高良 獅狼 2017-02-12 20:49:51 |
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子供か…そうかもな、ちっちゃいし抜けてるしドジだし。
( 決して派手な見た目ではないのに何処か放って置けない可愛らしさが相手にはあって、でもそんな事言える筈もなく相手の特徴を挙げるも褒め言葉とはいえず。相手の視線の先に焼きそばパンがある事に気付けばそれもヒョイと手に取って会計済ませその場を後にし再び廊下を歩き出し。着いたのはあまり使われる事のない空き教室で、勝手に作製した合鍵をポケットから取り出して鍵を開ければ中に入って行き。自分の隠れ場のような所で頻繁に出入りする為か埃は積もっておらず小綺麗で )
褒めてるの?…ありがとう(多分高良君は褒めてると勝手に解釈しつつも首を傾げ聞いてから少し間を空け礼を告げて。焼きそばパンまで買っていた事は全く気付かず会計が済んだと判り何処で食べるのか不思議に思い乍ら後を付けると余り使われない教室、然も合鍵を作って済んなり開けて中に入る相手に「ココ入ったら怒られるよ!大丈夫なの?」と言い乍ら後に続いて中に入り )
…幸せな頭してんな
( 褒め言葉と捉えた相手に礼を言われ肩震わせながら小声で呟き。相手は生真面目な委員長だから少々不安になり「バレなきゃ良いんだよ。あ、内緒だぞ。」と口許に人差し指を当てながら念押し言って。入り口からは死角となる場所へ座ると買った物広げ「_そうだ、これはお前のな」と焼きそばパンを相手の座る席へ置き )
何か言った?バレなきゃ…いいのかな_
わかった。(高良君の声が聞こえ聞き取れなく聞いて見てから、いつも真面目に規律を守り生活し複雑になるが相手との内緒が何故か幼い頃に憧れた秘密基地的に感じて首を頷かせ。「焼きそばパン…私さっき見てたの。高良君ってエスパー?!」その隣に座ると渡されたパンに目を丸くし何も言ってないのに何でわかったのか等で頭を悩ませ乍ら礼より先に奇想天外な発言をし 。 お弁当箱を開けるとはっとした表情をして「ご飯詰めるの忘れてた…」二段めの空っぽの容器をみせ呟き。 )
何も。_これで共犯だな。
( 首を左右に振りトボけて。もっと駄目だと注意されるものかと思っていたが意外にも受け入れてくれて大袈裟に共犯だと揶揄い。奇想天外な発言にずるりと肩落としつつ「ンな訳ねーだろ、あんだけ見てたら判るって。」とペットボトルの蓋を開け紅茶を口に含めばまたもや相手の抜けた行動が発揮され、空の容器見せられてはゴホゴホッと噎せてしまい。やってくれたなと言わんばかりに眉顰めるも口許は笑って )
ケホッ…お前根っからの天然?まァ丁度良かったじゃねーか、焼きそばパン。
共犯…ううっ。(思わず入ってしまい“共犯“と言われ我に戻り今更入ってしまった事を無かった事に出来なく声を食い縛って。「?!_わっ、悟られない様にしてたのに…」物欲しそうに見てた事を見られた事に頭を抱えて目をぐっと閉じて首を横に振って悩ませては、空っぽの容器にがっかりとするが貰った焼きそばパンを容器に入れおかずを広げ笑ってはおかずの入った容器を高良君側に寄せ告げて。 )天然じゃないよ…偶々、忘れただけ。でもほらっ!高良君がくれた焼きそばパンでお弁当完成。おかず良かったら食べていいよ。
嘘とか付けないタイプだろ?
( 頭抱え悩ませる様子にククッと笑い周りに比べると純粋そうに思えて上記述べ。「でも天然な奴ほど天然じゃないって言い張るよな。_ん、じゃあ遠慮無く。」おかず勧められると一通りおかず眺め。その中から卵焼き選べば指で摘み口へ放り咀嚼ごくりと飲み込んで呟くように下記を )
…美味い。
別にウソ位私だって付ける…
( 図星を突かれると胸に刺され引き気味になるが唇をむっとさせて焼きそばパンを持てばカブっと加えて一口食べて胃に入ると強気だが少し最後が声を小さく発言をし。「そんな事ないよ。どうぞ。_この卵焼き甘いの苦手だから塩加減大丈夫だった??」天然の事を聞くとそう言う事は信じてなく手を横に振って食べた卵焼きの感想聞くと安心したが味付けが心配で聞いて見て )
良いんだよ、お前は嘘なんか付かなくて。
( 穢れに染まらぬままで居て欲しくて、相手のお下げ髪をついスルリと撫で。天然について少し不服そうにしていると味付け問われ「そうかァ?_丁度良い。お前が作ったのか?」と尋ねつつ惣菜パン囓り )
高良君が言うなら…(お下げ髪をスルリと撫でられると目をパチパチさせ相手に言われボソッと言ってから自然と相手を警戒が解けすんなり頷き。「親忙しいから…お弁当位は作ってるんだよ。女の子って甘いの好きだけど…私苦手だから卵焼きって人好みあるから1番に高良君取ったから不安だったんだ。」頬を掻き乍ら手作りと言って思ってた事を眉を下げつつハッキリ伝え)
おう、それで良い。
( 満足気に口許に笑みを浮かべ、つい髪を触ってしまった事にハッとしては直様手を引っ込め。相手の手作りだと聞けば「へえ…案外確りしてたんだな。_俺も甘いの苦手だから丁度良かった。良い嫁さんになりそうだな?」と純粋に思った事を伝え )
高良君は、私の事ドジだと思ってるけど…意外とやる時はやるんだからね?甘いの嫌いなの一緒なんだね。奇遇(会話を楽しみつつご飯を進め自分の事をドジだと思われてると思うと少し自信げに首を傾げ言っては、相手も甘いの嫌いだと知ると親近感湧き「お嫁さん!…なりたいけど…私恋愛ってした事ないから無理だけど…いつかはなりたいな」高良君からの思っていない発言に飲み物を吹きそうになるのを止めて同様しつつも夢を見てれば、お昼の終わるチャイムがなり )
はいはい、見直しました。_やっぱり周りの奴等とはちょっと違うよな、良い意味で。
( 両手上げ降参とばかりにポーズを取り。女の子といえば甘い物好きだったりキャーキャー煩かったり、そんなイメージだったものの悉く覆されるが悪い気分では無く。「なれると思うけど?顔も性格も悪くねーしな」とポロポロ本音溢していればチャイムが鳴ってしまい、紅茶でパンを流し込みつつ真面目に授業を受けるであろう相手を急かし )
あ、急がねーと授業始まるぞ。
高良君の良い意味は素直に受け取っておくね。
( 相手と話してると徐々にこの人は不器用なのに自然と自分の心を軽くし楽しくさせてくれる小さな一面を見つけ笑顔で返して。意外と此方が戸惑う言葉をさり気無く零す相手の顔を一瞬見れなくなるがすぐに顔を合わせ「ありがとう」と一言言っては、次の授業が体育である事を思い出し急いで片付け「今日は早退しないでしょ?」扉の前に立ち更衣室に行く前に尋ね )
おう。
( 上手い言葉が見つからずこんなに不器用だったかと頭を掻き。相手と居ると事あるごとに礼を言われ最初はむず痒く感じたものの今となっては嬉しく感じていて、心境変化に戸惑いつつバタバタと片付け授業に向かおうとする相手を眺めていれば不意に尋ねられ、早退させまいとした口調に「…お、おう、まァ居ると思うけど。」と頷き )
(後から思えば早退しないでと言ってるように思って内心頭の中をグルグルとさせ気にしてるがそれを悟られないようにいつも通り笑顔で「次は絶対に教室に来て貰うように作戦立てとくからね!」と眉を上げて強気に捨て台詞のように後にし、更衣室に向かって。着替え終わるとグランドに出てはクラスメイトから聞かれるのは高良君の話題に「高良君はそんなに悪い人じゃ…ないから…」と声をあげ。 )
嗚呼、楽しみにしてるよ。
( 強気な相手にククッと余裕そうに喉を鳴らして笑うと隻手を上げて去りゆく背中見送り。確か次は体育だったか、と窓際に移動してグラウンド眺めていれば体操着に着替えた相手の姿が見えて。「転けんなよな。」と独り言呟き、スマホ弄りなから時折外を眺め )
(順調に授業を進めて体育終わりのチャイムがなり号令をしてグランドから一人で帰る途中にクラスメイトの男子に肩を叩かれ声を掛けられ先程の転けた事を心配されると「大丈夫だよ。」笑顔で答えるが何処か素っ気なくし更衣室に戻り着替え。「そう言えば高良君の連絡先聞いてなかった。帰り聞いて見ようかな?」五時間目の数学が始まり静かに苦手な授業に頭を悩ませ終わると帰りの時間になり保健室へ足を運んで扉を開ければ前回みたく寝てるのかと思い首を傾げ中に入り)高良君、また寝てる?
( 案の定授業中に転けてしまった相手に溜息吐いていれば何やらクラスメイトに話し掛けられていて、何故だかモヤモヤと。サッサと空き教室から出て施錠しては足早に保健室へと向かい。怪我をしているのなら直ぐ来るだろうと踏んでいたが放課後になるまで相手は来ず、そわそわと出入り口付近の椅子に腰掛けていて。やっと開かれた扉から聞こえた声に「寝てねーよ。__つか転けただろ、体育ん時。」と早速気に掛けていた事尋ね )
なんだ。寝てなかったのか…寝顔見れると思ったのに
(保健室内に入ると期待してた通りではない事に残念そうな声で呟いて。転けた事を聞かれれば何故知ってるのかと少々動揺しつつも「何で知ってるの?でも、大した傷じゃないから大丈夫だったけどね!」目を見開き驚いた声で高良君を見つめ、水で汚れを取っての応急処置で自分で持ってたカットバンを貼った足を摩りへらっとし伝え。)
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