眼帯 2017-01-30 14:20:23 |
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(/はい、その時はよろしくお願いします…!)
(彼が入院を始めた頃約束をしたように、毎日病院へと通い彼に学校での生活や日々の話、過去の話などに花を咲かせる日々を過ごして。その合間に自身の教えられる勉学などもしながらいつの間にか月日も経ち、彼の退院する当日になり。事前に話を聞いていた為午前の授業を終えるとすぐに病院へと向かい病院の外で待ち)
( / はい、ではこれにて背後は下がりたいと思います。改めて今後とも宜しくお願い致します! )
─── あっ、五条さん。来てくれたんだね。
( 正面玄関先に向かう途中、入院中世話になった看護婦や医者に一礼と共に感謝の言葉を伝えると顔を上げ笑顔を見せ。挨拶を済まし母親と軽く会話を弾ませながら病院の外に出れば、見慣れた容姿の彼を視界に入れてぱあっと表情が明るくなりつつ駆け寄り。退院の日でも変わらず病院に姿を現して逢いに来てくれること心から嬉しく思い )
よっ、やっと退院だな光坊!
(病院の外で待ちしばらくすると外へと出てきた見慣れた二人の姿。彼はこちらの存在に気付くとパッと顔を輝かせ駆け寄ってきて。それを微笑ましく思いながら手をひらりと振りそう告げて)
うん、お陰様でね。
( 退院の日をずっと誰よりも心待ちにしてにこりと嬉しげな笑みを浮かべ小さく頷けば、母親も感謝の気持ちで胸が一杯の様子で目の前の彼に向けてお礼を述べていて。このまま話に耽るのも良いが一旦家に帰る予定なので「これから母さんと一緒に家に帰るんだけど…五条さんも付いてくる?」とゆるり首を傾げて見 )
ん?そうだなぁ、午後も特に予定はない。久々にお邪魔するとしよう
(彼の母に感謝してもしきれないと言われるものの自分は出来ることをしたまで、彼が努力したから早くに退院も出来たんだろうも笑み浮かべそう言って。そうしていると、彼が一度家に帰るようで自分はどうするのかと尋ねられると言葉に甘えることにしたようで)
良かった、まだ五条さんと話して居たくてさ。
( 退院したばかりで欠落部分の多い記憶はまだ完全とは言わず、今日一日自宅で過ごす事になると思っている為か午後の予定も無く遊びに来るそうで彼の聞かせてくれる話は何れも面白いものばかりで好きらしく。母も歓迎の様子で承諾を貰うと笑みを絶やさずゆっくりと話したい旨を伝えた後に「此処に長居してても意味は無いし家に行こっか」と病院の前に居ると他の人の邪魔になるので母の後ろに付いて歩き出し )
ははっ、そりゃ嬉しいな。きっと退屈しないぜ
(彼がまだ自分と話していたいということを聞けば素直に嬉しく笑みを浮かべて嬉々とした表情で上記を述べて。それから確かにここにいても何も意味など無いために歩き出した彼らの後ろに続くように自分も歩を進め)
え?今晩は何が食べたいかって?…うーん、何だろう。
( 前方で母と他愛ない会話を繰り広げるも、唐突に今晩の献立を考える為か自身の好物を作ってくれるそう。然しながらそれにしても気が早すぎだと思わず苦笑しつつこの日迄はずっと病院食だった為、久々に母の手料理を食べれると思えば暫し考え込むように小さく唸り。あ、と声を出した後に " カルボナーラが食べたいかな " と告げ。くるりと彼の方向に振り向き「五条さんも家で食べていかない?」なんて訊ねてみては )
いいのかい?それなら俺も嬉しいな
(母と息子の会話を微笑ましく眺めながら歩いていると不意にこちらへと身体を回し夕食まで誘ってくれるようで。しかし、彼の家族も退院するこの日をどれほど待ちわびていたのか、今日くらいは親子水入らずで過ごした方がいいのではと思いながら申し訳なさそうにそう言って)
ふふ、勿論だよ。良いよね?母さん。
( 申し訳無さそうに言葉を発する彼に向けてこくりと頷くと今度は母の方に身体ごと動かし、今日位はお願いを聞いて貰おうと頼めば又と無い息子の願いでもある為に了承を得る事が出来、" ありがとう! " と嬉々とした表情を浮かべ。病院から家までの帰り道は世間話で盛り上がりながらあっという間に自宅へと辿り着き、母の後から家の中に続いて入ると「ただいま。── うん、やっぱり家に帰って来ると落ち着くなぁ」と靴を脱ぎ揃えて廊下を歩けばリビングに向かい、ソファーへ鞄を下ろすとぽつり呟き )
邪魔するぜ、懐かしいなぁ。第二の我が家に帰ってきた感じだ
(昔からの繋がりもあり、彼が入院をしている間は世話になったこともあるのでと快く自身も夕食を共に出来ることを了承してもらえると礼を述べ微笑んで。それから見慣れた道を歩みつつ世間話をしているといつの間にか彼の家に辿り着き。玄関へと入れば上記を述べ靴を脱ぎ揃えるもう慣れた家であるためにそのままリビングへと向かい)
五条さん、こっちで座って話そう?
( ぼふ、とソファーの上に座って身を預けるように凭れ掛かり家の中を見渡しては、記憶を失った日から久々に帰ってきた我が家は殺風景な病室よりも当然落ち着くためほっと安堵の息をつき。無意識に真っ白のクッションを抱き締めつつ視界に彼の姿を捉え、鞄を床に置くと少し横にずれてスペースを空けつつぽんぽんと軽く叩きながら隣に座るよう促し )
ははっ、じゃあそうしようか
(しばらく部屋の中で立ち久々に見る彼の家の中を眺めていたが、不意に彼がソファーに座るように促してきて。その言葉に素直に頷き彼の方へと近寄ると隣へと座って)
あっ、喉渇いたよね。何か飲むかい?
( 隣に座った彼の方へと向けて何から話そうか、等と思考を巡らせるも最近は夏が近い所為で気温も高い上、こまめな水分補給は欠かせず。気を遣って言葉を掛けつつ緩慢な動作で立ち上がると其の侭キッチンの方向に移動し、今家で用意できる飲み物は紅茶と珈琲、お茶にジュースの様で。飲み物との相性が良いスイーツも一緒に出そうと其の事も踏まえ聞いてみて )
そんなに気にしなくていいんだぜ?でも…そうだなぁ、珈琲をお願いできるかい?
(こちらに気を掛けてなのかまでは分からないものの、立ち上がり飲み物を尋ねて来たのを見るとそこまでしなくていいと一度断りを入れるものの彼の好意は無下にも出来るわけもなく、そう言って)
オーケー、珈琲だね。少し待ってて、直ぐに用意するよ。
( 一度断りを入れたと思えば飲み物の注文を受けてにこりと笑みを浮かべ、早速珈琲の準備に取り掛かり数分もしない内に完成すれば冷蔵庫を開けて中に入っているケーキの箱を取り出すと閉め。まず二つのコーヒーカップをテーブルの上に置くと記憶の原因で好みが分からず一応角砂糖も用意し、続いてケーキの箱に皿とスプーンも運んで来れば「母さんがね、二人で食べてもいいって。だから好きなの選んで大丈夫だよ」と箱の中身を見せて )
ありがとよ、光坊。こりゃ美味そうだ
(しばらくして珈琲とケーキをテーブルに置かれると礼を述べて。箱の中を覗けばどれも美味しそうなケーキが並んでいて目を輝かせてはどれがいいだろうかと「うーん、こっちか?いやでもこれもいいな…」としばし悩んだ後にやっと決まったようでひとつ取ると皿へと乗せて)
如何致しまして。
( 隣に腰を下ろし珈琲とケーキに対して御礼を受け取るとそう返しつつ何種類もの洋菓子を前に瞳を輝かせながら悩ましげな彼の様子にふふ、と小さく笑えば、何れにするか選び終えた様で皿へと乗せた動作を見遣り。さっさとどのケーキにするかを選ぼうと箱の中を覗くも目移りする程美味しそうなものばかり、今の気分的に定番のショートケーキを選べば其れ取ると皿に移し。皿を持ち上げスプーンで一口分切り口に運んでぱくりと食べれば「やっぱりケーキは美味しいね」と頬を綻ばせ )
ん、美味い!久々に食べたなぁ
(ケーキを皿に移すと早速ひとくち口に運び、口の中に広がる甘さに頬を綻ばせそう言って。もとより甘味は好きな方ではあるが、進んで食べる程ではなく久しぶりに食べたケーキは美味しかったようでそう言って頷き)
( / 亦も、約一年程無断放置申し訳ございません…!流石にまたお会いできるか分かりませんが、もし五条国永様の背後様がこのトピを見ていましたらお返事を頂けますと嬉しく思います…! )
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