▼ 2017-02-16 22:06:50 |
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[操]ーミサオー
16歳/買春宿店主代理
白に斑模様のように赤茶色の交じる傷んだ髪の毛をした猫族。瞳の色は金色で鋭く、闇夜では僅かな光に反射して光る。服装は常に店主のおさがりでツギハギだらけのもの。幼い頃に両親をともに事故で亡くしたしたのち買春宿の店主に雑用係として買われる。もともと頭の回転は早いため現在では経理も担当。店を空けることが多い店主の代わりに最近は代理として受付に座っている。
「お客さん!また来てくれたんか?まいどまいど、今日は新しく鹿族の女の子が仲間入りしてなぁ」
「あぁ、あの子や?仕方がなかろ。たしかに可哀想やろうけどわてには救う事なんて出来やせん」
「ふはは…お客さんが御所望なんはわてかい?おかしな事を言う人だとは思っていたが。仕事が終わるにはまだしばらくかかるけ、もうちょい待っとれ」
[雀]ーササギー
19歳/記者見習い
落葉色の髪の毛は短く、ハンチング帽をかぶることが多い。瞳は常磐色。街では珍しい鳥族で、年齢よりも幼い見た目や綺麗な声を利用しスクープをとるため潜入したり誑かしたりと自分を利用することに迷いがない。もとは田舎から出てきた少年で、街中に溢れる下世話な記事やカストロ誌を読み漁りこの界隈へ。まだまだ甘い部分も多くよく編集長からは叱られている。
「また見失っちまった!あぁク ソ、このままじゃあまたあのハゲにゲンコツ食らうじゃねぇかよ」
「なぁお姉さん?僕田舎からでてきてんけど、道に迷ってしまったんよ。今夜泊めてくれへん?」
「俺みたいなのと一緒に行動すると危ないと思うんだけど。お前も物好きだよなぁ!ハハ、いや悪くないと思うぜ」
[壮司]ーソウシー
17歳/学生
真っ黒で艶のある髪をした犬族。瞳は深い青色で表情は少し大人びている。街では有名な家の跡取りであり両親や周囲からは期待され厳しく躾られた。それを苦と思っている様子はなく、むしろその期待に応えたいと思う気持ちが強いようで勉学に勤しむ姿が家でも学校でもよく見受けられる。勉学だけでなく茶道、華道、はてには剣道や弓道なども習っており、学級内ではまとめ役を務めることも。四歳年下の弟を可愛がっている。
「初めまして、父に用でしょうか。申し訳ありません。ただいま出ておりまして…」
「私の部活姿なんて見ていても面白くないでしょう?ふふ、本当にいいのですか?」
「あなたの前ではまだ子供でいたいようです。なんていう私は嫌いですか?…なんて。たまには意地悪な質問だってするのですよ」
[柊太]ーシュウター
13歳/学生
真っ黒でふわふわとした髪の毛の犬族。まだ幼さを多く残した顔立ちで瞳の色は空のような澄んだ青色。壮司の弟であり、跡取り候補ではないためのびのびと自由に過ごしている。兄を尊敬し、憧れているため特に厳しく言われることはないが自分から進んで勉学に励むように。ただ、それ以上に遊びが好きなようで友人も多く世間の流行等にも兄よりは多少敏感。
「ーーさま!また来てくださったのですね!さぁさ、ぼくと遊びに行きましょう!」
「今夜は星の本を読むのです。兄様の読んでいた本なのでぼくもこれを読んで賢くなるのです!一緒にいかがです?」
「最近あなたと一緒にいると妙に嬉しくなるのです。あなたと他の人が喋っていると急に寂しくなって、苦しくなるのです。ねぇ、おとなになればこの気持ちの名前がわかるのでしょうか」
[蜜羽]ーミツバー
15歳/古本屋
はちみつ色の短い髪の毛をした鼠族。瞳の色は深い赤色。夏であろうと冬であろうと白色の薄手のシャツでいることが大半。貧困な家に生まれ出稼ぎに行っている父母のかわりに祖父に育てられた。現在は腰を痛めてしまった祖父の腰が治るまでかわりに古本屋を経営している。昔から本に慣れ親しんでおり、将来は物書きになりたいと密かに夢を抱いている。表情があまり代わらないが、感情はかなり豊か。
「お客さん、その本ばかり見ているね。好きなの?俺もね、この作者の書く文章が好きなんだ」
「絵本だって立派な本さ。俺は将来どんな文章でも書けるように――いや、なんでもない」
「最近は、君の隣にずっと居たいと思うようになった。落ち着くんだ。…もしかしたら、俺は君の事が好きなのかもしれないね」
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