物語の読者 2017-02-28 21:13:46 |
通報 |
…くだらない、って…やめてくださいっ…!
(相手の言葉にギリギリ…、と歯切りの悪そうな音を立てながら睨みを効かした表情で相手を見つめ。相手に頬に触れられればパシッ、と弾くように手を叩き上記を口にし)
(/お、遅くなりました…)
威勢の良い女だな、私の好みだ。
(手を跳ね除けられてもその反抗的な態度を逆に気に入り、くくっと喉を鳴らして妖しく笑い。一歩下がって腕を組むと、交渉決裂の言葉を言い放ち)
だがそいつは無理な相談だ、今更この計画はやめられん。分かったらとっとと此処から消え失せろ。
…あぁ、そうですか…
(相手の言葉からも読み取れるように確実に交渉は決裂したということを確信し残念な表情を浮かべ言葉を口にすれば床に置いていたレイピアを拾い上げ宣戦布告に近い言葉を並べレイピアを構え)
…なら、武力を行使ししてでも…貴方の世界征服計画を阻止するわ…!
愚かな、そんな棒きれ1本で私を倒せると思っているとはな。
(彼女が武器を拾い戦闘の意思を此方に示すと、余裕を持った態度はそのままにフンと鼻で笑い、どこからでもかかって来いとでも言いたげに両手を軽く横に広げ)
良いだろう、しかし貴様が負けた場合にはそれ相応の罰を受けてもらうからな。
うっ…ええ、分かったわ…
(敗北すれば罰を課せる、という話に一瞬顔に恐怖の色が滲み出冷や汗を流し唾を飲み込み。しかし元から覚悟は決めていた。ゆっくりと頷けば承諾の意思を見せこんなことを口にし)
…私がどうなろうと…絶対に阻止する…負けない…私は魔王…貴方を許さないっ…!
どうなろうと…か、良い心構えだ。しかし、私が手を下すまでもない。
(相手の言葉に満足気に頷けば、一気に後方に下がって距離を取り、パチンと指を鳴らす。すると相手と自分の間の空間から黒いオーラを纏った自分の背丈程ある2体の魔獣が姿を現し、相手目掛けて突進し始め)
行け犬ども、殺しはするなよ。
…負けない…絶対に…っ!
(相手が呼び出したと思われる2体の魔獣が此方に向かって突進してきたのを見てはポツリと呟き自分も2体に向かって走り出しレイピアを大きく振りかぶり)
ふむ、女にしては中々やるな。
(少し離れたところから戦闘の様子を窺っては、彼女の闘いぶりを見て流石此処まで上がってきただけのことはあると感心の言葉を呟き。続けて煽り立てるような言葉をかけ)
しかしそいつらを倒せなければ私を討伐するなど到底無理な話だ。
…絶対に倒す…!
(相手の煽りの言葉と自分の心の中にある『魔王を倒したい』、という思いが自分を奮い立たせレイピアを巧みに使いこなせば魔獣の1体の身体をレイピアが貫き)
ほう、それ程までに私を憎むか。何故だか知らんが。
(自分の言葉で明らかに彼女の動きが良くなったのが分かり、まるで娯楽を楽しむように観戦しつつ更に面白がって相手を挑発する言葉を投げかけ)
まさか私の部下に故郷でも焼かれたか?クククッ。
(『故郷を焼かれた』、相手のその言葉に動きが止まりその瞬間を狙っていたかのように魔獣は此方に向かって突進してきて身体を突き飛ばされ。自分の故郷は焼かれていない…多分、今も無事だろう…しかし、他の国は?…幾つもの国や村が魔王の手によって焼かれた…、そんなことが脳裏をよぎり涙が流れ)
もうよい。
(大きく弾き飛ばされ地に伏す彼女にトドメと言わんばかりに追い打ちをかけようとする魔獣を制止して、かつかつと靴音を鳴らしながら彼女の元へ歩み寄り。その場でしゃがむと彼女の髪を掴んで上体を引き起こし、顔を近付けて)
脆いな。戦闘中に何を考えている?
…貴方に関係ないでしょ…
(目から零れた涙を拭いていると相手に髪を掴まれ上体を起こされた状態にされゆっくりと手を伸ばせばレイピアを掴みレイピアの先を相手に向ければ顔を逸らしながら言葉を発し)
果たしてそうかな?攻撃命令は私が出しているのだぞ。勇者を排出する場所が狙われるのは当然の事。
(彼女がどの村の出かも知らないし、全ての土地の安否を把握しているわけではない。しかしまるで彼女の故郷が既に無いかのような口ぶりで言葉を返しつつ、向けられたレイピアなど全く気にせず彼女の顎に手を掛けて顔をこちらに向けて)
…私の村…ノジュファル村は大丈夫なんだから…!
(相手に無理矢理顔を相手の方に向けさせられれば手に持っていたレイピアを手放しポロリ、と落としてしまい相手の顔をギロリ、と睨み。相手の自分を惑わす発言に耳など傾けずハッキリと上記を言ってしまい)
そうか、まぁ村が無事かどうかなどどうでもよい。どうせ貴様はもう故郷に帰ることはないのだからな。
(感情の制御ができていない彼女の口から漏れた村の名前を頭にインプットし、落ちたレイピアを拾い上げれば反対にその切っ先を彼女に向けて。更に顔を近付ければにたりと妖しく笑いながら彼女の綺麗な頰を長い舌で舐め上げ、事前に部下からの報告で聞いた彼女の名前を混じえて下記を述べ)
貴様の負けだ。これより貴様は私のものだ、ラフィア・メクスティア。
…そ、そんな…
(レイピアを奪われれば切っ先を向けられ相手の長い舌で舐められれば相手の言葉にただただそうポロリ、と言葉を溢し崩れ落ちるように床に伏せれば力なく床を叩き大粒の涙を溢し弱々しい力のない声でまだ見栄を張り)
…だ、誰が…貴方のものなんかに…絶対にならないから…!
トピック検索 |