とも 2017-03-05 07:37:02 |
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…ねぇ…ドアをあけて…心配してるの…会いたいよ 側にいれば…支え合える二人で……
おれたちだけで…これから…どうしていくの…。
雪だるまつく…ろ…
聴こえる…おんちゃんの歌声が…
でも…私はここから出ては…行けない。
ここから出たら、人を…翔をまた傷付けてしまうから…
もう私はここから出ては行けないの
ここにいることで、幸せを感じることはできない。でも、人を傷付けてしまうことはなく、安心して暮らせる。
「あー、今日はともの女王になる式だぁああ!!!」
俺はこの日を待っていた
やっと…外に出られる日だから…。
ともの婚約者で、あるが…ちっさい時に会って以来あってはいない。
大人になった、ともに会いたい。
うまれーてはじめーて 音楽にのーりー
うまれーてはーじめてー 飛び出すのー!!
嬉しすぎてつい、歌いだしてしまう。
『…今日だけなら…。今日だけ、頑張らないと…』
この氷の力をみせたら、みられてしまったなら…人々はみんな怯えてしまう。
今日だけなら…がんばろう…。
『……ふふ。久しぶりの外だ』
この日射しを浴びるのは久しぶりだ。
翔に会えるのも久しぶりだ
「…とも!!なんか…大人になったし…その…あ……の……その…可愛いくなった…\\\」
『翔もカッコよく…なったね?』
「…おう」
『……さ、外にいってきなよ。翔をここに閉じ込めた私の恩返しとして…ね?』
「でも…俺…ともとじゃねーと行きたくねぇ…」
『……仕方ないなぁ…』
「…なんか、あるのかよ?」
『…ううん。何でもないけど…私、手を握られると…その…冷たいからさ…』
また、このまま翔にこの力で傷つけてしまったら…怖い……
『……やっぱり、翔一人で行きなよ。私…挨拶しないといけないからさ…ほら、行ってくる』
「でも…俺は…」
『いいからいいからね?』
「何をすればいいんだよ…。ドンッ…いって…」
?「ご、ごめんなさい。わたくしに悪気はなかったのよ…」
「いや…別に気にしてねーけど?」
?「あ、私…レイジング帝国の姫、カリンよ。以後お見知りおきを…」
「俺は、シャイニングデーヌ国の王子…翔だ。よろしくな」
カ「女王は一緒じゃないのですか?」
「あー今挨拶してるところ。かな」
¨…終わらない。許されるなら…もう一度こんな僕を愛して…。
ごめんね?不器用だった…僕に無償の愛をくれたから…もう僕だけの時間ではない。もう二度と君のこと話したりしないから…¨
ともの歌声が聴こえる。
上をみたら、ともが歌っていた
「まだ…for you…」
つい口に出していた。
ともはいつも部屋の中で歌っていた
だから、たまに盗み聞きして、この曲を覚えた。
『¨¨忘れないでね?私の声を画面越しでいい。ちゃんと愛して
バーチャルだなんて 突き放さないで
あなたと二人 この音響かせ…¨¨』
ともは暗い曲しか歌わない…
俺に謝るような曲しか
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