妄想だらけの とも&しおんのお部屋

「…そうでしたか。着替えたらすぐ行きます。」
昔は、執事にも甘えたがりの子供だったのに…。
なんだか変わってしまったな。
お母様やお父様に子供らしいのはみっともないから止めろと言われるもの…。


レ「そっか。今日も一日よろしく、レディ。
…それから、レンでいいよ」

(((たのしぃーーーー)))

藍「待ってるね」

『…そっかー、じゃあレン宜しくね？…今日って何か行事あったりする？無かったら、野球したいなぁ…』


(((それなぁあああ))))

「はい。……藍ちゃ…いいえ、美風…」
『藍ちゃん』って呼びたくなってしまった…
小さい頃はいつもそう呼んでいたから…

レ「ふふ。レディ、野球が本当に好きだね。
…野球は人数が必要だから、人数をあわせてくるよ」

(((癒し…)))

藍「……？どうしたの？シオン」

『すごい好きだよ。だって…あんなにスポーツでカッコいいのないもん…。
それと、わざわざ…人数集めありがとうね』

(((うぇえええい.)))

「い、いえ…なんでもありません。
お気遣いありがとう。下がっていて結構よ」

レ「礼を言われるようなことはしてないよ^^」

(((うぉーーー)))

藍「ごめん。そうだったね」

『ううん。いつも何もかもして貰ってるもん…。それじゃあ、人数集めしようか？』

(((どしたぁあああ？？))

「い、いいえ。
…下にはお母様がいるの?」
………あまり会いたくない。
お母様といると、なんだか縛られているような感覚になる。
………楽にできないのだ。

レ「いいよ、レディ、俺が集める。
レディにそんなことさせられないしね」

(((なんとなくーーーー)))

藍「いるけど…。どうしたの？」

『ううん、レンと一緒に集めたい。たまにはさ、仕事手伝わせてよ。いつも頼ってばっかだから、その何だろう。ちょっとしたお返してきな…感じでやらせて!!」


(((なんだよwww)))

「………少し遅れていくわ。
大切な用事があったのを忘れていたわ」
………あぁ、嫌だ…

レ「お嬢様にそんなことさせられないんだけどなぁ…。
仕方ない、秘密だよ?」

(((んふwwww)))

藍「じゃ…先に行って待ってる」
今日のシオンな少し様子がおかしい。最近、本当に変だ。双子の妹のトモと全く逆になってきている。
最初、トモのほうが冷たかったが、今では明るく接してくれているみたい。でも、シオンはだんだん冷たくなってきている。


『…やったぁ～!!ありがと…\\じゃ、行こう!!(レンの手を握る)』

(((どしたぁあああwww)))

「う…うん…じ、じゃなかったわ…
えぇ。ありがとう」
お母様には会いたくない……
どうしても、気が休まらない。
実の親子なのに、こんな関係じゃだめだってわかっているけど……

レ「あぁ。じゃあ君のお姉さんはどうだい?」

(((なんとなくww)))

藍「何か合ったら、すぐ言ってね」

『……あ、いいね。誘ってみるね』

(((ひゃっはあああああああwwwwww))))

「…………えぇ。」
…無理にきまってる。
所詮…藍ちゃんはお母様に雇われの身なのだから、変なことをしてはいけない。
相談したいけど、できない…。

レ「うん。そうだね」

(((うひょーーーー)))

『…おんちゃん…一緒に野球しない？…むりならいいや。他の人誘うし』

(((あわわわわわわわwww))

「………とも。
……野球…?えぇ、いいわよ」
珍しい。最近ではともが話しかけてくれるようになった。
前は…私が明るかった時は、あまり話さなかったから…。
本当はお母様にみつかったら、と考えたけど、折角のとものさそい。
断ったら、もう二度とない気がして…

レ「じゃあ、残りは執事たちにしようか。」

(((おおおおおおおおおお！！！！)))

『……そ。着替えたばっかみたいだけど…このジャージ来て。あと、その言葉どうにかなんないの？何か居心地悪いから。お嬢様なのはわかるけど、家にいるときくらい普通にしてよ
そーだね。私、誘っとくよ。レンはおんちゃんについてあげてよ』
あまりおんちゃんには関わりたくはない。最近、何かめんどくさいし、居心地が悪い。正直、今はあまり喋りたくはない。どうせ、お母さんのこと考えてばっかなんだから

(((どーん、きつ))

「………ﾊｧ､………」
これだから、この子は…
きっと全く知らないのだろう。
私がともより姉だから、と今まで沢山口うるさく言われていたこと。
…いいなぁ。妹は呑気でいられて。
私は………姉は、苦しいことばかりなのに。

レ「…………(無言でみつめる)」

「神宮寺。急用を思い出したわ、やっぱりキャンセル」
…こうやって逃げてばかりだ。

(((ららららーーー)))

『…おーい、みんなー野球しない？たまにーはー遊ぼうよ～!!(ﾆｺｯ)』

母「あら、しおん。ここにいたのね。早くいかないとだめでしょ？あれ…神宮寺はともの当番じゃないのかしら？」

((((ららえばーぐりーん)))

「は、はい……」

レ「はい。そうなんですが…
少ししおんさまをお借りしてよろしいですか?」

(((みんなって…だれー!?)))

『あっれー、可笑しいな…。おーい皆ー!!』

母「えぇ。いいわ。時間は限られているのよ。そんなに、私を待たせない程度にしてね」

(((スタリだけスタリだけ)))