着こなすが制服のスカートは膝より少し短い。また私服では圧倒的にズボンでいることが多く、ジャージで一日いるときもあるため洒落っ気が全くない。本人曰く「お洒落に金を使うなら家庭に役立つものを買いたい」とのこと。ただあまり露出の高いものを好まず、それも幼少時の時起きた交通事故で負った手首から肘まで伸びた右腕の傷跡を隠すため。
その他 : 一人称は「私」部活、委員会ともに所属はしていないが、運動神経が良く人前がいいのもあって助っ人を頼まれることがよくある。リードは、箒。それ以外には、合気道を習っていたためそれで応戦する。小学校4年生の時、家族でドライブに行っている最中、信号を無視して飛び出したトラックに巻き込まれ両親ともに死亡、右腕に怪我を負ったものの自分だけが生き残った(その日に雷がなっていた為、それが現在の雷嫌いに繋がっている)それからは父方の親戚に預けられたが、あまり構われることなくほぼ一人暮らし状態だった。高校に入学してからはその家も離れ、格安のアパートに住を置いた。親戚に関しては、余り良いようには思っていない。奨学金等の目的のため、学力は常に上位をキープできるように努力している。
(/ 遅くなってしまい申し訳ないです!リードは、思いつかなかったので真昼と同じにさせていただきました…原作沿いにするんだったらそっちのほうがいいかなとも思いましたので。色々と詰め込んだ結果こうなりましたが、不備や気に入らない点がありましたらご指摘お願いします! )
(/わわ…と、とっても魅力的な娘さんです!というか本当に私好みな子でただいま感激しています…!不備等は全く無いです、リードもokですよ!
では、本編についてなのですが、スタートはどのように致しましょう?本編だと真昼が家に帰宅したら人間姿のクロとばったり会って仮契約を結んで、といった展開でしたが、其方の娘さんが此方のクロを拾う場面から、というように変更も可能ですので、匿名様に展開についてご要望等があればお聞きしたいです!)
(/ そ、それならほっとしました…真昼の成り代わりっぽく、尚且つキャラを出せればと思ってたので。気に入っていただけてなによりです!
私も実は悩んでいるのですよね、…んー、じゃあ本編でもあったようにクロを拾って帰ったその翌日、娘が家に帰宅すると人型のクロとばったり出くわして…というのでいいでしょうか?あと、私コミックを購入しておらず、レンタルして読んだので原作の詳しい部分があやふやなのですが大丈夫ですか? )
(/了解しました!では駄文ではありますが此方の方から始めさせていただきます。
そうなんですね、分かりました!一応私は一通り原作の内容には目を通しておりますが、度々忘れている所もあると思いますのであまりお気になさらず。逆に何か分からない所がありましたら、気軽に尋ねてもらえれば…私が答えられる範囲の事ならお返事したいと思います故!)
……、ここ…何処?
(おもむろに瞼が開き、何度か瞬きを繰り返すとどうやら自分は寝ていたのだと自覚し、取りあえずぽひゅっと音を立て己の人間に姿を変化させ。小さく欠伸をしつつ固まった肩をぐるぐると回転させていれば、はたとこの場所について疑問が浮かび動きをピタリと止め、思わず一人呟いて。気ままに行動していた為、何処かに部屋を借りていた訳でも無く、どうにもここが何処なのか思いつかないでいた最中、ふっと過去の記憶が蘇り。そういえば昨日、名も知らぬ誰かにここまで連れて来られてような気もするが、やけに疲れていた所為か所々曖昧な点もありしばらく考え込んで。されど考え続けても分からない物は分からないのだからと、足を起こし自分が眠っていた部屋の戸へと向かい、そのまま開けばやはり見覚えの無い廊下に出て。ふらりと近くの戸を開くと、一般家庭と何ら変わりはないリビングとダイニングルームが目に映り。何処かに人がいるような気配は無く、どうやらこの状況についてはこの家の持ち主が帰宅するまで待つ必要があると悟り。そこで唐突に腹から低い音が響いたが、正直今は空腹よりも眠気の方が勝っていた為、リビングのソファにごろりと横になり、間もなく眠りにつき)
(/ いえいえ、そんなことないですよ!寧ろ私のほうが日本語おかしいかもしれません…
何から何まで…ありがとうございます!近々コミックを買う予定ですので、それまでご迷惑をおかけします…。)
(スーパーに寄ってきた故、食材の詰まったビニール袋をガサガサと鳴らしながらエレベーターから降り、通路を歩いて自分が住む部屋の前へ。ブレザーのポケットに入った黒猫のストラップがついた鍵を取り出せば、鍵穴へと差し込み開けて。自分以外誰も住んでいないというころを理解しているため、ただいまの一言も言わず何時も通り暗い廊下を通ってリビングへと。ダイニングテーブルへ持っていたビニール袋をおいて。凝った肩を回しながら振り向いて、初めてソファの上に誰かにいる存在に気づいて。「だ、…誰?」どうやって部屋の中に入り込んだのか、それはまず置いておいて。ソファの上の人物が間違いなく不審者だということを確信すれば、そろりと後ろに交代していって。微かに寝息が聞こえているところから随分深く眠っている様子。このまま警察に通報してしまおうと思ったところで、つるりと足を滑らせて大きな音を立ててその場に尻餅をつき。痛い、と零しつつ今の物音で起きてしまったのではないかと急いでソファへと目線を滑らせ。)
(/いえいえ、何気にサーヴァンプって単行本一冊でもそこそこお値段しますし、そんなに急がずとも大丈夫ですよ!では、そろそろ背後の方は失礼します…改めて、これからよろしくお願いします!)
…、っあー………、あ?
(人間離れした感覚がある所為か、それともソファで眠ったが為にでさして熟睡できていなかったからなのか、何かの音が耳に届き閉ざされていた瞼がゆっくりと開き始め。案の定固まった肩がいつもより何倍も重く、気だるげに体を起こせば肩をぐるりと回し始めた直後、やっと誰かが部屋にいる事に気が付いて。迷わずそちらに顔を差し向けると、そこには現代の女学生が着るような服を身に着けた女が何故か分からないが座り込んでいて。ただ、彼女の顔があまり浮いていない点から直感でこの事態を何となく把握し「………、邪魔したな」このままここにいたら間違いなく自分が犯罪者扱いされ、通報されてしまう落ちは簡単に予測できるし、そんな展開なんて御免被るという物で。色々聞き正したい事はあるが、面倒事に巻き込まれるぐらいならこのままこの場から立ち去った方が得策だと、すくっと立ち上がれば廊下に繋がる戸のノブに手をかけようと)
(/ 取り敢えず、うろ覚えですが…仮契約の話まで持って行っておきますね。あー、あと。契約のためにあげたのも、原作と同じく鈴ってことでお願いします!
了解しました!此方も、失礼させていただきますね! )
(ソファに眠る怪しい人物が起きる前に、立ち上がって電話のある方向へ駆けていけばいい。それだけなのに、どうしてか足は動かず目線はソファへと釘づけで。その間にも、ソファの人物はゆっくりと起き上がり、やがてその紅い瞳と目が合えば更に動きが止まり。今から何をされるのかと、じっと相手の様子を伺うも意外にも相手は何もしかけず、しまいにはそのまま去っていこうとしているようで。どうやら被害を加えられる様子ではないことにほっと安堵の息を尽きかけて、ふいに思い出したことがあって。昨日帰り道に拾った猫はどこに行ったのだろうと周りを見ていれば、鈴の音が耳に届き。それは、間違いなく猫につけた鈴の音。猫の行方をしろうと、視線を彷徨わせたところで今にも出ていこうとする相手の首にかかる鈴が見えて、「ちょ…待って!……クロ、なの?」まさかと思いつつ、昨夜名付けた名前を口に出したところで、相手と自分の間で急に風が巻き起こり。呆然としていれば、自分の右手首と相手の首元をつなぐ青い線が走り。光が消えると同時にそれも消えて、場は一瞬にして静寂に包まれて。)
(/了解です、色々とありがとうございます…!はい、失礼します!)
(彼女のたった一言で、首に枷が付けられたような感覚になったと思えば突然周りで風が舞い始め。何かに体が囚われているような、見えない物を抱える羽目になったような、まるで微睡みの世界の中に自分がいるのだと気が付くと、苦い顔を浮かべ。時を待たずして風は止み、沈黙が生まれたと思えば「お前……無自覚にとんでもねーことしやがったな…。マジめんどくせーことになって来やがった…」呆れ顔で彼女の顔をじとーと見詰めれば、大きく嘆息を吐きこれからどう動けば良いのかとぼんやり考え始め。良いから何事もなくこのままこの場を離れたいというのが本心だが、仮契約がここに為されたからには自分が彼女から離れるのは不可能という物で。ただ、唯一幸運なのがこれがまだ仮契約で、24時間以内に己が彼女の血を飲まない限り本契約は果たされないという事であり。あとは明日までぼんやり仮契約が途切れるのを待てば良いだけなのだが、この少女と丸一日共に行動しなければいけないと思うとどうにも落ち着けない自分が容易に想像でき、再度嘆息を)
(目の前で起こった出来事は、一言で簡単に表すことができるようなものではなく。空間が静かになってからも驚きで呆然と突ったったまま、相手の声が聞こえてくるまでぽかんと口を開けていて。呆れ顔で見つめられる自分。そんな風に見つめられても、今起こった状況が未だに理解しきれない自分にとっては納得が行かず。その場に立ち上がればずかずかと相手の目の前に近寄り、猫背ながらも背の高い相手を見上げてその腕を掴んで「い、いやいや聞きたいのは私の方なんだけど!?ね、ねぇ今の何なの」半ば混乱気味に言葉を紡ぎながら、ゆらゆらと前後に相手の体を揺らして。家に帰れば知らない男がいる、クロと呼べば不可解な現象が起きる。今日はなんて日だと相手の腕から手を離してため息を一つ。「……えーと、取り敢えず一から順番に、シンプルに説明して?」ようやく落ち着いた様子を見せれば相手の顔を見上げて再度問いかけて。)
(ぐらぐら体を揺さぶられたと思えば、一から説明してと頼まれ、休む暇も無い現状にただただ苦い顔を浮かべ。それにただの一般人に仮契約等について話した所で、絶対に理解するまでかなりの時間を要すに決まっている、それならここは適当にあしらっておくべきかと「あー…?シンプルって…無理無理、そんなめんどくせーこと誰がするかよ…。もうこの際、何も起こらなかったことにして過ごした方が絶対楽だって、オレもお前も……平和が一番だってよく言うだろ」己の腕から手を離し、落ち着きを取り戻した彼女を一瞥すると気怠く項を摩りながら返事していき。そもそも話す話さない以前の問題で、こんな子供が自分に関わる概要なんて知らない方が良いし、何より己を追う組織に彼女と仮契約を結んだなんて嗅ぎ付けられたら面倒事から避けられなくなることも予想がつく。そんな事態にならない為にも、このまま説明しないでおいてどうにか丸一日やり過ごすことが得策だと「…ま、乗り気じゃねーが、一日ここで世話になるから…。取りあえずコーラくれ」廊下に踏み出そうとしていた脚の向きを変え、台所の方へ歩いて行きながら能天気にそんな事を)
何も話さない奴に、あげるコーラはない!
(自分の質問さえ、適当にあしらう目の前の男。終いには一日ここで世話になるだの、コーラくれだのと意味不明なことを次々に告げて。未だに理解できないこの状況に見かけによらず混乱している自身に比べ、すべての事情を理解した上で何も言わずにぐうたら過ごす相手。イライラしてしまうのもしょうがない、と自己完結すれば台所へ向かう相手の横をすり抜けてこれ以上の侵入を止めるように立ちふさがれば、目を吊り上げて。「平和が一番?それは、貴方の話を聞いてから私が決めること。知ってること全部言うまでここは通らないからね」首でも足でも突っ込んだのだったら、最後まで貫き通すのが信条。中途半端が一番面倒なことを知っているがゆえに文句を告げて。両腕をばっと、広げてここを通す気がないことを示し、自分よりも力があるであろう相手を臆することもなくじっと睨み上げて。)
…、随分めんどくせー奴だな…くどい女はモテねーぞ
(怖気づくような感情が何処にも見当たらない強い瞳に思わず圧倒され、うっかり自分が吸い込まれてしまいそうな感覚になりかけ、ふいに視線を逸らし。芯のある、それでいて真摯な眼差しは自分には眩しすぎる代物という物で、ようやく開いた口からはそうやって誤魔化すような言葉しか零れず。ただの一般人、なんて彼女の事を称したが、こんな目を持つような子供が一般の枠に収まるような奴とは程遠く、仮に何一つ語らない己をそっとしておくような人間性をしているようにも見えない。とんだ子供に関わってしまった自分を恨むように嘆息を吐き「……仕方ねえ、死ぬほどめんどくせーけど説明してやる…。簡単に言うとオレは…飼われる専門の吸血鬼ってこと。契約した主人に血貰って…めんどくせーけど主人の命令を聞いて……、あー喋んの疲れた、じゃ後は適当にそういう事で」長く話す事に慣れていない所為もあって、度々語尾を伸ばしながら気怠く話していたが途中でまだ話さなければいけない事があるのだと思うと心底面倒になり、無責任にも話を止めれば彼女を追い返すようにひらひらと右手を揺らし)
きゅうけつ、き…?
(一々ムカっとくる単語を出してくる男だと文句を言いたくなるも自分は教えて貰う側。ぐっと奥歯を噛み締めて沸々とこみ上げる怒りに耐えるように表情歪めつつ相手の話を聞いて。途中飛び出した単語に、広げていた腕の力を弱めて下に降ろし反応を示したのは、今日聞いたばかりの話だったため。友達の中でも特別な仲である桜哉から最近吸血鬼が出て人を襲うという嘘か本当かわからない話を聞いたのは記憶に新しい。もし、目の前の男がその噂の吸血鬼だとしたらと考えたところで僅かに震える体に気づいて。それを相手の悟らせないようにとぐっと、自分を掻き抱くように腕を回して。しかし、男は最後まで話さず適当に終わらせ、しまいには家主である自分を追い返すように動く右腕にむ、とくれば自分の両手を伸ばしてひらひらと揺れる右手掴んで。「中途半端に終わらないで!…契約って何?まさか、さっきのが契約とか言わないでよ?そもそも、吸血鬼…って、じゃあ私が昨日拾った黒猫…クロは貴方なの?」全て言い終わるまで離さないと言わんばかりに右手を掴む手に力込めて相手の紅色の瞳を見据え。)
……ちげーよ、あれは「仮契約」。24時間以内にオレがお前の血を飲まなかったら仮契約は解ける…もっとも、仮にオレとお前が離れたら……、まぁ、何か起こるぞ
(動かしていた右手をいきなり掴まれ、ぎょっとしたが同時に案の定お叱りの一言が飛び。ただ、先程までの眼差しは無く、僅かに別の感情が見え隠れしているように見え、いきなり自分が吸血鬼だと名乗る奴を目の前にした態度なら上出来だろうと。説明するといった以上、やはり最後まで話さないといけないのかと再認識すれば更に気怠さを感じたが説明を続け。されど途中、本契約した訳でもない相手にここまで話す必要なんて無いし、最低限の事だけ教えてやれば良いだろうと言葉を切り「おー、正解…つーかお前もこんなきたねー猫なんてよく拾ったよな…もしかして馬鹿?」特に悪気は無かったがこんな自分を拾う人間なんて今まで出会った事も無かった故、思わず相手を腹立たせるような事を呟いてしまい)
起こるって何が!?……まぁ、取り敢えず。血を飲ませなければいいってことね?わかった。
(説明を終えるまで手を離すことなく相手の言葉に耳を傾けて。けれど、やはり上手くごまかされてしまえば怒りを露にするも、これからどうするべきかはきちんと聞くことができたため良しとするかと無理やり自分を納得させれば相手の手を掴んでいた腕の力を抜いて解放してやり。そもそも、昨日拾った猫はこの目の前の男といまいち結びつかず。猫の時の面影もない姿を、じー、と無言で見続けて。机の上にほっとかれたままのビニール袋に手を伸ばしたところで、相手の言葉が耳に入りぴくりと体を反応させるも確かによく考えれば拾う気になったなと昨日の自分を思い出して、深く息をつきてくるりと相手の方へ振り向けば、テーブルに寄り掛かり相手の顔見つめ、「…あんたの正体知って、まぁ後悔はしてるかな。でも、あのまま放っておいて…後悔するのはもっと嫌だった。それだけだよ」最も、誰にも気を使われず倒れている姿が、かつて親を亡くし誰にも相手にされずにいた自分と重なって見えて放っておけなかったというのが一番の理由ではあるが話す必要はないだろうと力なく笑ってみせ。)
(/そういえば原作では、この後真昼が友達と合流してベルキアと戦闘に発展していく訳ですが、オリジナル展開にしても良いなと思っているので悩んでいる次第です…。あっ、私、時々モブとか登場させるかもしれないのですが、背後様は耐性ありますでしょうか?駄目でしたら出さないようにしたいので、纏めてお返事下されば…!)
…、んな向き合えねー性格してるといつか詐欺被害に遭うぞー…。
(後悔するのが嫌なのは人間誰しもそうだろうが、彼女の行動は一際他と異なる物だと。それ以前に、子供というのはこんな乾いた笑顔を浮かべるような奴だっただろうか。もっと朗らかで眩しい笑い方をするような存在だったような気がするが、現代の子供が何を考えているかだなんて到底分かりそうにもない。言いたくない事があるのは皆同じ。それなら此方も黙っているべきかと、口から飛び出たのは素直な意見で。注意喚起代わりに相手の額を指で小突けば、此方もソファに腰を下ろし「一応丸一日お前と一緒にいる事になる訳だから聞いとくが、猫嫌いな親とかいねーだろーな…?」人間の姿でいた方が断然気楽ではあるが、親に見られたら色々面倒な事態になりかねないのなら、猫の姿で誤魔化す事もできるというものだが、猫が嫌いだとなればもうどうしようもないという物で。特に気兼ねなく、普通の語調でそう尋ねれば)
(/ 私も少し悩んでおりまして、原作どうりに進むか否かと。んー、…そうですね。原作では真昼立ちが家を出て言ったあとにべルキアがすれ違いで部屋に来てますからね…それを使うという手もありますね。例えば、部屋の襲撃を受けた2人が外へと逃げ出す。けれど、逃げている最中に友人と出会い、このままではみんなが巻き込まれてしまうと感じて契約を結ぶことを決意する――みたいな、その辺は原作と同じ感じでいいかなぁと。全然大丈夫ですよ!私ももしかしたらモブを出すかもしれませんし… )
こんな性格で数年過ごしてるけど、詐欺被害なんてあったことないからだいじょう――っいた。
(他人に、それも出会ったばかりの人間…ではなく吸血鬼に自分の性格に難をつけられたくなくて、無とした表情で今度こそ文句を並べれば額を小突かれ。すっかり油断していたからかちゃんとした身構えもできず、つつかれた額を抑えて。さして痛くはなかったが恨めしげに相手見つめ。数秒後、ため息を付けば相手に背を向けてビニール袋から今日買ったものをダイニングテーブルの上へ並べていき。品物を見ながら相手の分まで足りるだろうかなんてのんきなことを考えて。ビニール袋をきちんと三角に折りおえれば、商品をそれぞれおいて置く場所に置き始め。最後、卵を冷蔵庫にしまい扉を閉めようとしたところで、いつの間にかソファへと座っていた相手から投げられた質問。先ほど言わぬようにしたばかりだというのにと思うもいずれはバレるかと息付いて。「ここ家に住んでいるのは私一人。だって、親は昔に他界しちゃったから」ぱたんと締まった冷蔵庫の扉の音を聞きながら、できるだけ重くならないようにさらりと流して。)
(/少しバタバタしてまして…なかなかパッとお返事できなくてすみません;
なるほど!背後様のオリジナル展開、良いですね!初めてちゃんとした吸血鬼と遭遇して驚いてる娘さんを、うちのクロが引っ張って逃げたり…その際時間が惜しいという理由で、玄関を出た通路から、今いるマンションより階が低い隣の建物の屋上に飛び移って逃げたり…とか!
本当ですか…、安心しました…!モブに限らず、ベルキアとか他のキャラも勝手に話させちゃったり動かしちゃったリして全然okなので!ちょっとこのキャラは口調が難しいから駄目、なんてことがありましたら気兼ねなく仰ってください、私のできる範囲で対応しますので…!)
……お前学生だろ…?親戚とかと暮らそうとは思わなかったのかよ…?
(恨めしそうな目で相手から睨まれている事など気が付いたような素振りさえも見せず、ぼんやりと天井を見詰め。一つ息を吐いた後、話してくれた彼女の言葉を聞いていると、どれだけ時代が過ぎようが不憫な人間は何処の世界にもいる物なのかといったような思考が浮かんでは消え。先程の両目を思い返すと、彼女が芯のある人間だということには容易く理解できるが、それでも彼女は見た目ただの女学生。聊かの不自然さが感じられ、一人暮らしをしているのには何か他の理由もあるのではないのだろうかとごく自然に尋ねれば「つーか説明したんだからお前もコーラくれ」正直ほとんどこれの目的の為に話したような物と言っても過言ではなく、台所にいる彼女にソファからじとーとした視線で訴えれば)
(/ いえいえ大丈夫ですよ!忙しいのですから、仕方がないです。私はゆっくりと待ってますので、時間に余裕のあるときに返して下されば大丈夫です!
おぉ、いきなりアクション要素満載ですね←。それじゃあ背後様も気に入ってくださったようなので、展開はそれでいきましょう!
あー…サーヴァンプキャラは基本真昼とクロ、…ぎりぎりリヒたん、ロウレスが動かせる程度なので版権は難しいかもです。役立たずで申し訳ありません!
えと、とりあえずべルキアはお任せしてもいいでしょうか?ガラスを蹴破られるところまで行きますので!)
…あー、はいはい。そういえばそう言ってたね。
(軽く流してしまおうと思ったのに、思惑が外れてさらに深く問われてしまい。ここは話してしてしまうもうがいいのか否か。でも結局は一日の付き合いだから、話してしまってもいいかも知れないと口を開きかけるが、続いて投げられた言葉に少し気遣ってくれたのかと思った思考を元に戻し。棚からコップを二つ取り出せば、コーラのボトルを冷蔵庫から出し自分用と相手ように注いで。コーラを元の位置に戻し両手にそれぞれコップを持ってリビングへと。コップの一つを相手に手渡し、自分用に組んできたコーラを一口飲めば息をつき、「中学の間は親戚のところにいたんだけどね…ほとんど今の状態と変わらないよ。でも、お金は払ってもらってるから独り立ちではないかな」近々その親戚と会う予定になっていることもあってやや顔を伏せたとき、突然リビングの窓ガラスが豪快に割れて。「え、な、何…!?」ガラスの破片が突き刺さらぬように顔を庇いつつ目を細めて窓を突き破ってきたものを見ようとし。)
(/そう仰っていただけるとありがたいです^^
そうですよね、よく考えてみたら急展開過ぎましたかね…←
okです!ベルキアとか初めてなので全然上手くできないと思うんですけど…何とか頑張りますね!;)
(コップを受け取った後も、彼女の話の続きを聞いている時も、変わらず眠たげな眼を浮かべ続けてただ耳を澄ましていて。声が途切れ、何を返そうかと相手の顔へ目をやれば、凛々しささえ感じられた先の目は雲に隠されたように消えかけており。自分とした事が、不覚にも尋ね過ぎたか――と思った矢先の事。唐突にも、鋭い音に次いで吹き込む風と、煌めく光の破片が眼前に押し寄せ。困惑した脳は役目を果たさず、ぼんやり硝子の粒を凝視していると『やーっと見つけたァ、怠惰のサーヴァンプ!』癪に障るような甲高い声音と共に乗せられた殺気に気が付き、音源へ顔を向かわせれば髪を掠め風が通り抜け。背後から金属が弾かれた際に鳴る音が耳に届き、振り返れば本物の剣が壁に突き刺さって静かに揺れており。あのまま顔を回さなければあれに脳天を突かれていた訳で「――…おいおい、オレはコーラの一杯も飲めねーのかよ…死ぬほどめんどくせー事になってきやがった……」まったりのんびり過ごしたいだけというのに、何故こんな奴らに突っかかられなくてはいけないのかと苦悩しつつ、心底嫌そうな顔で手元のコーラを一口飲み)
(/ そんなことないですよ!いいテンポだと思います。
いえいえ、ソックリですよ!…なんか、一言であ、べルキア、とか思うレベルぐらい上手です!← )
(窓から差し込む沈みかけた太陽によって、目の前で飛び散りながら反射して光る硝子。相変わらず顔の前に腕を身構えたまま僅かな隙間から窓から入ってきた人物を見ようと目を凝らして。ベランダの縁に足をかけて口元を三日月にしている人物を確認したかと思えば、一瞬横で空気が音を鳴らすのを感じ。恐る恐る振り向けば壁に突き刺さり鈍く光る物体。それを一秒遅れて本物の剣だと確認すればさ、と顔を顔色を変えて。混乱しかける頭に、状況に似合わないのんびりとした声が届いて。声のした方へ向けば、剣に狙われた当の本人はソファに座ったままコーラを飲んでいて。その様子に混乱しかけていた頭が妙に冷静になり。目の前の怪しい男、それに飛んできた”怠惰のサーヴァンプ”という言葉。わからないことだらけではあるが、なんとか今すべきことを見出して。「っ、呑気にしてる場合!?逃げるよ!」相手の首根っこをつかめば引きずるようにそのまま玄関へと飛び出し。取り敢えず逃げなければと背後から近づいて来る声を耳にしつつ焦りを含んだ顔で階段がある方向へ駆け出そうとし。)
(/口調が難しいし登場回も少ないのでなかなか再現しにくいですが、あの基地外加減を上手く表現できるように努めます…←
では、そろそろ背後は引っ込みますね!)
(ぐいと突然首根っこを引っ掴まれ、うぐっといった声が喉から漏れ。どうやら階段から逃げる雰囲気だが、それだとあの名も知らぬ男に先回りされたり何かと要領が悪い逃げ方という物。周りの建物を飛び移って逃げるのがやはり妥当の案。彼女がいるが女子の一人ぐらいなら抱えて逃げる事もできるだろうと。そもそも首が締まって息苦しいという気持ちが強く、彼女の手首を掴み「…っ、おいっ…、お前ちょっと止まれ…!」取りあえず手を離してもらおうと声をかければ)
(/ 原作見ててあの基地外っぷりに驚いて口ポカーンとなったのはいい思い出です←
了解しました!また進行について提案があったら顔出しますね。)
え、…あ、ごめん!!
(逃げることだけに夢中になり、すっかり相手の首根っこを掴んだままだったことを忘れてしまっていたようで手首に触れた熱と声でようやく我に返って。息苦しそうな声に、謝罪を入れながらも直ぐに離して。そうしている間にも、追っ手との距離は近づいてきており。再び空気の切れるような音が聞こえたかと思えば背後の壁に突き刺さり、夕日を受けて鈍く光る剣が。先程よりも慌てはしなかったものの、容赦なく殺しに来ている様子に唾を飲み込んでわずかに震える体を両腕で抱きしめ。「ほら、早く行かないと…!!本当に私たち殺される!」相手に手首を掴まれたまま、逆にその手を引っ張って階段の方向へ向かうように催促して。)
まあ待て…飛んだ方が楽に済む
(普通ならここでまったり首のマッサージでもしているが、何しろ今は緊急時。催促する彼女を引き留めると、仮にも女子を担ぐ訳にも行かないので手早く抱き抱え。所謂お姫さま抱っこという物をしている訳だが、思ったよりそこまでしんどくない物だと初体験の事もあって新鮮な気持ちでそんな事を考えつつ、共用廊下の塀に乗れば近辺の建物に視線を送り。右手の方に今いる階より低い建物の屋上が目に止まり「お前、暴れんなよ…?」其方に飛び移ろうとしたが、途中で相手にバタつかれても困ると一言加え)
え、飛ぶって――うわっ!?
(慌ててるせいかうわずった声の自分に対し、妙に冷静な相手の声に引き止められ。相手の言う飛ぶ、という意味の解釈がわからず首をかしげ、意味を噛み砕こうと頭の中で思考を巡らせてていたが、それは一瞬にして体が浮遊したことで止まってしまい。近くには相手の顔、隈があるけれど端正な顔をしてるなと見とれてしまいそうになった自分を殴りたいとも思いつつ、相手が廊下の塀に登ればその高さから捕まる場所を求めて無意識にも相手の首に手を回し。近くから聞こえてきた低音に一瞬固まりかけ、しかし目線の端に見える白い帽子の男を見れば「…暴れない。だから、絶対に落とさないでよね」今まで何度も驚いたんだから、ここで動揺してたまるかと意地でもざわつく心を落ち着かせて相手の顔見上げ。)
……、じっとしてろ
(首に手を回されると互いの距離が大分近付く事もあり、丸みのある瞳に見詰められると何だか得体のしれない感情によって気まずくなってしまい。絶対に、と言われたが上手い返事に困り、彼女に向けていた顔を戻すと何とか零れた微かな言葉を呟くや否や、塀を踏み越し体を空に任せ。頬を切る涼やかな風を感じながら建物の屋上を跨ぐように飛んで行くと視界に店が並ぶ街中が映り「…で、こっからどうすんだ…?このまま逃げ切れるのが一番だが…そう簡単に行くか分かんねーぞ…?」一日とは言えど、仮にも己は彼女に従う必要がある。一度足を止め、ぐるりと街を見渡しながらこれからの方針を相手に尋ね)
(相手の言葉に答える代わりにぎゅっ、と身を固めて目を閉じて。相手に支えられているとわかっているけれど、怖いという感覚は抜けないもので。頬をかすめていく風に時折ぴくりと反応しながらも動きが止まるまでじっと耐えて。上から聞こえてきた声に目を開ければ、目の前に広がるのは見慣れた商店街。あんな短時間でここまで来れるのかと改めて自分を抱き抱えるこの男が人間ではないことを実感し。出来れば逃げ続けるのが策かも知れない、と思ったところで商店街に遠目からではあるが見知った友人の姿を見つけて。ふと、もしあの男を野放しにしていたらほかの人にも危害が出るのではないかと思いあたり。「…逃げてちゃダメだ。あの男をなんとかしないと、ほかの人に危害が及ぶかも知れない」何とかする、それは必然的に戦うという選択肢。恐怖がないといえば嘘になるが、それでも自分がやらなければと目元に広がる景色を見て。)
…なんとか…、って、オレやお前に何ができるってんだ、めんどくせー…。
(真摯さと使命感が溢れる音吐と眼差し。己には無いそれらを直視する事が辛くて、ふいと視線を落とす。なんとかする、というのは彼女は奴が他人に手出しするのを自分たちが止めると言っているのと同じ事。されどあくまで彼女は一般人。蛮勇を振る舞ってもどうにもならない事はある。それに、自分にはその気持ちに応えられるほどの強さはない。気怠げに呟きながら抱き抱えていた彼女をそっと地に下ろし「……誰かに頼る方が楽だし、責任押し付けられなくても済む。…それで良いだろ」誰かに恨まれてばかりいた過去で唯一学んだ事を、ぽつりと溢す。吹き付ける風に煽られる髪を押さえる事も無く、ただ人で満ちる街をぼんやり見下ろし)
…それでも放っておけないよ。それに、一度関わっちゃったんだもん。最後まで貫くのが私の信条だから。
(煌びやかな街並みを見下ろす紅の瞳は、光を反射しているのに暗く陰っているように見えて。そんな様子に協力してだなんて何も言えず。自分も、誰かと助けを願いながらも誰にも助けてもらえなかった人間。それでも、学校で過ごしてきた友達や良くしてくれるご近所さんがこの町には居る。それに見捨てるなんて絶対に出来やしないと手を一回広げたあの握り締め。風でなびく髪をかけては街の方へ目をやり。そこでは、あの男が降り立って何やら騒いでいる様子で、「私は行くよ。…クロは、待ってていいよ。私が何とかするから」微かに笑みを浮かべ相手に別れを告げれば、屋上から降りるための扉から階段へと向かい勢いよく駆け下りて。多少合気道の心得があるからそれで何とかしようと思考を巡らせながらも商店街へと飛び出していって。)
――……めんどくせー女…。
(振り向きもせず、階段から街へ向かっていく彼女の背中を茫然と見詰める。己を説得する事もなく、けれど諦めもしなかった。何故そんな眼でそんな事が言えて、何一つとして迷いが無いような顔ができるのだろう。彼女の求めている物は何だ。分からない事ばかりが募ってきりが無い。ただ分かっているのは、彼女は自分の事よりも名も知らない誰かに尽くしたいと思っていて、責任から逃れたいと望む自分とは在り方が全く違う存在だという事だけ。上司が行くなら自分が行かない理由は無い。それに、女子一人に任せてこのまま引き下がる程、非道にはなれない。嘆息雑じりに一言ぼやき再び空に体を投じ『さァさァ、喝采を!早く出ておいでよ、スリーピーアッシュ!この辺りにいることは分かってるんだからさァ、もう待つのは疲れたよォ――』呼びかけるように明朗な声を溢す男は、暇を潰すようにシルクハットをくるりと指で回しながら目的の人物の登場を待ち)
…クロは来ないよ。だから、早くこの街から出て行って!
(ひときわ人のいるところに向かって走って行けば、人をかき分けるようにその中心へと足を進めて。ようやく前方が開けたと思えばおどけた声が耳に入り。一回足を止めてすっ、とひと呼吸をする。先ほどの光景がいやでも頭の中に浮かび上がり、しかしそれでも怖気次ぐわけには行かないと人々の輪の中から一歩踏み出しては一見マジシャンにも見えるような男の目の前に立ち、きっ、と目を釣り上げさせて高らかに叫び。しかし目の前の男は引き下がることもなく、寧ろ愉しげに口角を釣り上げればシルクハットの中から何本かの剣を取り出して。それを投げたかと思えば人ごみのその向こうの壁へと突き刺さり。場は静まり返り、一瞬にして大騒ぎになり。逃げゆく人が居る中でただひとり男を睨みつけ。)
(『…誰かと思えば、さっきスリーピーアッシュと一緒にいたヤツかァ。……ボク、誰かに命令されるの大っ嫌いなんだァ~~だからァ、口の利き方には気を付けた方がいいよォ?』まるで鳥のように騒ぎ立てる人々と擦れ違う合間、眉一つ動かさず随分強気な態度の彼女を気に食わぬ視線でじとりと見詰めると、笑顔は絶やさず言葉を返し。ただその笑顔に歓喜の色は無い。シルクハットから二本、鋼の刃を取り出せば『それからねェ、あの黒猫ちゃん匿うつもりならお前諸共串刺しにしちゃうからァ!』笑顔の先には暗い瞳。未だ姿を見せない人物に苛つき始めているのか、若干語尾が荒くなりつつあくまで愉しげに話し続けて。時折開いた口から鋭い八重歯が覗き)
(確かに顔は愉快そうで口元は弧を描いているのに、自分を見つめるその瞳はその梨の闇のように真っ暗で。確実にこの敵と呼べるこの男を怒らせてしまったということは一目瞭然で。荒くなり始める口調に相手の手に持つ日本の剣。”スピーリーアッシュ”と呼ばれているクロが中々来ないことで苛立っている今、気を抜けば直ぐにでも殺されてしまうだろうと。口の中に溜まった唾液を飲み干せば、妙にごくりという音が響いて。早鐘のように煩い胸の音、本当は恐ろしくてたまらないという感情を悟られないように深呼吸をして落ち着かせて。「……私がアンタに言いたいことはただ一つ。早く帰って」変わらぬ主張を言葉にしながら、静かにそれでもしっかりとした動作で構えを取って。)
(『…、やっぱりお前…気に食わないなァ…!』顔色一つ変えない彼女にしろ何処かに伏しているであろう目的の人物にしろ、どうにも自分を苛つかせるようなことばかりしている彼らに痺れを切らしたのか、間髪入れずに勢いつけて地を踏み込み。己にとってはそうでもない、されどその速度は常人の域を超えていた。数秒も掛けず、瞬く間に彼女の眼前に飛び込めば、口角を上げ右手の剣先を彼女の脇腹に向かって刺し込もうと)
――――っ、
(勢いをつけて地面を踏みしめるまでは目に捉えることができた。飛び出してくることを予想し避けようとした瞬間に男の姿が掻き消えて。見えたと思ったら場所は自分の目前。自分の脇腹に向かう剣先にほぼ瞬発力で横に避けて。地面を転がってなんとか受身を取って。じわりと疼く脇腹に目線を寄せて。たった一瞬のうちで、その部分の服は破け微かに擦ったのか血がじわりと滲むのが見え。しかし動けなくなるわけではないと直ぐに立ち上がっては男を見据え。それでも自分とは違う、化物じみた力にかすかに右足を後ろに下げ。)
(『へェ~、躱したかァ。ちょ~~~ッとはその辺のヤツよりマシみたいだけどォ――』本気を出していなかったとは言え、あのように回避できたのは彼女が初めての様子らしく、少しばかり楽しげに跳ね上がった声で話しながら、微かに血液が付着した剣先を暫く凝視し『――その程度じゃ相手になんないねェ』すぐに右手の剣を相手目がけて投げつけると同時に強く地を踏み、瞬く暇も無く彼女の直近へ。正面から己が来ると分かっていたとしても、投げつけられた剣で相手の気を引くのは容易い。これで片が付くだろうと、残っていた左手の剣を再度腹に突き刺そうと勢いを込め)
余裕ぶってないで、早くかかってきたら?
(戦うとか、勝てるとかの次元ではない強さだと今までのやり取りでそれを感じ取り。いま魚柄に震えてくる足をごまかすようにその場にしっかりと立てば、せめての強がりで愉しげに笑う男を挑発するような言葉を。突然目の前に投げつけられる剣、先程よりかはまだスピードの遅いそれはなんとかよてることに成功し。そのまま体勢を立て直しかけたところで、いつの間にかそばに来ていた男に漸く先ほどの投げられた剣が囮であったことを悟るも既に遅し。お腹辺りにめがけて突き刺さろうとする剣、必死の判断で体をよじり、直撃は免れたが先ほどよしも深く脇腹を擦ったようで。先程よりも強く痛む脇腹。負ったことのない痛さに、目尻に僅かに涙浮かんでは視界が霞み。それを乱暴に拭えば何としてでも立ち上がろうとうつ伏せていた体に腕に力を込めて。)
(『……クソガキが…調子乗ってんなよォ?』その勝気ある姿勢も、長引く戦闘も気に食わないのだろう。どうにか体を起こそうと力を籠めている腕、そこから繋がる手の甲を靴の裏で踏みつけ、彼女が立ち上がることを阻止し『ボクねえ、お前みたいなヤツに構っていられるほど暇じゃないんだよねェ、だからさァ――』そのまま振り下ろせば間違いなく相手の首に達するであろう位置に手元の剣を振り翳し、狂気的な笑顔を浮かべ言葉を紡いでいた最中「……邪魔だ」男の背に刺さったのは鮮烈な殺気。気怠さを含みながらも深海の底のように静黙で、それ故に恐怖を感じるような声音。音源の人物は、本来ならば今頃この男と戦っている筈だった怠惰の真祖。男の背後から躊躇無く脳天を蹴り飛ばし、彼はきっかり真横にガラス窓を割り建物の室内へ素飛んで行く。軽やかに着地すると「…立てるか?」うつ伏せの彼女に右手を差し出し、聊か危惧の念を含んだ音吐でそう尋ね)
(/ちょっと分かりにくいですが最後にクロ出しました…!…と、なりきりとは言え娘さんの扱いが何だか酷くてすみません…原作の真昼でもこんな仕打ち無かったのに…;)
ぅぐ…っ、
(ズキズキと痛む傷に加えて先程から素早い攻撃を避け続けていたせいか体力も底をつき始めている。そこへ手の甲へ容赦なく下ろされる足に、備える暇のなかった突然の痛みが襲い。かくんと安易にも肘の力は抜けて体は再び地面へとひれ伏せて。耳障りな口調に顔を上げれば絶対に避けることは不可能であろう位置にかざされた剣。いつの間にか夕日から夜へと変わり、顔を出した月の光がその先を鈍く光らせて。剣先をぼんやりと見つめてあぁ、死ぬのだとどこか他人事のように思うが、せめてもの反抗にと最後の瞬間まで目は閉じてやらないという意思で再度男を睨みつけた瞬間、地の底から湧き上がるような低い声が耳へと届けばぶるりと体の芯が震え。ふっ、と手の上に乗っていた物がなくなったと思えば次の瞬間に聞こえてきたのが窓ガラスが割れる音。見れば店の中へ突っ込んでいく体が。それを呆然とした目で見つめていれば目の前に差し出された手。見上げれば先ほど別れたはずの姿が目に映り。やや驚きながらも頷き返し、差し出された手に自分の手を重ねてふらつきながらも自分の足で地面に立ち。目の前の紅の瞳を見返して、なんでとか、どうしてとか、聞きたいことは山ほどある。しかし言うべき言葉はそれではないとひとつ息をつき、「クロ、…助けてくれてありがとう」あれほど面倒臭がって、嫌がってた彼がここまで駆けつけてくれた。その事実だけでも十分だとぎこちなく笑いながらお礼を述べて。)
(/ いえいえ、わが娘は強いですから!じゃないと吸血鬼なんかに立ち向かってなんか行きませんし気にしないでください!クロも来たことですし…これから契約してべルキアを倒す流れにしていく感じでいいでしょうか?その辺は原作と同じでもいいかなぁと。)
……立てんなら先に逃げろ。なんだかんだでオレの体はお前より頑丈だし…お前一人逃げるぐらいの時間なら稼げるだろ…。
(彼女自身は気付いていないのだろうが、地面に転がった際に起こったのだろう、砂埃の砂が彼女の髪に付いていた。脇腹はあの男に付けられた傷から血が滲み出ていて、顔に浮かぶはぎこちない笑顔。とても見てはいられなかった。この少女が普通の女学生であるという事実が痛々しさを増幅させていた。思わず、蹴り飛ばした男の方へ体ごと向ける。後片付けは自分の役目だ。あの男の正体も己を追う理由もさっぱり分からないが、そんなことはどうでも良かった。駆け出す彼女を引き留められなかったのは、契約関係でもない人間に自分がそうすることができる資格は無かったから。されどこうして自分が立っているのは、何ら無関係の彼女が自分に関わる問題に巻き添えになるのはおかしいと思ったから。結果的にこの少女はとばっちりを食ってしまったが、せめてあの笑顔に報いるようにしなければ、きっと駄目だろう。冷たい声では無かったと思う。言葉を紡ぎながら、未だ動きを見せない男の方向をじっと睨み)
(/ほああ…か、かっこいい娘さん…!!そういえば以前から言おうと思っていたんですけど、娘さん褒めたりすると赤面しちゃうんですよね…!かっこかわいい女の子…大好きです←
そうですね、私もそちらのほうがやりやすいと思います。では契約する場面等は原作沿いということで!)
で、でも――っ
(男が飛んでいった方向を見据える彼の瞳には一人でも戦う意志が見えたような気がした。出会った当初は、面倒だのと抜かしていた相手であったけれど結局は彼も、自分のような普通の娘さえも助けてくれるほど優しいのだと。現に逃げろと告げた言葉や手を差し伸べる際にかけられた声にはいたわるようなそんな声色があったような気がした。そんな彼を簡単に見捨てられるわけないと言い返そうとしたとき、視界の隅でもぞりと何かが動いた気配がして。視線を走らせれば彼によって吹き飛ばされた男が、何もなかったように起き上がりこちらへ歩いてくるのを目撃して。あの攻撃でなお傷つけることができないこの男を果たして自分が加勢したところでどうにかなるものなのかと思えば口を噤み。色々な疑問と迷いが頭の中を駆け巡る中、ふいに母の言葉を思い出し。『――貴方が正しいと思う、後悔をしない選択をしなさい』母の優しい言葉とともにその言葉がすっ、と頭の中に吸い込まれて。途端、不思議の頭の中の迷いが消え去って。戦うとか、逃げるとかではない。ただ誰かを、クロ――彼を助けたい。ただそれだけの思いを胸にしてクロ、と小さく生を口にしては相手の目の前に立ち。服の袖をまくりあげ未だ昔の事故の傷跡が残る右腕を晒せばそのまま相手の口元に押し当てその牙を自身の肌に立たせて「誰か、なんてひとりである必要なんてない。二人でどうにかすればいいんだよ、クロ!」流れ出る血、痛さに顔を歪めながらもその瞳はまっすぐ相手を見つめて。)
(/ そうなんですよ!照れ屋さんなので、率直に褒めたりすると恥ずかしそうに赤面しちゃいます。あわ、ありがとうございます!私もこういう女の子大好きです!
それで、少々強引かもしれませんがクロに血を飲ませました← あと、真昼に影響を与えたのは叔父さんなのですが…唯に影響を与えた人のことをすっかり忘れておりまして!急遽ですが、その相手を両親、ということにしていただけたらなと思います。ですので、度々唯の回想に両親が登場しますので… )
――……とんでもねー…女…。
(男は歩み続け、その距離は次第に縮まっている。でも、と続けようとする彼女に反論する暇があるなら良いから逃げろと返そうとしたが、その言葉が声になる事はなかった。眼前に立ちふさがったのは彼女で、途端目へ飛び込んだのは人の腕。人の、腕だった。気を取られ、いつの間にやら自分は何かに歯を立てていた。目に見えない物が体を満たしていくようだった。それの正体を悟るのに時間はいらず。ただ、この感覚は随分久しく、ただその場で動けずにいた。鉄の味は何とも形容し難い独特の苦みをもたらし、懐かしさに脳が沈んだ。己の項から彼女の手首に鎖が実体化して、重い枷に縛られた印象に陥る。噛んでいた彼女の腕を掴み、口から外すと殆ど無意識にぽつりとぼやき『…困ったなァ~、契約しちゃったよォ…、っていうか良いのォ?そんな簡単にサーヴァンプと契約してさァ、適当なことしてると早死にするよォ~?』契約していない所を見計らって捕まえようとしていたのだろうが、様子を眺めていた男は苦い顔一つ浮かべず、この状況を楽しんでいるような表情で。気紛れなのか、単純に不思議だったのか、目の前で契約した彼女に対し相変わらずの語調で尋ねれば)
(/ひ、ひえ~可愛すぎる…じゃあ、此方も頑張って娘さん照れさせますね!←
いえいえ、クロはマイペースなのでちょっと強引なぐらいで良いんですよ← 了解しました、そのように覚えておきます!
…と、ちなみに、契約した後二人でベルキアと戦って、その後リリイの催眠で場面が転換して…というのが原作だったのですが、何処まで原作沿いで進めましょうか?重要キャラの椿とかは出さないと話が繋がらないので出す必要があるかと思うのですが、基本的に此方が一対一のなりきりということで、娘さんとクロとの絡みを重視しています故、原作で起きた出来事(御園との出会いとか、会議とか)を全部行うと、色々と大変になってしまうんですね。その為、背後様が外したくない原作の出来事がありましたらお聞きして、これからの展開を考えていきたいと思っております。また、説明下手かと思いますので分からない点がありましたら気兼ねなくお尋ね下さい…!;)
(相手の歯に噛み付かれたままの腕の手首にふと重みを感じ、ついで現れたのは枷のようなもの。そこから伸びる鎖は相手の項まで繋がっていた。僅かに青色に発光する自分と彼を繋ぐ鎖は暗くなった世界ではどこか不気味に、重く瞳に映る。ふと背後から聞こえた変わらないおどけた口調に顔だけを振り向かせる。いつの間にか距離を縮めていた男は、口調に反してそこまで残念そうな顔ではない。そんな男の問い掛けは、まるで軽率な判断をしたのではないかと言われているようで何となく頭に来て、彼に掴まれた腕を抜き取って改めて男の方へと向き直り、息をすっ、と吸い込む。「確かにまだ訳がわからない事だらけだけど…、これから知っていけばそれで十分。クロと契約したのは、私の意思。どうこう言われる筋合いなんてない!」丸い目を釣り上げて強く、強く意志を持った目で見つめる。不安がないわけない、けれど公開なんかしたくなかっただけ。ただそれだけの理由だった。今度は顔だけ後ろにいる彼へと向けて。今思えば、この契約そのものに彼は乗り気ではなかったことを思い出す。ある意味自分勝手なこの行動に突き合わせてしまってごめんね、と顔には出さないものの苦く笑った顔を向けてそれを伝え。)
(/ はい!…でも、本当に照れやすいので頑張らなくってもすぐ照れちゃうかもしれません!←
それもそうですね。じゃあ、我が娘の男気あふれる性格でガツガツいかせてもらいます!((
私も実は考えてました。全て原作するのは大変なんじゃないかなーって。私の考えとしては、重要なところとか、原作と変えたい箇所はやって、その他…原作通りに進める箇所はもう起きたこととして流してしまってもいいんじゃないかなぁと。んー、そうですね。私としては、原作でのクロの過去が明かされた部分ですね。強欲組救出のところ。あそこは絶対やっておきたいですね…あとの原作は、実際にはやらずにあったこととして流してしまって、仄々とした日常メインでやってもいいかなと! )
…たく…、ホントにお前は分かんねー奴だな…。
(これから知っていけばそれでいい、なんて。やはりいつ詐欺被害に遭ってもおかしくないし、逆に遭ってない方がおかしい。こんな時だというのに、一体自分は何をしているんだろう。今まで彼女には得体の知れない何かを感じる時があったが、今回はそれがはっきり違和感として心に圧し掛かった。冷めきって放っておかれていたランプに仄かな灯りが点ったような、妙な違和感に惑わされて落ち着かない。気持ち悪い違和感は早く消えて欲しいと思いつつも、何もできない微睡みのような感情を抱いている自分を置いて、彼女は強気な態度で男に言い返した直後、何処か申し訳無さげな笑みを零し。随分と対照的なそれは、一人唸っていた自分をぐいと現実に引き戻し。確かに何故自分は正体不明の男と対峙する必要があるのだろう。気が進む訳がない。けれど、己にはもう何もできない。今更足掻いたところでこの主従関係が消滅することはない。彼女は自分がそんな不毛なことをするとでも思っているのだろうか。彼女の肩を掴み、引くと同時に自分は数歩前に出る。結果的に彼女を後方に下げた図となり「お前が何考えてんのか知らねーけど…今は集中した方が良いと思うぞー…。…これから、どうすんだ」彼女が何故眉を下げて微笑みかけているのか、理由なんて自分にはさっぱり分からないという物だが、今やるべきことは別にあるだろう。同時に自分自身に言い聞かせるよう言葉を溢していき、目だけを彼女に差し向け静穏とした声で尋ねれば)
(/な、なんだって…じゃあ機会があればそこを重点的にイジりたいと思います!←
確かにそこは大事ですね、外せません。…個人的に真昼とクロがC3と接触する所も良いなと思っておりまして…!真昼がC3と関わってしまったことでクロ自身も過去を振り返ったりした出来事でしたので、この後にクロの過去が明かされる場面に飛んでもいいかなと考えたのですが、いかがでしょう?そうですね、ちょくちょくオリジナル展開を入れても良いかなと思います!)
(勝手に巻き込んでしまったことへの謝罪を表し、苦い笑みを向けてみる。しかし彼がその笑みに反応することはなく、逆に肩を取られて奥へと引っ張りこまれてしまう。対して彼が間をすり抜けて前へ立つようになれば自然と自分が庇われているような体勢になる。それがどうにも気に食わなくて、無意識にも表情をむ、とさせるが怪我をしている自分では前線に立って戦うだなんて無理な話かと、渋々ながらに納得を。今日幾度と見た紅の目を向けられるとともに、静かな声で問われる。どうするかだなんて決まってる、「…倒すよ。こんな奴、放っておくことなんかできない」男が居る方向をまっすぐと見つめる。不思議と先ほどと同じような恐れや不安はなく、これがふたり一緒だからということなのだろうかなんて感じながら、曲げることのない強い意志をはっきりと口に出し。)
(/ わお、こりゃ大変だ← でも、ちょっとSっけのあるクロも見てみたいので、楽しみにしてますね!
大賛成です!!じゃあ、どのタイミングでその場面まで飛ばしましょうか?べルキアとの戦闘が終わって、唯が気を失って…で翌日目が覚めて、そこで少しやり取りしたあとタイミングを見て、そこまで時間を飛ばしましょうか?いいですね!なんか、こう…クロとまったりお出かけとかしてみても楽しいなぁ、と。勿論、曇りの日限定になってしまいますが、笑 )
…ま、仕方ねーか…。
(返って来た返事はやはり予想していたような物で。ならば自分はそれに応えなければいけない。迷いは無いし、恐怖感なんて一切無い。契約したこの身なら、あの男一人ぐらい地に伏せることなど容易にできるだろう。ああ、きっと手間なんてかからない。いつも通りにこなせば、良い話だというのに。彼女の誠実な瞳に自分が”こなしている”姿を映すことには気が引けた。子供が見るべき光景ではないからだ。不甲斐無くも聊か決意が揺らいだが、それが彼女に悟られないよう、向けていた目を正面に戻す。ふと己の左手に目をやると、長く伸びた黒爪には何一つ映ってはいない。まるで、揺らぎ始めた自分を責めるような色。にこやかな表情の男と対峙すると、まるで己に言い聞かせるよう小さくぼやき「…先に言っておくが――オレに、責任はねぇ。……全部主人であるアイツの"所為"だ」ならば自分も黒爪に見合うように動くだけだ。男に対し、眼光を強め睨みつける。自然と脳が気迫に満ちて、僅かに男がたじろいだ。自分も手早く済ませたい。間髪入れず地を踏み込み一飛びすると、男とは目と鼻の先ほどの距離に達した。男の目には自分が残酷な奴だと映っているのだろうか。いや、そんなことを下らないことを考える意味は無いか。誰も自分には追い付かない。目の前で大きく目を見開くこの男も、勿論背後の彼女も、誰よりも早く動いて、掻っ捌く。勢いつきすぎて男の脇を通り抜け、体勢を整えるとすぐに背後から赤い噴水が飛び散って。続けて何かが地に落ちる音を聞き流しながら、少し気を静めようと眼光を弱め。最中、頬に付着したそれを手の甲で拭き取りつつ)
(/そうですね、そんな流れで良いかなと!
お出掛け!のんびりできて楽しそう…じゃあ、娘さんが目を覚まして二人で少しやり取りをした後にお出掛けしませんか?それの帰り道でC3に拉致られるとか…←
確かに日中はそうなってしまいますね…。もし背後様が季節感とか気になさらなければ、今の季節に夜に夜桜を見に行ったりとかしても素敵だと思います…!いかがでしょう?)
(戦う、だなんて偉そうなことを言ったものの自分はどうすればいいのだろうかと目の前に立つ彼の背中を見つめ。戦うにしても武器など何も持ち合わせておらず、唯一の戦う手段もあの男の目の前では無意味であることは横腹の傷が証明している。そもそもこの傷のせいで動きは鈍くなってしまっている。思えば、とんだお荷物になっていることに気づいて。しかし、そんな後ろ向き思考で終わる自分ではない。取り敢えずサポートを出来るだけしようと内心で決めかけて――、ざわり、と目の前の彼の纏う空気が一瞬にして変わる。後ろに立っている自分でも思わず臆してしまうような、そんな圧力があった。空気が鋭く切れる音がし、一瞬にして彼の姿が消え、気づけば彼の姿は男のわずか目前。あの間にどうやって移動したのだろうか、驚きで痺れた頭では到底深く考えることなんて叶わず。彼の手に光る黒い爪のようなもの、それが男の体を掻き切ったかと思えば空気中に飛び散るは血。大量に吹き出した後、男は先ほどの自分のように地面に伏せてしまう。目の前げ起こった光景は、自分が思い描いていた戦闘とは程遠かった。それは、いわば一方的な攻撃、狩り。つんと鼻をつつく血液特有の香りにわずかに顔を歪めさせるがひとつ深呼吸することで落ち着くことには成功して。男が倒れ伏せている向こう側に立つ彼に近づき、「スピーリーアッシュ、…ってクロのこと?…クロは、この男のこと知ってるの?」ちらりと、背後の男の姿を目の中に収めつつ質問を投げかけ。)
(/ うーん…私が思い描いていた流れと少し違ったので、ちょっと訂正させてください。私が考えていた今後の流れ、っていうのはですね。原作通り…例えば椿との初対面や、御園たちのこと等沿って進めるけれど、流石にやり取りでやるには大変なので、必要なところだけをやるっていうものでした。飛ばす部分は、実際にはやらないけれど既にあったこととして扱う、って感じに思ってて…、唯が目覚めたあとのことも、やり取りは実際にはせず、原作でC3に捕まる部分までその間の出来事(椿や御園たち、鉄たちの出会いのエピソード)を飛ばす、みたいに考えてました。飛ばすと言ってもやりとりはしないだけでちゃんと出来事としては起きていて…、みたいな。説明下手で済みません…!これで伝わって下さればいいのですが…。
いいですねー、夜桜!ロマンチックで好きですよー。これに誘うのがクロとかでも楽しいかも知れないです。)
……寄るな
(思えばこんな風に誰かを負傷させたのは久々だ。昔から何かと関わると必ず面倒事が付き纏った。まるでこれが自分の宿命なのかと思ってしまうほどに、冷たく重い枷のように離れない。彼女の声が露骨に狼狽えていなかったことが逆に辛かった。本来の自分の姿を知って幻滅しただろうか。もしそうだったとしても驚きはしない。当然だ、何せこの少女はただの少女だ。聊か性格が清純で強かで、真摯な少女だ。自分に欠けている物を持っていて、眩いその様は直視できなかった。けれど、彼女が転んだら腕を掴んでやる役目を引き受けても良いのなら。柄にも無く、もう少しだけ横でこの少女を見ていたいと欲が沸いた。されど今更気が付いたところで手遅れだ。もう彼女の顔は見れない。多種多様な感情に飲まれそうになるのを堪えようとすると長々と話すこともできず、何より今だけは何も話したくないと思う自分が居た。不愛想だと自覚しながらも口から零れたのはたった一言だけ。仕事を全うして、手早く済ませよう。先の様子から計るにこの男の人並み外れた身体能力は下位吸血鬼の力だ。サーヴァンプが血を吸えばこいつは呆気なく終わる。倒れ込む男の髪を引っ掴み、奴の首筋に牙を立てようと口を開きかけ)
(/あっなるほど…!ごめんなさい、早とちりしてしまいました…;ええと、諸々を飛ばした後でc3に捕まる流れになるんですよね。C3に捕まる以前の出来事とか、他キャラと出会ったこととかは、もう起こった体にするってことで大丈夫ですか?
確かに…!クロの方から誘うのって珍しいですもんね。クロの性格的にいきなり前触れも無く誘うと思います←)
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