愛猫家 2017-01-08 00:48:10 |
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>廉ちゃん
(瞳に張っていたキラリと光る薄い膜が瞬きの動きに合わせてはらりと零れ落ちる、それを綺麗だと見当違いな感想を抱いたところでそれを切欠にポロポロと涙が次々頬を伝えば愈々落ち着きなんてどこかへ飛んで。こんな時にどうすればいいのか、涙を流すのは人間だけだと聞いたことがある。確かに過去を振り返れども涙を流す友人など見たことが無い。だからこそ正しい対処法が分からずに、顔を寄せればざらつく舌で零れる涙を舐めとって。広がる塩っぱさよりも、彼を苦しめる何かを払うことで頭は一杯で「俺は傍にいるから。ゆっくりで大丈夫」言い聞かせるように顰めた声でそっと続け)
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