20359 2017-01-03 18:11:39 |
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…っ、そんな言い方することねーだろ?!
(こうなる、とは毎回わかっているのだが、相手の見下したような視線を受けるとついつい頭に血が上ってしまい怒鳴り返して。どうしてこんなに苛立っているんだろうとは思いつつも、もう止める事は出来ず感情のままに距離のあった彼の方に一歩近づいて。「大体何なんだよお前、一々人を見下して….!」我ながら微妙に女々しい言いがかりだとは思うが、腹立ちのまま口に出してしまい。その言葉には、相手への嫉妬も含まれているのかもしれない。剣術だけで無く、普段は考えない魔法のことも、此処ではついつい考えてしまう。要するに八つ当たりに近いものかもしれない。)
……うるせぇな、こうなるから嫌なんだよお前と関わるのは
(怒鳴る貴方につい苛つきが募り強い口調で言葉を吐き出せば、眉を寄せて眉間の皺を深くする。冷静に他人には対処出来るのにこいつ相手だと調子が狂う。それが嫌だから話しかけないように努めたのにと理不尽な怒りが湧き上がっていく。距離を詰められてはまた一歩、近寄るなとばかりの態度をとるように離れながら「見下される方にも問題があると思うけどな、喚いてる暇があるなら俺に意見できる立場まで上り詰めてみろよ」等と普段他人には言わない様な事を投げかけては、もう話す事はないと踵を返して歩き出し)
てめえっ…!!
(他の人が相手ならば、絶対にこの妖精の神秘地で激昂したりはしないのだろうが、頭が煮え立って、まともな思考が働かない。どうして、そんなに怒る事ではないし、事実であり、突っかかるのはいつもの自分らしくないと頭で小さく呟きつつも、制御する事は出来ず。剣では絶対に敵わないとわかっていても、思わず剣に手を掛ける。と、その瞬間、ふわりと甘ったるい花の香りが漂ったような気がして一つ瞬く。普段は魔法の探知など意識していないので、そこまで鋭敏に感知しないはずの魔力を強く感じた気がした。が、頭に血が上っていたためそこまで頓着する事なくそのまま剣を抜こうとして)
……ほんとめんどくせぇな
(剣を抜こうとする気配を察知しては対抗しようと立ち止まって柄へと手をやりながら背後へと意識を集中させ。早めに負けを認めさせて帰ればいい。負ける事はないのだからと剣の強さには相変わらずの自信があるようで。そのまま振り返りながらふと、何か違和感を感じたような気がして視線を辺りへと巡らせ深呼吸をする。しかしほんの一瞬で、感じたようなことのない魔力だったからか大したことではないと、普段の自分らしからぬ判断を下せば鋭い視線と殺気を貴方へと向けて)
(相手の崩れない自信を見て、また苛立ちつつ、大振りの剣を構え斬りかかろうとして。しかし、体を動かそうとした瞬間、ぐらりと強い目眩に襲われる。その場でたたらを踏み思わず目を閉じてしまう。また、花の香りが強くした気がする。不思議な浮遊感に思わず目を開こうとするが、何故か身体は一切動かない。ほんの数秒のあと、その訳のわからない感覚は治まり、目を開くことも出来るようになる。「……っ?」目を開くと、そこは明らかに先ほどとは違う森の中だった。具体的に言うと、なにやら極彩色の花が咲き乱れている。「は…?」と、一瞬現実を飲み込めず、間抜けな声を出し。
(/不思議空間行きの描写はこんな感じで大丈夫でしょうか…?)
(感じたのは強い魔力と、言葉では言い表しようのない浮遊感で。ぐらりとまるで薬でも盛られたのかという勢いで歪んだ視界に思わず目を瞑り、額を片手で押さえる。数秒後、何やら間の抜けた貴方の声に緩り、目を開けては目の前の風景に愕然とした。足元に咲き乱れる花の香りは先程感じたものと似ていて、これの香りだったのか等と混乱する感情とは正反対に思考だけは正確に状況を把握していく。「……オルテンシア、お前何かしたか?」と貴方へと問いかけるも様子を見てはそうでもないのかと訝しげに首を傾げながら抜きかけていた剣を鞘へと戻して)
(/平気ですよ!描写がしっかりしていて分かりやすかったです!)
俺ができるわけねぇだろこんな事!!
(有らぬ疑いをかけられては、ついつい反射で大声で返答するが、内心かなり混乱しており。取り敢えず剣を鞘に収め、もう一度落ち着いて周囲を見回してみる。が、鬱蒼と茂った木々の量とは反対に、不思議と周囲が明るいこと、ぼんやりと輝く極彩色の花が大量に咲いている事しか分からなかった。太陽が差し込んでいないのに明るい事に面食らって上を見るが、空は葉に隠れて見えない。隙間からわずかに覗いた空は銀色に輝いていたので、もうどうしようも無く混乱して、相手に何か言おうとした瞬間、僅かな敵意のようなものに気づき自分の背後を見ると獣のような何かが、殺意を剥き出しにして此方を睨んでいる。しかも一匹だけではない、大量の獣に囲まれている。むしろどんどん増えているような気がして。「なんだよここ!?なんかいっぱい出てきたぞおい?!」と叫び。
(大声で返された答えに納得したように頷けば辺りを見回す貴方にならうようにぐるりと周囲に視線を走らせ。見たことのない木の葉は銀色の空からの光を受けて淡く光っているようだ。自分よりも混乱している人がいると何故か落ち着けるとはなかなかに的を得ているとちらり、視線をあなたへと一瞬向けそのまま逸らした。また面倒な事になったとつい癖になってしまった溜息を零す。家に帰ってからの予定はなんとなく頭の中で組み立てていた。それを崩されて、1度静まった苛立ちがまた湧き上がってきた頃。空気を凍らせるような殺気と只者ならぬ気配に瞬時に反応し剣に手をかける。それを追うように発せられた貴方の叫び声に「うるせぇ、騒ぐな。静かに出来ないのかお前は」と鋭く冷たい声で部下に言うように叱咤してはいつ襲われても対応できるようにと体勢を低くして)
んな事言われたっ、て!
(相手の静かに出来ないのかという言葉に未だ困惑の見える瞳を瞬かせて、焦った風に返答しようとした途中、明確な殺意を持って獣のような何かに襲い掛かられ、鞘から振り抜きざまに勢い良く斬り払い。獣は確かに消失するものの、想像以上に軽い手応えに「なんかスカッとしたぞ今…!?」と動揺したのかまた声をあげ。幻惑か何かかと思うものの、牙と鍔迫り合いを行えば、確かに硬質な感触があり。先程から強い魔力に当てられたみたいに僅かに目眩がする。この場所も獣も一体なんなのか理解は出来ないが、取り敢えず目の前の化け物を斬りはらうことに専念して )
(襲いかかってくる見た事のない敵に剣を抜き横に薙ぎ払うも少し目を離していた間に思っていたよりも周りに獣のような者達が集まってきてしまっていて。自分たちの気配か、それとも先程の叫び声に寄ってきたのか。斬っても斬っても刃が肉を切り裂く様な感覚も無ければ数が減っているような様子もない。唯一硬質な感覚のある牙に刃を押し当てたまま感じる強い魔力もそのままに、対峙している獣の背後に蠢く敵を数えていき。「……っ、埒が明かねぇ!数が多すぎる、一旦切り抜けるぞ!」舌打ちと共に貴方に聞こえるように大声で指示を投げ掛けては、後のことは自分でなんとかしろとばかりに貴方には目もくれず、剣に炎を纏わせ数の少ない所を選んで斬り込んでいって)
わーってるよ!
(一旦切り抜けた所で、どうせまた追ってくるのだろうとはなんとなくわかったが、だからと言ってどうしようもない。いくら何でも凌ぎきるのは無理だと判断し、相手の声に反発することなく同意の言葉を返し。半ば押し切るように斬りはらい、倒すことではなく、押し通る事に目的意識を向けて。そのままある程度まで道ができた所で、そのまま獣の一団を抜け。ちらり、と振り返ると凄まじまい数の獣が蠢いており、思わず「うっわ」と小さく不愉快そうな声を上げ。だが振り返って確認したところでどうしようもない。何処かで感じたことがあるような気がする、強い魔力にふらふらしつつも、なんとか撤退し。「……っと、何だ、あいつら…なんか覚えがあるような気がするんだけどな…」と、鍔迫り合いで僅かに刃こぼれした剣を気にしつつも鞘に収め。)
……でだ、お前この状況をどう思う?
(背後の気配を気にしながらまた落ち着いた雰囲気の場所まで出てきては足を止め、振り返りながら貴方に問いかけ。考えてみてもここに来てしまった理由も分からなければ戻り方も分からない。どちらかと言えば先程の魔力を感じる辺りから妖精の力でも働いているのかと思考を巡らせ、一度意見を聞いてみようという結論に至ったらしい。その考えに至った経緯を説明すればまだ食い違いも減るのだろうが、その考えは毛頭ないようで。暫く返答を待とうとするもその前に酷くふらついたような、疲労しているような様子が目につき「……どうした?」と珍しく体調を案ずるように視線を合わせては数歩貴方に近づいて)
……あぁ、いや、その。魔力が強すぎてふらふらするだけだぜ、大丈夫
(珍しく相手に気遣うようにされれば、何と無く悔しいような気分になり。少々居心地が悪そうに目線を逸らしつつそう呟くように返答し。それから相手の状況に対する問いに「全然わかんねーけど、でもここ、幾ら何でも魔力が凄すぎるっつーか、…全部魔力で出来てる感じするんだよな」と、確証はないのか、ううんと首を傾げつつ。相手の質問に至った経緯などはさっぱりわからないが、思った事をそのまま述べ続け。「なんか馴染みがあるような気もするし、妖精の力かもしれない。迷い込まされた、とかか?」そう言いつつ周囲を見回してみるが、当然なんの姿も確認できない。そもそも妖精がそんなに簡単に人を迷い込ませるのかどうかもわからない、ともうちょっと自分の種族のことくらい勉強しとけばよかったなぁと、しても仕方ない後悔をして)
……そうか、ならいい。確かにこの一帯はなんとなく魔力が強いな。そんなに影響されやすい体質だったか
(大丈夫、の言葉に安堵したのかふと緩く笑えばそのまま辺りを見回して頷き。全てが魔力で構成されているとしたら……先程の獣の空気を切るような感覚も説明が付くだろう。ただ、引っかかるのは刃にしっかりと当たった牙の事。まぁそれはいいだろうと自分の中で勝手に解決してしまって。「……迷い込まされた?誰が、何のために」と貴方の答えに眉を顰めて考え込むが考えて解決ができるならとっくに解決していることだろうとそれを放棄し、大きく息を吸って吐いた。とにかくまずすべき事は食料や寝床の確保だろう。出られないと決まった訳では無いが備えあれば憂いなしとはよく言ったもので。「取り敢えずもう少し離れて様子を見るしかないな」と再び迫りつつある殺気に目を細めては足速に歩き出し)
…なんとなくどころじゃなくね?俺影響されやすかったのかな。
(これまでそんな事は特になかった筈だが、と言おうとして、相手の珍しい笑みを見て仕舞えば、何と無く黙りこみ、彼に習って再度辺りを見回す。やはり何もわからない。困ったなぁと思うが、もともと考えるのは得意では無い。動くしか無いだろう、と覚悟を決め少々慣れてきたのかようやく治まってきた目眩を払うように首を振り。「誰にか、は良くわかんねぇけど、そうだな。あいつらがおってこない場所まで行かないと」と、わずかに目を細めて遠方を見据えつつ、流石に声を潜めてそう返答し、相手の後に続いて。)
それか俺が影響を受けなさすぎるのか、どっちかだろうな。……あの獣の気配もようやく無くなったし探索してみるか。
(素直に後を着いてくる貴方を横目に見ては随分と大人しいな、と内心不思議に思いながら花の咲き乱れる道を只々前へと進んでいき。ふと周囲に意識を向けては先程までの痛い程の殺気は嘘のように何処かへと行ってしまっていて。少し森が開けた場所に出ては緊張していた空気が緩んだのを感じ、小さく息を吐けば「少し休憩してからまた動くか。このまま動いても体力を消耗するばかりだからな……手持ちの食料があれば出せ。量によっては此処で食料調達なんて事になるかもしれねぇ」と近くの木に巻き付く弦や葉に触れながら言葉を並べ)
うおおなんか見たことない植物ばっかだな!
(明らかにいつもは見かけることのない形や色彩の植物に、驚いたのか、珍しいものを見られて嬉しいのかそんな風に声を上げて開けた場所の中心に軽い足取りで踏み込み。貴方の食料に関する問いを聞けば「もう帰り着くって思ってたから剣以外何も持ってないぜ、俺。」と、大して深刻に感じていない、または何も考えていないのか能天気にそんな風に答えて。貴方が木に触れているのを見ると、「あの獣は牙以外感触はないけど、他の物は触れるんだな」と感想を呟く。が、取り敢えず自分も触れてみようかと数歩近づいていくその途中、微かにだか歩いた軌跡をたどるようにきらきらとした光の粒子が揺れて。
(/ううむ、どうやって妖精の仕業だって気付かせようと考えてみたのですが、ユーシス妖精っぽい部分が反応してる感じにしようかなぁと…割と無理やりですが……、展開って難しいですねぇ、すみません…!!何かありましたら遠慮なくご意見どうぞ!)
……騒ぐな、場所があいつらに伝わんだろ
(窘めるような口調で貴方に声を掛けてはその後に続けられた言葉に肩を竦めた。食料の問題は随分と深刻のようで、食べれるようなものを探さなければいけないようだ。そんな状況下でも全く危険を感じていない様子の貴方に肩を竦め。ふと木に触れようとする貴方に視線を向けてはふわりと舞った光の粒子を訝しげに見つめ触れようと手を伸ばし、触れた瞬間空気に溶けたそれに目を丸くした。何処か既視感のあるそれ。「お前これ……」言いかけてやめた。代わりに「……妖精って歩いたり飛んだりした後にこう、なんていうか光の粒子みたいのって舞ったりするか」なんて問いかけては首を傾げてみせ)
(/展開難しいですね……でもなんとなく進みそうでよかったです!また思いついたら背後が顔出すと思うんで宜しくお願いします!)
うん?
(なんでそんな事聞くんだ、と言わんばかりに、木に触れながらも僅かに振り向いて貴方の顔を見て。首を傾げたが、割と単純思考なのですぐに「俺のおばあちゃんとかは飛んだりしたらキラキラ鱗粉みたいなのが見えるぜ」と、思い出しながら話しているのか視線を彷徨わせつつ、でも少し柔らかい表情で答え。その後木に触れても特に何も起きないことが分かると身体ごとくるり、と振り向いて。──── 本人は気付いていないがまたひらひらと光が舞う。「で、なんでそんなこと聞くんだ?」質問に答え終わったため、今度はお前が答える番だと言わんばかりに、貴方を不思議そうにじっと見つめ。
(/了解しましたー!此方こそよろしくお願いしますね!!)
いや……お前が動くとその鱗粉だったか?それが光る
(粒子に触れようとした手を引っ込めては柔らかな表情に気まずそうに目線を逸らしては問い掛けられた質問に歯切れ悪く答え。なんとなく、この状況が飲み込めてきたからか一つ、妙な考えが頭に浮かぶ。魔力で出来た植物に獣、そして光の粒子……。しかしそんなことは有り得るのかと考え直して頭を横に振った。そうしてからまた不思議そうに首を捻れば「お前此処に来る前……そんなの出てたか」と思い出そうとするように腕を組んで考え込み。)
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