さのよせ 2017-02-24 17:52:22 |
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「お母様、私は今日少し出掛けてもよろしいですか?」
(((ごめん。私のお出掛けに藍ちゃんつかせて。。。
ともとしょーちゃん二人きりにさせてもいい??)))
母「えぇ…いいわ。しかし、夜まで帰ってくること。美風、しおんについてやりなさい。時間厳守ですよ」
藍「はい。了解しました。
じゃ、シオン行こうか」
(((ええよ ええよ)))
「はい。ありがとうございます。」
やった。やっと解放される。
見張り役なのか美風もついてくるけれど。
でもよかった。丁度話したいことがあったから。
(お母さんに呼ばれて、翔と二人きり)
翔「あー…なんか人数いねぇし、違うことに…するか??」
(((うっやほーい)))
藍「どこにいくの?」
『うーん。何がいいかなぁ…、何だろうなぁ。翔は何がしたいの?私は翔がいいのでいいよ^^』
(((てってれれー)))
「…美風。お願いがあるの。
今日だけ、一日…普通にさせて。
口調も、服装も…全て全て、普通のコになりたいの…
それに付き合って欲しいんだけど、だめ…?」
翔「……………とくにはないけどな。
強いて言うなら、サッカーかな?」
(((たんたんたんたんたんたん)))
藍「いいよ。たまには、息抜きも必要だしね」
『……サッカーかぁ。うん、じゃあサッカーしよ?(ニコッ』
(((とととととととととと)))
「…そっか。ありがと((ニコ
ね、とりあえず…普通の服がきたいなぁ。
…今日一日、藍ちゃん、でいい?」
なんだか昔にもどれた気がした。
口調も、藍ちゃんっていう呼び方も、なんだか、すごく懐かしい。
翔「あぁ。じゃあやるか」
(((ボールはあることにしとこ)))
藍「そうだね。この服でも着れば?
いいよ。藍ちゃんで。たまには、呼ばれたいしね」
『……よし。えっと、こうだ!!』
(((あおてぃいいいい((殴
まじ好き大好きだぁああああ(((殴))))
「……うん、ずっと嫌だったんだ、名字で呼ぶの。
でも………………ううん、なんでもない。」
余計なことを教えてしまえば藍ちゃんはいなくなってしまう。
すごく…相談したかったけどやめておいた。
翔「おー、うめぇじゃん!!」
(((死にたいよ)))
藍「……そうか。
ボクに言いたいこと、すぐに言ってね。そんなに、じぶんで抱えこまないで」
『……そう…\\な、なんかつ、疲れたぁ……』
(((ごはんくってくる)))
「うーん……あ!たまには、雑貨屋にいきたいなぁ♪」
お母様が家具とかは買い揃えるから、あまり行く機会がない。
…私のこのみとはちがう、白とか黒の上品な家具。
私はもっと、かわいいかんじのがよかったりするのに。
翔「やりすぎたかぁ…笑
ジュース買ってくるから待ってろよ、」
(((おか)))
翔「ジュースジュースっと…
ん??あれ、しおんと藍じゃねーか…」
珍しい。組み合わせは珍しくはない。
何より驚いたのはしおんが、標準語で話していたこと。
あいつは、昔はもっとヤンチャっていうか、うるさかった。
でも、なにがあったのか、急にお嬢様らしくなっちまって。
話し方や服装なんか、振る舞い方は、前の方がやりやすかったんだが。
最近では冷たくなっちまって、口調から何から何までかわった。
………そのしおんが。
それがなんだか嬉しかった。
【10分後】
翔「とも。買ってきたぞ。
てか、しおん、話し方とかやっぱり戻ったんだな?」
「うんうん。ありがとー♪」
翔「なんつーか、藍のこと昔みたいに『藍ちゃん』って呼んでたし、
なんつーか、表情が…柔らかかった」
(((なかなかこれなくてごめん)))
『……ん…ありがとう。
そう。も…いいや…私の姉じゃない別人だから、もう関わりたくない。
今更そんな笑顔になられても困るんだ。
おんちゃんがやらない分負担がこっちにかかってるのがわからないと思うけどすごくかかってるの。
もう…知らない。もう…関わりたくない…。言ってはいけないんだろうけど…これが私の本音。ごめんね何か…翔に言うなんて私ばかじゃん…』
藍「これ…どう?」
((((大丈夫大丈夫大丈夫…!!))))
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