匿名さん 2017-01-24 19:11:03 |
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それなら得意分野だね!
( 何がどう得意なのか、その辺はよくわからぬもうんうんと頷き。そうして相手が新しい煙草に日を付けたのを見て急いで駆け出すと、真っ暗な中、星と月の明かりだけを一身に受け歩み進めていき。ややして暗い中でもそれが海だと判断できる所まで来る事に成功し。徐にそこに座り込んでは煙草の事はちゃんと考えているのか、ただただ黙したままに遠い海の果てを見詰めて )
そうかよ…(どこか得意げな様子の相手に、さほど興味が失せたのかぼーっと暗闇の向こうにあるであろう海を見て適当に返し。相手が歩いて行くのを横目で見ながら、なんとも厄介な事を引き受けてしまったと今日の日を振り返り、なぜ連絡が来たときに断らなかったのか…否、一応断ったがそこまで拒否もしていなかった事に疑問を抱き考えるも答は見つからず、そんなことを考えている内にタバコも尽きたので灰皿に入れ、車に乗り込みエンジンをかけ)
──寒いーっ!あのね、潮の匂いとか波の音とかはわかったんだけど、やっぱり暗くてよく見えなかったんだ。だからね、今度は明るい時にまた一緒に来たいな。
( 耳に届く波の音だけを聞き、そうして漸く立ち上がっては相手が待っているだろう車に向けて足早に駆けていき。扉を開けその身を車内へと滑り込ませては、寒さで赤くなった鼻を擦りながら、それでも少し落ち着いたような表情でわざわざ状況の説明をしつつ、次また一緒にと願って )
来たきゃ一人ででも来ればいいだろ。帰りに外見て道覚えろ(扉が開いたことで入って来た冷気に体を一つ震わせると、室内の温度を上げるためにエアコンを調節し、シートベルトなどをしたことを確認すると車を発進させ。だいぶんこの場所を気に入った様子なので今度もし今日のように不安定になることがあったら使えるなと運転しながら考えて)
一人はつまらないよ。イチさんと一緒がいい。あ、これあげる。
( 車が走ると同時に背もたれに深く腰掛けると、相手と一緒、という事をやけに強調し。そうなると道を覚える気はさらさらないようで徐にポケットからミントののど飴を取り出し、運転している事を考慮してかわざわざ包み紙を向いて相手に差し出して )
...あ?あぁ、なら今度はお前があの家を出る時だな(あまり呼び慣れないからか少し反応に遅れるも、暗にちょくちょく連れてくる気は無いと告げ。「ミントか...嫌いじゃねぇよ。ん」信号の合間にチラリと見て、甘い物より辛い物だったりが好きなのでミントも満更嫌いでは無く、運転の支障にならないようにと相手が包を剥がしてくれたことに礼を言うでもなく口を開け放り込まれるのを待ち)
後10年後くらい先かぁ。先は長いね。
( という事はそうそう連れて来てはくれないのだと理解すれば、無理に我儘を言う事をせずおちゃらけたような音色で以てにんまりと笑ってみせ。口を開けて待つ相手には少しばかり考えた後、何を思ったのか飴ではなく自分の人差し指を入れようと近付けていき )
お前、そんなに居座る気か?...何してんだよ、お前の手じゃなくてミント寄越せ(自分の想像では5年か6年位だろうと考えていたのでその倍ほどの数を出した相手に少し目を見開き驚いた様子だが、飴を期待していたが相手の指が近づいて来たのでムッと怪訝そうな顔をして)
この際結婚もしないとか。あ、私イチさんと結婚しようかなぁ。
( 果たしていつまでお金がもつのかと気にかかる所ではあるが、何故だか優しくもなんともない相手の傍が居心地良いと感じてしまっていればおどけた口調のままにクスクスと笑い。案の定の表情には冗談だというように肩を竦め今度こそ飴玉を相手の口へと放り込み、「これね、新発売なんだ」と聞かれてもいない情報を口にして )
はぁ?結婚?寝言は寝てから言え。それに、俺は結婚する気は無い、誰が相手だとしてもな(口調から本気ではないんだろうなと思ったが、なんとも斜め上を行く発言に呆れたようにため息を付いて返し。また、自分の時間が何より大事なので今もこれからも結婚は考えられないと言い。「ほ~ん...悪くねぇ」好みの味だったのか少し満足そうに言うも、口に飴を含んだまま話したので気の抜けた声で)
じゃあお爺さんになっても一人だったら、私が介護しにきてあげるね。昔お世話になったからって。
( 誰かと生活するよりも一人の方が楽なのだろうと薄々感じとっていれば、おどけた口調のままにそう言葉にし。そうした後はもう何も言葉にする事なく、窓の外へと視線向けながら流れる景色をぼんやりと眺めていて )
いらねぇっつの。歳とっても介護が必要な程落ちぶれる予定は無いからな(介護、という言葉にムッとした口調で返し、相手は自分のことをなんだと思っているのだとミラー越しにジロッと睨み。「そういや、お前は布団とベッド...どっちがいいんだ?用意すんの忘れてた。あとさっきの飴、もう一つ寄越せ」しばらくすると静かになったのでそのまま運転を続けているも、そういえば相手の分の寝床を用意していなかったことに気がつき明日にでも調達使用と思い。その後に余程気に入ったのかしれっとまた飴を要求し)
じゃあ介護はなしで遊びに来るね。⋯私、何処でも寝れるから買わなくていいよ。ソファー貸してもらえれば。
( 相手がお爺さんになった所を想像するも上手く浮かばなければ、ミラー越しの相手と視線あわせつつにこっと笑い。わざわざベッドなど買う必要がない。掛け布団でもあれば何処でだって眠れるのだと伝え、片手をポケットに。されどそこに飴はもうなければ困ったように眉下げ、「もうない。明日、一緒に買いに行こうよ」と少しでも共に居たい事を暗に伝え )
そもそも来るなっつの、来たって面白いことねぇだろ。…そうだな、とりあえず今日はそれで我慢しろ。ただ、長期になるから寝床は用意する(いったい、歳も離れていて話も合わなさそうで、尚且つ万年仏頂面の自分と話していて何が楽しいのか理解できずに。また、寝床に関しては、元々ソファは寝るようにできたものを買っていないため型が崩れることを心配してと、体似合わない寝床で体調を崩されても面倒だという事から提案したので今日は仕方なくだがそれ以降はダメだと告げ。「明日は予定あるのか?寝具買いに行くぞ。そんときに飴買え」善は急げだと直ぐに買いに行こうと言い。そんなことを話しているうちにマンションに着いたため、慣れた動作で車庫入れをすると寒さから早足で家へと向かい)
んーとね、何か安心する。⋯わかった。でもベッドはいらないよっ。布団で充分。
( 面白いかどうかを基準にすると別段面白い要素はないような気がするが、それ以上に温かな何かが勝っていれば素直なまでにそう返答しつつ、取り敢えず今日の所は寝床確保出来たために頷き。あぁ、明日も共に買い物にいけるのか。「ここ暫くは用事も何もないかな。飴はコンビニにあるから私が買うよ」と紡いでは、相手の後を追うようにして家の中へと入り )
...理解しかねるな。とりあえず、今日は毛布貸してやるからそれを使え(自分ならば、そもそも人と一緒にいて楽しと感じることさえ無いので理解が出来ず肩をすぼめて。寝室に以前友人が来た時に急遽買った毛布があった気がするな、と思い出すも何処に仕舞ったか忘れてしまったので帰ってからありそうな所を探すかと考え。「そうか、近くには家具屋がないからまた少し遠出になる。あと飴は2袋くらい買っておけ」自分も明日は住人が1人増えるための準備で忙しくなるだろうと1日有給を取っていたので時間は沢山ある。飴は1つ車に常備したいなと思い多めに依頼して、言い終わると寝室へ足を運び毛布を探し出して)
分かち合いが大切って事かも。──そこ、イチさんの寝室?
( 果たして何を分かち合うのか、言ってる自分もよくわかっていないが、取り敢えず何かかんか言葉にしなきゃならない性分なようで。相手の後ろを着いて一つの部屋の前へとたどり着いては、一応気を遣うという事はできるのか扉の前でぴたりと歩み止めそう問い掛けつつ、「眠れなかったら来てもいい?」なんて、わざとらしい笑みと共に紡いで )
...そうだが...この部屋には余程のことがない限り、入るなよ(タンスから毛布を探している途中に相手が言った分かち合うだのなんだのはスルーして、やっと見つけ出した毛布を引きずり出して入口のところで待っている相手にポイと放り。部屋に来ても良いかと聞かれると、今までにないほど冷徹な視線で立ち入りを禁止し)
肝に銘じておきまーす。
( 投げ渡された毛布を体いっぱいで受け取り抱き締めると、大きなそれに幸せそうに頬擦りをし。されどちらりと視線向けた先、拒否の言葉と共に向けられた視線がこの数時間で見た事もないような冷たいものであれば、さすがに勢いに任せる気はないようで簡単ながらに入らない事を伝え。そうして毛布を抱き抱えソファーへと戻るとそこにどさりと落としつつ、その上にぽすりと腰を下ろし、「何か居心地いい場所になってくね」なんて独り言を呟いて )
...風呂。さっさと入ってこい。タオル類は1番上の引き出しで、シャンプーとかも悪いが俺のを使ってくれ(今までこの様な対応をすると理由を聞かれたり、そんな言い方は無いだろうと反感をかっていたので相手の返しに面食らうも、少し意地になっていた自分が大人気ないなとバツが悪くなりぶっきらぼうに上記を言うも雰囲気は先ほどのように尖っておらず「ほんとうに、お前の思考は理解が出来ないな」最初はただ媚びているだけかと思っていたが、相手の雰囲気からどうやらそうでもないと感じ、今度は皮肉ではなく純粋に何故そう思うのかが分からず)
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