沢本 渉 2017-01-29 21:51:33 |
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また気を付けて帰るのよ。帰ったら連絡するからねっ
( お互いの事を彼にも分かってくれると先に帰っていいっと言われれば近くにあった温もりが離れてしまう事に肌恋しいと感じるが、自分が言い出した事で名残惜しいのを我慢して彼の笑顔をみながら手をヒラっとさせ心配しつつも帰った後の約束を交わしその場を後にして自宅に向かって。__金曜日の放課後になり明日は待ちに待ったデートで胸を高鳴らせ明日の準備をしようと昇降口から出ようとすると男性教師に話し掛けられ困った表情を浮かべながらも直ぐに否定し帰ろうとし。)
ごめんなさい。これから予定がありますのでお食事行けないです。それでは…
──明日か。よし、先ずは帰ったら準備だな。(金曜日。全ての授業が終わりついに明日に迫った部屋へ行く日、浮かれないわけも無く。気持ちスキップしたいのを我慢して独り言呟き、帰る支度をして廊下へと出て玄関方面へと歩き出したのだがふと、連絡を入れておくか。とスマホを取り出して"土曜日に行くって話したけどあれ今日でも良い?まあ泊まりになるけど"という文面送り。返信を待つ為、取り敢えずスマホ仕舞い。玄関で靴を履き替え、帰路に付き。)
昨日買い物も行ったし。後は部屋の片付けかなぁ…
( 見慣れた街並み、電車を乗り継いで家路を向かいながら明日の事を考え独り言。もう少しで自宅に到着する直後にスマホが鳴り画面を見てメールの文面を見ると思わずはっとし“今日!全然良いよ。…泊まっ(照)私、少し片付けしとくから一人で来れる?”と入力して直ぐに送信。小走りで自宅に帰宅すると、部屋の中を片付けた後に部屋着に着替え彼を待ち。 )
行ける。──…これで良しっと。(家へ着いたと同時に返信が届き、okを貰えればすぐに着替えなど必要な物を鞄に詰め込み。数分で準備が出来ると家を出て電車に乗り込み、彼女の自宅へと到着すれば一応周りに知人が居ないかを確認する為、家の周りを歩き回り。誰も居ない事が確認出来るとこれで心置き無く会える。部屋前まで来ればインターホンを押して彼女が出てくるのを待ち。)
渉くん…待ってたよ。
( 掃除も終わり手鏡で身だしなみチェックをし、時計に目をやりそろそろだと胸を高鳴らせ待ってればインターホンが鳴り嬉しそうに外を確認せず出迎え。スリッパを出すと扉あけリビングへと案内し。「1日早く渉くんと一緒にいれるね。今コーヒー作るからソファーに座って待ってて」表情を緩ませながら素直な気持ちを伝えてからキッチンに向かおうとし。 )
あ。──良いよ珈琲なんて容れなくて。それよりもさ、こっちに来て(綺麗に整理整頓された部屋を控えめに見回していると、珈琲を容れる為にキッチンへ行こうとした彼女の腕を取りソファーの方へ誘導して座らせて「珈琲なんかより、今は美月とこうしてたいんだよ。」己も彼女の隣に座ると身体を其方に向けて、此方に体重を掛けさせれば頭を優しく撫でながら抱き締めて。)
あっ──…そんなに撫でられたら恥ずかしいよ。でも、今だけもう少しこのままで居たい。( 手を取られソファーへと引き寄せられ座らせられると隣に座る彼の言葉に頬を赤らめ相手の身体へ凭れ掛かり抱き締め頭を撫でられながら照れ否定するが大好きな香りと温もりにそのままの体制のまま彼のペースに呑まれ、安心した表情で顔を上げ見つめれば両手を広げ珍しく己から抱擁しながら口角を上げ伝えて。 )
──今日ね、友達に彼女居るか?って訊かれた。だから、俺には勿体無いくらいの可愛くて美人な彼女が居るって大声で言ってやりたかったけど…其処はまあ、我慢した。けど悔しかった…ちゃんと美月を彼女だって紹介したいよ。…─いつか来るかな、美月は俺の!って公言出来る日。(彼女が己の腕の中に居る事が何よりの幸せ。然し、周りの友人らに紹介したくても出来ない事にもどかしさを感じて。更に強く抱き締めては腕の中の彼女の額に唇近付けて接吻をするともの憂い気な表情でいつかの日を夢見て。)
可愛い彼女ってそんなに褒めても何もでないよ?我慢させてごめんね。渉くんにそう言って貰えるの凄く嬉しい。───渉くんが卒業してからかな?
( 腕の中に包まれると己の事をベタ褒めする彼の発言に謙虚にも否定し軽く顔を上げ上目で右手の人差し指を彼の頬に触れ突きながら笑みを浮かべアヒル唇をし首を傾げ呟き。世間の目から隠してる恋愛で思春期ならばの会話に我慢させている事に申し訳ないなっと心で感じ一言謝ってから相手のそう思われる幸せに素直に喜び。額に接吻をされると双眸を閉じ受け入れては、いつ世間に言えるかと言われれば彼が卒業後ならと考えを告げて。 )
ん、やっぱ卒業してからだよね。…卒業したら一緒に住みたいな。んで、美月のご両親にもちゃんと挨拶して…─ってちょっと考えるの早過ぎか(彼女の動作一つ一つが愛らしくずっと見ていられる程で、卒業後と聞くとやはり不安も有り。だいたいの歳の差カップルは学生時代が終わると時間が合わなかったりしてすれ違いの末に別れる事も有るのだと何処かで聞いた様な気がして、それならば今からでもきちんと今後の計画を立てて不安を取り除かなければ、と先走り過ぎ。思わず口を噤むと頬掻きながら笑って。「でも、それくらい美月の事、真剣だから」真面目な顔に戻しては彼女から腕を離すと双眼を見つめて。)
本当は今でも言いたい気持ちは渉くんと同じだよ。一緒に住みたい。───そんな事ないよ!卒業してからの事考えてくれるの嬉しい…うんっ、真剣な気持ちは伝わってる。
( 年下の彼が不安ながらも考えたと思われる計画に最後まで聞いてから首を上下に頷かせやんわりと微笑み。先走る計画を罰の悪そうにする彼の姿にソファーの上に正座をし面と向かい合わせになっては真剣な表情で言いながら恥かしげに手をクルクルさせ。 )
良かった。──よし、なんか安心したらお腹空いた。美月、何か作って?(彼女も同じ気持ちだった事に嬉々とすれば、微笑みながら安堵して抱き締めていた腕を退け。そして少しの間、沈黙すれば一気に緊張感が解けたのかお腹が鳴り擦りながら何でも良いから彼女の手料理が食べたい。と伝えて)
ふふっ。私も渉くんの気持ち聞けたから安心しちゃった。
___ご飯何が食べたい?好きなもの何でも作ってあげるよ。何かなぁ?ハンバーグ、オムライス、カレー、ラザニア…
( お互いの気持ちが伝わり抱きしめられた腕から退けられるとお腹の音に口元に手を当てクスクスと笑ってれば己のお腹も鳴り響いた事に両手でお腹を抑え陽気な笑みで浮かべ子供っぽく言って。ソファーから立ち上がるとリビングの隅に置いてあるコート置きからエプロンを取り付けてから彼の方を向いて指折り数えながら料理の名を何品か述べて。 )
えー…じゃあ。──ハンバーグ。(彼女のエプロン姿に見惚れては頭が回らず、返答が少々遅れるもリクエストは合ったのか答えて。「俺も手伝うよ、座ってるのも暇だし」己も立ち上がり、手伝いを買って出ては「まず何したら良い?」両腕の服を捲くると問い掛けて。)
ハンバーグねっ。ありがとう、頼もしい!───…じゃあ!玉ねぎ向いてくれる?私はその間に他の準備するから…
( 調理する内容が決まると台所で良く手洗いし、彼の申し出に受け入れまな板と包丁用意し玉ねぎを一つ持ちながら楽しげにしつつお礼を告げ頼んでみて。その他の材料を出して目の前に広げては「 じゃあ!始めようか」なんて呟き。)
分かった、玉ねぎね。──…はい、これで良い?(調理を始めて早数分。玉ねぎの皮を剥き終わると、剥いた玉ねぎを手に取り見せて。相手の手裁きを真剣に見ては「本当、料理上手いね。いつお嫁に来ても良いくらいだ」冗談なのか本気なのか、その手慣れた仕草に感嘆の声漏らして口角上げて笑い。)
いい感じ、みじん切りするから貰うね。───…渉くんのお嫁さんなれるかな?(玉ねぎを受け取れば包丁手に持ちまな板の上で半分に切ってからみじん切りを始めるが少し経つと涙目。彼の冗談か本気な発言に切り終えて包丁を危なくない位置に置いてから人差し指で涙を拭いながらいつもの調子で話してるが悲しげに見える表情で問い掛けて 。 )
なれるよ、ていうか…──絶対にするから。(玉ねぎのせいで涙が出ているのは分かっているのだがどうしても泣かせてしまったという罪悪感が心を支配すると一度手をタオルで拭くと彼女の両頬を両手で優しく包み込み。目と目を合わせると真剣な表情で約束の言葉交わして。「美月のドレス姿…今想像しても…その、何ていうか凄い楽しみ」今にも鼻血が出そうな勢いだが其処は堪えて。微笑んで。)
わっ。泣いてる風になってごめ…良かった。うん、渉くんのお嫁さんにしてねぇ。
(玉ねぎの所為でなった場面に謝ろうとすると、両頬を彼の大きな手で覆われ暖かいぬくもりと約束の言葉に胸がキュンと嬉しさが溢れだして満悦な微笑みで約束を返し。「ドレス着るからには今より体型良くしないと!マーメイドドレス憧れてるからね。想像しないでよ。恥ずかしいでしょ」想像する彼に憧れのドレスを話すと何か堪えてる彼にどんな想像してるのかが恥ずかしくなり口を尖らせ伝えれば、手を洗い再度料理を再開させ玉ねぎを炒め飴色になれば少し冷ましてから合挽き肉と調味料、玉ねぎ、卵、パン粉を入れ混ぜ始め。 )
えー、良いじゃん。実際着たら絶対可愛いし。(手際良く料理を進めていく彼女の手へと視線を向けた後、彼女は料理の方を見ている為此方の表情は見えないのだろうが笑み浮かべて。「あともうちょいで出来る?」料理には疎く、今すぐにでも焼いて食べられるものなのかと問い掛けて)
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