-- 秘密の逢瀬 --

生徒はいい子なので心配する必要ありませんが確りと見守ってますね！
みんなおはよ。佐々木さん今日の髪型いつもと違うね？凄く可愛い
（ 時は流れあっという間に修学旅行当日で生徒達を全員バスに乗る事を確認すると＂宮本先生後ろの座席の生徒おねがいしますね。＂担任の先生から告げられると生徒を信じてる表現で力強く答え。バスに乗り込むと良く保健室でご飯食べる女子生徒の些細な髪型の変化に気付き挨拶し乍素直な返答で伝えては後ろの座席に着くと「沢村くん、先生が隣でごめんね？修学旅行中よろしくお願いします」通路側の席に腰を下ろすと本当は凄く嬉しいけど周りに変に思われないように教師らしい言葉を探して首を傾げ告げ。 ）



（ / スキップ機能ありがとうございます！この場面からはのんびりと楽しみましょう！！私はこれにてドロンさせて頂きます。 ）

いえ、大丈夫ですよ。（隣に座った彼女に掛けられた言葉は何処かよそよそしく感じ、今は教師と生徒の関係なので仕方ないと残念がるも笑みを浮かべては生徒らしい返答をして。そしてバスが走り出すと徐々に生徒達の声が大きくなって騒いだりしてる者や眠りに付いている生徒がちらほら見えて、その中でアイマスクとイヤホンという鉄壁な防御をしている己。然し、寝ているのでは無く頭の中で隣に居る彼女のことを考えており早く休憩になって皆がサービスエリアでバスを降りないかななんて考えていて）


（/了解です！では此方も背後は消えますね！）

良かったわ。
（ 隣に居る彼もっと触れたりしたいのに触れられない事が堪らず心を精一杯殺し先生を演じきって大人しく騒ぐ生徒達を暖かい双眸で見つめ乍一言。隣をふっと見ると完全防備な姿勢の彼に悪戯心が擽ぐるのを抑え綻びた笑顔で＂ふふっ＂と笑って。サービスエリアに到着すると担任の先生が＂サービスエリアでの１０分間休憩だ。ここ終わればバスは止まらないから済ませとけよ。宮本先生はどうします？＂と言う声に隣で寝てる彼の傍に居たく「私は大丈夫ですのでバスで待機してます 」と返事をしガイドや運転手もバスから降りるのを確認し静寂な空間の中彼の肩に寄りかかって ）

──…（アイマスク＆イヤホンをしている為バスが止まったのは何となく分かるが会話までは聞こえずただ暫くそのままジッとしていると肩に温もり感じそっとアイマスクを捲るとずっと視界が暗かったので光に敏感になり眉間に皺を寄せるも隣の彼女が大胆にも肩に寄り掛かってきているのだと分かれば嬉しさを堪えて「どうしたんですか？先生…大胆ですね？」なんて悪戯っぽく笑み浮かべてみせ）

１０分間の休憩だから─···誰も居ないのだから、渉くん補給したかったの。
（ 静寂な空間でもいつ誰が来ても可笑しくない場面でも現地に行っても彼が居ても触れ合う事出来ないと感じて大胆な行動をしポツリと呟き。「旅行行く時は二人で色んな所に行こうね？」学校行事で行くのも思い出で良いと思うが二人っきりでのんびりとした時間を過ごしたい気持ちを打ち明け。 ）

ん、そうだね。…何処に行きたい？（相手側の腕じゃない方の腕で彼女の頭を撫でては”己を補給”という言葉になんて可愛いことを言うのかと悶えるも何とか堪えては旅行は何処へ行きたいかと要望を聞いて）

海とかもいいなぁ。後は、鳴き砂のある場所も行って見たいだよね。美味しい物いっぱい食べられる大阪とか…大阪でもなかっても食べられるか。
（ 肩に凭れ掛かってると頭を撫でられ心地よく双眸を綴じつつ行きたい場所を尋ねられると二人だけに聞こえる声色で数ある場所を上げ乍告げ。「後五分位かぁ──··時間経つの早いね。京都の旅館私、一人部屋なんだよ？保健室代わりだから見たいで。」他の生徒は余り知らないであろう先生の部屋割りをゆっくりと双眸を開けバスのデジタル時計に視界を合わせ彼の顔を見つめ報告をし。 ）

──…それって俺のこと誘ってる？（行きたいところを挙げる彼女は少女のような大人のような雰囲気を纏っているため可笑しくなり笑ってしまうもあと少しで休憩が終わると分かればわかり易く落ち込み。しかし彼女が一人部屋であることを己に言ったということは夜に行っても良いと判断し、口角をにやりと上げては耳元でそう告げて）

──····誘っちゃ…ダメ？
（ 耳元で告げられた事に己は大胆な行動をしてしまったと後から耳を赤らめ俯き乍上下に頷かせて、ゆっくり顔を彼の方へちらっと向けば双眸を潤ませ首を傾かせ尋ね。騒めき出すバスの外に気付き頬を両手で触り高鳴る胸を沈めようとして ）

ううん、俺は嬉しいよ。（少しずつ戻って来ている生徒達を窓からチラッと見ればこの甘い空気も一旦お預けなのかと思うと残念がり。誘ってはダメなのかと言われるとニコッと微笑み嬉しいと告げては相手の耳元に唇を近付けると「じゃあ今晩美月の所に行くから」と艶っぽい声色で囁き。続々と生徒達がバスに乗り込んで来ればちょいちょい話し掛けてくる友人や女子生徒達に”おかえりー”と声を掛け全員乗ると点呼をして京都に向かってバスが走り始めたのでまたイヤホンとアイマスクを着用して寝る態勢に入り）

約束。──··中村くん、神谷さんおかえり。もう少し乗れば京都着くから楽しもうね。
( 二人だけの甘い空間も此処までで彼の口元が耳元に近付き艶っぽい声を呟かれると身体中に電気が走るように震わし乍人差し指を口元に当て綻びた笑を見せ一言。其の瞬間生徒達が帰って来て心臓は鼓動が早いが表情は頑張っていつも通りに会話をし。＂普通に見えるかな？渉くん意地悪…＂頬を擦りつつ心の中で呟き乍バスは走り出しゆっくりと京都の町並みが見えて来て。 )

（もう暫くしたら目的の京都に着くとバスガイドさんがアナウンスすれば周りの寝ていた生徒達も起き上がり次々と声を発しては己もいつの間にか寝ていたのかパチッと目を開けアイマスクを外して窓の外を見ると見事な絶景が広がっており思わず「凄ッ」と言葉発しては後ろの席の女子が「沢本くんやっと起きたーっ！もうすぐで着くよ？」と声を掛けてきたので此方も「教えてくれて有難う」とお礼の言葉返し。数分後、まずはチェックインをする為旅館の前で止まれば豪華な造りに感嘆の声漏らしつつバスから降りてクラス順に並び恒例の点呼を取り。それからチェックインをした後はまたバスに乗り清水寺を目指して）

私、彼氏が居るんです。奈良漬とお茶とても美味しかったです。生徒達行ってしまったのでまた来ますね。
（ 清水寺に目指す途中小坂のお店には和風雑貨や奈良漬など観光客が騒めく道をクラス毎の班で歩いて、売り子の女性から「そこのお姉さん、これ食べて見てみな。美味しいから─··それにしても別嬪さんねぇ…息子のお嫁さんに欲しい位だわ」奈良漬とお茶を差し出され他愛のない母親を連想させる軽く冗談を言われるが丁寧に返答を返してその場を離れ。少し小走りで己のクラスに追いつくと女子生徒に「美月ちゃん遅いよー。」と注意され「ごめんね。おばさんに奈良漬試食どう？って言われてついのんびりしちゃった。」なんて先生なのに生徒に注意されも楽しげに話してはさり気なく彼の左隣で生徒と話し乍も彼を気にして話しかけ。 ）
沢本くんは京都で何をしたい？八ツ橋作りもあるし、扇子作りとかもあるから迷うね。

俺は…八ツ橋作りですね。八ツ橋好きなんですよ…あっ、でも扇子も良いですねー…──好きな子にあげる、っていうのもまた粋ですよね（話し掛けられれば周りには他の生徒、ましてや隣には友人が居るので下手な事は言えないと生徒らしい笑みを浮かべては相手をジッと見詰めながら笑みを絶やさずに。それからやっとの思いで付いた清水寺はとても感慨深く、心が洗われたような気持ちになりスッキリした表情になれば次にお昼休憩があるので一旦そこで自由時間を設けられ他の生徒は次々と友人や恋人といった人達とバラバラに行動し始めて。己はというとこの休憩中に彼女と居れたら良いがなかなかそうはいかないだろうと一人思いに耽ってはこの休憩時間をどう乗り越えようかとベンチに座りながらブツブツと呟いていて）

八ツ橋、先生も好きだよ。好きな人への贈り物にも扇子はいいね─··沢本くんの気持ちが込められてるから絶対彼女は嬉しいと思うなぁ。
( 生徒らしい笑顔で此方をジッと見つめられると照れ臭さもあるが平常心を保っていつも通りな生徒と向き合う先生になり、彼と少しでも話せる実感に落ち着いた雰囲気で一つ一つの言葉を丁寧に返し。清水寺に到着しお昼休憩で生徒達はそれぞれ自由行動取る中辺りを見回すと一緒にいた先生は生徒に連れて行かれ何しようと考えれば一人居る彼の近くに歩み寄り「 沢本くんどうしたの？ 皆と回らないの？──···先生も暇だから音羽の滝とか興味ある？」周りからすれば孤立してる生徒に先生が歩み寄り自然と楽しませようとさせてる雰囲気を出し乍首を傾げ口角を上げて尋ね。 )

えっ…──はい。じゃあ暇な俺の相手して下さい（座っているとまさか相手が声を掛けてくると思わず吃驚するも内心喜々としており。ベンチから立ち上がれば彼女のいう音羽の滝を目指すべくマップをジッと見詰めては己が先導して歩き始め。すると周りにはちらほら生徒が居るものの己や彼女に気付いているわけでも無さそうなので敬語ではなく普通に小声で「これってさ、デートだよね？まさか京都でデート出来るとは思わなかったよ。…素直に嬉しい」と述べれば照れたように微笑んで本当は手を繋ぎたいのに出来ないもどかしさに肩を落として）

白鳥先生が生徒に、引っ張りだこだったから沢本くんが居て良かったよ。
（ 己自身の心も愛しい彼と大胆な行動してしまった事に冷やっとするも嬉しさが込み上げ胸の鼓動が聞こえてしまうかと思い乍隣をいつも通りな表情をして歩くが少し自然に距離を置いて目的地の音羽の滝に向かい。「 うん、秘密のデートだよ。一緒に居たかったから…私も嬉しいよ。」 旅行であまり微笑む姿を見る機会がなく見れると嬉しそうに小声で告げもう少し近くに寄りたいが我慢し綻んだ笑みを浮かべ目的地へ到着し。 ）

（ / お忙しいですが、頑張って下さいねっ！いつまでも待ってます（ わん ← ） ）

（/かなり遅くなりました！すみません！多忙で来られなかったとか言い訳は致しません！（←）これからは前みたく来られる回数が減ってしまうと思うのですがもし、まだこんな奴の御相手をして下さるのでしたら是非ともよろしくお願いします！今から返信させて頂きます、お暇なときにでも目を通してやってくださいませ！）



おお、こんなに凄いとは…。やっぱ本とかで見るより実物見る方が良いね（彼女もこの状況に浮かれているのかと思えばくすっと微笑み内心もの凄く喜べば目の前に大きな滝が広大に見え、目を輝かせながらスマホで写真をパシャリと撮りまくれば撮り具合を見て満足気に笑み浮かべ。「他に行きたい所とかないの？まだ時間あるでしょ？」袖口を軽く引っ張れば此処は十分満足したので次に行こうと催促しては首傾げて）

（ / そんな律儀に言われなくっても渉くん本体様と渉くんにお逢い出来てとても嬉しかったです（　へへっ　） 回数が減っても絡めるので幸せで楽しいですので、私こそこんな娘で宜しければ是非お相手して頂きたいです！

追伸・音羽の滝は大きくないのですよ。私も大きいと思ったのですが…実話調べたら _
【音羽山から下りてきた地下水が
3本の筧を伝って滝壺へと落ちていき
3本の水はそれぞれ
「延命長寿の水」、「恋愛成就の水」、「学問上達の水」
と呼ばれていているみたいです。】

なんかすみません。調べたら誰かに伝えたいタイプで（　←　））



んーっ…実物は心が癒されるね。写真撮り過ぎ…って私も写真撮ってたわ。
（ 目的地に到着し滝の水を飲み願いを叶えたいと言う列がありそれを目で確認すると人気スポットだと実感し、この場所に二人で来れただけでも嬉しく腕を空めがけて背を伸ばして空気を吸い吐き出すと落ち着いた声色で述べてから写真を撮る彼に笑いながら呟くが己も自然と写真を撮ってる事に気付き可笑しそうに口許を緩ませ述べ。「時間はあるけど…おみくじしてからあそこの茶屋でお茶しない？」この自由時間が終われば彼と話す機会が無くなってしまうと頭で過ぎり辺りを見回しては静かな茶屋を見つけ袖口を引っ張られ呼ばれた事に気付き顔を見つめつつその場所を指を指して尋ね。）