一見さん 2017-02-20 08:09:16 |
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昭和の御噺。
世の中に多くの物語を生み出した、初老の小説家が居た。
彼の書く切なくも美しい時代小説は多くの人の涙を浚い、高峰の賞を受賞。その名を知らぬ者は居ない程だった。
多くを語らず鋭くも気品に溢れる彼は、物語だけではなく彼自身も男女問わず人気が高く、彼の人生をモデルに書かれたのではないかという憶測すら飛び交っていたが、その人気に反して彼自身については詳しい情報が世に出回ることは一切なかった。
謎に包まれた小説家、と言えば聞こえが良いが、実は彼は気難しい上にプライドが高く、ただ1人を除いては、自分のテリトリーに人を寄せ付けないのだった。
たった1人、その彼の側に居たのが、かつて彼の文才に惚れ込み何年もかけて世話役を直談判した住み込みの若い使用人。
大好きな物語と、大好きな人の側で働ける事は何より幸せだったが、この上なく厄介で面倒くさい小説家に振り回される毎日を送っているのだった。
上記の内容でお付き合いいただける方を募集しています。
時代は昭和頃。
提供は初老の小説家。(50〜60歳程度)
気品に溢れ顔も良く類稀な文才を持つものの、実は人嫌い・気難しい・プライドが高いの三拍子揃った厄介なおじ様です。やや古めかしい、下町風な言葉遣いをするかと思います。
募集は、そんな小説が兎にも角にも好きで、振り回されつつも唯一彼の側に居続ける世話役です。男女は問いません。
彼の嫌味も跳ね除けるくらい明るくエネルギッシュな方だと相性が良いかと思います。
小説家も、憎まれ口を叩きつつもお世話役の事はとても大切に思っています。
提供がだいぶ枯れている()事もあり需要は皆無かもしれませんが、参加希望の方がいらっしゃれば下のロルテにお返事頂く形でお声がけいただければと思います。
詳しいことはお相手様と相談しながら決めて行こうと思っております。
ルール
規約を守れる事
無断放置厳禁
1日1レス〜(期間が空く場合は申告して頂ければ問題ありません!)
2週間音沙汰なしでリセット
ロルは150字〜目安
ロルテ
──…勝手に襖を開けるなと何度言ったら分かるんだい、お前さんの淹れた微温い茶と合わさって風邪をひく。閉めてくれ。
(朝から自室に籠り筆を走らせ既に夕方に近い刻。食事も取らず時折煙管に口を付けるだけで、紫煙が立ち昇る部屋の中、やって来た相手が忙しなく襖を開けて回っているのを見れば宙に煙を吐き出しつつその背中に声を掛け。換気は風が冷たいから好まない、普段から開けるなと言っているにも関わらず毎日やってきてはこの問答の繰り返し。ついでに茶が微温いと文句を付けつつ一旦筆を置き眼鏡を取ると眉間を指で押し。)
数回お相手様と連絡がつかなくなってしまい、きちんと話を紡いで行きたいと思っているのでこちらにスペースをお借りしました。
完全に私得な募集ではありますが、素敵なお相手様に出会えることを願いながら、お待ちしています。
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