干物 2017-03-11 18:50:56 |
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(軽く手を振るとドアが閉じるのを確認して)
うん、ちょっと楽しみかも
(ひとり小さく頷くと主のいない部屋を一瞥して
家の用事を一通り済ませると学校へ向かい)
ただいまー
(預かっているスペアキーで鍵を開けると誰もいない暗い部屋に帰ってきて
洗濯物を取り込むとBGM代わりのテレビを見るとはなしに見ながらたたんで
お風呂のお湯を張って一息つき時計見ると8時過ぎ
もうすぐ帰ってくるかな
ソファに深く腰をかけてぼーっとしているといつの間にかウトウトして・・・)
…今日のイベントハードすぎ、リアル充実系のイベントとか誰得なの
(日付が変わる前、とは言ったもののまさか十一時台になるとは思っていなかった。明日は仕事が休みだからと遅くまで飲もうとする上司や同僚には断りを入れつつ、ケーキはしっかりと購入し、散歩がてら歩いて家へと戻れば指先も冷たくなっていて。うとうと、どころか完全に睡魔に負けた様子の水瀬を見つけては前へとしゃがみこみじっと観察するように見上げ、冷えた指先を伸ばし水瀬の頬をつついては小さな声で)
ただいま、水瀬
・・・ん、んっ
あと5分・・・
(頬を突く指先をうるさそうに払いのけると、器用に寝返りをうってソファの上に丸くなってもう一度寝込もうとして)
おっ、テンプレ台詞キタコレ
(水瀬から聞こえた声に小さく笑うと立ち上がりケーキを冷蔵庫へ、それからパソコンを立ち上げつつメイクを落とし、部屋着に着替えようと自室へと向かって。ふと目に付いた毛布を手に取ればいつもの干物スタイルに戻ってから水瀬にそっとかけてやり)
・・・あれ、寝ちゃってたか
(ぼぉっとしながら立ちあがり、ぐぐっと背伸びして時計に目をやって)
うぇ、こんな時間?!
ハルは・・・?
(ふと足下に毛布が落ちているのに気付いて)
ハル、帰ってるの?
(部屋のドアをノックして)
ん、水瀬起きたの?
(部屋で持ち帰った仕事を済ませようとペンを動かしていれば控えめなノック音に顔を上げ一声。それから立ち上がるとドアを開け)
ただいま、水瀬、ケーキあるよ冷蔵庫に
おかえり、お疲れさま
(ドアが開けられて、そこにいた相手がすっかり通常モードに戻っているのを見て残念な気持ちとホッとした気持ちとどちらの割合が大きいのかは本人にも定かではなくて)
いつ帰ったの?
起こしてくれればよかったのに
ケーキは・・・
この時間にたべるのは罪だろ
(断腸の思いでガマンしようと)
十一時過ぎだったかな…ちょっとつついたんだけどね、水瀬があと五分ってテンプレ言ったから起こすのやめようと思って
じゃあ、ケーキは朝ごはん
(水瀬の頭をぽんぽんと寝起きの子供にするように撫でては笑いながら言葉を並べ。何やら葛藤している様子に喉の奥で笑いながら横を通り抜けリビングへと入りソファーに腰掛けからかうように)
いやあ、水瀬の寝顔なんてレアだから写真撮っておけば良かったなあ
うぇ、マジで?
起こされた記憶もそんなお約束言った覚えもない・・・
(首をひねりながら目を擦って)
ケーキ、どんなのかな~
・・・って、絶対やめろよな
(冷蔵庫を開けようとして、寝顔を写真と聞いて慌ててキッチンから顔だけ出してあからさまな拒否の意思を示して)
焦りすぎだよ、水瀬
ちゃんと同居人が寂しがるので、って言って帰ってきたんだよ。スペシャルイベントのミッションクリア的な
(ソファーにうつ伏せで横になるとスマホのホーム画面を眺めつつ笑いながら水瀬を見れば、更にからかうように続け。それから今日のことを思い返しては今更疲れがやって来たのかため息を吐いて)
ああ…存外疲れたな、うん
そんなこと言うなら今度ハルの寝顔も撮るぞ?
ったく
ミッションクリアはよく分かんないけど、そんな言い方してヘンな詮索とかされなかったのか?
(怪訝な表情で尋ねて
疲れた様子でため息をついているのを目にして)
疲れたのなら今日は早く休みなよ
お風呂は?入ったのか?
うん、平気だった
ちゃんとペットみたいなものですって言っておいた
(本気なのか冗談なのか、わからない表情で告げては聞こえた言葉に淡く笑うとのそりとソファーの上に正座するように起き上がり。水瀬を見やっては、手招きし、手を伸ばし)
お風呂入ったよ
あ、そう、入浴剤新しくした。いい匂いするの、会社の同僚に教えてもらったから
・・・斜め上の解釈をされそうだな、それって
(乾いた笑いを浮かべ)
ま、オレがハルの会社の人に会うこともないだろうし、いっか
って、なに?ペット的なお座り、お手?
(手招きするのを見てはいまいち意図を計りかねて)
そっか、それならいいんだ
へぇ、それは楽しみだなぁ
どんな香り?
お手やお座り…も良いけど、それよりも遅くまで待っていてくれたみたいで申し訳ないなあと思って
帰り、遅くなってごめんね。お詫びに撫でようかと
(手を伸ばしたまま真顔で述べればそれがさも当たり前だというように言ったあと、ふっと我に返ったのか「酔っているのかもしれない」と続け。けれど、その手は伸ばしたまま)
なんかムスクっぽいけど、甘すぎないやつ。まだちょっと匂い残ってるけど、腕、ほい
まぁ、待ってたけれど途中で寝てしまったから、そんなに申し訳なく思われるほどではないかもだけれど
それに、撫でられてオレが喜ぶとでも?
(つん、とすまし顔でソファの前に跪いて頭下げて)
ムスク?
(伸ばした手、すんすん)
・・・あぁ、うん甘い
素直じゃないなあ
…甘い匂い、嫌い?
(寝ていたから、と言うけれど、疲れて帰ってきた時に誰かが家の中にいて待ってくれていたという事実だけで幸せになる、という本音は言わずにすましていても目の前にある水瀬の頭に手を乗せては緩く撫で。甘い、との反応に男の人が使うには嫌だったかなと尋ねれば)
水瀬は、甘い匂いも似合いそうだけどね
(黙って撫でられそれなり満足げな様子で)
一言で甘いっていってもいろんな甘さがあるから
ん、嫌いじゃない
似合う、かな?ちょっと分かんないな
…おおー、よしよし、ペット育成ゲーム的な
嫌いじゃないなら良かった、甘い匂い好きなんだよね
(満足そうに言葉を紡ぐ水瀬の頭を何度か撫でていれば小さな声で「忠犬水瀬」などと言いつつ自身もどこか満足げに笑って。それから手を離せば、水瀬が寝るだろうとソファーから降りて床に座り)
明日は仕事休みだから、夕飯とか家のことは自分でやるからゆっくりして大丈夫だよ
可愛いげはないだろうけれど、家事をこなすペットはなかなかいないと思うから
まぁ、もうしばらくよろしく頼むよ
(ぎこちない愛想笑い浮かべて)
ふーん、そっか・・・
じゃあ明日は自分のことに時間を使わせてもらおうかな
(少し考えるしぐさをして)
とりあえずお風呂入ってくる
甘い匂い、楽しみ~
(片目をつむって笑ってみせて、立ち上がると着替えを持ってお風呂場に)
うん
(水瀬の言葉に数度頷いては自分は今から何をしようかと考えるように伸びをして。もう夜も遅いしいくら明日が休みとはいえ寝るべきか、などと思いつつキッチンへと向かいココアでも飲もうとマグカップにココアを一人分)
(甘い香りに包まれて、のんびりお湯に浸かりながら明日の段取りを考えて)
あれ、まだ起きてたの?
いいお湯だったよ、リラックスできた
(お風呂からあがると、なにやら飲み物を口にしている彼女に声をかけて、自分はミネラルウォーターをグラスに注いで一息に飲み干して)
本当?よかった
(ココアを飲みながら緩く笑えばのそりと起き上がって空になったカップを流しに置いては、歯磨きでもしようかと洗面所へ向かい。その途中、何かを考えるように空中をぼんやりと見ては水瀬を振り向いて)
水瀬、寒くない?
(キョトンと振り向いて)
?なに、唐突に
んー、お風呂あがりで暖まってるから今は寒くないけれど?
ハルは寒い?
(イスに座って彼女に目をやりながら逆に尋ねて)
いや、なんとなく聞いただけ
(聞こえた返事に軽く頷けばそのまま洗面所へ向かい歯を磨きつつ明日のことを考える。明日はながら作業が出来るゲームをやろう、レベラゲ、とかそんなこと。磨き終えてリビングに戻ればそのまま流れる様にソファーの方向へ向かいうつ伏せに横になっては、エンジンが切れたのか)
ああー、もう動きたくない、ソファー、君と結婚しようじゃないか
待て待て、なんで今の動きの流れでそこに落ち着く?
(イスに座ったまま、ソファの上でまさに天日干しの干物状態の家主にツッコミを入れて)
それにソファと結婚したら二次元のヨメはどうする気だ
…二次元の嫁は殿堂入りスタイルだから、正妻いっぱいだから
ソファーはあれ、私の保険金を狙って結婚した元愛人
(ぐりぐりとソファーに顔を擦り付けながらそんなアホみたいなことを言っては、ぱっと顔を上げ笑って水瀬を見やる。それからいつものように冗談を言うよう意地悪な性格が見え隠れするような表情をしては)
水瀬は正妻ポジだね、攻略対象外だけどメインキャラ的な
へーへー、いろいろ妄想が捗ってよかったな
(よくもまぁ即興で次々と設定が浮かぶものだな、と半ば呆れて苦笑して)
そんな気を使わなくても、オレはお嬢さまのお付きの小者でストーリー進行役的な感じでいーよ
今宵のお伽のお相手はベッドになさいますか、それともソファになさいますか?
みたいな
おっと、自分で言ってなんだけどお嬢さまはちゃんと正妻のベッドで寝てくださいましね
(うやうやしく寝室の方に手を向けて)
…くるしゅうない、余は今宵このソファーと共に過ごすのじゃ
はっは、クッションも共に過ごそうぞ
(聞こえた声に唇を尖らせつつソファーの上でぐっと伸びをしてみては、クッションを腕の中に閉じ込めて喉の奥で笑い。それからクッションを抱き込んだまま水瀬を見やっては)
何これ凄いハーレム感あって滾る。攻略対象多いのありかもしれない。
うわ、無機物愛に目覚めちゃってるよ、この人
クッションやソファをいくら愛でても見返りなんてないんだぞ?
(ソファ上でひとり盛り上がる家主を面白そうに眺めながら諭すような口調で指摘してみて)
見返りなしの愛もありだね。この場合はこっちが依存型になるタイプの攻略ルート
(ソファーの上に座り直すとクッションを大人しくソファーの上に置いて笑い。それから水瀬を見るとゆるく首を傾けてから一言)
水瀬の愛人ポジか、このソファーは
ふーん
ハルは見返りがなくても愛せるのかな?
一方通行の愛ってツラくないかな?
(彼女の屈託のない笑顔に目を向けながら、特に答えを期待するわけでもなくなんとなく尋ねてみて)
正妻もいないのに愛人がいるのか
(なんとなく可笑しくてひとりクスクス笑って)
…辛くてもしちゃったら仕方ない。ほら、二次元の嫁はそんなもんでしょ
水瀬の正妻ポジは将来埋まるからね、きっと
(真面目なトーンで言ったかと思えばふざけるように言葉を紡ぎ、自分でも本心はわからないのか困ったようなよくわらかない表情を浮かべてはソファーから立ち上がり。伸びをしつつ水瀬の方へと歩いては)
さて、そろそろ寝ようか水瀬。ケーキ、明日の朝食べないとだから
あぁ、なるほど
ホントだな
(妙に納得して、ちょっと悪いことを言ったような気になって)
オレは寝具や二次元のキャラじゃなく、普通に見返りを与えてくれる人を好きになるよ
あ、オレ、さっき寝すぎてまだ眠気来ないから先に寝て
(イスを立って部屋の隅に置いてある収納ボックスをごそごそ探りながら)
ハル、ケーキありがと
すごく楽しみ
(振り返ってにぱっと笑顔見せて)
うん、それじゃあお先に
私も楽しみ
(珍しい笑顔に軽く目を瞬くと緩く笑い返し、部屋へと向かい。漠然と、彼、あんな表情も出来るんだなあと思いながら扉を開ければ肩越しに水瀬を振り返り)
おやすみ、水瀬
おやすみ~
(寝室のドアが閉まるとテーブルに卒論の原稿と参考文献を広げて
時折言葉に詰まりながら3枚書き上げると、大きな欠伸をひとつして寝床を作るとあっという間に眠りに落ちて)
(翌朝、ゆっくりめに目を覚ますと8時を少し過ぎたところで
家主は起きているはずもなく、さっと着替えを済ませるとお湯だけ沸かして、見るとはなしにテレビを見ながら彼女の起床を待って)
(朝はどうにも苦手な残念な家主がのそりと動き出したのは朝の九時過ぎ、のんびりと起き上がるとパジャマのまま自室から出てきて。数度辺りを見回してから棚の上のブラシを見つけるとそれを手に取り、水瀬の所へとまっすぐ向かえば、水瀬にそれを差し出しつつ自分は水瀬の斜め前の位置に座り眠気に負けたのか船を漕ぎ始めて)
(寝室の奥のドラゴンよろしく、ベッドでもぞもぞ動いている気配がしてから約15分後にドアが開いて)
ハル、おはよー
(と、声をかけるも返事はなくキョロキョロとなにを探しているのかと思えばおもむろにブラシをつかむと無言で差し出して、こちらに背中を向けてペタンと床に座り込みウトウトし始めて
一瞬、呆気に取られるも苦笑浮かべながら髪をとかし始めて
途中でふと思いつきゴムとピンを取ってくるとウトウトしているのをいいことに好き放題髪をいじり始めて・・・)
はい、完成!
おい、起きろ
ケーキたべるぞー
(肩をガックンガックン揺すると三つ編みカチューシャに編み込んだ頭もゆらゆら揺れて)
ケーキ
(僅かに思考が浮上すれば、ケーキの一言に反応を示し目を擦り。そういえばブラシを託して二度寝のようなものをしたのだったと先ほどの記憶を思い起こしつつ、のそりと鏡の方へと向かって覗き込めば普段とは違う髪型の自分。数度目を瞬いてから)
おおー…ギャルゲーの攻略キャラ並に完璧な髪型。可愛い
ケーキ、ケーキ♪
(冷蔵庫からケーキ箱を出して机に置いてオープン!
中には王道いちごショートとフルーツタルトが)
オレ、いちごショートもらっていいの?
(ケーキをお皿に出しながら尋ねて)
食べて、良かったらこっちも
(普段よりも幾分か明るい表情の水瀬を見ては、可愛いものを見るような目を向けつつ自分は席に座り。食べたいのなら両方食べれば良いと笑いながら水瀬の手の先にあるケーキを眺め)
ケーキ好きとか、水瀬可愛い
こーゆーのはたくさんたべるもんじゃないし、だれかといっしょにたべるほーがうまいんだって
じゃあ、ハルはこっち
(フルーツタルトを乗せたお皿をハルの前に置いて)
今日は紅茶ね
まぁ、ティーパックだけどさ
別に可愛くないし・・・
(照れ隠しにふいと横を向きながら布コースターを敷いてティーカップを置いて)
ん、可愛い可愛い
若いって良いね
(照れ顔も可愛いと笑いながら、いただきますの前の摘み食いに指先でタルトの上のブルーベリーを摘んでは口に放り込み。それから水瀬の言葉を反芻しては)
水瀬、今夜は水瀬の好きなものをこの私が作ってやろう
だから、そんなに変わんないし
ハルもぜんぜん若いじゃん
(つまみ食いする様子をじとー、っと見ながら)
へー
それはちょっと嬉しいかも
どういう風の吹き回し?
(尋ねつつ、いただきまーす、と手を合わせてひと口ぱくり)
うん、おいしーい
(幸せそうな表情浮べて)
そりゃどうも…いや、何となくね
美味しそうに食べますなあ
(尋ねられれば特に深い理由は無かったのか返事を返しつつ、なんだかんだ美味しそうに食べる様子に満足げに笑っては自分もケーキをフォークでつつき)
そこのケーキ屋さん、色々種類あったしまた買ってくるね。
片っ端から攻略するか
うん、楽しみにしておくよ
めざせコンプリート、ってところ?
(紅茶すすりながら、クスリと笑って)
ふーん
好きなものって言われるとなかなか難しいけれど
じゃあ、肉じゃがたべたいな
頼んでいいか?
(うーんと考えてからぱっと閃いて)
そう、コンプ目指すよ
王道の注文キタコレ…任せて
(フルーツタルトを半分まで食べると注文に頷いて答えては紅茶に舌鼓。肉じゃがは久しぶりに作るなあと思いつつ手元に残っている半分のタルトを眺めては)
水瀬、この半分食べない?
うん、晩ごはん、楽しみにしておくよ
(お手並み拝見とばかりにクスと微笑んで)
え、いいのか?
じゃあ遠慮なく
(ちょっと嬉しげに、お皿ごと引き寄せておいしそうにいただいて)
一晩置くとタルト生地がしっとりしちゃってるな
これはこれでおいしいけれど、やっぱりサクッとした食感も捨てがたい
今度は買った当日にたべよう
(紅茶も飲み干して、ごちそうさま
二人分の食器を持ってキッチンへ)
うん、じゃあ次は当日に
(水瀬の嬉しそうな様子と言葉に笑っては頷いて紅茶を飲み。肉じゃがの買出しに行くのが今日の目標だなあと思いつつスマホを開いてはログインボーナスだけ獲得しつつ、水瀬を見やり)
水瀬、今日は何時頃夕飯にする?
んー
そうだな、7時くらいに帰ってくるよ
(食器を洗いながら答えて)
手伝わなくて大丈夫?
(料理の腕を心配しているわけではなく、丸投げすることに少し引け目を感じて)
うん、大丈夫。わかった
(帰りの時間を聞きつつ、スマホのメモ帳に買うものリストを作り。聞き慣れた水音に顔を上げ水瀬を見るとお礼を言いつつへらりと笑って)
お皿、ありがとう
どーいたしまして
(手を拭きながら)
じゃあオレはそろそろ出かけるよ
晩ごはん、よろしくな
楽しみにしてる
(手際よく出かける準備を済ませると、玄関でスニーカーをはきながら声をかけて)
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