▲ ある所に身分が違う男と女が居ました。男は世界有数の大企業の会長の息子。女はスーパーのレジ店員。決して交わる事の無い2人がひょんな事で出逢い目出度く恋人となったのです。
それからというもの男の両親は交際を反対し、同じ位の規模の大企業の娘を婚約者として紹介しました。男も女も頑として離れず、駆け落ち覚悟で結婚しようと言って居ました。
そんなある日男と女は待ち合わせをしていました。女は待ち合わせ場所で男を待っていたけど、男は何時間経っても来ませんでした。
男は交通事故に遭ったのです。横断歩道に赤なのに飛び出して来た子供を避けようとハンドルを切るとガードレールに接触し、頭を強打した為に直ぐに救急車で運ばれました。
病院から連絡があった女は急いで向かい、男の病室に行くと男の両親と婚約者が居て楽しそうに談笑していました。女が中に入ると男は言いました。
「 .. 君、誰?俺の婚約者の友達?」
男は記憶喪失でした。
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