>682 真宮 そのくらいの方が良いのだ…価値が薄まらずに済む。 (茶化すような言葉に目を伏せて笑い、囁き声のままでそう告げる。後頭部を撫でる手はそのままにくしゃりと髪の間へ差し込んだ指先をやんわりと曲げれば、うなじに掛けて殆ど力を入れず引っ掻くようにスライドさせて。それから軽く頭を浮かせて顔を寄せ、形の良い唇にそっと吸い付くような口付けを贈って)