刀剣。 2017-02-20 09:07:17 |
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...あ、えぇ。
お気遣い感謝します。 そうですね、貴方の様な刀ばかりであれば...。
その、仕事をしなければなりませんので、広間へ案内してもらえますか? 刀剣男子全員の状態を把握したいのです。
(律儀にも部屋に入らずに廊下から声を掛けてくれた身体の大きな刀剣男子に繊細な気遣いも出来るのだなと何だか可笑しく笑い出しそうになるも、あくまでも仕事の相手なのだからと笑みを堪えて。「先程から貴方ばかり私に遣わされていますが、この本丸の審神者の近侍は貴方なのですか?」と自分が先に声を掛けたせいで相手にばかり負担をかけてしまって居るのではないかと気掛かりであり思わず口に出すも、自分1人ではまだ右も左もわからない為先に申し訳ないという旨の話をしておきながら道を尋ねるのは恥ずかしいが聞かなければ移動が出来ない為おずおずと広間へ案内して欲しいと紡ぎ)
うむ、その通りだ。ここでは古株に属するが為に近侍も任されている、しかし気にしなくとも良い。何なりと頼ってもらって構わぬぞ!
(見る限りでは気を落としている様子もなく、ひとまず安心して。恐らく己を気にしているのだろう、気遣うその言葉には首を降りこれからも頼ってくれて構わないという旨を告げ。案内を求められると「承知した、では参ろうぞ。そう緊張するでない、皆いい奴らよ」と言葉を続けながら歩き出し)
古株ですか。 その傷痛みませんか...其れは鉱石病でしょう?
(気にしないで頼ってくれて構わないと、笑い方通りの豪快さを持っているなとホッとした様子で歩き出した相手の後ろをついて行き。「頼りにしてます。 最初に声を掛けたのが貴方でよかった、」表情にはあまり出さないものの、相手の大きな背中を見つめながらそう告げ。広間へ向かう途中何人かの刀剣男子を遠目にだが視界に捉え、其れらの刀剣男子の外見はやはり他の本丸の其れとは違い。前を向けば自分の視界に入るのはやはり正常な身体ではなく、後ろから見ても左腕の病変は一目瞭然で。研究していた為なんの病気でどの様な症状が出るのかわかっている上で頼る立場にいる自分が情けなく表情を硬くしつつも広間へ足へ向け)
がっはっはっは!そう言われると嬉しいな!流石は時の者、如何にもその名の病よ。時折痛みはするが、今は落ち着いている。気遣い感謝する。
(頼られるのは嫌ではないために嬉しそうに豪快に笑えば己の患っている病を気にしているのか容態を聞いてくるのをちらりと見れば気にしない様子で笑みを浮かべて。時折痛みは出るがその時は主により治療してもらっているため心配することは無いと告げ。そうしているうちに広間へと着いて)
そうでしたか...。 案内ありがとうございました。
––岩融、貴方も時間があるときに広間に来てください...診察の為に。
他の方にも声を掛けてくだされば助かります。
(病について聞いたとて霊力のない自分がどうこう出来るというものでない事は理解している様で、ただ気に掛けるくらいくらいの事は許されるだろうかとチラリと相手を見るも気遣い感謝すると笑みを浮かべている様子が見られた事で何となく此れくらいは許されたかと胸をなでおろし。広間に着くと礼を言いこれから何をするのか説明すると、相手にも来て欲しいと告げ。「治せるわけでもないのに、闇雲に傷を見られるのも嫌な方もいるでしょう。ですから強制はしません」と政府には全員分の報告を出さなければならないものの、初日から強制しては次の日からの仕事にも影響が出る可能性がある事を考えて強制はしないと説明し。広間にぱらぱらといる刀剣男子達にも検査とその旨を説明すると広間へ入って行き)
了解した、では他の者にも声を掛けてこよう。後ほど広間に戻る
(広間で挨拶でもするのだろうかと思っていたがそれは見当違いだったようで。これから行う事を告げられると、まだ広間には来ていない者達もいるため呼んでこようと思い一度その場を抜ける事にして。背を向けて広間から離れると他の者を探しに行き)
えぇ、よろしく頼みます。
では...まず貴方から、これは花咲病ですね。
(自分の元から見知った人物が離れて行き1人になると、若干不安になりながらも近くにいた刀剣男子に歩み寄り許可を得られると診察を初めて。あらかじめ持って来ていたカメラなどで写真を撮りながら問診して聞いた事をメモして行き。結局は全員診察を受けてもらうのは無理であろうと予想していたが、3人目で診察中に機嫌を損ねてしまい手を跳ね除けられると一瞬呆気にとられるもすぐに普段通りの表情で特にフォローする事なく次の刀剣男子の診察に移り)
遅くなったな!やはり何人かには逃げられてしまったがこ奴らなら大丈夫だ
(探しに行ったものの、快く受け入れてくれる者と拒否する者もいて。しかし強要はしないためにまた考えておいて欲しいということを伝え、今できる者だけを広間へと連れてきて。どこか怯えているような表情を見せる者達の頭を撫でては「何も心配するな、この者は我らの事を知ろうとしているだけだ」と告げ)
いえ、わざわざありがとうございます。
...無理する事ないんですよ。
しかしせっかく来てもらいましたから、診てみましょう。嫌になったらすぐ言って下さいね。
(あまり集まりはしないだろうという予想通りにぱらぱらとしか人のいない広間に入って来たのは、先程まで自分の傍で案内をかって出てくれた人物でその周りには自分が想像していたより多くの刀剣男子がいたためやはり任せてよかったと微かにだが笑みを浮かべて。しかしながらその刀剣男子の中には不安を隠せずに宥められている者もおり、予想はしていた為にゆっくりと歩み寄ると視線を合わせ無理をする事はないと告げ。折角連れて来てもらったが無理強いをしては次に繋がらないだろうと諦めも肝心だとじぶんにも言い聞かせるが、連れて来てくれた人物にも気を払うべきかと一応診察をする事も提案し)
前の本丸で異形故に虐げられていた者もいてな、未だに人との距離が掴めぬ者もいる。しかし許せよ、そ奴らには時間も必要だということを分かって欲しい。
(広間に入れば座り込み、診察をするその姿を見ており。しかしマジマジと見るのも気が引ける、と相手に視線を送り上記を述べると今ここに居ない者達ほとんどがそうであるという現状を告げ。時が傷を癒すとは思えないが、そのような者達ともゆっくり距離を縮めていけたらと思っているようで)
そうでしたか...人間社会も刀社会も変わらないのですね。なんと醜い...。こんなにも美しい病は他には無いというのに、
(病の事にばかり気を取られていた為に周りにその病がどう思われているかなど考えた事もなく、異形故に虐げられていたという事を聞けば精神的ケアも必要な事を淡々とメモし。診察している刀剣男子の目に咲く花を見つめ、美しい病だと口にするもハッとし。「命にも関わりかねない病なのに...失礼しました。どうか、気を悪くしないで下さい...。」気を悪くしないで欲しいというも其れは無理な話かと表情を曇らせるも、なるべく早く自分から離れられる様手際よく診察を終わらせてゆき)
がっはっはっは!美しいとは初めて聞いた!変わり者がひとり増えたな!
(他の本丸に居る同じ銘の者と違う姿を持つことに負い目を感じるものも少なくはなく。そのような彼らを目の前に美しいなどという言葉を聞けば己だけではなく他の者も驚きから目を瞬かせ。豪快に笑い飛ばせばやはりこの本丸には変わったものが来るがそれもまた賑やかになるなら悪くないと思って)
なっ、わ、私は謝罪しましたからね...。
皆さん終わった方は戻って下さって構いませんよ。
ほら、最後は貴方です岩融。
(あまりよくない言葉選びだったとモヤモヤした気持ちであったが、豪快な笑い声と驚いた表情を見せる刀剣男子達を目にすると杞憂に終わったことに気づき。内心ホッとするも素直に其れを表に出す事はなく、笑い声に「笑い事ではありません」と言った上で謝罪もしたため此れで話は終わりだと恥ずかしさを滲ませ。落ち着いてきた広間で診察を終えた刀剣男子は元いた場所へ戻るなり好きにして構わないと、長い間拘束してしまった事を謝罪した上で解放し。殆どの刀剣男子が出てゆき静まった広間で相手の方に向き直り座ったまま近づくと、遅くなったが診察をさせて欲しいと告げ)
時の者よ、我らを見ても恐れないとは肝が座っているのだな。
(診察を終えるとやっと自由になったと広間を出て行く者たちの背を眺めながら普通ならば眉を寄せ邪険にするか、恐れから近寄らない者もいるためにそう言って。後は己だけかと思うとひとつ頷いて「俺の病はまだ生ぬるいものだ」と呟き)
政府の教育の賜物でしょう。
私だけがどうというわけではありませんよ...
(肝が座っていると言われれば確かにそうなのかも知れないが、其れは何年もの間政府の下でこう言った病と向き合って来た為で相手が言う様ないい意味ではないのだと言うと苦笑し。身体を近づけ頸部の鉱石をジッと見つめると、触りますねと言い手を伸ばしつつ「病に熱いも温いもないでしょう、」とさも当たり前だと言う様にため息まじりにそう告げ)
ほう、そうであったか。それは失敬であったな
(己が思っていたこととは違ったようで、苦笑を浮かべて。呟きは相手の耳にも届いていたようで「他の者を見ているとどうもそう思ってしまってな。」と続け。広間から見える中庭では、再び遊び始めている短刀達も居り「異形ではあるが我らも刀の神、奴らも本当ならば外へ出たいだろうに」と告げ)
...皮肉ですよ、政府へのね。
気にしないで下さい、陰鬱な性格でしょう。
(自分と同じく苦笑いをする相手に謝るのはこちらだと告げながらも、片手は脈を図る為腕に触れ片手は鎖骨あたりの患部に触れ「痛いですか?」と痛みの有無を尋ね。淡々と作業を進めながらも何となく他の刀剣男子とは違い会話する事も辞められずに「鉱石病も充分すぎる程重たい病気であります。 ...貴方も外へ出たいのでしょう?」外へ出たいという言葉は先程相手のこの声色と全く同じものから聞いた事を思い出せばそう告げ)
…政府の人間が、政府に皮肉を言うとはな。しかしそれも仕方の無いことなのだろうな
(まさか皮肉を言うとは思ってもなく、驚いた様で。恐れるものが無い、と言えばいいのかもしれないがどこか掴めない女だとも思い。痛みがあるかを尋ねられると「今は何とも無いな」と答え。それに続け作業をしながらも外に出たいのかと聞かれれば「出たくないと言えば嘘になる」とだけ答えて)
仕方がない...? 貴方もご不満かおありなんですか。
監視人として私が配属されたので、ある程度なら外へお連れしますよ。
(政府への皮肉に対し仕方のない事だと言い切った相手に、不満がある事は分かっていながらも精神的ケアのため情報を取っておくべきと判断して詳しく聞き。不満の大半はやはり飼い殺しの状態にある事なのだろうと先程からの会話で解釈し監視役がいる為少しの間なら自分の監視下で外に出とも良い事を話。「視線がきになる様でしたら夜にでも。あまり大人数は連れていけませんが」と心優しい相手は自分の外出より他の刀達を優先するだろうと理解しながらも、少人数しか連れ出せない事を説明し。「先程首筋に触れた時反応を見せませんでしたが...触覚がないのですか?」と患部へ触れた感想ではなく今は痛くないと答えた相手に眉を顰めながら尋ね)
何、誰しも不満はあるというものよ。そう気にするでない、それよりも外に出られるのならば短刀達を出して欲しい。
(不満があるのかと言われるとそこは言葉を濁し。ただ、ここにいるもの全てが望んでいる外へ出る許可が降りれば己よりも先に、外に出て走り回りたいであろう者達を優先するようで)
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