鼠 2017-01-10 15:29:47 |
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三日月が猫の目のようにニンマリと細い夜、__こんな日にはどうにも人恋しくて敵わんな。とは言え……こんな化け物をすし詰めにしたマンションへ好き好んでやって来る人は一人二人とそう多くも無いみたいだ。(体中に残す眼球をギョロリ…と彼方此方睨みつけるように動かして、寂しさを覚える事実をぼやくと肩を落としため息を一つ。「にーにー、にーにー……____ほら、そこの迷い猫。暇してるなら俺と少し、話でもしようぞ」窓の外から見える野良猫へ呼びかける声を落とし)
>募集中
> 竜胆
お金は大切だよねぇ。うんうん。俺も此処で働こうかなぁ。
( 飼われている、その言葉を使った事で僅かながら裏が見え隠れしただろうか。それを隠すように笑顔で頷けば本気なのか戯言なのかよくわからぬ音色でそんな言葉を。彼と同じモノが自らの額についた時に果たして自分の見る世界は変わるのか、もしそうならば少しは楽しめるか。「同じモノが生えればあの鼠の雇い主に勧めてよ。そしたら働けるね、俺」なんて )
>夏目
面白い冗句だ。(冗談と言うには本音に近く、本気と言うには上の空、人の言葉など所詮何となくのニュアンスでしか受け止められないのだと言い付けられるような彼の言葉に表情は依然変わらず
マイペースな笑みを浮かべたまま、この子が此処で働くということを良しとせず、肯定をしない返事をし。続く要望に頭を捻れば片手を左右に揺らし「やぁなこった。お前さんみたいに美人でおっちゃんと同じ見目になっちまえば鼠は俺を捨てて坊ちゃんを囲うだろうさ。そ〜なっちまえばおっちゃんの居場所がなくなるから」口調は明るく戯れの一つ、そう言うようにカラカラと応え)
> 竜胆
え?冗談に聞こえる?わりと本気だったんだけどねぇ。
( 己が此処で働く事にあまりいい返事が返って来なければ紡がれたその言葉にきょとんとした表情を浮かべ首を傾け。返す返事、それ自体を見れば本心であろう、されどどうにも口調は軽く。あぁ、彼はそんなにも此処が気に入ってるのだろうか。それとも頭の片隅で考えたそれは間違いで、ただ単にお金が稼げるのならば何処だって構わないのだろうか。そんな事を考えているうちに角を握る手に力が入っているのに気が付くと誤魔化すように再度それを撫で、「そうかなぁ?俺よりオジサンの方が接客には向いてるんじゃなあい?古株は大切にするって」なんて当たり障りない返事をし )
>夏目
生憎とここの鼠に限っちゃ生温いそんな感情を持ち合わせちゃいねぇみたいだ。坊ちゃんに角が生えて、大して使い物にならない尻尾が付いていたなら……くたびれたおっちゃんなんざ、息をつく間もなく解雇だろう(角に痛覚が無ければ力の強弱がわからず、ただ触れられていると言う事実だけを心地よく感じて。普通の人ならそうするだろう、その意見に片手をヒラヒラと揺らせば少しばかり渋い表情で己の雇い主を頭に浮かべ。)
> 竜胆
世知辛い世の中だねぇ。でも俺はそう言うの嫌いじゃないんだよな。適当な優しさや馴れ合いはよっぽど悪だ。
( 己の頭に角、それから尻尾が生えてる姿を想像し浮かべる苦笑い。鼠と話したのはほんの僅かの時間で本質までもを知る事は出来なかったが相手が言うならそうなのだろう、やれやれと肩を竦めつつ紡ぐ言葉は今この瞬間までもを否定するかのようで。角に触れていた手を下へと移動させ、徐に使い物にならないと言ったその尻尾を掴むと、「これ、どういう仕組み?」なんて問い掛けて )
昨日は長い間のお相手をどうもありがとぉと、竜ちゃんが言ってました。話を聞いただけで丁は羨ましい限り___さぁさ、本日ものんびりぺぇすのお返事ですが、丁を含みました多くの子でお待ちしております。
>募集開始
昨日は俺の暇潰しに付き合ってくれて助かったよ、どうもね。⋯ところで今日はちょっと聞きたい事があって来たんだ。此処ってさ、指名する相手を変えれば連続でもいいって書いてはあったけど、さすがに俺って来すぎ?ほら、相性とかあるでしょ?人間⋯、あー、感情のあるモノ何だから。だから、確認しとこうと思ってねぇ。相性があわないとか、来すぎとか、普通に言ってくれて構わないよ。ははっ、俺、そんな事で傷付く程繊細じゃあないから。それじゃあ、教えてね。
>夏目
あは。客人!あんたは変わってんなァ……俺たちは客人が来てくれなきゃ存在出来やしねんだもん!来てくんなきゃ困っちまうャ。ちゃーんと規則も守ってくれてるし、何より金払いもイィしね!…__…ァ~、でもいっつも返事が遅くなっちまったり、急に落ちちゃってっから本当申し訳ないってサ!客人が飽きちまう迄、この地獄を堪能してってョ!
ははっ、地獄か。面白い表現するんだね。でもまぁ、それなら良かったよ。珍しく気に入ってたからさ、此処。お金の使い道も出来た訳だし。
と、野茨さんの指名しようかな。昼過ぎから夕方までちょっと空けるけどそれでもいいって言うなら、ね。
>夏目
なァんで…朝っぱらからの指名でアタシなのよ(地の底を這うようなガサガサに掠れる酒焼けした声で革張りのソファに俯せでグッタリと倒れこみ、自慢の羽ですら心なしかパサつくようなそんな荒んだ身なりで扉を見やり。部屋の中には昨夜飲んだのだろうワインの空き瓶がいくつか転がり、部屋中に酒の匂いが抜けていないそんな荒れた状況で、朝に相応しい爽やかな出迎えとは程遠い何とも雑な物腰で「いらっしゃァい」と出迎え)
> 野茨
うわ、凄い匂いだねぇ。お客さんを迎える表情でもないみたいだし。⋯俺も飲もうかな。
( ソファに突っ伏す相手のその姿に苦笑いを浮かべれば換気しなきや駄目かな、なんてお客としての在り方をぼんやり考えながら当たりを見回し。されどそこで一番初めに視界に入ったのはワインの空き瓶。換気はどうしたのか、せっかくなのだから自分も、というように相手に近付き余りがないものかと片手を出して )
>夏目
___どーォぞ、向こうにまだ空いてない新しい奴有るから持ってらっしゃいよ。あ゛ァこんな時は迎え酒するしかないのよ、結局。一緒に呑みましょ(両腕が無ければ文字通り芋虫のようにズルズルと体を這わせて気だるそうにその身を起こして、依然変わらずグッタリとした様子でソファの背もたれに体を預けるとガンガンと完璧な二日酔いが招く頭痛を撃退してやると浮かんだ内容をそのまま言葉に変え、差し出されている手を一瞥しては「ざぁんねんでした、アタシは代わりの酒も持ってこれねーし、アンタの可愛い可愛いお手手をつないでやることも出来ないのヨ」腕が無いのをいいことに肩を竦ませては皮肉染みた毒を送り)
> 野茨
ははっ、然程問題じゃあないね。俺が代わりに抱き締めてあげよっか?
( 相手に手が無い事を残念に思うか考えた時にこちらに特に不便はないと思えばにっこりと笑みを浮かべ目の前で両手を広げて見せ。されどその返答を聞く前にすぐ様その手を下ろすと、相手に示された方へと歩みを進め、そこにある未だ手付かずのワインのボトルの前に屈み「へぇ、結構いいの揃えてるんだねぇ」なんてぽつり呟いて品定めして )
やんや、久しいねェと眺めてみりゃ埃被る汚らしいこの場所に客人じゃぁねえですか。
さ。ほらほら、温かくなってきたとは言ってもまだまだ寒さに身が震えるでしょう、そうでしょう。
財布も揃いの北風にしてみりゃ如何です?
右みて左みて、どこもかしこもガラクタばかり。
そんな出来損ないと時間を過ごしてみるのも一興なこと。
えぇえぇ、久しい開店大盤振る舞い一人も二人も山のようにおいでください!そー言いたいんですが今は一人の客人を迎え入れるので精いっぱいでして。
その代り誰を選んでも金額同等の出迎えをさせますよ
>募集開始
へぇ、此処が開いてるだなんて珍しい事もあるものだね。__あぁ、ちょっとした相談なんだけど背後が少しばかり俺のプロフィールを変えてまた来たいって言ってるんだけどありだろうか?
わりと阿呆みたく積極的で演技がかった奴にしたいんだってさ。
>夏目
ハイハイ、もちろんどうぞどうぞ。
一時の出会いです、貴方様のお好きなように過ごせるのが電気水連にとって一等嬉しいことなもんで。
それではね、新しい貴方か何方かをお待ちしておりますよ
えぇえぇ、時は金なりと良く言ったもんです。
お話しできる時間がそうと長くは無いようですから、早くその姿に会えることを楽しみにしております
夏目葉一 21y
焦げ茶色の髪の毛、毛先緩いパーマ / 茶色の瞳 / 演技過剰な面多々 / スキンシップ激しい / 誰かれ構わずアプローチ / 温もり好き / 嘘吐き
此処、野茨ってオネェさん居るんでしょ?俺その人に会いに来たんだよねぇ。──あぁ、ちゃんと花だって持ってるよ。綺麗だろこれ。真っ赤な薔薇は綺麗な人に送らなくっちゃ意味がないからねぇ。
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