水の管理者 2017-02-01 14:18:43 |
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【プロローグ:2XXX年XX月XX日 26次元空間】
(満身創痍の航宙機が、この宇宙ではない空間を力なく漂っていた。それはいつか同様に漂流していた宇宙船と緩やかに衝突し、停止した。気絶していたパイロットが目を醒ますと、船体の破口から何かを発見しコクピットから飛び出した。)
まだ、助かるかもしれない……。
(呟きつつ、破口から侵入すればパイロットの期待は確信に変わった。パイロットのと同じ機体が複数、船内に残されていたのだ。パイロットはその内の一機へ飛び乗って起動させ、五体満足の機体である事を静かに喜んだ。)
波動砲はギガ波動砲……フォースとビットは?
(パイロットが操作を行うと、別室にあったものか荒々しく船の内壁を食い破り、大小のオレンジの光球が飛来してきて、凸字の編隊を組むようにして機体と並んだ。)
揃っているか……。
(パイロットは先程までの愛機を惜しみつつも、新たな機体で宇宙船から飛び出し、矢のように空間を駆ける。)
次元境界面……見つけた!
(画面上のコンピュータグラフィックスに表示される空間の歪み、そこへ目掛け機首側の一番大きなオレンジの光球をぶつける。すると歪みは大きな裂け目となり、異層次元戦闘機は吸い込まれるように裂け目に消え……)
【惑星アクリア上空】
(青空の真っ只中へと放り出され、直ぐ様機体の姿勢を正して水平飛行に移り。)
地球か……?あの距離から帰れるとも思えんが、ともかくも出られたようだな。地球だとしたら太平洋の中心だろうか?陸地がまるで見えない。
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/参加許可を頂いたので早速絡み文書いてみました!
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