20359 2017-01-03 18:11:39 |
通報 |
あー、どっちだっけな
(木漏れ日の柔らかく差す村の中、なかなか遠い道のりを色々な乗り物を乗り継いでようやっと故郷に帰って来た。がしかし、村とは言え久しぶりな広大な森に道に迷ってしまい。どこを見ても似たような建物がポツポツと点在するだけで、目印となりそうなものは何もない、実家にたどり着くのに苦労しそうだと、茫洋とした紫の瞳を瞬かせ。「あー、いや進むだけだな!」と割と大きなひとり言を周囲に響かせて、とくに何も考えず歩き出そうとして。)
(/では先レスさせて頂きますね!ちょっと状況説明で200文字程度のロルになっています、すみません!普段は100文字くらいに収めようと思っています。)
………何やってんだあいつ
(久しぶりに故郷に帰ろうと長期休暇を出し、穏やかな時間の流れる己の住む村の近くを歩いているとふと視界に入った見慣れた貴方の姿。上記の様に漏らした呟きは小さなもので、聞こえるようなことはない。呆れた、と言いたげに溜息を吐けば続けられた大声にびくり、肩を揺らした。このまま関わるとろくな事が無いと判断しては見つかる前にどうにかしようと足速に近くを通り過ぎ)
(/口調がほんとに想像通りでニヤニヤしてしまいました……っ!!長さはあまり気にしていませんのでご心配無く。ロルを回すのが本当に久しぶりでうまく伝えられるか不安ですが宜しくお願いします!)
うおっ?!
(急に見知った顔が現れて、思わず声を上げてしまい。「あれ、何やってるんだ?お前」と、ついつい声を掛け。よく考えると、何をやっているも何も、自分と同じように実家に帰ってきているに違いない。話すといつも通り何と無く険悪になるとは理解はしているのだが、此方としては意見が合わない時以外は、特に倦厭する理由はない。もちろんそんな事は一々考えていないので、はっきり言ってまた特に何も考えず行動してしまっていて。)
(/うわわっとすみません今気づきました、背後が返信しておりませんでした!
ノアくんもすごくかっこいいです素敵です!ロルに関しては大分ムラがあるのでそう言っていただけると嬉しいです!
此方こそよろしくお願いしますね!
では、背後は引っ込みますが、何か質問等あれば遠慮なくおっしゃってください!!)
何やってるも何も此処にいるんだから実家に戻ってるに決まってんだろ。それともなんだ、散歩してるとでも思ったのか?
(一々驚いた様な声に再度溜息を吐く。声を掛けられた、面倒臭い、早くこの場を立ち去りたい。それだけが胸の奥底をグルグルと巡っていて。掛けられた声にピタリと足を止めては半身だけ振り返りながらお前は馬鹿か、と言いたげに見下したような視線を向ける。こんな言い方をすれば食いかかってくるのだろうと予想は出来るが言わなくては気が済まないらしく、無視も出来ずにいつもの如く不機嫌な語調で述べて)
(/いえいえ、平気ですよ。ロルは短~長位で考えてもらえれば大丈夫です!それではこちらも背後はここで引っ込みます!)
…っ、そんな言い方することねーだろ?!
(こうなる、とは毎回わかっているのだが、相手の見下したような視線を受けるとついつい頭に血が上ってしまい怒鳴り返して。どうしてこんなに苛立っているんだろうとは思いつつも、もう止める事は出来ず感情のままに距離のあった彼の方に一歩近づいて。「大体何なんだよお前、一々人を見下して….!」我ながら微妙に女々しい言いがかりだとは思うが、腹立ちのまま口に出してしまい。その言葉には、相手への嫉妬も含まれているのかもしれない。剣術だけで無く、普段は考えない魔法のことも、此処ではついつい考えてしまう。要するに八つ当たりに近いものかもしれない。)
……うるせぇな、こうなるから嫌なんだよお前と関わるのは
(怒鳴る貴方につい苛つきが募り強い口調で言葉を吐き出せば、眉を寄せて眉間の皺を深くする。冷静に他人には対処出来るのにこいつ相手だと調子が狂う。それが嫌だから話しかけないように努めたのにと理不尽な怒りが湧き上がっていく。距離を詰められてはまた一歩、近寄るなとばかりの態度をとるように離れながら「見下される方にも問題があると思うけどな、喚いてる暇があるなら俺に意見できる立場まで上り詰めてみろよ」等と普段他人には言わない様な事を投げかけては、もう話す事はないと踵を返して歩き出し)
てめえっ…!!
(他の人が相手ならば、絶対にこの妖精の神秘地で激昂したりはしないのだろうが、頭が煮え立って、まともな思考が働かない。どうして、そんなに怒る事ではないし、事実であり、突っかかるのはいつもの自分らしくないと頭で小さく呟きつつも、制御する事は出来ず。剣では絶対に敵わないとわかっていても、思わず剣に手を掛ける。と、その瞬間、ふわりと甘ったるい花の香りが漂ったような気がして一つ瞬く。普段は魔法の探知など意識していないので、そこまで鋭敏に感知しないはずの魔力を強く感じた気がした。が、頭に血が上っていたためそこまで頓着する事なくそのまま剣を抜こうとして)
……ほんとめんどくせぇな
(剣を抜こうとする気配を察知しては対抗しようと立ち止まって柄へと手をやりながら背後へと意識を集中させ。早めに負けを認めさせて帰ればいい。負ける事はないのだからと剣の強さには相変わらずの自信があるようで。そのまま振り返りながらふと、何か違和感を感じたような気がして視線を辺りへと巡らせ深呼吸をする。しかしほんの一瞬で、感じたようなことのない魔力だったからか大したことではないと、普段の自分らしからぬ判断を下せば鋭い視線と殺気を貴方へと向けて)
(相手の崩れない自信を見て、また苛立ちつつ、大振りの剣を構え斬りかかろうとして。しかし、体を動かそうとした瞬間、ぐらりと強い目眩に襲われる。その場でたたらを踏み思わず目を閉じてしまう。また、花の香りが強くした気がする。不思議な浮遊感に思わず目を開こうとするが、何故か身体は一切動かない。ほんの数秒のあと、その訳のわからない感覚は治まり、目を開くことも出来るようになる。「……っ?」目を開くと、そこは明らかに先ほどとは違う森の中だった。具体的に言うと、なにやら極彩色の花が咲き乱れている。「は…?」と、一瞬現実を飲み込めず、間抜けな声を出し。
(/不思議空間行きの描写はこんな感じで大丈夫でしょうか…?)
(感じたのは強い魔力と、言葉では言い表しようのない浮遊感で。ぐらりとまるで薬でも盛られたのかという勢いで歪んだ視界に思わず目を瞑り、額を片手で押さえる。数秒後、何やら間の抜けた貴方の声に緩り、目を開けては目の前の風景に愕然とした。足元に咲き乱れる花の香りは先程感じたものと似ていて、これの香りだったのか等と混乱する感情とは正反対に思考だけは正確に状況を把握していく。「……オルテンシア、お前何かしたか?」と貴方へと問いかけるも様子を見てはそうでもないのかと訝しげに首を傾げながら抜きかけていた剣を鞘へと戻して)
(/平気ですよ!描写がしっかりしていて分かりやすかったです!)
俺ができるわけねぇだろこんな事!!
(有らぬ疑いをかけられては、ついつい反射で大声で返答するが、内心かなり混乱しており。取り敢えず剣を鞘に収め、もう一度落ち着いて周囲を見回してみる。が、鬱蒼と茂った木々の量とは反対に、不思議と周囲が明るいこと、ぼんやりと輝く極彩色の花が大量に咲いている事しか分からなかった。太陽が差し込んでいないのに明るい事に面食らって上を見るが、空は葉に隠れて見えない。隙間からわずかに覗いた空は銀色に輝いていたので、もうどうしようも無く混乱して、相手に何か言おうとした瞬間、僅かな敵意のようなものに気づき自分の背後を見ると獣のような何かが、殺意を剥き出しにして此方を睨んでいる。しかも一匹だけではない、大量の獣に囲まれている。むしろどんどん増えているような気がして。「なんだよここ!?なんかいっぱい出てきたぞおい?!」と叫び。
(大声で返された答えに納得したように頷けば辺りを見回す貴方にならうようにぐるりと周囲に視線を走らせ。見たことのない木の葉は銀色の空からの光を受けて淡く光っているようだ。自分よりも混乱している人がいると何故か落ち着けるとはなかなかに的を得ているとちらり、視線をあなたへと一瞬向けそのまま逸らした。また面倒な事になったとつい癖になってしまった溜息を零す。家に帰ってからの予定はなんとなく頭の中で組み立てていた。それを崩されて、1度静まった苛立ちがまた湧き上がってきた頃。空気を凍らせるような殺気と只者ならぬ気配に瞬時に反応し剣に手をかける。それを追うように発せられた貴方の叫び声に「うるせぇ、騒ぐな。静かに出来ないのかお前は」と鋭く冷たい声で部下に言うように叱咤してはいつ襲われても対応できるようにと体勢を低くして)
んな事言われたっ、て!
(相手の静かに出来ないのかという言葉に未だ困惑の見える瞳を瞬かせて、焦った風に返答しようとした途中、明確な殺意を持って獣のような何かに襲い掛かられ、鞘から振り抜きざまに勢い良く斬り払い。獣は確かに消失するものの、想像以上に軽い手応えに「なんかスカッとしたぞ今…!?」と動揺したのかまた声をあげ。幻惑か何かかと思うものの、牙と鍔迫り合いを行えば、確かに硬質な感触があり。先程から強い魔力に当てられたみたいに僅かに目眩がする。この場所も獣も一体なんなのか理解は出来ないが、取り敢えず目の前の化け物を斬りはらうことに専念して )
(襲いかかってくる見た事のない敵に剣を抜き横に薙ぎ払うも少し目を離していた間に思っていたよりも周りに獣のような者達が集まってきてしまっていて。自分たちの気配か、それとも先程の叫び声に寄ってきたのか。斬っても斬っても刃が肉を切り裂く様な感覚も無ければ数が減っているような様子もない。唯一硬質な感覚のある牙に刃を押し当てたまま感じる強い魔力もそのままに、対峙している獣の背後に蠢く敵を数えていき。「……っ、埒が明かねぇ!数が多すぎる、一旦切り抜けるぞ!」舌打ちと共に貴方に聞こえるように大声で指示を投げ掛けては、後のことは自分でなんとかしろとばかりに貴方には目もくれず、剣に炎を纏わせ数の少ない所を選んで斬り込んでいって)
わーってるよ!
(一旦切り抜けた所で、どうせまた追ってくるのだろうとはなんとなくわかったが、だからと言ってどうしようもない。いくら何でも凌ぎきるのは無理だと判断し、相手の声に反発することなく同意の言葉を返し。半ば押し切るように斬りはらい、倒すことではなく、押し通る事に目的意識を向けて。そのままある程度まで道ができた所で、そのまま獣の一団を抜け。ちらり、と振り返ると凄まじまい数の獣が蠢いており、思わず「うっわ」と小さく不愉快そうな声を上げ。だが振り返って確認したところでどうしようもない。何処かで感じたことがあるような気がする、強い魔力にふらふらしつつも、なんとか撤退し。「……っと、何だ、あいつら…なんか覚えがあるような気がするんだけどな…」と、鍔迫り合いで僅かに刃こぼれした剣を気にしつつも鞘に収め。)
……でだ、お前この状況をどう思う?
(背後の気配を気にしながらまた落ち着いた雰囲気の場所まで出てきては足を止め、振り返りながら貴方に問いかけ。考えてみてもここに来てしまった理由も分からなければ戻り方も分からない。どちらかと言えば先程の魔力を感じる辺りから妖精の力でも働いているのかと思考を巡らせ、一度意見を聞いてみようという結論に至ったらしい。その考えに至った経緯を説明すればまだ食い違いも減るのだろうが、その考えは毛頭ないようで。暫く返答を待とうとするもその前に酷くふらついたような、疲労しているような様子が目につき「……どうした?」と珍しく体調を案ずるように視線を合わせては数歩貴方に近づいて)
……あぁ、いや、その。魔力が強すぎてふらふらするだけだぜ、大丈夫
(珍しく相手に気遣うようにされれば、何と無く悔しいような気分になり。少々居心地が悪そうに目線を逸らしつつそう呟くように返答し。それから相手の状況に対する問いに「全然わかんねーけど、でもここ、幾ら何でも魔力が凄すぎるっつーか、…全部魔力で出来てる感じするんだよな」と、確証はないのか、ううんと首を傾げつつ。相手の質問に至った経緯などはさっぱりわからないが、思った事をそのまま述べ続け。「なんか馴染みがあるような気もするし、妖精の力かもしれない。迷い込まされた、とかか?」そう言いつつ周囲を見回してみるが、当然なんの姿も確認できない。そもそも妖精がそんなに簡単に人を迷い込ませるのかどうかもわからない、ともうちょっと自分の種族のことくらい勉強しとけばよかったなぁと、しても仕方ない後悔をして)
……そうか、ならいい。確かにこの一帯はなんとなく魔力が強いな。そんなに影響されやすい体質だったか
(大丈夫、の言葉に安堵したのかふと緩く笑えばそのまま辺りを見回して頷き。全てが魔力で構成されているとしたら……先程の獣の空気を切るような感覚も説明が付くだろう。ただ、引っかかるのは刃にしっかりと当たった牙の事。まぁそれはいいだろうと自分の中で勝手に解決してしまって。「……迷い込まされた?誰が、何のために」と貴方の答えに眉を顰めて考え込むが考えて解決ができるならとっくに解決していることだろうとそれを放棄し、大きく息を吸って吐いた。とにかくまずすべき事は食料や寝床の確保だろう。出られないと決まった訳では無いが備えあれば憂いなしとはよく言ったもので。「取り敢えずもう少し離れて様子を見るしかないな」と再び迫りつつある殺気に目を細めては足速に歩き出し)
…なんとなくどころじゃなくね?俺影響されやすかったのかな。
(これまでそんな事は特になかった筈だが、と言おうとして、相手の珍しい笑みを見て仕舞えば、何と無く黙りこみ、彼に習って再度辺りを見回す。やはり何もわからない。困ったなぁと思うが、もともと考えるのは得意では無い。動くしか無いだろう、と覚悟を決め少々慣れてきたのかようやく治まってきた目眩を払うように首を振り。「誰にか、は良くわかんねぇけど、そうだな。あいつらがおってこない場所まで行かないと」と、わずかに目を細めて遠方を見据えつつ、流石に声を潜めてそう返答し、相手の後に続いて。)
それか俺が影響を受けなさすぎるのか、どっちかだろうな。……あの獣の気配もようやく無くなったし探索してみるか。
(素直に後を着いてくる貴方を横目に見ては随分と大人しいな、と内心不思議に思いながら花の咲き乱れる道を只々前へと進んでいき。ふと周囲に意識を向けては先程までの痛い程の殺気は嘘のように何処かへと行ってしまっていて。少し森が開けた場所に出ては緊張していた空気が緩んだのを感じ、小さく息を吐けば「少し休憩してからまた動くか。このまま動いても体力を消耗するばかりだからな……手持ちの食料があれば出せ。量によっては此処で食料調達なんて事になるかもしれねぇ」と近くの木に巻き付く弦や葉に触れながら言葉を並べ)
うおおなんか見たことない植物ばっかだな!
(明らかにいつもは見かけることのない形や色彩の植物に、驚いたのか、珍しいものを見られて嬉しいのかそんな風に声を上げて開けた場所の中心に軽い足取りで踏み込み。貴方の食料に関する問いを聞けば「もう帰り着くって思ってたから剣以外何も持ってないぜ、俺。」と、大して深刻に感じていない、または何も考えていないのか能天気にそんな風に答えて。貴方が木に触れているのを見ると、「あの獣は牙以外感触はないけど、他の物は触れるんだな」と感想を呟く。が、取り敢えず自分も触れてみようかと数歩近づいていくその途中、微かにだか歩いた軌跡をたどるようにきらきらとした光の粒子が揺れて。
(/ううむ、どうやって妖精の仕業だって気付かせようと考えてみたのですが、ユーシス妖精っぽい部分が反応してる感じにしようかなぁと…割と無理やりですが……、展開って難しいですねぇ、すみません…!!何かありましたら遠慮なくご意見どうぞ!)
……騒ぐな、場所があいつらに伝わんだろ
(窘めるような口調で貴方に声を掛けてはその後に続けられた言葉に肩を竦めた。食料の問題は随分と深刻のようで、食べれるようなものを探さなければいけないようだ。そんな状況下でも全く危険を感じていない様子の貴方に肩を竦め。ふと木に触れようとする貴方に視線を向けてはふわりと舞った光の粒子を訝しげに見つめ触れようと手を伸ばし、触れた瞬間空気に溶けたそれに目を丸くした。何処か既視感のあるそれ。「お前これ……」言いかけてやめた。代わりに「……妖精って歩いたり飛んだりした後にこう、なんていうか光の粒子みたいのって舞ったりするか」なんて問いかけては首を傾げてみせ)
(/展開難しいですね……でもなんとなく進みそうでよかったです!また思いついたら背後が顔出すと思うんで宜しくお願いします!)
うん?
(なんでそんな事聞くんだ、と言わんばかりに、木に触れながらも僅かに振り向いて貴方の顔を見て。首を傾げたが、割と単純思考なのですぐに「俺のおばあちゃんとかは飛んだりしたらキラキラ鱗粉みたいなのが見えるぜ」と、思い出しながら話しているのか視線を彷徨わせつつ、でも少し柔らかい表情で答え。その後木に触れても特に何も起きないことが分かると身体ごとくるり、と振り向いて。──── 本人は気付いていないがまたひらひらと光が舞う。「で、なんでそんなこと聞くんだ?」質問に答え終わったため、今度はお前が答える番だと言わんばかりに、貴方を不思議そうにじっと見つめ。
(/了解しましたー!此方こそよろしくお願いしますね!!)
いや……お前が動くとその鱗粉だったか?それが光る
(粒子に触れようとした手を引っ込めては柔らかな表情に気まずそうに目線を逸らしては問い掛けられた質問に歯切れ悪く答え。なんとなく、この状況が飲み込めてきたからか一つ、妙な考えが頭に浮かぶ。魔力で出来た植物に獣、そして光の粒子……。しかしそんなことは有り得るのかと考え直して頭を横に振った。そうしてからまた不思議そうに首を捻れば「お前此処に来る前……そんなの出てたか」と思い出そうとするように腕を組んで考え込み。)
……うおお?!
(は?と一瞬不思議そうな顔をするものの、冗談を言うような相手ではないし、真剣にそんな事を言うので、確認しよう、と思い立ち。軽く足を踏み出してその場でくるりと回りつつ、軽く自分の背後を見ればキラキラと粒子が輝いていて。あまりの驚きに無言になったものの、すぐに大声を上げて。回りながら叫び、驚いて仰け反ったので少々バランスを崩しつつも何とか立ち止まり。「何だこれ…!光ってるぜうわっ。」と自分の動きに追随する声にうるさく反応しつつ。こんな事は初めてであり、いくら妖精の血を引くからといっても、普段こんな事になったことはない。考えることは苦手であるが、さすがに「…俺の体が妖精の方に引っぱられてる感じなのか…?つーことは、この空間は妖精の力でできてる?」と、結論にたどり着き。
その可能性が高いだろうな、お前と同じ考えってのが残念だが俺もそう思う
(先程考えていたものとほぼ同じものを聞かされては、やはりその可能性が高いのかと頷きまた上から目線でものを言い。妖精の力でこんなことが出来るのか。そう疑問に思いながら、自分自身の変化に気がついていなかったらしい驚いた様子の貴方を横目に見つつ、その場にしゃがみこんで足元の花を摘みじっと眺めて。ふと、何かに気づいたようにばっと顔を上げる。先程の殺気、とまではいかないが何かの気配。「……なにか近づいてきてるな」と呟けば剣の柄へと手をやりながら鋭く視線を走らせて)
残念って何だよお前…!!
(さりげなく挟まれたかなり上から目線の言葉に、つい噛み付く様に反論して。自分から溢れる光を気にしつつも、特に動揺はしないらしく、貴方が花を見つめているのを眺めながら、じゃあどうやってこっから出るんだろうと考えながら辺りを見渡しつつ。だが、その思考は何者かの殺気によって遮られる。貴方の声に小さく頷き「また逃げるか……?いや、どこまでも追っかけてきそうだけど」と剣に手を掛けつつどこか上の空につぶやきを漏らして。
俺とお前が同じ考えってのが残念でしかないだろ
(見下したような口調ははいつもの事、とばかりに毒の含んだ言葉を吐いては溜息混じりに貴方を見やって。柄に手をやったまま、今どうするのが最善策なのかを思案するように黙り込んだ。貴方が言うようにどこまでも追い掛けて来そうで、だからと言って逃げ続けるのもきりがなさそうで。どこか気持ちの入っていなさそうな声に「……大丈夫か」と光の粒子が出ていた事に此方はいくらか動揺しているらしく、心配するように小さく声を掛け)
どう言う意味だよ本当…!!
(一応声を潜めつつも、それでも割と声は大きく。殺気がする方に気を向けつつも、上記の様に文句を言い。相手から大丈夫かと問いかけられては「……これ?今の所、別に体に影響はねーけど」と、自身に追随する光の粒子を気にする様にちらりと横目で見て、貴方が割と心配そうなのに気づくと居た堪れないのか少しぶっきらぼうに言い切り。
「妖精には、人間みたいな感情はあんまり無いし、単純な殺意もそんなになかった…と思う。何か迷い込ませる理由はあるんだろうし、安全地帯もある様な感じはするぜ」と、相手が考え込んでいるのを見ては、自身の祖母の事を思い出しつつ呟くようにそう言い。
そのままの意味だっつの。お前が考えて分かるようなことじゃねーよ。
(状況が悪いにも関わらず協力しようという考えは全く浮かんでいない様子。わざわざ貴方が激昴するような言葉ばかり選んでいけば鼻で笑ってみせた。柄にもなく心配したと思えば貴方の態度に少々気分を害したらしい。「それならいい、俺に迷惑かけるようなことはすんなよ」などと言いながら顔を背け。思い返すように話し出した貴方の言葉に同調したのか頷けば「確かに妖精にあんな殺意を出せるとは思えないな。とにかく此処に来た原因が何かしらあるはずだ。安全地帯があるんだとしたら其処を探そう、危険続きでろくに集中して考え事も出来ねぇ」と柄から手を離し辺りを警戒しながら先程よりも木の根や大きな岩などでやや足場の悪くなった道を歩き始めて)
馬鹿にするな…!
(確かにわかんないけど、とは思ったもののこちらも特に協調性は無いので、またも反論し。大抵の人とは上手くやっていけるのに貴方だけは例外らしい。あなたの嘲笑に近い笑みに目尻を釣り上げて。「お前本当腹立つな…」と、顔を背けた彼に、単純な感想のように呟きつつ。歩き出した彼の後に、不満そうな顔をしつつも、先に進むことに異論は無いようで、追随しながら。「まぁ、取り敢えず進めば何か見つかるだろ」と、相変わらずの楽天的な思考回路で述べ。剣に掛けた手を離すものの、背後への警戒は解かずに、また前方の鬱蒼とした木々を何か無いものかと探るように見据えて。)
すぐ突っかかって来なきゃまだ利口なんだけどな
(反論の言葉に唇の片端を釣り上げるようにして笑ってはちらりと貴方を見て言葉を並べ。呟かれたものは聞こえてはいたものの反応しては面倒なことになるとそのまま聞こえなかったふりをした。仲良くする気は無いもののこの世界で別々になるのは危険だと考えているらしい。背後を着いてくる姿を視界に入れながら進んでは近づいてきていた殺気のような気配は遠くなり、歩く速さを少し緩め。「…………なぁ、さっきこの道通らなかったか」真っ直ぐに進んでいたつもりだった。しかし何処か既視感のある景色に眉を顰める。ずっと同じ様な風景を見ているからかと思ったが、先程自分が摘んだ花が木の近くに落ちており急に血の気が引いた気がした。出られないのではないか。そんな単純な恐怖が湧き上がっては落ち着こうと息をゆっくりと吐いて)
……
(相手が黙ったのを見ては、こちらもこの状況で喧嘩をする気は無いので、取り敢えず割と機嫌悪そうな顔で黙り込み。背後にはあいも変わらず気を向けて居たが、殺意が薄れていくにつれて、少しずつだがつい安心してしまい、前方への注意も徐々に薄れていく。如何してこんなことになったのか、とぼんやり思考して居たところ、聞こえてきた、相手の言葉にハッとする。ゆっくりと辺りを見回すと、確かにもう既に通った道の様に感じた。先ほども間違いなく見た極彩色の綺麗な花が、確かに前に進んだはずなのに、そこに存在している。その事実に、普段はほとんど動揺のない貴方が僅かに動揺しているのを感じ取ると、「道を逸れて行ってみるか?」と、横に逸れてみれば、同じところを回り続けているのかどうかは、少なくとも分かるのでは無いか。とそう考え提案して。剣を抜いて、その辺りの木に大きく傷をつける。傷が木の幹に確かについたのを確認すると、方向転換をして、先行して歩き出し。)
……。あぁ、そうだな
(貴方の剣の一振りで木に付けられた傷を人差し指でなぞっては歩き出した背中を少しの間見つめた後、見失わないようにと少し駆け足で近寄って。思ったよりも動揺の少ない様子に何とも言えないといった表情をしては視線を地面へと落とした。続く花の咲き乱れた道。道を逸れてはみたものの一度胸に湧き上がった不安や恐怖は消えないもので。思わず剣の塚を力強く握れば出来るだけ足音の立たないようにそろりそろりと歩を進めていき)
あぁ、駄目だ
(思わず、小さく声を漏らす。明らかに道を逸れた、どう頑張っても回って戻って来たりする筈のないところを歩いたはずなのに、確かに戻って来ている。不気味な現象ではあるものの、不思議と恐怖を感じられない。自分が何かおかしくなって来ているのをぼんやりと感じる、光の粒子が自分の後をゆらゆら付いてくる。魔力に当てられた頭痛がもう一度戻ってきた。妖精の影響なのだろうか。だったら妖精が俺たちをこうした理由を考えなければ出られない気がする、が、何だか分からない。考えるのは不得意だ。こういうのが得意であろう貴方に声をかけようとして、貴方のらしく無い雰囲気に気づく。「……ノア?」と、あまり名前を呼ぶことは無いのだけれど、立ち止まってわずかに首を傾げ、気遣わしげな声を出す。「何か……大丈夫か?」と、言い回しは上手くは無いが、心配しているらしく。
(駄目だ、と落胆の言葉を漏らす貴方と傷のついた木を見比べては剣から手を離し、傷跡を人差し指でそっと撫でる。先程の物と同じそれに目を細めては「……こんなこと有り得るのか」と自分自身に問いかけるようでもありながら貴方に問うような声音で呟いて。有り得ないことばかりが続いている。宙を斬るような感覚の獣に、甘ったるい香りの花、そして同じ所を回り続ける道。いくら考え事が得意だとしても有り得ないことを考え続けるには難しいものがあって。そんなことを考えていたせいか、貴方が呼ぶ声にも反応が出来ず、大丈夫かの言葉にようやく顔を上げた。「……あぁ、平気だ。お前に心配されるとはな……お前こそ平気なのか」となんとか取り繕ったいつもの顔で述べては貴方の方へと顔を向けて)
(/遅くなってしまってすみません!)
やっぱり妖精の仕業なんだろうけど……何か目的があってこんな事したんだと思う、わかんねーけど。
(妖精が人を迷い込ませるとか、何かそういう話を祖母から聞いたことがあるような気がする。ずいぶん幼い頃の記憶だったし、何分あまり興味のない話だったのか、ぼんやりとしか覚えていない、思い出せない。と、一人眉をひそめつつ。相手の方に数歩踏み出しながら上記を述べ。
「……ほんとお前は俺を何だと思ってんだよ…!……いや、なんか妙に怖くないっつーか、自分が変に落ち着いてる感じが気持ち悪いというか」最初は割と威勢のいい声だったが、後半になるにつれて声のトーンが落ちて行き。「……まぁ、大丈夫だ」と、相手が取り繕っている事を、直感的に察したのかなんなのか、此方がこんな話をするのも悪いと思ったのか、単純に何だか照れ臭いような気もする、という理由で曖昧に言葉を締めくくり)
(/いえいえ!大丈夫ですよー!この後、魔法とか使えば、脱出はできないまでも一本道ループは抜け出す事が出来て、安全な場所に辿り着く、みたいな話にしようかなあ、とか考えて居るのですが大丈夫でしょうか…??)
妖精が人を迷い込ませるのは稀にある事なのか?思い出せないにしてもこの場所に何か手掛かりがあるかもな
(昔読んだ本にその様な事が書いてあった様な気もするし、自分の住んでいた村が妖精と共存する場所だったから誰かに聞いたのかもしれない。どちらにせよ貴方と同じように思い出せない事に違いはなくて。妖精の仕業だとすればあまりに理不尽な事はすることがないだろうという考えればこの中でその原因に気づくように計らっているだろうという結論に至り、木の影から花畑まで何かを探そうとするように視線を巡らせ。「……お前の事は元気だけが取得の馬鹿だと思ってるが何か反論あるか?……そうだな、お前にしては落ち着いていて此方の方が落ち着かねぇ」と少しは平静を取り戻したのか毒のある言葉をさらりと吐けばふと笑って)
(/体調を崩しておりました……っ!毎度毎度遅れてしまって申し訳ないです……。そうですね、一本道ルートは魔法で切り抜けて安全地帯に行ってちょっとほんわかゆっくりするのもいいですね!)
何か、何かなぁ
(打開につながるヒントはやはり妖精なのだろう、そう思いつつもやはりわからない。思考に耽っていたが、毒の混じった貴方の言葉に眉を吊り上げて「それだけって何だよ!反論あるに決まってるだろ、具体的に思い付かないけど!……お前のせいで全く落ち着いてねぇよ今!」と、低い沸点に到達したのか、声を荒げて反論しつつ。先程までの自身が遠のくような感覚はだいぶ鳴りを潜めた事が自分で理解でき、ぼんやりしていた頭がほんの少しだけ思考がクリアになる。なんだか救われたような気がして、でもそれが悔しくて、ムッとしたような顔をしつつ。でも、今なら何か…と、その場でくるりと周り、周囲を見回すと、やはり自分に纏わりつく光の粒子が見え。「……ん、…あ!」と不意に大声を出し。「そうだ、そういや俺妖精なんだよな一応!」正直自分には妖精なんて似合わない、と思いつつも、色素の抜けた紫色の瞳をキラキラと輝かせ。「魔法!使えば何とかなる気がしないか?」と、相手に確認を取るように問いかけ。)
(/大丈夫ですか?!寒いので体調崩しちゃいますよね!!返信ゆっくりで構いませんので、ご自愛下さい!のんびりとお待ちしておりますよ!!
ほんわかゆっくり、いいですね!小さなお屋敷とかに辿り着いちゃう感じでしょうか…??)
あ?具体的に思いつかないならそれで納得してろっての。落ち着いてるお前なんか気持ち悪いからな、そっちの方がいい。
(何処か不機嫌な貴方の顔を見てはどうやら少し元の調子を取り戻したらしい。頬を緩め、続けざまに言葉を並べてはくつくつと笑って見せた。さて、どうしたものかと考え始めては急に上げられた声に肩を揺らす。魔法を使えばいいのではないかとの言葉。耳に響いた声に苛つきは募ったものの悪い考えではないのかもしれない。例えば、今ぐるぐると回ってしまっていたのが幻影の類なら幾らか現状を変える事も出来そうだ。伺うような貴方の様子に一つ頷けば「やってみるか」と頭の中に有効そうな魔法を思い浮かべながら呟いて)
(/ご心配をかけてしまってすいません、だいぶ良くなりました。ゆっくりゆっくりになってしまいますが宜しくお願いします!
お屋敷……っ!洋館みたいな感じですかね?いいと思います!)
気持ち悪いっておい!
(お前の中で俺は一体何なんだよ、と思いつつも、相手がいつもの調子を取り戻したのがわかり、わずかに口角を上げつつそんな風に言い返し。「妖精といえば魔法だろ。…俺はかなり使える魔法に偏りがあるから、役に立てるかどうかは微妙だけど」妖精のことを考えれば、やはりこの延々と続く道は幻覚。であれば、やらなければならないことは幻覚の突破、ということで考えは纏まった。が、しかし、基本的に支援系統の魔法しか使えない為に、自分には突破という形での解決は無理だろうなぁと考えつつ。何やら魔法について思案しているらしい相手の顔ををちらりと見れば、まぁ突破の方はこいつが何とかできるだろう、自分にやれることといえば、突破後、再度幻覚に掛からないように耐性を付与する魔法くらいかな、と検討をつけ。腰元に下げた剣の鞘、その装飾じみた宝石に触れ「……じゃ、やるか?」と、準備は出来たか確認するように首を傾げて。
(/いえいえ…!!ゆっくりでも構いません!すっごく楽しいのでのんびりお待ちしてます。こちらこそ、末長くよろしくお願いしますね!
洋館がいいかなぁと、そんなに広くはない感じで…。同じ部屋で一緒にいると距離も縮まるのでは無いかとかよこしまなこと考えました…!)
あぁ、そうだな。……まぁ初めから魔法で期待はしてねぇよ、安心しろ
(酷いことを言っているにも関わらずあまりその事に対しては自覚がないらしい。まるでなんてことないというように貴方に背を向けては片手を己の目の前に伸ばして翳し、小さく呪文を唱える。ゆらり、最初とは規模が小さいものの視界が揺れる感覚に目を細めれば風景がきらきらと光る粒子と共に変わっていくのを眺め。拓けた場所に小さな建物……洋館だろうか。気の向くままに歩を進めれば再びくらりとする頭。幻覚を一時的に見ないようにしたものの自分の魔法とは相性が悪いらしくあまり長くはもたないようだ。ちらりと背後の貴方に横目に視線をやれば「…………、援護頼めるか」とあまり頼りたくないという気持ちをなんとか押し殺して呟き)
(/邪なことにくすりと来てしまいましたwいいですねー、仲良く距離を縮めてくれたら嬉しいです)
……結構気にしてるんだけど俺。
(その言葉の辛辣さに、まぁいつも通りであるのだが、微妙に落ち込む。相手は聞いていないのだろうなぁと思いつつも小さくそんな事を言い。でも、相手の何でもなさそうに魔法を使い始めるところを見ていると、そういう姿がなるほど、普段はあまり感じないことだが、人に指示する立場にある人らしい、とぼんやり思考し。視界が揺れ、先ほどと似たような感覚に彼の魔法で幻覚が解除された事を知り、反射で閉じていた目を開く。何やら見覚えのない小さな洋館に驚きを隠せず立ち止まっていた。が、相手の声が聞こえると「んな嫌そうな顔しなくてもいいだろお前」とついつい憎まれ口を叩きつつも相手に並ぶようにして前に出る。宝石に触れて目を閉じ、祖母に教えてもらった何処の国の言葉なのかよくわからない呪文であろう言葉を小さく呟き。先程から自分が動くたびに振り撒いていた光の粉のような物が周囲に降り注ぎ、地面に染み入るようにして消えたことを確認すれば「……こんなもんかな、効いてる?」と、珍しく少々自信なさげに問いかけ。)
(/よこしまです笑
はい、是非ほのぼのとした一時を過ごせたらと思います…!!)
あぁ、思ったよりも効いてるな
(不安げな声に頷けば確かめる様に止まっていた足を踏み出す。もう目眩に似た感覚は無くなっていて、内心感心しながらも素直に幼馴染みの貴方を褒めるなど出来るはずも無くて。気の利いた言葉どころか何処か下に見るような口調で言葉を返せば視線を前へと戻して洋館へと向かい。離れた所から見ていた時は大分古いのかと思っていたが近くで見ると古びてはいるもののボロボロという訳ではないことが分かり、暫く此処で休んでもいいだろうと敵の気配が無いことを確認しては「……どうする、入るか?」と貴方に問いかけて)
(/ではほのぼのしていきましょう!洋館は2階建てかなーと勝手に考えてたんですけどそれでもいいですかね?)
あー、それなら良かった。
(殊更にこの魔法という一点においては、特に何ら反論するつもりもないらしい。本当に一息ついたように目を開き、ゆっくりとした足取りで貴方の後に続く。古びてはいるが、手入れは行き届いて居るように思える謎の屋敷に疑問を覚えはするものの、敵対生物は特に確認できないということを理解すれば、この辺りで一度休みを取っておきたいという結論に至り。そこに相手の問いかけが聞こえればそちらに顔を向け「安全そうだしな、そうしようぜ」と同意の意を表し。一体中はどんな感じになっているのだろう、と気になってしまえば、軽い足取りで屋敷の門をくぐり。
(/あ、私も何となく2階建のイメージがあったので大丈夫ですよー!!)
ほんとお前魔法については自信ないんだな
(ちらりと貴方を視界に入れれば肩を竦めつつ軽い足取りで進む貴方を追いかけるように中に入り。洋館は大して広いものではないものの、こじんまりとしていて休むには丁度良さそうだ。扉を閉めながら「あまり変に歩き回るなよ、何かあってからじゃ遅いからな」と一応いつも部下に言うように声を掛ければ休息出来る……例えば椅子やソファがあるような部屋を探し始めて。ふと思い浮かぶのは妖精の仕業かもしれないということ。何か手掛かりがあってもおかしくないだろうと考えれば一休みした後にでも探索しようと小さく溜息を吐きつつ周りを見渡し)
(/ほんとですか!よかったー……じゃあそれでお願いします!)
……し、仕方ないだろ
(貴方の先程の言葉が、何となく此方を見下した物だったこと、そして普段の自分なら、間違いなく言い返したような言葉であったことにようやく気づき、居たたまれなくなったのかわずかに視線を逸らし。洋館の中に入って仕舞えば好奇心が勝ったのか相手の忠告に「わかってるって」と軽い調子で答えつつ。生活感がそんなに無いのに、不思議と綺麗なままの室内を除 覗いていけば、二階には客室や書庫までもがあることがわかる。しばらく見て回って程よく休憩できそうな、リビングのような場所を見つけて。「此処で休むか?」と、貴方に声をかけ)
(/了解しました!勝手に書庫やら客間やらつけちゃってますがすみません!一通りほのぼのしたらこの辺を探索できたらなぁと思いますがどうでしょうか…?)
……そうだな、そろそろ休まないと体力も消耗するばかりだ
(恐ろしく生活感が無い洋館の中は狭いながらも設備は充実しているようだ。リビングは夕暮れの橙の光に満ちていて、あの銀色の空でも夕暮れが来るのかと妙に感心してしまう。近くにあったソファに腰を下ろせば背凭れに背を預けたまま脚を組み、腰に下げていた剣を鞘から抜いた。刃毀れは少ないものの思っていた以上に獣の力は強かったらしい。簡易的にでも後で研いでおいた方がいいかもしれない、と考えれば刃を鞘に戻して目の前のテーブルの上に置き)
(/大丈夫ですよ!私の中のイメージでも書庫とか客間はあることになってたんで笑)
どれくらい時間たったんだろーな
(落ち着かないのか、室内を調べるようにしてあちこち見て回っていたが、ふと時計が目にとまり立ち止まる。壁に立てかけられた時計の針は、ぐるぐると回転し続けており、本来の機能を果たしていない。それを見て何となく脱力したのか、貴方の向かい側のソファに座る。自分の剣も、そういえばひどい状態になっている気がする。剣を抜いて刃を見れば、安物だからなのか割とボロボロになっていた。思わず一つ息をついて、何となく鞘に目をやれば、宝石が黒ずんでいた。「……んん、これは」魔法に使ったからなのか、もう使い物にならなさそうだなあと考えてまた溜息をつき。「取り敢えず、剣だけでも使える状態にした方が良いよなぁ」と、呟きなのか問いかけなのかわからないぼんやりとしたトーンで上記を述べ。)
(/良かったです!しばらく雑談して、1日過ごして、翌日からまた探索に入ろうかなぁと思ってます。話題が物騒になってますが笑)
トピック検索 |