高良 獅狼 2017-02-12 20:49:51 |
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なんだそれ、じゃあ頑張って繋いどけよ。
( 飼い犬に振り回されてそうだと想像していれば躓いたのを見逃さず、ふはっと笑い声漏らし。お礼言われれば少し照れ臭く頭掻きつつ「いーよ、俺いつも迷惑掛けてるだろうしこれくらい。__おう、また明日。」と隻手ひらり振り帰路につき。 )
( 玄関の扉を開け中に入り扉を閉じては静かな室内でこんなに怖いと思っていた人と話して愉快な気分に慣れ不思議と自然で。「高良君って意外と良い人だった」部屋に行く途中にポツポツと呟き乍ら部屋に入り、そのまま寝る支度等し就寝し。朝の日差しで目覚めればいつも通りのおさげ髪と生真面目に着こなし学校へ向かい学校の最寄り駅に降りると辺りを歩き )高良君ちゃんと来るかな…
__はよ。…もう体調は大丈夫なのか?
( くあ、と人一倍大きな欠伸が出てしまったのは慣れない早起きなんてした所為で。といっても正常な登校時間の訳で多くの学生に紛れ最寄り駅から学校までの道程を歩いていればお下げ髪の少女を見つけ。体調は万全なのか気になれば自然と足取り早くなりさり気無く横に立てば尋ねてみて )
高良君おはよう。もう平気だよ、貰ったゼリーと飲み物のお陰かな?(後ろから声を掛けられ挨拶すると相手に昨日の話で早く登校してるのを確認すると満足し、体調について尋ねられ笑みを見せて自然と話してると周りからは少し距離を置かれ警戒されてるのを知っても偏見せずに周りと話す感じで話して。「今日はちゃんと最後まで授業受けよ。勉強出来るからって出ないのは不公平だし…」相手はすぐ保健室に行くのではと察して逃げないように制服の裾を掴んで )
なら良かった。んじゃ、それだけ確認したかっただけだか__
( いつもの顔色に戻っているようで幾分か安心すると頬緩め。自分が原因で周りが距離を置いているのを悟れば会話もそこそこに切り上げ保健室へ向かおうとするも、それは袖を掴まれた事によって阻止されて。「…え。いや、でも此の儘教室に行くのは…ちょっとマズイんじゃねーか?」と振り払う事も出来ず、彼女まで変な目で見られる事を気にして問い掛け )
マズイ?何処がマズイの?私は高良君をちゃんと教室に登校させて一緒に授業受けようと思っただけなんだけど…(安心し気持ちを表に出しては制服の裾を掴んで保健室に行くのを阻止出来るとそのマズイと言う意味がよく分からなく生真面目な意見を述べて。「授業出たくないなら…私が勉強教えるか、授業出るかどっちがいい?私の授業では先生って言って貰うから!」眉を上げ己から勉強教わるのは相手に取っても嫌だと思い思い付いた提案を口走り )
いや…、お前まで変な目で見られるかもしれないだろ
( 生真面目な反応を見せる相手に苦笑浮かべつつ周りの距離を置いている生徒を目線で示し。昨日の答案用紙思い出せば「寧ろ俺がお前に勉強教えた方が良い気がするけどな。」と教わるよりも教える方が合っている気がして )
私は平気…( 周囲から変な目で見られるのは正直静かにひっそりと学校生活送ろうとしてた己に取っては非常にキツイ事だが、周りが高良君の事を中身を知らずに否定してる事が嫌で自分だけでも高良君の味方になろうと積極的にぎゅと拳を作り平然とした表情を偽り。「それ言わないで!私の頭脳と交換したいくらいだよ。」自然と和かな笑みで冗談を言って )
…無理すんなよ。
( 普段注目を浴びる事の無さそうな相手は平気だと言い張るが慣れはしないだろう、自分の所為でと今までの行い悔やみ少し切な気に笑い。「先生教えて下さい、って言ったら勉強教えてやるけど?」と先程の相手の提案を真似て揶揄いながら言い )
ありがとう。
(相手から無理するなっと言われ自然な笑顔を見せて首を傾げ笑い掛け。さっきの提案を真似され思わず俯き「バカ!絶対に言わない。」本当は相手の頭の良さを知り教わりたい気持ちはあるが人に頼る事が出来ず少し声を張って。掴んだ服の裾を離し「私やっぱり教室に行くから…」と一言言ってからその場を離れ )
おう。
( 中々他の人からは向けられる事のない柔らかな笑顔に少し安心してしまう自分が居て。それも束の間珍しく声を張る相手に驚きつつ「冗談だよ、冗談。」と宥め。其の儘教室へと歩み進める相手の背中ぼんやり見つめると欠伸一つ零しいつも通り保健室へと足を運び。
ちゃんとした登校時間に来た所為か眠気が襲い、二時限目が終わる頃になると一番奥のベッドで仮眠を取っていて )
大丈夫だよ。高良君良い人だから…
( 教室に向かえばクラスメイトから“高良君と居たけど…大丈夫だった?委員長“と珍しく声を掛けられた事に驚きつつも高良君の事を褒めら様に伝え。ホームルームが始まりそのまま授業を受けお昼になると保健室に足を運び。「高良君?奥ですか。失礼します…」保健室の先生に教えて貰い奥のカーテン越しを開けると高良君が眠って居て気持ち良さそうに寝てるのを見ていると近くの椅子に座りじっと顔を見つめ「寝顔綺麗…」ぼそっと囁いて )
__ん…?
( 遠くでざわざわと生徒の声がし出したのはお昼休みになった所為か、とぼんやり意識が浮上して来ると妙に近くで声がして。直ぐに目を開ける事も出来ず眩しそうに薄く目を開ければ視界に女の子の顔、ぼんやりしていた意識も一気に覚醒し「マジか…いつから居るんだよ…」と確実に寝顔見てたなと参ったように顔を右手で覆い言って )
えっ…十分位?高良君って見た目怖そうなのに寝顔は可愛いかったよ。暴れん坊でも寝顔天使みたい。_そうだ。お昼だからご飯食べよ。(顔をを右手で覆う高良君に“いつから?“と聞かれ首を傾げ答えては、悪気はなくふっと思った事をはっきりと笑い乍ら告げて、お弁当箱の入った袋を見せ誘って )
寝顔の感想なんか聞いてねーって…。
( 可愛いだの天使だの不似合いな言葉に右手の下の頬は若干赤く染まり。顔から右手を外しむくりと起き上がりお弁当袋を見れば「嗚呼、俺昼飯はいつも購買に行っ……ん?一緒に食うのか?友達は?」とキョトンと首を傾げ )
何々、高良君照れてるの?(寝顔の感想を述べれば相手に指摘され眉を下げしょげた表情をするが意外と前向きなのか頬が染まってるのを見逃さずいつも揶揄われるお返しとちょっかいだし。「私いつもお昼一人だし。高良君が良ければ一緒に食べよ。」高良君とはクラスにいるよりも自然に自分らしさを出し会話をして )
照れてねェよバーカ。
( 眉顰め子供のようにムキになりながら相手の頬をムニと片手で摘んで。いつも一人だと耳にすると触れてはいけなかったかと少し気まずく頬を掻き「あー…そうか。仕方ねーな、付き合ってやるよ。」とベッドから降りると昼食を買うべく購買へ行こうと )
取り敢えず飯買ってくるわ。…一緒に来るか?
ひぃたい!もぉ…。なんかごめん…別に私は1人でも平気だから(頬を抓られてもへらっと顔は笑ったまま告げては、生真面目な性格だから周りとクラス行事位しか話してなく少し相手に気に障ってしまったかな?っと思い乍ら手の平を左右に振って振舞って 「ありがとう!購買私も一緒に行く。」いつもお弁当でもあり購買には興味があり何処か楽しげに立ち上がった高良君の後ろを付いて行こうとし。 )
変な顔。__まァ平気じゃなくなったら、こうやって俺んトコ来れば良いんじゃね?構ってやるよ
( ククッと喉を鳴らし笑えば手を離してやって。謝る癖に気付けばこうしていつも人の顔色ばかり窺って生きてるのかと思い、ほんの少し傍に居てあげたくなってつい上記をボソリと。後ろを付いて来る姿に「どっちが犬か判らねーな?」と揶揄いつつ購買へとやって来て。ペットボトルの紅茶と適当に惣菜パンを選ぶと会計の前に相手は何を見ているのか窺い )
本当に女の子に変な顔って失礼ね!ーーでも、構ってやるって私がまるで子供みたいじゃない。(頬を抓られ変な顔になったのは相手の所為なのに顔を見て笑われると腕を組んで口を尖らせ頬を膨れさせ。平気じゃない時と遠回しな気遣いに嬉しく思ってるが最後に言われた言葉に突っかかり犬のように吠えては何もない廊下で足が絡まり転けそうになり「イテッ…しょうがないでしょ。購買あまり行かないから…」小さく声あげるが何事も無かった素ぶりで、購買に着いて焼きそばパンに目が引き寄せられ見つめ乍ら相手の終わるのを待ち。 )
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